●動画:
https://youtu.be/GMv2-e0ZAl0
言葉の森のオンライン教育の特徴は、4人以内という限定した生徒数で、全員が発表する機会を持つ個別対応の学習をしていることです。
こういう少人数の対話のある個別学習をしているオンラン教室というものは、ほかにはありません。
この発表個別教育を生かせる学習分野はいろいろありますが、中で特徴的なのは、作文教育とプログラミング教育です。
いずれも、答えがひとつに限定されていない学習分野だからです。
一昔前までは、プログラミングの学習は、オンライン教育ではなく、リアルの教室で行うのが普通でした。
オンラインで行うのにふさわしい使いやすい教材がほとんどなかったからです。
言葉の森は、2年前から、オンラインのプログラミングクラスを始めました。
最初は、Scratchとmicro:bitの学習が中心でした。
教材の説明が難しい部分がところどころあり、なかなか先に進めないこともありましたが、なんとかほとんどの生徒が先に進むようになりました。
プログラミングクラスのスタートから1年たつと、次第に使いやすい教材が出てきました。
プログラミング学習で大事なことは、一緒に発表し合う仲間がいることと、わからない部分が出てきたときに質問できる先生がいることです。
そして、更に大事なことは、プログラミングの学習内容を先に発展させる展望があることです。
今世の中にあるプログラミング教室の中には、ロボット作りなどのように見た目の楽しい教材を使っているところも数多くあります。
しかし、そのプログラミングの中身は、かなり限定されていて、ある決まった枠の中でコードを書き換えるというような学習内容のものも多いようです。
こういう単品完成型のプログラミング学習では、プログラミングの技術を習得することはあまりできません。
言葉の森のプログラミングクラスは、言葉の森の代表である中根自身が、プログラミングを長年仕事に活用し、自動採点ソフトで国際特許を取得するなど、プログラミングの便利さと難しさを人一倍よく知っていることです。
だから、プログラミング学習は、これからも毎年新しい教材が出てくると思いますが、言葉の森は、それらにすぐに対応できる体制ができています。
言葉の森のプログラミング学習は、以前は、小4からスタートとしていましたが、現在の教材を見ると、小学3年生からでも十分に始められることがわかりました。
また、小学1年生や2年生からでも、プログラミング学習ができるという見通しがついてきました。
そこで、この9月から、小学3年生を対象にしたプログラミングクラスを募集します。
また、小学1年生、2年生の生徒でも、希望があればプログラミングクラスに参加できるようにします。
プログラミング学習のよいところは、基本的に独学ができるということと、生徒の個性に応じて多様な工夫ができるということです。
自分で工夫できるというのは、プログラミング学習や作文学習の大きな特徴です。
独学ができて工夫ができるということで、子供たちはプログラミングの教材を自分の力で読み込むようになります。
プログラミングの本の中身は、説明文ですから、自然に説明文読書の力がつきます。また、当然難しい漢字を読む力もつきます。
そのせいか、プログラミング学習を小さいころから自力でやっている子は、理解力が人より優れてくるように思います。
楽しく勉強しながら頭もよくなるというのが、プログラミング学習の特徴と言ってもいいと思います。
さて、このプログラミング学習と、言葉の森のオンライン4人クラスの教育プラットフォームは、きわめて相性がいいのです。
まず、オンラインですから、わざわざ時間をかけて近くの教室に通わなくても、自宅でプログラミング学習に取り組めます。
オンラインクラスの授業時間は45分ですが、自宅で取り組んでいるので、授業時間のあともそのまま必要に応じて続きの学習を進めることができます。
また、オンラインクラスはいくつもあるので、休んだ場合も他のクラスにふりかえて参加することができます。
更に、4人以内のクラスですから、全員に発表する機会があり、友達と刺激し合いながら勉強を進めることができます。
こう考えると、プログラミングクラスは、今後、作文クラスと並んで、言葉の森の学習の一つの大きな柱になってくるように思います。
今後、作文発表会と同じように、定期的なプログラミング発表会などもできるようになるでしょう。
Scratchから、JavaScriptやPythonまで学習を進めれば、中学生や高校生になっても、自分の趣味や勉強にプログラミングを生かせるようになります。
将来、子供たちが何か新しいことに挑戦する際には、身につけたプログラミングの技術が役立つようになるはずです。
