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創造力、思考力、共感力を育て、落ちこぼれも浮きこぼれもない、オンライン五人クラスという新しい教育プラットフォーム as/4320.html
森川林 2021/08/25 21:49 


●動画:https://youtu.be/pP5x9tPG1pU

 今の教育の問題は、現場の先生の個人的な努力にも関わらず、教育システムそのものが時代遅れになっているところから来ています。

 まず、1クラス30人から40人のクラス編成では、生徒の創造力や思考力の伸ばす教育はできません。
 できるとしたら、既にできあがった知識をいかに能率よく、しかもある程度楽しく教えるかということだけです。
 しかし、そのような知識の教育はやがて、優れたビデオ教育に取って代わられるようになります。

 ビデオ教育であれば、まだ自分のペースで進めることができますが、リアルな授業形式の教育では、できる子は退屈し、できない子は理解できないまま授業時間を過ごすことになります。
 こういう教育が、小学校から始まって、中学、高校と無反省に続けられているところに問題があります。

 子供たちの創造力や思考力を伸ばす教育をするためには、1クラスの人数を5人程度に絞る必要があります。
 5人より多ければ、子供たちの発表や対話の時間は限られ、自然に先生からの与える授業が中心になります。

 与える授業とセットになっているものは、理解度を評価するためのテストです。
 そして、授業の内容を、生徒が自分なりに習得するための宿題です。
 つまり、今の学校教育は、テストと宿題をセットしなければ成り立たない教育なのです。

 この教育のどこの問題かというと、テストに関しては、始めは基本事項の確認だけであったものが次第に、生徒間に差をつけるものになっていくことです。
 だから、どうでもいい知識のテストや、解けなくてもいいような難問を出すようなテストが行われるようになります。

 宿題の問題は、すでに多くの人が感じているように、やる必要のない時間だけがかかる問題が一律に宿題として出されることです。

 大人数(といっても30人から40人ですが)の一斉授業と、差をつけるためのテストと、時間がかかるだけの宿題がセットになっているところに、今の教育の問題が集中的に表れています。

 子供たちは、もっと創造的で思考力を必要とする生きた教育を受ける必要があります。
 そして、子供たちどうしのコミュニケーションを活発にすることで、互いの共感力を育てる必要があります。

 教育に関しては、多くの人が持論を持っています。
 それらの持論は、雰囲気的には同感できるものが多くあります。
 しかし、そういう持論を述べている人のほとんどは、実際の教育の現場に携わっていません。
 だから、それらの議論の多くが、実現が簡単そうに見える空論になっているのです。
 多くの優れた教育論がありながら、教育の現状が何も変わらないのはそのためです。

 言葉の森は、教育に対する理念を持つと同時に、実際の教育上の実践を長年行ってきました。
 単に成績を上げるためだけの詰め込み教育でない、創造力と思考力とコミュニケーション力を育てる教育を目指してきました。
 作文という、成績に関係のない教育を40年も続けてきたのはそのためです。

 その実践を現在、オンライン五人クラスというプラットフォームで確立する見通しがついてきました。
 オンライン五人クラスの教育的な先進性は、まだ多くの人が理解していません。
 しかし、5人以内に限定した教育は、落ちこぼれも、浮きこぼれもない、しかも創造的で思考力を必要とする教育を行える新しい教育プラットフォームになります。
 しかも、その5人クラスの中で、子供たちどうしのコミュニケーションを通して、勉強だけでない幅広い人間性も育っていくのです。

 言葉の森のオンライン五人クラスは、まだ全体の生徒数が少ないので、本来のよさを生かしきれていないところがあります。
 例えば、2人しかいないクラスがあったり、学年の違う生徒が同じクラスになっていたりすることです。
 しかし、今後、オンライン五人クラスが広がれば、同レベルの生徒の高度なコミュニケーションをもとにした理想的な教育が行われるようになると思います。

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記事 4319番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/11/22
国語読解クラスで読解検定100点! as/4319.html
森川林 2021/08/24 20:51 


●動画:https://youtu.be/KYngs-3fgHU

 国語読解クラスの勉強の中身は、ひとつは、問題集読書です。
 もうひとつは、前の月の読解問題の答えの解説を自分で書いて説明することです。

 国語の問題集を解くのではありません。
 また、読解問題の解説を先生から聞くのでもありません。

 自分で読んで、自分で考えるというのが勉強の基本スタイルです。

 中学生のある生徒(K君としておきます)が、中1から国語読解クラスを始めました。
 最初は普通の点数でしたが、だんだん点数がよくなり、前回のテストではついに100点を取りました。
 この読解検定で100点を取るのはかなり難しいので、よくがんばったと思います。

