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子供はプログラミングよりも自然との対話を as/4390.html
森川林 2021/12/27 21:18 


https://youtu.be/ceBUyz1Cs0Q

 プログラミングは、面白いことは面白いです。自分なりの創意工夫を生かせる場面が多いからです。

 普通の国語、算数数学、英語、理科、社会の勉強では、答えが一律に決まっている場合がほとんどです。そういう勉強が全部できても、あまり面白くはありません。それは、誰でも同じようにできることで、自分の個性というものは必要としないからです。

 だから、というわけではありませんが、私(森川林)は、小学5、6年生のころ、授業中はずっと教科書に落書きをしていました。だから、全ページ落書きです(笑)。
 担任の先生はいい先生で、のちの校長先生になった人ですから、授業もわかりやすく熱心に教えていてくれたはずです。しかし、私は、その授業を聞くことが退屈で退屈で仕方なく、よく窓から運動場を眺めては、「スズメは自由でいいなあ」と思っていたものです。

 退屈しないのは、テストのあるときだけでした。テストは自分のペースでできるからです。よく、テストは嫌いだという人や、大人になった今でもテストの夢を見るという人がいますが、私はテストは大好きでした。好きというよりも、退屈な授業を聞くだけの立場から解法されることが嬉しかったのだと思います。

 と、こんな話をするのではなかった。(^^ゞ

 今日12月27日、注文していて届いたのは、日経BP社が出している「5才からはじめるすくすくプログラミング」という本でした。
 これは、シリーズになっていて、「5才から」「6~9才から」「8才から」……と中高生向けまで続く簡単な表になっているのですが、それが、いずれも日経BPの本だけですから、このとおりにやったら、無理もあるし穴もあるし、たぶんどこかですぐに破綻するだろうという印象を受けました。日経BPさん、ごめん。

 もちろん、中にはいい本もあるので、結局は、取捨選択をしてやっていく必要があるということです。しかし、保護者がそういう選択をするのは難しいので、やはりプログラミングクラスなどが主体になって、いい本を紹介していく必要があると思いました。

 しかし、問題は、その前です。
 「5才からはじめるすくすくプログラミング」は、小さい子でも、お絵かき感覚で楽しめるプログラミング的なタブレット遊びが載っていました。これは、子供はたぶん楽しく遊ぶと思います。というのは、そこに創意工夫をする要素があるからです。遊びの面白さとは、結局、創意工夫の面白さなのだと思います。

 だから、こういうことを子供が楽しむのはいいと思います。しかし、それと同時に、私は自然の中での遊びの方がもっと豊かな創意工夫を生かせると思ってしまうのでした。

 たぶん、年配の方は、自然遊びの経験があるのでわかると思いますが、竹で弓矢を作ったり、レンガを積んでスズメを捕まえようとしたり、ミミズをえさにして魚釣りをしたり(昔は、駄菓子屋で釣り針が売られていました)というときのわくわくする感覚は、まさしく創意工夫の感覚なのです。

 そのときのわくわく感と、パソコンの画面で自分なりの工夫をするときのわくわく感は、質が違います。どこが違うかというと、パソコン上のわくわく感はそのときだけの感覚ですが、自然の中でのわくわく感は、幸福感としてあとまで残るように思うのです。

 だから、何が言いたいかというと、子供のころは、まず自然と接する中での楽しさを味わっておくことが第一で、そのおまけとして、パソコン上のプログラミングの楽しさも味わうという順序を意識しておくことが大事だということです。

 自然と接する楽しさで、最も手軽なことのひとつは、生き物を飼うことだと思います。最近のお母さんは虫が嫌いな人が多いようですが(笑)、子供は虫でも、魚でも、鳥でも、犬でも、猫でも、生き物は大好きです。

 プログラミングの勉強を始めるのと並行して、生き物を飼うということをしてみるといいと思いました。プログラミングとは、全く関係ない話になりましたが。

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森川林 20211229  
 私は、プログラミングが好きです。
 それは、新しい課題を見つけたときに、それをどう工夫してプログラムするか創造的に考えるのが楽しいからです。
 しかし、やりたくないプログラミングもあります。それは、ある課題があって、それを解決する道筋はわかっているが、その途中の作業が長くて、そこに何の工夫も必要なくただ面倒な作業が延々と続くと思われる場合です。
 だから、プログラミングは仕事でするものではなく、趣味でするものです。
 その趣味という点で言えば、子供はたぶんすぐにプログラミングが好きになります。
 しかし、子供時代には、プログラミングの面白さ以上に、自然と接することの面白さを味わうことが大切な時期だと思うのです。