未来の可能性のあるプログラミング学習を、同じく未来の可能性のあるオンライン4人クラスの教育プラットフォームで、新しく取り組んでいきましょう。
空きクラスは、下記のリンクをごらんください。
https://www.mori7.com/mori/online_class.php?kid=pg
プログラミングの体験学習は、下記のフォームから、又は、お電話でお申し込みください。(電話0120-22-3987)
https://www.mori7.com/ftaikenn.php?kid=pg
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なお、プログラミング学習と並んで、作文学習は、言葉の森の本来のメインの学習教科です。
作文教育については、言葉の森は40年以上の指導実績があり、これは日本にあるどの作文教室や作文講座よりも長い伝統を持っています。
言葉の森が1980年代に作文教室を始めたとき、日本には作文を教えるような教室はひとつもありませんでした。だから、言葉の森は、日本の作文教育の草分けなのです。
作文というものは、もともとひとつの正解というものがない勉強です。
プログラミングと同じように、生徒それぞれの個性に応じて、10人いれば10とおりの正解があり10とおりの進歩があります。
だから、作文は、集団一斉指導ではなく、個別対応の発表型の学習指導が最も効果の高い勉強法になります。
この作文の勉強で大事なことは、高校3年生まで勉強を続けることができる点です
生活作文は、小学4年生になると、大体完成します。
しかし、小学4年生で作文の勉強が終わったのでは、その後の発展的な学習には進めません。
小学生の作文と、中学生、高校生の作文は、性格が全く違うからです。
ところが、中学や高校で作文指導に力を入れている学校は、ほとんどありません。
それは、今の学校教育が、発表個別型の学習をする体制になっていないからです。
だから、作文の勉強は、高校生になるまで言葉の森で続けていくことが大事になるのです。
この作文の勉強についても、言葉の森では、小学1年生から作文学習を開始できる仕組みを作っています。 これは、他の作文指導をしている他の教室にはない特徴です。
だから、作文とプログラミングの学習は、言葉の森のオンライン4人クラスの教育プラットフォームで続けていくのがいいのです。
オンライン4人クラスの教育プラットフォームには、ほかに、国語読解、算数数学、英語、創造発表などのクラスもあります。
これらのクラスも、4人という少人数を生かした対話と発表のある学習です。だから、どのクラスも能率のよい密度の濃い学習ができるのです。
作文の体験学習は、下記のフォームから、又は、お電話でお申し込みください。(電話0120-22-3987)
https://www.mori7.com/ftaikenn.php?kid=sb
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小学1年生の子供たちは、夏休みが終わると、ぐんと成長します。
それまでは、ひとりでは何もできなかったような子が、何でも自分の力でやろうとするようになります。
この時期は、新しい習い事を始めるチャンスです。
小学1年生のころにできた習慣は、小学校生活の間、ずっと長続きします。
読書の習慣も、勉強の習慣も、作文の習慣も、小学1年生のころに始めた子は、その習慣をずっと持ち続けるようになるのです。
小学1年生の場合、作文の勉強は、夏休み前までは、まだひとりではほとんど書けない子がほとんどでした。
しかし、そろそろ自分で作文を書きたくなる時期です。
この最初の作文の勉強で、友達との対話の中で学ぶ言葉の森のオンライン作文の勉強の仕方を身につければ、どこよりも楽しく作文の勉強を開始することができます。
現在、高校生になり、優れた小論文を書いている子の多くは、小学1年生のころから作文の勉強を始めています。
小さいころに始めた勉強は、生活習慣になり、時間的に忙しくなることがあっても、なんとかやりくりをして続けていくことができるようになります。
言葉の森は、作文以外のオンライン学習も幅広く進めています。
例えば、総合学力、創造発表、プログラミングなどです。
総合学力は、国語、算数、暗唱、発表、読書の勉強を、自分のペースで自由に取り組む全教科型の学習です。
言葉の森のオンライン学習の特徴は、1クラスの生徒数を4人に限定し、毎回、生徒どうしの読書紹介や発表や交流といったコミュニケーションを重視していることです。
このため、どの子も、自分で発言をしたり、人の話を聞いて質問をしたりすることが上手になります。
これからの学力は、知識の詰め込みと再現の力ではなく、自分なりに考えて、他人とコミュニケーションを取る力です。