 K君は、問題集読書を毎回きちんとやっていて、まだ8月なのに、もう自分の学年の国語の問題集を5回読んでいるところだそうです。
 問題集読書というと、普通は問題を解くと考えがちですが、問題を解くだけでは何の力もつきません。
 国語力は、難しい文章を繰り返し読む中でついてくるのです。

 しかし、学習塾で、難しい文章を繰り返し読むという授業をやっているところはまずありません。
 それでは、授業の格好がつかないからです(笑)。
 だから、塾の先生は、子供に問題を解かせたり、その問題の解説を講義したりすることで授業らしいことをします。
 ところが、それで国語の成績が上がるという子はまずいません。

 言葉の森の、問題集読書と読解検定という方法だけが、国語の力を本当につける方法なのです。

 問題集読書と読解検定というやり方であれば、家庭の自学自習でも当然できます。
 しかし、問題集読書は張り合いがないので、自分だけで続けられる子はほとんどいません。
 また、読解検定は、問題を説いて答え合わせをしたあとから本当の勉強がはじまるのですが、問題を解くだけで終わってしまう子がやはりほとんどです。

 国語力を本当につけるには、国語読解クラスに参加するのがいちばんなのです。

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記事 4318番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/11/22
小1や小2の作文の勉強は、題材作りの経過を創造発表クラスの授業に生かすことができて一石二鳥 as/4318.html
森川林 2021/08/23 21:33 


●動画:https://youtu.be/g6-SErsw3Vk

 昨日のオンラインサロンで、小1の保護者の方から質問がありました。
 それは、中根が、「小1のころの上手な作文は、本当の実力ではない」ということと、「小1や小2のころにがんばらせすぎると、あとで反動が来る」ということを言ったことに関連しての質問だったと思います。

 実は、この2つのことは本当で、小学1、2年生のころは、読んだ本の文章がそのまま頭に入っていて、作文のときにそれがそのまま出てくるという面が強いのです。
 だから、小学1、2年生とは思えないよう達者な作文を書くことがあります。

 しかし、それはその子の作文の実力ではありません。
 それまに読んだ本が、そのまま頭から出てくるだけなのです。

 だから、小1や小2のころ、長い作文を書いていた子が、小3になって自分の言葉で作文を書こうとするようになると、字数が以前よりも少なくなることがあるのです。


 ところで、小1や小2のころの作文は、大人から見ると、直したくなるところがたくさんあります。
 しかし、その直すアドバイスはできるだけしない方がいいのです。
 子供の立場になってみると、せっかく自分が書いたものを、あとから直されるというのはかなり負担です。

 そういう負担を感じることが増えると、子供は、何か書こうとするたびに、親に、「次はどう書くの」と聞くようになります。
 それは、自分が書いたあとに直されることに対する予防線なのです。

 だから、お母さんが力を入れるところは、作文を直すことではなく、作文を書く前の準備としての題材作りと読書習慣に関してなのです。

 質問のあった小1の子のお母さんは、毎回、子供の作文の題材作りに力を入れているということでした。
 そういう作文の準備に力を入れる中で、親子の対話が増え、子供の対話力や思考力が育っていきます。

 小1のころの作文の勉強で大事なのは、この作文の準備と読書の習慣です。
 小学1年生は、小学校時代の勉強の基礎ができる時期ですから、作文の勉強を中心にして、親子の対話、作文の準備、読書の習慣、そして更に暗唱や音読の習慣がつくようにしていくといいのです。


 さて、ちょうどそのオンラインサロンが終わってから、残っていた講師が、創造発表クラスを担当している先生で、「作文の準備でいろいろしたことを創造発表クラスで発表して、その中身を作文に書くという組み合わせがよい」とアドバイスをしてくれました。

 確かに、小1や小2のころは、作文の題材作りとしていろいろ楽しい実験や観察や工作や料理などの試みができます。
 それを創造発表クラスで発表すれば、創造力と発表力が育ちます。
 そして、それを作文に書くようにすれば、作文の題材探しに困ることはなく、同時に文章力、表現力が身につきます。

