システムのトラブルにより、言葉の森の11月の受講料の振替ができませんでしたので、11月の受講料は12月に振替させていただきました。
なお、11月受講料で返金手続きをさせていただく方も、12月受講料に振替させていただきました。
該当される方には、オンライン新聞のページから連絡メールをお送りしています。
https://www.mori7.com/ope/index.php?e=13390
誠に申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。
●
https://youtu.be/wE4Q-v-VwJY
受験作文には、出題する学校のレベルも問われます。
よく、複数の課題を出して、そのどれかを選んで作文を書くという課題を出すところがあります。
しかし、普通に考えれば、異なるテーマで書かれた作文を評価する共通の基準というものはありません。
また、その題材に関する知識の有無で出来が左右される課題を出す学校もあります。
その受験生がたまたまその話題を知っていたら、有利に書けるのは当然です。
また、中には、○段落で、こういう言葉を入れて、こういう方向で書くと、事細かに指示して書かせるところもあります。
うがった見方をすれば、それで指示に合わないところを減点して採点しやすくしているのだと思えないこともありません。
このように、出題する側が、作文や小論文の本質をよくわかっていない課題を出しているのですから、受験生の側の対策も、採点者がよくわかっていないことを前提にして考える必要があります。
言葉の森の受験作文コースのポイントは、その学校が過去にどういう出題をしていたかを見て、その出題傾向に合わせて、似たような題材の練習をするところにあります。
似た題材以外の、何文字で書くとか、どういう構成で書くとか、どういう出題形式か(短い文章課題、長い文章課題、複数の文章課題、グラフや表のある課題、象徴的な題名課題など)は、文章力のある生徒なら、いずれもすぐに対応できます。
対応に時間がかかるのは、その学校が出題する題材の傾向なのです。
題材の分野には、大きく分けて次のようなものがあります。
学校生活、人間の生き方、社会問題、学問論、科学技術論、家庭生活、時事問題、象徴的テーマなど。
こういう大きな枠組みを決めて練習すると、実際の試験問題でも、似た題材が思い出せるので書きやすくなるのです。
だから、必ずしも過去問の課題そのものにこだわる必要はありません。
過去問がよく出される題材を中心に練習していくことが大事なのです。
しかし、実際の試験で、自分が練習してきた分野の題材とは全く異なる課題が出ることもあります。
そのときに役立つのは構成力です。
構成を意識して書くと、自分のよく知らない分野の話であっても、理路整然と書くことができるのです。
こういう書き方のコツは、実際にその生徒の作文をもとにしてアドバイスしなければ、なかなか理解できません。
そこで、今、受験作文コースを受講している生徒を対象に、これまでに書いた作文のできるだけ自信作のものを3本提出してもらい、個別アドバイスすることを考えています。
これは、追ってご連絡します。