言葉の森のオンライン学習は、他のオンライン学習とは全く違います。
生徒どうしの交流のない、一方的な動画授業ではなく、先生と生徒がこまめに対話をしながら勉強を進めていく新しいオンライン学習です。
だから、作文のような小学1年生が自宅で勉強を続けるのは難しい教科でも、楽しく勉強していけるのです。
言葉の森のオンライン学習の授業は、45分単位で、朝8時から夜9時まで開講しています。
小学1年生であれば、平日の夕方5時、6時、7時などの参加しやすい時間帯に、自宅から自由に参加できます。
オンライン4人クラスでは、先生が生徒一人ひとりの勉強に対応できるので、小学1年生であってもお母さんがつきっきりでいる必要はありません。
親子で一緒に参加するのは自由ですが、子供だけでも、十分にオンライン学習に参加できます。
現在、小学1、2、3年生を主な対象にしたオンライン体験学習を受け付けています。
教科は、作文、総合学力、プログラミング、創造発表です。
無料体験学習を希望される方は、言葉の森までお電話でお問い合わせください。
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https://youtu.be/qXexQ2lpf7Q
小学1、2年生のころは、勉強面での差というものは、ほとんどないように見えます。
話し言葉に関しては、どの子も、それなりに達者に喋るので、特に大きな学力の差があるようには感じられません。
しかし、書き言葉に関しては、きわめて大きな差があるのです。
問題は、その書き言葉の差というものが、学年がかなり上がるまで目立たないことです。
もちろん、作文を書くというような授業の時間があれば、その差があることははっきりします。しかし、小学1、2年生で作文をよく書かせる授業というのは、私立小学校以外にはあまりありません。
だから、何も特別の対策を立てずに、読書や作文が苦手なまま自然に高学年まで進んでしまう子も多いのです。
算数が苦手だとか、英語ができないとかいうのは、知識や技能が不足しているだけの問題ですから、取り組めば誰でもすぐにできるようになります。
しかし、読書とか作文とかのように、日本語の運用能力に関することは、子供たちの思考力そのものですから、いったん差がつくと、その差を埋めることはかなり難しくなるのです。
しかも、日本語力は、勉強の習慣というよりも、家庭生活の習慣のようなものです。
親が何も言わなくても、いつも自然に本を読んでいる子と、親に何度も言われてやっとしぶしぶ本を読む子との間では、年間を通しての読書時間の差は膨大になります。
国語の勉強をするというということでは、到底追いつかないような大きな差が生まれてくるのです。
特に、現代は、ビジュアルなだけの本や、ビデオやYouTubeという活字の読み取りを必要としない環境が周囲に溢れています。
子供は、何もしないで放っておけば、自然に活字から離れていきます。
今はまだ、子供たちの読書力や作文力の低下ということは、それほど大きな問題になっていません。
しかし、これはいずれ大きな社会問題になってきます。
すでに、中学生や高校生で文章を読み取る力のない子が増えているからです。
対策はあります。
まず、低学年のうちに、読書教育にもっと力を入れることです。
そして、その読書力の目安となる作文教育に力を入れることです。
現在、子供たちの習い事は、いろいろあります。スイミング、ピアノ、サッカー、野球、算数、英会話などなど。
しかし、子供たちの一生を左右する最も重要な習い事は、日本語運用能力としての読書なのです。
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●長期的な目で子供の未来を考える
世界では不穏な情勢が続いているが、これは旧体制の終わりで、今後新しい世界が始まる前兆と考える。
アメリカのドル破綻、中国のバブル崩壊と長期的衰退、旧社会に留まるロシア、まだ出口の見えない日本。 工業資本主義は過去の産業に。GAFAも同じく単なるインフラに。
真に価値あるものは、人間の創造性だということが明らかになる。
エネルギーの低廉化、無料化の流れは止まらない。
機械化、AI化が進展し、人間の仕事は次第になくなる。
ベーシックインカムの導入と普及がある時期から進む。
「メシが食える大人になる」という目標から、「個性を生かして幸福に生きる」という目標に。
当面は、その中間の「さかなクンの生き方が仕事になる時代」に。
しかし、その根底に学力が必要になる。
学力の基本は、日本語力、読書力、数学力(数学的にものを考える力)、プログラミング力(プログラミング的にものを見る力)、思考力、作文力、コミュニケーション力、共感力など。(語学力は、英語・中国語も含めてAI化される)
