DX(デジタルトランスフォーメーション)とは、わかりやすく言えば、デジタル情報の活用を中心に企業経営を構築し直すことです。
だから、別の言葉で言い換えると、情報経営と言ってもいいと思います。
言葉の森は、創立当初からこの情報経営を目指していました。
Onlineという言葉を使ったのも、30年以上前のことです。
作文教育という、きわめてアナログ的な分野に、情報をもとにした指導体系を作り上げたのです。
今でも、当時の子供たちのデジタル作文がウェブに保存されています。
だから、最近、作文指導を始めた、「28年の実績がある」とかいう通信教育講座などとは年季が違うのです(笑)。
さて、この記事は、昔を懐かしむためのものではなく、未来を志向するための記事です。
だから、これから、言葉の森の情報経営(DX)の概要を述べていきたいと思います。
まず、出発点にあるのは、情報です。
もちろん、その前にビジョンがありますが、そのビジョンをもとにしたさまざまな情報が蓄積されており、それが情報経営のスタートになります。
その情報をもとに、言葉の森が、生徒と保護者の利益につながる新しい企画を立てます。
企画とは、作文検定とか、作文発表会とか、オンライン体験講習とか、サマーキャンプとかいったものです。
その企画を、言葉の森の講師が、自分の担当している生徒と保護者に伝達します。
講師は、担当する生徒と保護者に最も密接につながっているので、子供の実情がよくわかります。
その子供の実情に合わせて、保護者掲示板などから企画を伝えるのです。
その結果、生徒のうちの何割かがその企画に参加します。
生徒の利益のために行う企画ですから、できるだけ多くの人が参加することを目指します。
そのあと、生徒と保護者から、その企画を体験したあとの感想を聞きます。
感想は、オープンな掲示板で行うので、生徒や保護者どうしのコメントも、講師からのコメントも入るようにします。
その感想の中には、質問や要望や新しい提案なども含まれます。
それらをもとに、言葉の森はまた新しい企画を立てます。
これが、言葉の森の情報経営の一連の流れです。
このどこがデジタルトランスフォーメーションかという人もいると思いますが、実はこれこそが言葉の森の独自のDXなのです。
連休中のシステム工事のあと、このDXを実施していきたいと思います。