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幼児教育を考える――学校教育の先取りではなく、社会と文化への参加 as/4174.html
森川林 2021/02/01 14:55 


  1. 幼児教育は、小学校の準備のための教育ではない。
    早期教育、受験教育、先取り教育という位置づけにしない
  2. 幼児教育は、日本の文化・社会に参加するための教育。
    だから、幼児独自の課題もある。
  3. 幼児の漢字教育の成果。
    普及していないのは、小1の漢字、ひらがな、英語など学校教育の準備に併せてしまうから。
  4. 江戸時代の漢字教育は、四書五経の素読だった→文化と社会に参加する準備
  5. 現代の日本での漢字教育は、常用漢字の範囲であって、学年別配当漢字を基準にするべきではない。
  6. 特に、幼児は画数の多い具体的な漢字学習を好む(鶯、蟹、雀、狸など)
  7. また、漢字を知識として覚えるだけでなく、実物に触れ合うことが大事。
    ・同じぐらいの子供
    ・触れる生き物
    ・触れる実物

https://youtu.be/OxuOonyq7ao

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記事 4173番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/11/22
未来を見据えた学習を小学生低学年のうちから as/4173.html
森川林 2021/01/31 08:55 

 世の中の仕事には、「堅い仕事」というものがあります。
 例えば、医師、公務員,学校の先生、士業の資格を取得した仕事などです。
 なぜ堅いかというと、これらのサービスは誰にとっても必要なものだからです。

 しかし逆に、誰にとっても必要なものだからこそ、これからはその分野がAI化される可能性も大きくなるのです。

 では、堅い仕事の反対の堅くない仕事は何かというと、それは誰にとっても必要と言えない仕事です。
 それがこれから生き残る可能性の高い仕事になるのです。
 そんな仕事で食べていけるのかというような分野を極めることが、未来の仕事を考える際の一つのイメージになります。

 スポーツの世界でも同様です。
 メジャーな分野の方が「潰しがきく」という考えがあります。
 サッカー、バスケットボール、ゴルフ、テニスなどのよく知られているスポーツの方が、競技人口も多いし、その分野で何か仕事ができる可能性があるように見えます。
 しかし逆に、メジャーでないスポーツの方が自分が第一人者になれる可能性が高いというような考え方もできるのです。

 語学でも同様です。
 英語と中国語は、これから多くの人にとって必要な外国語になります。
 しかし、多くの人にとって必要だからこそ、これもまたAI化が最も進む分野になるのです。

 では、未来に生きる子供たちの勉強では、どのようなものを中心にしていくといいのでしょう。
 それは、思考力、創造性、共感力を育てる分野の勉強です。
 思考力は、母語である日本語の力を十分に育てることです。
 それは主に、読書、作文、暗唱などによって育ちます。

 創造性は、創造発表学習、理科実験工作、プログラミングなど、創造的に取り組む必要のある学習に参加することによって育ちます。

 共感力は、人間や自然や小動物との関わりの中で育ちます。

 これからの子育てのイメージは、この三つの分野のバランスをとり、学力の個性を伸ばしていくことを中心に考えていくことです。

 堅い勉強というと、これまでは、漢字の書き取りや計算の正確さなどが考えられがちでした。
 しかし、それらは今の時点でこそ試験の問題として出されていますが、今後の社会ではますます重要度の低い分野になってきます。
 例えば、試験にしても、辞書持ち込み可、電卓持ち込み可、スマホ持ち込み可というようなことが将来生まれてくるはずですから、それらのツールを使う力さえあれば、人間がツールの代わりに自分の時間を割いてそれらの能力を習熟させる必要は少なくなっていくのです。
 ただし、更にその先のことを言うと、人間はこれまで何千年も、場合によっては何万年も、正確に記憶をしたり正確に模倣したりすることが必要な世界に生きてきました。
 だから、それらの必要がなくなる社会になっても、人間自身のバランスのとれた成長のためには、記憶や反復の学習を続けることもまた必要になるのです。

https://youtu.be/PaXZpDQNjG8

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森川林 20210131  
誰もが勉強と認める勉強があります。
漢字の書き取り、計算練習などです。
これが堅い勉強です。
その反対に、誰もが「それ勉強?」と思うような勉強があります。
創造発表やプログラミングや理科実験工作などです。
半分遊びと思われるような勉強、これがこれから大事になってくるのです。
それがはっきりわかるのは、子供たちがずっと大きくなっってからです。

nane 20210131  
漢字の書き取りよりも大事なのは、漢字と似ていますが、漢字ではなく語彙です。
学年相応の漢字を書けることよりも、学年を超えた語彙もばりばり読めることなのです。

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