当面はまだ成績はいい方がいい。学歴で就職先が決まる面は残る。しかし、今のいい会社、いい仕事がいつまで続くかわからない。
やがて受験そのものがなくなる。オンライン留学が普通になり、就職という考え方がなくなり、独立・自立の生き方が普通になる。(かなり先だが、今の子供がおとなになるころには)
●では何が必要か
当面の第一は読書力。今は、読書力、読解力、作文力の低下が目立つようになっている。
今後は、説明文の読書に力を入れる。
家庭での日本語力。親子の知的な対話。(絵本の読み聞かせと同じくらい大事な親子の知的なお喋り)
子供が熱中できるものを大事にする。それを見つける手助けをする。
毎日の定期的な勉強習慣。(短時間でよいが)
勉強は家庭学習の自学自習が基本。(教えてもらうという姿勢では実力はつかない)
どの教科も、1冊完璧主義が基本。
受験対策は、過去問分析で。
差がつく算数数学は、1年間の先取り学習で。
受験は合否にかかわらず人間を成長させる。大事なのは成長させるような取り組み方。
進学は大事だが、進学の先にある社会人になってからの仕事と生活をいつも考える。
●不登校について
学校に行きたくない子は増えている。
家庭学習の方がずっと能率がよいと割り切る。
家庭学習の中心は、読書、プログラミング、教科の学習は、薄い1冊の問題集の復読で間に合う。
ネットの中に、友達はいくらでもいる。
大事なのは、居場所となるコミュニティがあること。
●オンラインクラスの学習について
作文は、個別作文よりも、クラス作文の方が長続きする。
作文で特に大事なのは、事前の準備と予習。
国語読解、算数数学、英語は、授業のある日だけの勉強ではなく、毎日の家庭学習が必要。
授業は、家庭学習のきっかけという位置づけで。
発表も、家庭での親子の対話のきっかけと考える。
国語読解力の本質は難読力。特に説明文の読解力。ただし、低中学年は読書力の方が大事。
算数数学は、1冊を完璧に。学年先取りで進む。
英語は、英文音読暗唱を基本に。
プログラミングは、つまみ食いではなく、本の流れに沿って進める。
創造発表は、子供の興味のあることを学問的、創造的に。
●今後の言葉の森の予定
作文は、小1から始めて、誰もが高3まで続けられる勉強に。
オンラインでの勉強に加えて、発表会、遠足、合宿などの機会を増やす。
読書紹介のような発表と交流の時間を確保する。
生涯の勉強友達ができるような授業運営を。
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昔の学校では、授業の開始時に、日直が「起立」と言い、生徒全員が立ち上がり「礼」の言葉で、「よろしくお願いします」と一斉に言うような挨拶がありました。
授業の終了時には、同じく、「起立、礼」「ありがとうございました」というような挨拶が行われていました。
今は、そのような挨拶をしているところは、少ないと思いますが、全員が一斉に同じ行動をとるというまとめ方は、今でもよく行われていると思います。
中根の担当しているオンライン4人クラスでは、最初は、「夏休み、どんなことをした?」と全員に聞くようなところから始まり、授業の終了時には、全員がそれぞれ、「終わりの一言」を言って終了にするというやり方をしています。
この「終わりの一言」の言葉が、生徒それぞれに個性があります。
「今日、友達とプールに行った」と言う子もいれば、「今日、これから花火をする」と言う子もいます。「自分の作ったダジャレ」を言う子もいれば、「将来の夢」を言う子もいます。「こんな嫌なことがあった」と言う子がいるときもあり、「こんないいことがあった」と言う子がいるときもあります。
この一人ひとりの言葉を聞いていると、子供たちにはそれぞれの人生があるのだということが実感としてわかります。
先生というような仕事は、これまでは、一斉に勉強を教えて、一斉にテストをして、一斉に評価するようなやり方で行われていました。
いわゆる、「起立、礼」の一斉教育です。
もちろん、それはそれでよかったのです。
しかし、こういう一斉の仕事をしていると、たぶん、先生は、勉強の出来がいいとか悪いとかいう観点からしか子供を見られないようになると思います。
しかし、社会に出れば、勉強の成績がどうだったかということは、かけっこの順番がどうだったかということを同じような、さまざまな違いのひとつでしかありません。
それ以上に、もっと多様なそれぞれの子の個性と長所を生かすような形で、子供たちの社会生活は行われていくからです。
オンライン4人クラスのいいところは、全員に発言する場があることです。
子供たちは、みんな主体的に参加することが好きです。
どんなに優れた講義であっても、人の話を聞くだけの授業は面白くありません。