 現在、小1や小2で作文の授業を受けている人が、創造発表クラスの見学にも参加できるように、近いうちに、見学週間などの企画を行いたいと思っています。

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記事 4317番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/11/22
8月22日のオンライサロン報告――昔生徒だったお母さんに久しぶりに再会 as/4317.html
森川林 2021/08/22 21:35 


●動画:https://youtu.be/akAc8KTRdEA

 初回のオンラインサロンは36名の参加で、22日(日)の朝10時から行われました。
 最初に、中根が、30分ほど資料をもとに話をしました。
▽資料
 

 そのあと、質問の時間が30分ほどありました。
 今回は、分科会は行わなかったので、全体で1時間ほどで終了しました。

 質問の時間に、いい話が二つあったので、紹介します。

 ひとつは、今中学2年生の生徒の話で、小学校高学年のころ参加していた創造発表クラスの授業が役に立ったという話で、中学での発表の時間に、発表の仕方が上手だと褒められたそうです。
 同じようなことを、以前、中1になった生徒のお母さんからも聞いたことがあります。
 言葉の森のオンライン五人クラスのように、少人数であれば、毎回発表ができますが、人数の多い学校などでは発表の機会というのはまずありません。
 今、オンライン五人クラスに参加している生徒のみなさんは、この発表(読書紹介や作品発表)の時間をぜひ生かしていってください。

 もうひとつは、30年前に言葉の森の生徒だったという、今小6の子のお母さんからの話で、「中根先生お久しぶりです」と言われて驚きました。(笑)
 小学生に習った作文が、社会に出てから必要性を感じることが多かったという話で、子供たちみんなに聞かせたい、いい話でした。。
 そして、小学生のころに毎日小学生新聞に作文が掲載されたことが今でもいい思い出になっているという話はとても共感できました。
 子供時代のそういう思い出は、人間の一生の自信につながります。
 だから、子供時代に、お母さんや先生がその子のいいところを評価することが大事だとあらためて思いました。

 次回のオンラインサロンは、9月11日(土)朝10時~です。
 今度は、前半が中根の話、後半を分科会という形でやっていく予定です。
 お申込みは下記のページからお願いします。
https://www.mori7.net/jform_pre.php?f=osl202109

 どなたでも参加できますが、言葉の森のコードを取得していない方はコード登録で登録をしてご参加ください。
https://www.mori7.net/tr.php

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記事 4316番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/11/22
【重要】言葉の森オンライン新聞のメール送信を開始します as/4316.html
森川林 2021/08/20 15:49 


●動画:https://youtu.be/FPfS8-JUTkw

 8月20日より、言葉の森オンライン新聞のメール送信を開始します。
 この新聞の受信メール登録は解除することができますが、毎週言葉の森からの重要な連絡や記事をお送りしますので、言葉の森の生徒の保護者のみなさんは登録を解除されないようにお願いします。

 なお、メールの登録先を変更される場合は、検索の坂の「ニックネームなどの変更」のリンクからお願いします。
https://www.mori7.net/kennsaku/

 言葉の森新聞は、これまで、ウェブでごらんいただくか、メールマガジンにご登録していただくかで、見ていただくことができました。
 しかし、この形ですと、言葉の森からの連絡をご存知ない方も多かったので、これからは、生徒の皆様には一律に、言葉の森オンライン新聞としてメール送信させていただくことにしました。

 メール送信の頻度は、毎週1回ですが、そのほかに学年ごとなどに範囲を絞ったご連絡も必要に応じて行う予定です。

 言葉の森オンライン新聞の記事は、下記のウェブでごらんいただけます。
https://www.mori7.net/ope/index.php?k=osb

 メールに対する直接の返信や、オンライン新聞の記事に対する直接のコメントはできませんので、ご質問やご感想がある場合は、質問感想掲示版、又は、個別れんらく板からお送りくださるようお願いいたします。


追伸
 本日8月20日の朝9時ごろ、メールのテスト送信をしたところ、「絵のテスト」が誤って配信されてしまいました。
 ご迷惑をおかけしましたことをお詫びします。

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記事 4315番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/11/22
小学生のときに大事なのは勉強の習慣作りだけ as/4315.html
森川林 2021/08/18 22:07 


●動画:https://youtu.be/c5sWn8NgCcw

 小学生の子供たちの勉強の仕方を見ていて、よく疑問に思うのは、小学生なのに勉強をやりすぎている子と、小学生なのに勉強をやりなさすぎている子がいることです。ちょっとややこしいですが。

