世間には、文章検定とか文章力検定とかいうものがありますが、あまりあてになりません。
それは、評価の基準に客観的なものがないからです。
試みに、ある一つの作文を日をおいて採点するとしたら、採点者が同じ人であっても異なる点数が出るはずです。
言葉の森の作文検定は違います。
そもそも言葉の森が作文指導を始めたのは、作文教育というものを客観的な基礎の上に作り上げたいという動機があったからです。
言葉の森が考えた作文の評価は、項目指導と呼ばれるものです。
これは、小学生では、「たとえを入れる」「会話を入れる」「書き出しと結びを工夫する」などという項目で、中学生高校生になると、「複数の理由を考える」「原因と対策を考える」「社会的な実例を入れる」などという項目になります。
しかし、項目指導だけでは、作文力のある生徒は大体いつでも満点を取れるようになってしまいます。
そこで考えたのが、自動採点ソフトで、その作文に使われている語彙を分析することでした。
その自動採点ソフト「森リン」は、それなりに人間の直感的な評価と高い相関を持っていたので、2013年に特許を取得しました。
今回企画する作文検定は、項目評価とこの語彙力評価を組み合わせたものです。
そのためには、作文はテキスト入力していただく形になります。
小学校低学年の生徒の場合は、生徒が手書きで書いたものを保護者がテキスト化し、高学年や中高生の生徒の場合は、自分がテキスト化するか、最初からパソコン入力で書いていただくようになります。
現在、中学入試から大学入試まで行われている作文試験のほとんどは、誤字があったらマイナス何点というように、鉛筆と消しゴムだけで手書きで書くことを前提にしています。
しかし、これは時代遅れの試験であって、近い将来の試験は辞書持ち込み可になるでしょうし、更に将来は直接パソコンで入力する試験になるでしょう。
作文力の本質は、作文を通して考える力であって、誤字があるかどうかとか、字がていねいかどうかとかいうことは、作文力の本質からはずれた二義的なことなのです。
もちろん、誤字がないとか、字が上手だということは高く評価されていいことですが、実は、作文の上手さと字の上手さは全く相関がありません。どちらかと言えば、逆の相関を感じるぐらいです(笑)。
今、文章力検定などと称して行われている試験が、そこまで視野に入れた試験になっているとは思えません。
採点者の主観がかなり入った、昔ながらのおおまかな試験になっているはずです。
だから、試験の結果を受けても、それからどうしたらしいかということはわかりません。
子供の作文力を正しく評価し、その作文力を伸ばすためには、言葉の森の作文検定を基準にするといいのです。
その作文検定を近いうちに行えるように現在企画中です。
初回は、無料の作文検定にする予定です。
対象学年は小1から高3までですが、保護者の方も希望の学年で試験を受けることができるようにします。
今後のお知らせをお待ちください。
▼動画
https://youtu.be/WzZXx8pqN_A
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4月12日~15日に行った学年別学習相談会の冒頭の説明をアップロードします。
その後の質疑応答(15~30分)は省略しました。
小1~小2学年別学習相談会(参加者2名)
小3~小4学年別学習相談会(参加者22名)
小5~小6学年別学習相談会(参加者18名)
中学生高校生学年別学習相談会(参加者20名)
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言葉の森のプログラミング講座は、言葉の森だけのオリジナル講座です。
■オンラインのプログラミングクラス 無料体験学習受付中
■学習内容:Scratch、Micro:bit、JavaScript、HTMLとCSS(PHP、MySQLも予定)
■対象学年:小学4年生以上
■受講料:月4回各45分月額4,400円(ほかに、教材として市販の図書を各自ご用意いただきます)
■お問い合わせは、電話0120-22-3987(平日9:00~19:30)
●全国の小中学生に1人1台の端末が渡される時代
GIGAスクール構想により、この4月から、全国の小中学生に1人1台の端末が無償貸与されることになりました。
この端末は、学校で使うだけでなく、家庭に持ち帰って使うことが前提になっています。
これをネットを見るだけに使わせるのではなく、オンライン教育に生かすチャンスです。
●プログラミングは、出来る出来ないがはっきりしやすい学習
国語や図工や音楽や体育は、特にそのための学習をしなくても、ある程度はできるようになっています。
しかし、英語や数学などの勉強は、その勉強の知識を独自に習得しなければ、全くわからないというところが出てきます。
プログラミングも、同じです。