子供たちが、勉強よりも遊びが好きなのは、遊びは主体的に参加することができるからです。
自分で勉強して、自分から発表するという授業があれば、それは遊びと同じような主体的に参加できる勉強の時間になると思います。
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●
https://youtu.be/uNoSOTeaCAA
オンライン4人クラスでは、毎回、授業の最初に15分ほどの時間を取って、読書紹介をしています。
この読書紹介は、作文や国語読解のクラスだけでなく、算数数学や英語のクラスでも、行っています。
読書は、あらゆる勉強のもとになる理解力を育てるからです。
毎週の読書紹介によって、これまで本を読まなかった子も、毎日本を読むようになります。毎回、みんなの前で、自分の読んだ本を紹介するのですから、自然に読む習慣がついてきます。
子供に読書をさせる企画や習い事は、いろいろありますが、この毎週の読書紹介が最も効果があり、最も手軽にできるものです。また、楽しくできて、子供たちの発表力もつきます。
ところで、この読書紹介で、気になる点がひとつあります。
それは、読む本の質が低い場合が多いことです。
質が低いとは、どういうことかというと、低学年では、絵本や学習漫画のような絵の助けを借りて読ませるような本を読書として読んでいるということです。
もちろん、読書は楽しむためのものですから、絵ばかりの本でもいいのです。しかし、読書というと、そういう本しかなく、文章を読む機会が少ないというのでは、読書力はつきません。読書力がつかないと、読書の本当の楽しさがわかりません。
小学校高学年、中学生、高校生では、物語文の本ばかりを読んでいる生徒がかなりいます。
もちろん、物語文の本は、感動を与えるものが多く、子供たちの心情を育てます。
しかし、中には、殺人とか、ホラーとか、人間の低俗な心情に訴えるものも多く、ストーリーの面白さだけで読ませるものも少なくないのです。
物語文の本ばかりを読書として読んでいると、高校生になり勉強が忙しくなると、そういう読書を続ける必要を感じなくなります。
高校生の不読率が高いのは、それまで読んできた本の質が低いので、読書の本当の面白さがわからないからです。
では、どういう読書の仕方をしたらいいのでしょうか。
小学校低学年の場合は、お母さんが、文章の多い本を読み聞かせしてあげることです。子供自身の読書だけにまかせていては、いつまでも絵本や学習漫画的な本から抜け出せません。
もちろん、絵本も学習漫画的もいいのです。読書は楽しむためのものだからです。しかし、大事なのは、それだけにならないことです。
小学校高学年、中学生、高校生は、説明文の本を含めて、複数の本を並行して読んでいくことです。
中学生や高校生にとって読みやすい説明文の本は、ちくまプリマーブックスや岩波ジュニア新書などから出ています。
複数の本を並行して読んでいくためには、付箋読書が役に立ちます。小さい付箋(コクヨ タックメモ 付箋超ミニサイズ)を、読み終えたところに階段状に貼っていくのです。
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B000NNPYOG/ref=ppx_yo_dt_b_search_asin_title?ie=UTF8&psc=1
1冊の本を読んでいて、飽きたら、もう1冊の本に切り替えます。
この付箋読書をしていると、難しい本でも気軽に読み始めることができます。
勉強と読書の関係は、次のようなものです。
小学4年生ころまでの勉強は、考える力をあまり必要としないので、やれば誰でもできるようになります。
しかし、小学5年生以降になると、勉強だけでなく、勉強の土台となる読む力と考える力がないと、学力が伸びないようになります。
この傾向は、中学生、高校生になると、更にはっきりしてきます。また、大学生、社会人になると、もっとはっきりしてきます。読書をしていない人は、思考力の成長が止まってしまうのです。
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知り合いに教えてもらって、夏期講習から参加させてもらっています。
本の質、耳の痛い話です。
うちの方は、学校で毎朝読書の時間があるので、本は読んでいますが
質はどんなのでもいいのかなと気になっていました。
小学高学年の、おすすめの本などありましたら教えて下さい。ホームページ内にありましたらぜひ教えて下さい。
古い情報になりますが、下記のページに参考図書が載っています。
しかし、いちばん手軽なのは、国語読解クラスで問題集読書を続けることです。
お世話になります。
本の紹介のリンクありがとうございます!