 やりすぎている子の問題はよく書くので、今回はやりなさすぎている子の問題を中心に話します。

 その前に、簡単に、やりすぎている子の問題を言うと、小学生のころの勉強はどんなに先に進んでいるように見えても、それはみんなの学年が上がればすぐに追いつかれてしまうことです。
 それなのに、小学生のころの貴重な時間に読書とか自分の好きな遊びとかを制限して勉強に時間をかけるのは、本当にもったいないと思います。

 そして、もうひとつ、小学生のころに勉強をやりすぎている子の問題は、中学生になっても、高校生になっても、自分のための勉強ではなく、人に見せるための勉強になりがちなことです。
 例えば、自分にとって簡単にできる問題を難題も解いて時間を費やすような勉強の仕方を、中学生や高校生になっても続ける子がいるのです。
 それは、たぶん机に向かって座っている時間を長くすることが勉強だと思っているからです。

 しかし、やりすぎている子の問題はこれだけにして、今回はやりなさすぎている子の問題です。
 オンライン夏期講習で、オンラインの授業のある日は勉強するが、それ以外の日は問題集のページが進んでいないという子が時々いました。

 勉強の基本は自学自習の家庭学習ですから、毎日自分で決めた勉強の時間を持っていることが大切です。
 その毎日の勉強を、1週間に数回かオンラインクラスの授業に出ることによって、チェックしてもらうというのが、オンラインの授業の本来の姿です。

 ところが、オンラインクラスの授業に出たときだけ勉強をして、あとは何もしないという子もたまにいます。
 それでは、もちろん力はつきません。
 作文の勉強でも、その日に頑張って書くことが大事なのではなく、事前の準備を準備してくることが大事だということと同じです。
 授業に出たときと、次の授業に出るときの間に何をするかということが大事なのです。
 その毎日の勉強の仕方の基本になることをオンラインクラスで行っているのです。

 小学生のころに勉強の習慣をつけておけば、受験期になっても、その勉強の習慣を強化するだけでいいので、特別な負担はありません。

 しかし、そのためには、毎日の勉強時間は、子供が普通にやればすぐに終わるぐらいの量に限定しておく必要があります。

 世間のお母さんにきわめてよくある考え方は、勉強は短い時間よりも長い時間やった方がいいという考えです。
 時には、子供がその日の課題を早く終わらせると、もったいないからと言って、勉強を更に追加させるお母さんがいます。
 そういうお母さんは、想像力と共感力が不足していると思います。
 もし、自分が子供だったとしたら、早く勉強を終わらせたときに追加の勉強をさせられてどう思うかということです。
 そういう追加の勉強をさせられた子は、そのときはしぶしぶやると思いますが、次回からは、だらだら勉強をして時間をかけて終わらせようと思うはずです。
 こうして、能率の悪い勉強の仕方が身についてくるのです。

 実は、こういう家庭は意外と多くて、言葉の森の通学教室に通っていた子の中にも、作文を時間をかけて書いている子に聞くと、「だって早く帰ると勉強させられるから」という子が時々いました。

 家庭学習の勉強は、子供が、「これなら早く終わらせてあとは遊ぼう」と思えるぐらいの短時間にして、しかし、そのかわり毎日同じようにやるというのが基本です。

 こういう毎日の家庭学習の習慣がついていない子は、算数数学や英語が苦手になりがちです。
 なぜかというと、算数数学と英語は、その場の知識と理解だけで済む勉強ではなく、比較的長い期間の積み重ねが必要な勉強だからです。
 そのかわり、毎日の勉強の習慣として取り組めば、誰でもできるようになる勉強なのです。

 家庭学習の習慣をつけるためには、子供の小学1年生からの最初の方向付けが大事です。
 短い時間でいいので、毎日の勉強の時間を決めることと、それを子供がすぐに取り組めるくらいの量にとどめておくことです。

 また、これは私の個人的な考えですが、何かの理由があって勉強を休んでしまった場合、それを翌日に持ち越して皆勤賞を目指すなどということはやらない方がいいと思っています。
 私は、自分自身も、また子供に対しても、休んだ分をあとで取り戻すということはしたことがありません。
 休んだのはもう過去のことなので、それはそれでおしまいにすればいいと思っていたからです。

