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国語読解クラスで、本当の国語力と成績を上げる国語力の両方を身につける as/4216.html
森川林 2021/03/21 12:18 

動画 https://youtu.be/UWj9S4dycLs

  1. 本当の国語力とは、文章を読み取る力。
    特に難しい文章をバリバリ読み取る力。
    昔、高校生の読解の練習で「方法序説」の1章分を読ませていたところ、途中で全員が寝てしまった。
    (「方法序説」はどちらかと言えばわかりやすい本なのに)
  2. しかし、本当の国語力だけでは成績はある程度までしか上がらない。
    ここで解き方のコツを身につけることが必要になる。
    しかし、コツというのは、厳密に読むコツのことだから、それなりに難しい。
    例えば、小6の読解検定の問題文で「ご託を並べ始めた」という語彙が出てくるが、これがわからないと厳密に読めない。
  3. 国語読解クラスでは、本当の国語力と成績を上げる国語力の療法をつけることを目標としている。
  4. その方法は、
    (1)先生が解説するのではなく、生徒が自分で考えて説明できるようにすること。
    (2)読解問題を解くのではなく、問題文を繰り返し読むこと。
  5. 読む力はどのようにしてつくのか。それは、「読書百遍意自ずから通ず」によって。
    問題集読書は1冊を5回繰り返し読む。そのために、小中学生の場合は音読が必要。
    それだけ読んでもわからないところだけ先生に聞く。
  6. 解く力はどのようにしてつくのか。それは、問題文を厳密に読んで他人に説明することによって。
    授業のサンプル(後半3分)を聞くと、みんな真剣に読み取っていることがわかる。
    先生の解説を聞くだけでは、右の耳から左の耳へ行くのがオチ(笑)。
  7. 国語力を短期間でつけたい人は、国語読解クラスの体験学習を。(2週連続3,300円)

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記事 4215番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/11/21
日本語教育が世界のトレンドになる日 as/4215.html
森川林 2021/03/20 09:49 

動画 https://youtu.be/F2FN3UYWYdY

 言語には、伝達の役割と人間の思考力を形成する役割とがあります。
 伝達の役割として重要なことは、世界の多くの人によって使われていることで、現在は英語と中国語が伝達の機能として最もよく使われている言語です。

 しかし、言語には同時に、人間の考え方の枠組みを形成する役割があり、それは言語の教育的機能と呼ばれるべきものです。
 そして、今後は、言語の伝達的機能よりも教育的機能の方が重視される時代がやってきます。
 なぜならば言語の伝達的機能は、人工知能の発達によって、いずれは自動翻訳が可能になる時代がやってくるからです。
 それに対して、言語の教育的機能は人間の身体的な成長に結びついているものですから、人工知能によって代替することはできません。
 このときに、日本語の教育的な機能が大き見直されるようになるのです。

 日本語は、世界の言語と比較しても多くの語彙を持っています。
 また、漢字かな交じり文という独特の形式によって、名詞と動詞が区別しやすくなっています。
 音素数の少なさから、同音異義語が多いという特徴もあります。そのため、文脈から言葉の意味を推測する必要があります。
 母音言語という特徴から、自然の音に対して共感を持ちすくなるという面もあります。
 膠着言語という性質によって,文の最後まで聞かないと意味が確定できないということもあります。

 これらの特徴がどういう教育的作用を生み出すのかという研究が進むと、子供のころから日本語で学んだ人は思考力や創造力や感受性が豊かに育つ傾向があるということが分かってくると思います。
 すると、小学1~3年生の幼小期にまず教育的機能としての日本語を学び、そのあと伝達機能としてその国の言語を学ぶということが、世界の教育の大きなトレンドとなってくると思います。

 ところで、日本語は話し言葉としては習得しやすい言語だと言われています。それは、複雑な文法的規則が少ないからです。しかし、書き言葉に関しては、逆にかなり難しい言語なのです。
 そこで、言葉の森では、単に日本人を対象にした作文教育をするだけでなく、外国人をも対象にした作文教育も進めていきたいと思っています。

 これから、日本は大きな自然災害に見舞われる可能性が高くなります。すると、海外のさまざまな地域に移住する日本人も増えてくるでしょう。そういう世界に散在する日本人が、日本文化を維持するための要となるのが日本語なのです。

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森川林 20210320  
 今は、幼少期に留学して英語と中国語を学ぶということが流行っています。
 しかし、将来は逆に、外国の子供たちが日本に来て日本語を学ぶということがトレンドになってくると思います。
 そのためには、日本語も変わらなければなりません。
 例えば、カタカナ言葉を減らす。トレンドもそうだった(笑)。
 曖昧な表現をもっと論理的に明確なものにする。例えば、「前向きに善処したいと、かように考えておるわけで……」など。
 交ぜ書きをやめる。例えば、語い、まい進、とう汰など。


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