ログイン ログアウト 登録
 Onlineスクール言葉の森/公式ホームページ
 
記事 4273番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/11/22
受験の算数数学で差がつくのは図形の問題――夏期講習で図形の講座 as/4273.html
森川林 2021/07/15 10:29 

●動画:https://youtu.be/FKBhLKzfbOA

 算数・数学の勉強というと、計算問題を思い浮かべる人が多いと思いますが、計算問題は手順さえわかれば誰でもできるようになるので、差がつくような問題にはなりません。

 小学校低中学年の場合は、文章題として計算問題が出るとできなくなる子もいますが、それもある程度のパターンが分かれば(その前に文章を読み解く力が必要ですが)、これも、誰でもできるようになります。

 しかし、図形の問題はそうではありません。
 補助線を引くことがコツになると言っても、どこにどう補助線を引けばいいのか、パターンがあるわけではないので、わからないときはいくら考えてもわからないのです。

 だから、図形の問題は、パズルに似ています。
 答えがわかれば、「ああ、そうか」とすぐにわかるのですが、答えがわからないときはいくら考えてもわかりません。

 こういう図形の問題の演習で時間をかけるのは、時間の無駄です。
 すぐに答えを見て解き方を理解するというのが最速の勉強法です。

 しかし、図形の問題は、いくら解いてもできるようにならないという気がすると思います。
 だから、図形の問題は、受験の算数数学の要になるのです。

 中学受験でも高校受験でも、図形の問題が解けるかどうかで合否が決まります。
 計算問題や文章問題は、おまけのようなもので、誰でもそれなりにできるので差がつかないからです。

 では、図形の問題を解く力をつけるのはどうしたらよいのでしょうか。
 図形の問題は、パターンを覚えるわけにはいかないと書きましたが、実は何問も解いていると、パターンの片鱗のようなものがわかってくるのです。
 すると、初めて見る図形の問題でも、「もしかしたら、こういう発想で解けるのではないか」という見通しが立ちます。
 それで、少しずつ図形の問題ができるようになってくるのです。

 この図形の演習を、今年のオンライン夏期講習で行います。
 対象は、小学5、6年生と中学1・2・3年生です。

 算数数学はある程度できるが、図形の問題はまだあまり取り組んでいないという人は、問題集のサンプルを見て、ぜひ図形の講座に参加してみてください。

 言葉の森のオンラインクラスの勉強の仕方は、自学自習が基本です。
 先生が、長々と解説の授業をするのではありません。
 生徒が解法を見てもわからないときだけ、先生に相談するという形です。
 これが、最も能率のよい勉強法です。

 学校や塾の勉強の多くは、先生の解説を聞くことが中心で、演習は宿題として家庭でやるようになっています。
 これは、二重の意味で時間の無駄です。
 授業中は、先生の話を聞くよりも、自分で問題を解くことが大事で、演習は宿題のような一律のものをやるのではなく、自分にとって苦手なところだけを何度も繰り返すのです。

 易しい宿題の問題を何時間解いても、何も力はつきません。
 算数数学の勉強は、できないところだけを繰り返すことが基本で、できる問題をいくら解いてもそれは単なる勉強的な作業にすぎません。
 教えてもらう勉強ではなく、自ら主体的に取り組む勉強が大事なのです。

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

森川林 20210715  
 受験というのは、差をつけるための勉強です。
 将来、そういうものはなくなると私は思っていますが、当面はまだ、差をつけるための勉強に付き合っていかなければなりません。
 そして、最も差をつけやすいのが算数数学で、その中でも特に差をつけやすいのが図形の問題です。
 では、図形の問題を解く力をつけるためにはどうしたらいいのかというのがこの話のテーマです。

nane 20210715  
 算数数学の先生には、性格の悪い人が多いと思います(笑)。
 子供たちに、簡単そうに見えるが、ちょっと解けない難しい問題を出して喜んでいる人が多いのです。
 子供たちは真面目だから、その問題を解くために何時間も考えるということがあります。
 そして、そういう問題を出す先生は「偉いなあ」と思うのです。
 しかし、これは全く時間の無駄です。
 子供たちが時間をかけて考えるべきなのは、もっと哲学的な問題であって、算数数学的な問題ではありません。
 子供たちの中に、算数数学が苦手な子がいる要因のひとつは、先生の問題だと思います。


同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
算数・数学(22) 受験勉強の仕方(0) 

記事 4272番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/11/22
8:30初参加説明会に満員はありません、できればお子様も一緒に参加を。生徒関係リンクを五十音順に as/4272.html
森川林 2021/07/15 05:24 

 連絡記事です。

 7月17日の土曜日の8:30初参加説明会が5名で【満員】表示になっていました。
 説明会には定員はありませんので、説明会の満員表示は取り消しました。
 参加をご希望の方は、お申し込みください。
 なお、オンライン夏期講習は説明が複雑ですので、参加の仕方がわかりにくい場合は、言葉の森事務局に直接お電話でお申し込みください。

 初参加説明会で話す内容は、ZOOMの操作の仕方、受講の際の重要なポイントなどです。
 ZOOMの操作の仕方(カメラ・マイクの操作、ブレークアウトルームへの移動の仕方)は、お子様も知っておいた方がよいので、できればお子様もご一緒にご参加ください。
 お子様が参加されない場合は、あとで画像による説明を載せておきますので、それをごらんください。