プログラミングの知識を何も知らない人が、自分の感覚だけに頼ってプログラミングを操作することはできないので、学習したことのある人とない人との差がはっきり出るものなのです。
●食わず嫌いにならないために必要なプログラミング学習
大事なことは、プログラミングと聞いただけで、「したことがない」とか「わからない」とか言って、あっさり避けてしまう人にならないことです。
プログラミングの学習は、ある程度時間がかかるために、学習したことがない人は、初めからプログラミングの話に関わることを諦めてしまうところがあります。
この傾向は、学年が上がるにつれて強くなっていくので、小学校高学年から中学生や高校生になると、プログラミングの学習をした人としていない人の差はかなり大きくなってしまいます。
そして、プログラミングの知識がある程度ありさえすれば簡単にできることが、最初から自分には無理だとあきらめてしまうことにもなりかねないのです。
●世の中のプログラミング教室の多くは、面白さ優先の単品プログラミング教育
2020年からプログラミングが学校の教科として必修になったことから、プログラミング教室が全国各地で様々な形で生まれています。
しかし、その多くは、子供たちを面白さでひきつけるような仕組みになっていて、教える内容もプログラミングを学んでゲームを作るとかプログラミングを学んでロボット動かすといった単品のプログラミング教育になっているところが多いのです。
小学校低中学年のころは、面白さを動機としてプログラミングの学習を始めることにも意味がありますが、大事なことは、そこから発展して自分でプログラミングの学習を進めていけるような土台を作ることです。
だから、プログラミング教室を選ぶひとつの基準は、単なる面白さだけでなく、将来より高度な言語に発展させる道筋があるかどうかということなのです。
●子供たちの将来の目標は、プログラミングを仕事にすることではない
現在、プログラミング教室を運営している人たちの中には、自分自身がプログラミングで仕事をしていたという人も多くいます。
すると、プログラミング教育の目標や方向も、自然に将来プログラマーになるようなところで考えがちです。
しかし、子供たちのほとんどは、将来プログラミングの技術を生かしてゲームを作ったりシステムをメンテナンスしたりするような仕事にはつきません。
子供たちはもっと自分自身の個性を活かした仕事に携わるようになるはずで、その仕事を支える一つのツールとしてプログラミングの知識と技能があるという関係なのです。
これはちょうど自動車の運転と似ています。
自動車の運転を学ぶ目的は、バスの運転手になったり、レーサードライバーになったりすることではありません。
日常生活の中で車があったら便利だというときに、車を運転できる力をつけるために車の技能を身につけています。
プログラミングもこれと同じで、プログラマーになることが目的ではなく、自分の生活や人生をより豊かで便利にするためにプログラミングを学ぶということなのです。
●将来の人生に役立つプログラミングは、ウェブページの操作
将来、子供たちが自分で仕事をするようになると、その仕事の内容を周囲の人に伝える手段が必要になります。
現在、そういう手段は、SNSやブログやYouTubeなどによってもカバーすることはできますが、その人のすることが個性的なものになればなるほど、また単に情報を伝えるだけではなく他の人に参加を呼びかけて組織的な運営をするようになればなるほど、自分独自のウェブページというものが必要になります。
現在、このウェブページは、CMS(コンテンツマネジメントシステム)としてワードプレスなどを利用することで手軽にできるようになっていますが、自分のやることが発展してくると、既成のCMSだけでは物足りなくなり、一部を手直しするような必要も出てきます。
そのときに役に立つのが、プログラミングの知識です。
これをもしすべて人に任せるとなると、時間的にも金額的にもきわめて無駄が大きくなり、結局やりたいことをあきらめるということになりかねません。
プログラミングの学習の目的は、将来自分が個性的な仕事をする際に役に立つ知識と技術を身につけておくということにあるのです。
●新しい知識や技術を貪欲に学ぶ姿勢
これからの世の中は、様々な分野で技術革新が進み、その速度と広がりはますます大きくなっていきます。
社会に出てから遭遇する新しい知識は、これまでのように学校で学ぶものではなくなってきます。
このときに、新しい技術やシステムにすぐに対応できる力は、独学力と言われるものです。
新しい技術を見たらすぐにそれに関心を持ち自分の仕事や生活に生かそうという姿勢を持つ人と、従来の古いやり方を大事にしいつまでも技術革新から距離を置く人との間では、使える技術の格差はますます広がっていきます。
今の時代にプログラミングを学ぶというのは、新しいことを貪欲に吸収するという姿勢を作るためにも必要です。