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森川林 2021/12/25 19:07 


https://youtu.be/PA8LFUJ_2Os

 言葉の森のプログラミングクラスのJavaScriptの次の教材は、HTML&CSSにすることを考えていましたが、小学生向けの本がないので(これまであった本は、もう中古しかありませんでした)、HTML&CSSは、小学生向けのいい本が出るまで延期することにします。
 同じ本がkindleでは見られるのですが、もしkindleを使うとすると、モノクロの小さい画面では見にくいので、Fireの10インチなどにするといいのですが、file10は16,000~20,000円なので、ちょっと全員には難しいと思います。

 JavaScriptのあとにやるものは、下記の本です。
「Python超入門: モンティと学ぶはじめてのプログラミング」 及川 えり子 2750円
https://tinyurl.com/jekynnmu

 この本は、中1ぐらいの子を対象に、コードプログラミングの基礎の基礎から書かれているので、教える先生も一緒に勉強しながらやっていけるます。
 Pythonは、私(中根)もまだ使ったことはありませんが、プログラミングクラスの基本は、「生徒と一緒に先生も学ぶ」ということでやっていきます。だから、先生も初めてでかまいません。

 昔からプログラミングをやってきた人は、みんな独学でやっていました。
 私も、日本語のいい教材がなかったころ、英語の教材で、phpとMysqlの本を読んで、何とか自分なりのブログラムを作っていました。だから、何も知らなくても、生徒と一緒にやっていけばいいのです。

 そのほかの教材については、次のように考えています。

 Scratchは、小1からできそうなものがあるので、それを使う予定です。
 これは、基礎学力クラスの幼長、小1、小2対象です。
「ひらがなでたいけん! スクラッチ はじめてのプログラミング」 (ときめき×サイエンス) いけだ としお 1430円
https://tinyurl.com/55whj2e3

 これまで使っていた「使ってあそべるScratchおもしろプログラミングレシピ」は、中身が豊富でしたが、ちょっとむずかしいところがありました。特に、最初の顔を描くところなど(笑)。
 ですから、もう少し易しい本にする予定です。

 最近、Scratchは、いい本が多数出ているので、その中から、動画がセットになっているものを選びたいと思っています。
 具体的な本のひとつは、下記の本です。
「できるキッズ 子どもと学ぶ Scratch3 プログラミング入門」 株式会社TENTO&できるシリーズ編集部 2068円
▽動画
https://dekiru.net/article/19778/?utm_source=book&utm_medium=dekiru&utm_campaign=scr3

 micro:bitは、今の「手づくり工作をうごかそう!micro:bitプログラミング」が、キットとセットになっているので、このまま続ける予定です。
 ただし、これは、2月15日に第2版が出るようなので、そうしたら新しい版の本でやっていきます。
「手づくり工作をうごかそう! micro:bitプログラミング 第2版」 (ぼうけんキッズ) 石井 モルナ, 阿部 和広 他 2090円
https://tinyurl.com/yckj2emp

 Scratchは、おもしろい本が多数出ているので、小学生の間は、Scratchの本を次々にやってもいいかと思っています。
 中には、Scratchで機械学習とか、Scratchで科学実験とかいうものもあります。ただ、これらは、ちょっと難しそうなのでやりません。
 また、学校の学習に合わせたScratchの本もたくさん出ていますが、学校の授業に合わせようとすると、中身がつまらなくなりそうなので、教材はその教材の面白さを基準にして選んでいきます。

 JavaScriptは、子供向けのいい本がないようだったので、progateに参加するとことを考えていましたが、今後は、やはり本中心でやっていきたいと思います。
 JavaScriptの本は、下記のものです。
「12歳からはじめるJavaScriptとウェブアプリ」 TENTO」 2838円
https://tinyurl.com/3sffep4r

 なお、JavaScriptとPythonのコードプログラミングは、英語が入ってくるので、小学校高学年か中学生からやるようになります。

 ところで、言葉の森のプログラミングクラスの特徴は、教材をそのときどきのインターネットテクノロジーの進展に応じて、自由にに発展させられることです。
 たぶん、他のプログラミング教室では、あるひとつのソフトをもとにしたシステムで作られていますから、やがて時代遅れになってもそのシステムのまま運営していくと思います。

 言葉の森が、社会の変化に応じて柔軟に対応していけるのは、講師の精神年齢が若いからだと思います(笑)。

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