 話は変わって、

 言葉の森のホームページの生徒関係リンクを五十音順にしました。
 これは、今後、リンク先の差し替えなどがあった場合、これまでの番号固定表示では無理が出てくると思われたからです。
 しかし、リンク先が多く、並び順が変わると探しにくくなるので、主なリンク先である「作文の丘」「山のたより」「講師ZOOM」などは赤文字で表示するようにしました。

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
生徒父母連絡(78) 
コメント21~30件
……前のコメント
読書を阻むもの 森川林
暇なときは読書をすればいいのですが、今は、スマホで情報に流さ 6/10
記事 5096番
国語の読解検定 森川林
国語読解の問題は、適当に解いて「当たった」「外れた」と言って 6/9
記事 5095番
デジタル教科書 森川林
デジタル教科書という考えがありますが、教科書とか自分の好きな 6/8
記事 5093番
国語読解クラス 森川林
 国語力は、知識として身につけるのではなく、国語力を育てる生 6/7
記事 5092番
国語力はテクニ 森川林
「国語力をつけるために、特に読書をする必要はない」という耳あ 6/6
記事 5091番
リアルな通学教 森川林
 未来の教育は、対話型の少人数オンラインクラスの教育になりま 6/5
記事 5090番
クリティカル・ 森川林
西洋には、批判を通して新しい考えが生まれるという弁証的な発想 6/4
記事 5089番
優しい母が減っ yori
私の母は、もう中学2年生なのに、スマホをもたせてくれません。 6/3
記事 979番
日本を復活させ 森川林
 日本を復活させる道筋は、創造教育文化国家を目指すこと。 6/1
記事 5081番
4月の森リン大 森川林
 大学生や社会人になった元生徒の子供たちが、自分が中学生だっ 5/31
記事 5085番
……次のコメント

掲示板の記事1~10件
現在森リンベス 森川林
このあとの予定。 ・森リンベストを直す(直した) ・森リ 11/20
森川林日記
Re: 入会手 言葉の森事務局
 お世話になっております。  弟さんのみご入会が1週間 11/15
森の掲示板
入会手続きにつ やすひろ
お世話になっております。 個別掲示板を開けませんので、ここ 11/15
森の掲示板
Mr. 1
1 11/14
森の掲示板
Mr. 1
1 11/14
森の掲示板
Mr. 1
1 11/14
森の掲示板
Re: 項目の 1
> いつもありがとうございます。 > > こすほ 11/14
森の掲示板
Re: 項目の 1
> いつもありがとうございます。 > > こすほ 11/14
森の掲示板
Re: 項目の 1
> いつもありがとうございます。 > > こすほ 11/14
森の掲示板
Re: 項目の 1
> いつもありがとうございます。 > > こすほ 11/14
森の掲示板

RSS
RSSフィード

QRコード


小・中・高生の作文
小・中・高生の作文

主な記事リンク
主な記事リンク

通学できる作文教室
森林プロジェクトの
作文教室


リンク集
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン






小学生、中学生、高校生の作文
小学1年生の作文(9) 小学2年生の作文(38) 小学3年生の作文(22) 小学4年生の作文(55)
小学5年生の作文(100) 小学6年生の作文(281) 中学1年生の作文(174) 中学2年生の作文(100)
中学3年生の作文(71) 高校1年生の作文(68) 高校2年生の作文(30) 高校3年生の作文(8)
手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

主な記事リンク
 言葉の森がこれまでに掲載した主な記事のリンクです。
●小1から始める作文と読書
●本当の国語力は作文でつく
●志望校別の受験作文対策

●作文講師の資格を取るには
●国語の勉強法
●父母の声(1)

●学年別作文読書感想文の書き方
●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)
●国語の勉強法(言葉の森新聞の記事より)

●中学受験作文の解説集
●高校受験作文の解説集
●大学受験作文の解説集

●小1からの作文で親子の対話
●絵で見る言葉の森の勉強
●小学1年生の作文

●読書感想文の書き方
●作文教室 比較のための10の基準
●国語力読解力をつける作文の勉強法

●小1から始める楽しい作文――成績をよくするよりも頭をよくすることが勉強の基本
●中学受験国語対策
●父母の声(2)

●最も大事な子供時代の教育――どこに費用と時間をかけるか
●入試の作文・小論文対策
●父母の声(3)

●公立中高一貫校の作文合格対策
●電話通信だから密度濃い作文指導
●作文通信講座の比較―通学教室より続けやすい言葉の森の作文通信

●子や孫に教えられる作文講師資格
●作文教室、比較のための7つの基準
●国語力は低学年の勉強法で決まる

●言葉の森の作文で全教科の学力も
●帰国子女の日本語学習は作文から
●いろいろな質問に答えて

●大切なのは国語力 小学1年生からスタートできる作文と国語の通信教育
●作文教室言葉の森の批評記事を読んで
●父母の声

●言葉の森のオンライン教育関連記事
●作文の通信教育の教材比較 その1
●作文の勉強は毎週やることで力がつく

●国語力をつけるなら読解と作文の学習で
●中高一貫校の作文試験に対応
●作文の通信教育の教材比較 その2

●200字作文の受験作文対策
●受験作文コースの保護者アンケート
●森リンで10人中9人が作文力アップ

●コロナ休校対応 午前中クラス
●国語読解クラスの無料体験学習