これからの世の中を変えていくのは、この新しい知識に対応できる人や組織だからです。
●言葉の森のオンラインクラスのプログラミング講座
言葉の森では、オンラインクラスで、プログラミング講座を開いています。
1クラスの定員5名以内の講座ですから、気軽に参加でき、友達や先生との交流の場もあります。
授業内容は、テキストをもとにした自主学習方式で、誰でも自分のペースで学習できます。
学習の途中でわからないところが出てきたら、先生の個別指導の際に質問できます。
無料体験学習ができますので、希望される方は、言葉の森までお電話でお問い合わせください。
電話0120-22-3987(平日9:00~19:30土曜9:00~12:00)
▼動画
https://youtu.be/ESKdnlQkRrM
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オンライン教育に関する言葉の森の記事がいろいろなところに分散していたので、まとめて見られるようにしました。
言葉の森のオンライン教育関連記事
GIGAスクール構想が前倒しされて、この4月から実施され、生徒1人ひとりに端末が渡されるようになりました。
せっかく子供専用の端末が利用できるようになるのですから、今後これを利用しない手はありません。
私が考える最も建設的な使い方は、オンライン学童のようなところに参加することです。
そのひとつの例が、言葉の森のオンラインクラスです。
(私の知っているかぎり、言葉の森のほかには、オンライン学童のような場を提供しているところはまだないと思います。)
学校から帰ってきたら端末を開き、言葉の森のオンラインクラスの中から面白そうな講座に参加します。
言葉の森のオンライン教育は、ビデオ授業のような無味乾燥なものではなく、5人以内の少人数のクラスでアットホームに勉強する形です。
ですから、子供も、近所のよく知っている友達のいる教室に通うような感覚で参加できます。
オンラインクラスでは、担当の先生が一人ひとりの個別指導も行い、また、参加した生徒どうしで読書紹介などの交流の機会もあります。
授業時間は、45分程度ですが、そのあとブレークアウトルームにずっと残って勉強を続けることも、友達と交流することもできます。
子供がどんな勉強をしているのか見たい場合は、保護者が勤め先からスマホで教室に入って授業参観のようなこともできます(笑)。
オンラインクラスには、国語、算数数学、英語のような勉強型の講座もありますが、そのほかに、作文、創造発表、プログラミング、暗唱、読書など発表創造型の講座もあります。
オンライン学童には、この発表創造型の講座の方が向いていると思いますが、高学年の生徒は勉強型の方を選ぶかもしれません。
勉強型の講座であっても、友達と一緒に勉強できる自主学習方式の授業なので、「やらされている」という負担感はまずありません。どの子も、楽しそうに勉強に参加しています。
言葉の森のオンラインクラスは、どの講座も2回の無料体験ができますから、関心のある方は、
オンラインクラス一覧からお申込みください。
希望する時間帯に希望する講座がまだない場合は、言葉の森事務局までご希望をお知らせください。
▼動画
https://youtu.be/52FfiJFoGcs
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三重県立木本高校普通科選抜クラス Hさん
<担当講師より>
毎回試験でどんなに忙しくても、必ず作文は出してくれました。それも本当によく考えられた力作ばかりです。手をぬかず、こつこつと頑張ってきた成果だと思います。
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言葉の森からのお知らせ
4月の読解検定無料、国語読解クラスの無料体験、学力テスト、学習相談会など。
言葉の森では、ズームを使ったオンラインクラスを多数運営しています。
無料体験学習が2回できますので、この機会にぜひご参加ください。
■4月の読解検定無料(対象小1~高3)
言葉の森では、毎月第4週の土曜と日曜の18:00から、オンラインの読解検定を行っています。
4月の読解検定(無料)の日程は、4月24日(土)、又は、25日(日)の18:00~です。
ただし、この日程で参加できない方は、ご都合のよい日程で試験問題を解き送信していただくこともできます。
https://www.mori7.net/jform_pre.php?f=dks202104
対象学年は、小1~高3で、保護者の方も自分の希望の学年で受検できます。
この読解検定の難易度は、大学入試センター試験並みで、読解検定で100点を目指すことによって読解の点数が上がります。
4月の読解検定は無料ですので、この機会にぜひご参加ください。
読解問題の解き方のコツは、「小学生のための読解・作文力がしっかり身につく本」を参考にしてください。
