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記事 4145番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2025/1/1
受験作文で知っておいた方がよいこと as/4145.html
メグ 2020/12/03 10:22 
 受験の作文について、知っておいた方がよいことはたくさんありますが(笑)、その中から二つ紹介したいと思います。

 一つ目は、どんなテーマであっても、明るく前向きに書くということです。

 たとえば、学校生活の中で一番印象に残っている出来事について書く場合、つらかったとか、嫌だったとか、もうやめたかったなど、暗く後ろ向きの内容ではなく、心洗われるような感動的な出来事を書く方がいいです。

 実際に生徒に書かせてみると、つらかったことが一番印象に残っている場合、それを正直に書いてしまいます。子供は、本当に素直です。

 もちろん、つらかったことを書いてよいのですが、つらかったけれどがんばったからいい結果になったというように、つらかっただけで終わらない工夫が必要です。そうすると、共感できる内容になり、印象がガラリと変わります。

 二つ目は、自分の問題として書くということです。

 学校についての作文で、「先生と環境によって良い学校かどうかが決まる」という感想でまとめた生徒がいました。大きく考えてまとめるという点ではすばらしいのですが、先生と環境によってではなく、自分の姿勢によって変わるというように他人任せではなく、自分の問題としてとらえる方が前向きでいい印象になります。

 小学生にとっては少し難しいかもしれませんが、この二つを意識するだけで、作文の出来栄えは変わってくると思います。

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記事 4144番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2025/1/1
作文のマンネリ化? as/4144.html
メグ 2020/12/02 08:51 
 低学年の保護者の方から、作文がマンネリ化しているという相談を受けることがあります。低学年のうちは、毎回「きょうのこと」という題名で、毎回、朝ごはんのメニューを書き、同じようなたとえを使い……というようなことはあると思います。でも、それをマンネリ化と呼ぶのは少し違うのではないかと思います。

 低学年のうちは特に習慣を作ることが大切です。その時期に、毎週、たとえ字数は短くてもきちんと作文を書いているということは、作文を書く習慣がしっかりできているということです。保護者の方は、まずそのことを認識することです。作文を書く習慣が身に付いたということは、非常に大きな収穫なのです。

 親が子供の作文にマンネリ化を感じたら要注意です。親が抱くマイナスの感情は子供に伝わるからです。たとえ心の中ではそう思っていたとしても、「いつも同じ作文で代わり映えしない」などという気持ちを決して顔に出してはいけません。せっかく軌道に乗ってきた作文の勉強がまた一からやり直しになってしまうからです。

 漢字を繰り返し書く勉強をマンネリ化と呼ぶ人はいません。計算も同じです。作文は、もちろん、創造的な要素があるので、漢字や計算の勉強と同じではありませんが、繰り返しが大切という点では同じです。繰り返し、つまり継続のないところには、変化も成長も生じないのです。

 種から芽が出るまでに、種の中でどんな変化が起きているのか肉眼で見ることはできません。しかし、種の中では、何かが刻々と変化しているのです。変化を確認しようとして種を開けてしまったら元も子もありません。芽が出るまで気長に見守ることが大切です。

 作文の勉強もそれと同じです。作文の勉強には長い時間を要します。マンネリ化しているように見えたとしても、見えないところで何かが変化しているはずです。その証拠に、いつまで経っても一年生のときのままの作文を書く生徒は一人もいません。種の中で何かが変化しているように、子供の内側では何かが少しずつ変わっているのです。

 作文にマンネリ化はありません。マンネリ化を感じるくらい作文を書いているのだとしたら、むしろ喜ぶべきです。お母さん、お父さんは、目に見えない変化を心で感じ、子供の成長をじっと見守ってあげる必要があります。マンネリ化と言う前に、継続力とまだ目には見えていない成長を多いにほめてあげてください。

 ローマは一日にしてならず。即効性のある美容法やダイエット法が危険なように、作文の勉強に即効性を求めるべきではありません。大きな花を咲かせるために、まず必要なことは、途中で芽を摘まないことです(笑)。作文の勉強は先を急ぐものではなく、じっくり育んでいくものなのです。

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記事 4143番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2025/1/1
【合格速報】慶応義塾大学文学部(自己推薦) as/4143.html
言葉の森 事務局 2020/11/27 13:34 
慶応義塾大学文学部  A.O.さん

(保護者様より)
 小さい頃から褒めて伸ばして頂いたおかげで娘は文章を書くことに抵抗がありません。これは一生の宝だと感じています。
 今回の結果は小学生の頃からの言葉の森での土台があったお陰です。本当に感謝しております。ありがとうございました。

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