読解クラスも引き続き受講できるように、検討していきます。ありがとうございます。
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https://youtu.be/dIPWE_7Z3rw
今日の教育の諸問題を解決する最も根本的な方法は、教育のプラットフォームを作り変えることです。
それがオンライン4人クラスの発表個別教育です。
発表個別教育とは、生徒全員が主体的に発表できる学習環境の中で、生徒が自分に合った個別的な学習に取り組み、先生が生徒に個別的に指導をするという教育のことです。
現在の教育は、先生が生徒に一方的に教えることを前提にしています。しかも、その人数は往々にして30人や40人の生徒に対し先生が1人または2人という状態で行われています。これでは満足な個別対応はできません。
効率のよい個別対応ができないから、教える側は、一律に一斉の宿題を出し、一律に一斉のテストをするような教育方法を取らざるを得ません。
こうして、教育は、生徒にとっては受け身の退屈な時間となり、先生にとっては生徒を評価することが仕事の中心であるかのような時間になっているのです。
一方、一斉指導ではなく、生徒に対する個別対応を重視する立場からは、より少人数の教育、さらには一対一の教育に進もうとする傾向があります。
その到達点は、マンツーマンの教育です。しかし、その場合でも先生が生徒を教えるという構造はほとんど変わりません。
マンツーマン教育で効果が出るのは、受験直前のような、生徒の意欲が明確な限られた場合だけです。
そうではない多くの場合、家庭教師のようなマンツーマン教育は、子どもの意欲を引き出すことができません。それは、生徒が主体になって学習するという基本姿勢が欠けているからです。
では、どういう形態が理想の教育かというと、それは、第一に、子どもが自ら主体的に学ぶ機会が確保されていることです。
現在の学習教材は、どの教科も懇切丁寧に分かりやすく作られています。その1冊のテキストを何度も繰り返し学習し、その内容をすっかり自分にすることができれば、その教科の学習はほぼ完成します。
そのための最もよい方法は、家庭学習の中で、自分のペースで、自分の選択した勉強を、自分が納得するまで勉強することなのです。
しかし、一人で勉強し、一人で学習するだけでは、その学習に最も必要な学習意欲が出てきません。
特に、小中学生時代の勉強は、基本的な知識や技能を習得することが中心なので、学習そのものに子供を引き付けるような魅力が欠けています。
一人で意欲的に学び続けることができるのは、高校生や大学生になり、自分の中に明確な目標があるという常体のときだけです。
小中学生時代の子供の意欲は、個人の中の明確な目標よりも、自分の参加するコミュニティの中での役割によって支えられています。
それがオンライン4人クラスという教育プラットフォームの役割です。
同じ勉強に取り組む数人の気の合った仲間がいることと、その中で自分の発表の機会が常に確保されていることが、そのコミュニティの中でで意欲的に学ぶ基礎になります。
しかし、そのためには、コミュニティの人数が4人から6人でなければなりません。
この人数の条件はかなり重要です。
2人や3人では、話が思うように弾まないことがあります。
7人や8人では、ほかの人が話をしている間の待ち時間が長くなりすぎるという問題が出てきます。
コミュニティが意欲の源泉となるためには、その人数が4人から6人であることが重要な条件になるのです。
ところが、リアルな現実の場で、同じ課題を学ぶ、同じぐらいの年齢や、同じぐらいのレベルの生徒が、4人から6人定期的に集まるというのは、かなり限られた確率でしか成り立ちません。
だから、学習のための4人から6人のコミュニティは、オンラインのクラスであることが必要になるのです。
現実に、45分という授業時間の枠があった場合、読書紹介と個別学習と個別指導を行うという発表と個別の教育の両立ができるのは、通常は4人程度、低学年であれば6人程度までです。
このオンラインクラスの中で行われる学習のひとつは、発表です。これは、読書紹介や、学習予定の発表や、場合によっては学習内容の発表などです。
全員が発表することで、各人の意欲が生まれます。発表によって、このコミュニティに主体的に参加することができるからです。
このオンラインクラスの中で行われる、もうひとつの学習は個別学習です。生徒が、自分の選択した教材を個別に学習します。
そして、その個別学習に対応した個別指導があるから、学習が効率的なものになるのです。
このオンライン4人クラスをもとにした発表個別教育が、未来の教育のプラットフォームです。
これが、教育の基本的な形になれば、今日の教育上の諸問題はほとんど解決します。
では、そのオンライン4人クラスの先生としての仕事を誰がやるのかというと、それは、世間の常識を身につけた大人であれば誰でもよいのです。ただ、その大人には、高い精神性と子供たちに対する分け隔てない愛情が必要となります。
世の中に価値を生み出すものは、資源でも、土地でも、人口でもなく、人間の創造です。
教育は、この創造の土台として最も大切なものです。
だから、子供たちの教育に携わる仕事は、大きな価値あるものであり、そこに社会の資源を投入することは、豊かな社会を作る最も確実な条件となるのです。
言葉の森はこの発表個別教育のプラットフォームを世の中に広げることを目指していきたいと思っています。
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