この本は、「小学生のための……」と書いてありますが、高校生の大学入試まで使えます。
■国語力が必ずつく国語読解クラスの無料体験受付中(対象小1~中3)
国語力が必ずつくオンラインの国語読解クラスの無料体験を受け付けます。
国語力をつけるコツは、国語問題集などに載っている難しい文章を繰り返し読むことです。
この問題集読書を家庭で毎日続けられるようにします。
また、読解検定の問題をもとに、解き方を生徒自身が理詰めで説明できるように練習します。
生徒が自分で説明するので、先生の解説を聞くよりも、理解が一層深まります。
例年、受験直前の中学生、高校生も、この方法で短期間のうちに国語の成績を上げています。
この学習法を、オンラインの国語読解クラスでも行えるようにしました。
国語読解クラスの受講料は、月4回で月額4,400円です。
無料体験を希望される方は、オンラインクラス一覧表からお申し込みください。
https://www.mori7.net/teraon/shlist.php
■学力テストのお知らせ(対象小1~中3)
全国学力テスト(育伸社)のお申し込みを受け付けています。
言葉の森のホームページの「生徒関係リンク」の「38.公中検・学力テスト」のページからお申し込みください。
https://www.mori7.net/gakute/
オンラインの受検なので、自宅で参加することができます。
全国学力テストは、5月、7月、10月、12月と、年間4回行う予定です。
学力の客観的な位置をつかむことで、教科ごとの早めの対策を立てることができます。
試験科目は、小1~小3は国語・算数、小4~小6は国語・算数・理科・社会、中1~中3は国語・数学・英語・理科・社会です。
受検料は、いずれの学年も全教科一括で3,300円です。
■学年別学習相談会のお知らせ(対象小1~高3保護者)
小学1年生から高校3年生までの生徒の保護者の方を対象にした学習相談会を行います。
言葉の森の保護者以外の方も参加できます。
■日程
・4/12(月) 小1~2の学習について
・4/13(火) 小3~4の学習について
・4/14(水) 小5~6の学習について
・4/15(木) 中高生の学習について
(お子様の学年と異なる日程に参加いただいても結構です。)
・カメラはオフで参加して結構です。
・途中の入退出は自由にできます。(途中入退出はことわらなくて結構です)
■質問受付
・当日のご質問ご相談は、保護者掲示板、又は、申し込みフォームのひとこと欄にあらかじめご記入いただいても結構です。
(匿名で回答します)
保護者掲示板
https://www.mori7.net/teraon/hkei.php
■会場
言葉の森ホームページの「生徒関係リンク」の中の「8.■会場中庭」というところです。)
https://zoom.us/j/156334327
■参加を希望される方は、申し込みフォームの日付のところをクリックしてお申し込みください。
申し込みフォーム
https://www.mori7.net/jform_pre.php?f=hog202104
■中学生はオンラインの作文クラスで作文力の向上を
中学生になると、作文の書き方が意見文中心になり、課題も難しくなるので、書きにくさを感じる生徒が増えてきます。
また、中学では、国語の先生が時間的にも技術的にも作文を教えられなくなるので、作文の授業というものがほとんどなくなります。
このため、中学生になると、作文を書く意欲が低下する生徒も増えてきます。
しかし、近年は、高校入試でも大学入試でも作文小論文試験の比重が高まっています。
また、中学生のころは、難しい文章を読んで自分の考えを深めることのできる大切な時期です。
そこで、言葉の森のオンライクラスでは、平日の20:00からの作文クラスを多数開設しています。
また、土曜日の午後の時間も含めて、より高度な作文学習を希望する生徒のためのハイパー作文クラスも開設する予定です。
作文クラスの無料体験を希望される方は、お電話でお問い合わせください。
■言葉の森のYouTubeの登録を
言葉の森では、ホームページやメルマガのほかに、YouTubeでも随時情報を発信しています。
YouTubeで、「言葉の森」と検索すると、言葉の森のページが出てきますので、ぜひご登録をお願いします。
https://www.youtube.com/user/kotobanomori7
▼動画
https://youtu.be/kiNsje4D1s8
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お知らせがぎりぎりになってしまいましたが、いずれの企画も価値ある内容ですので、ぜひご参加ください。
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