 ただ、世の中には、そういう考え方とは正反対に、皆勤賞を目指し、しかもそれを楽しくやっている人がいることは認めます。
 自分の人生観に合ったことをやるというのが大事なのかもしれません。

 しかし、何度も言いますが、私は皆勤賞を目指したことは一度もありませんが、結果として40年近く仕事を1日も休んだことがありませんでした。
 インフルエンザで高熱のときも、平気で授業をしていたぐらいです。
 しかし、昨年は無理矢理に入院させられて(笑)、強制的に休まされましたが。

 ということで家庭学習の基本は、毎日やること、しかし、無理をしたり長時間やったりしないということで、特に大事なのは、毎日ということになると思います。

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記事 4314番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/11/22
あだ名 as/4314.html
森川林 2021/08/18 21:03 


 犬の世界にあだ名という概念はありません。なぜなら、名前そのものがあだ名のようなものだからです。

 動物病院の診察券には、社長さんの名字をつけて「中根ゆめ」と書かれていますが、名字は取ってつけたようなもので、ほとんど意味はありません。

 私の名前は、明るい希望を感じられるような名前がいいという社長さんの要望により、ママが考えてつけてくれました。

 でも、中には私のことを「ゆめ」と呼ばない人もいます。

 この前亡くなったおじいちゃんは、私のことを「クロ」と呼んでいました。

 M先生は、私のことを「こいぬくん」と呼びます。

 二人とも、私が女の子だということを完全に忘れています。

 それはともかく、この「クロ」とか「こいぬくん」とかという呼び名が犬にとってのあだ名になるのでしょうが、こんなふうにあだ名がついている犬はほかにはあまりいないのではないかと思います。

 もしかしたら、二つもあだ名があるのは、私がちょっとしたゆーめー人(犬)だからかもしれないなあなどと考えているうちに、今日もまた夢の世界へと入っていくのでした。おやすみなさい。

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記事 4313番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/11/22
優れた人の話を聞くよりも、自分で手足を動かすことによって人間は成長する as/4313.html
森川林 2021/08/17 22:09 


●動画:https://youtu.be/F9_xYTWUxFA

 人生論的な話のようなタイトルになりましたが、これは勉強の話です。
 というか、勉強にも共通する人生の話と言えるかもしれません。

 優れた先生の優れた講義を聴くと、すごく得したような、何かを得たような気がします。
 しかし、そこで得るものは多くはありません。
 もし、ただ見たり聞いたりするだけで人間が成長するならば、世の中にはいい映画もいい動画もたくさんあります。
 それを見るだけで、みんなが立派な人になると言えればいいのですが、そういうことはまずありません。・

 では、どこで人間が成長するかというと、それは自分で手足を動かすことによってです。
 自分で動き出せば、必ずうまく行かないところが出てきます。
 そこを切り抜けることによって人間は成長していくのです。

 自学自習とは、そういう勉強法です。
 先生の講義を聴くだけよりも、自分で問題を解くことによって、わかるところとわからないところが明確になり、そのわからないところをわかろうと努力することによって、学習は進歩していきます。
 ただし、途中でどうしてもわからない問題にぶつかるときはあります。
 そのときだけは、先生に聞けばいいのです。

 実は、こういう自学自習の勉強をすると、能率がきわめてよくなります。
 よく、受験生でごく短期間に、成績を急上昇させる人がいます。
 それは、自学自習を中心とした勉強をした場合です。

 受験生でなくても、自学自習を中心にした勉強をしていると、勉強時間は短くても、学校の進度はすぐに追い越すようになります。

 では、なぜこういう勉強法が普及していないかというと、多くの人は自分でやることに不安を感じるからです。
 その不安を乗り越え、自分の考えで勉強を進めることによって、勉強の能率が上がるとともに、自分自身の精神も成長していくのです。

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手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

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 言葉の森がこれまでに掲載した主な記事のリンクです。
●小1から始める作文と読書
●本当の国語力は作文でつく
●志望校別の受験作文対策

●作文講師の資格を取るには
●国語の勉強法
●父母の声(1)

●学年別作文読書感想文の書き方
●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)
●国語の勉強法(言葉の森新聞の記事より)

●中学受験作文の解説集
●高校受験作文の解説集
●大学受験作文の解説集

●小1からの作文で親子の対話
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●小学1年生の作文

●読書感想文の書き方
●作文教室 比較のための10の基準
●国語力読解力をつける作文の勉強法

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●中学受験国語対策
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