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学校に行かない生徒向け読書対話クラス as/4548.html
森川林 2022/10/17 09:19 


 学校に行きたがらない子の多くは、個性的で、学力があり、感受性も豊かな子です。
 そういう子供たちが、学校という枠に縛られて不自由な思いをしなくても済む時間を持てるように、読書対話クラスを開講します。

 読書対話クラスでは、毎回、自分の読んでいる本をみんなに紹介し、その時々のテーマで自由に対話をする時間を取ります。
 生徒の希望に応じて、勉強についてのアドバイスも行いますが、勉強の取り組みは自由です。

毎週土曜日 朝10:00~10:45
対象は小1~高3。
受講料は週1回(月4回)月額6,600円の有料ですが、自習室は毎日いつでも無料で利用できます。
自習室では、ひとりで、又は、気の合った友達と一緒にそれぞれのペースで勉強や交流をしてください。

 これからは、自分らしい仕事をする時代です。
 小学校から中学・高校・大学と、決められた順序どおりに学校に通って社会に出る必要はありません。
 必要な勉強は、必要を感じたときにいつでもできます。だから、学校は、行っても行かなくても自由です。
 個性を伸ばして自分らしい人生を歩むことを第一に考えていきましょう。

 11月5日(土)から、無料体験学習を受け付けます。

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あお 20221017  
平日の昼間にも開講予定がありますか?

森川林 20221017  
希望者がいれば始めます。

森川林 20221019  
 無料体験学習は1ヶ月の予定。
 参加しやすいように。

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オンライン超少人数クラスの教育が、子供たちを育てる as/4547.html
森川林 2022/10/10 13:56 


●動画:https://youtu.be/_WibOCdampI

■クラスであること

 これからの子供たちの教育環境で大事なことは、クラスという単位で子供たち相互の発表や質問や感想という交流の機会があることです。

 子供は、先生から知識を詰め込まれて勉強するのではありません。自分が発表したり、友達の発表を聞いたりという互いの交流の中で、知識以上のものを身につけます。

 知識だけを吸収するのであれば、特に先生の話を通して聞く必要はありません。本からでも、ウェブからでも、良質な知識はいくらでも手に入ります。
 そして、その知識は、むしろ授業の中で吸収するよりも、家庭での自主学習の中で身につけた方がずっと能率がよくなります。
 その家庭学習を発表しチェックしてもらう学習の場として、授業があるという反転教育のスタイルが、これからの学習方法の標準になってきます。

■超少人数であること

 超少人数とは、3人から5人という範囲です。

 クラスでの生徒どうしの交流が子供たちの成長に役立つとは言っても、そのクラスの人数が多い場合は、一人ひとりの持ち時間は限られてきます

 例えば、1人2分の発表時間を確保する場合、35人学級では全員が発表するのに1時間以上かかります。
 その発表のあと、先生による個別指導が1人につき5分あるとすれば、それだけで約3時間かかります。
 ひとつの教科で合計4時間かかるとしたら、日常的な授業としては成り立ちません。

 クラスとして授業を行う場合、1時間で発表と個別指導の両方を確保するためには、3人から5人の生徒数でクラス編成を行う必要があります。
 しかし、生徒数が1人や2人では、生徒相互の交流が少なくなりますから、クラスとしての授業の効果は薄くなります。
 3人から5人という超少人数の生徒数でクラスとしての授業を行うことが必要になるのです。

■オンラインであること

 1クラス4人程度でクラス編成を行う場合、その4人が学年も進度もばらばらでは、クラスとして交流できる面が限られてきます。
 リアルな教室の場合、ある特定の教科に同じ学年の同じ進度の生徒が4人集まるということは、まれにしか起こりません。

 しかし、オンラインの教室であれば、生徒数の増加に応じて、クラス編成を機動的に行うことができ、同学年同進度の生徒で4人程度のクラスを作ることができます。
 また、オンラインの教室であれば、国語、数学、英語のような一般的な教科だけでなく、作文、暗唱、理科実験のような特殊な教科のクラスも4人程度の人数で作ることができます。

 これからの教育は、参加する生徒どうしがコミュニティを作れるようなものになる必要があります。
 今のオンライン教育は、ZOOMでの交流で、生徒どうしがリアルな教育と同じように親しくなることができます。
 このオンライン教育に、季節的な行事としてサマーキャンプや遠足や修学旅行を組み合わせれば、この新しいオンライン教育は、これからの教育の標準スタイルになると思います。

■これからの教育

 現在の教育は行き詰まっています。
 ひとつは、能率の悪い一斉指導の詰め込み授業がいまだに行われていることです。
 もうひとつは、生徒が受け身で授業に参加するだけで、自分の個性を生かして発表する場がほとんどないことです。
 そして、今の教育では、生徒どうしが互いの交流の中で成長するというコミュニティの要素が限られています。

 授業の中で個性が発揮でき、友達との交流があり、先生からの個別指導がある教育であれば、勉強はずっと楽しくなります。
 今、学校に行きたくない子が増えているのは、現在のほとんどの教育が楽しくない勉強を行っているからです。

 オンライン超少人数クラスの教育は、今日の教育の行き詰まりを打開する根本的な方法です。
 この教育プラットフォームが基本になれば、今ある教育問題の多くは解決し、子供たちは思考力、創造力、共感力を育てる真に価値ある教育を楽しく受けることができるようになると思います。

■昔の話

 過去をふりかえっても仕方ないので、以下の文章は補足です。読まなくてもいいです(笑)。

 言葉の森は、1981年の創立当初から、「Online作文教室言葉の森」という名称で、オンライン教育ということ基本方針にしていました。

 それは、オンラインであることによって、参加者どうしの自由な交流ができると考えていたからです。
 リアルな教室であれば、授業のほとんどは先生の話を受け身で聞くだけで、生徒どうしが交流できるのは、休み時間や帰り道の時間だけです。
 オンラインであれば、自宅に戻ってからも、他の生徒とのやりとりができると考えていたのです。

 そこで、1996年のホームページ開設当初から、生徒と講師全員の個人別掲示板を作り、生徒や保護者や講師どうしが交流ができるようにしていました。ちょうど今のFacebookのようなイメージです。
 この掲示板は、活発に交流している生徒もいましたが、時代が早すぎたために、活用する生徒はあまり広がりませんでした。

 2013年にGoogleハングアウトというウェブ会議システムを使って、オンラインの授業を行うようにしました。
 しかし、これも時代がやや早すぎたためか、参加者は新しいものにすぐに対応できる人に限られていました。そのかわり、この時期に参加した生徒は、みんな優秀でした。

 2017年に、GoogleハングアウトからZOOMに切り替えました。
 Googleハングアウトは、ときどき接続できない生徒がいるというトラブルがありましたが、ZOOMにはほとんどそういうことがなかったので、ウェブ会議システムを全面的にZOOMに代えることにしました。

 しかし、この時点でも、ウェブ会議に参加する人はかなり限られていました。

 参加者が増えたのは、2020年にコロナ休校があり、オンラインの教室に参加する生徒が増えたためです。

 当時、ZOOMを使った授業は続けていましたが、多数の生徒をクラス分けする形にはしていなかったので、すぐにオンラインクラスシステムを作ることにしました。
 これが、現在のオンライン4人クラスの教育プラットフォームになっています。

 当時のオンライン教育は、どこも、IT先進国と言われるアメリカをはじめ、ただリアルな授業を動画で流すだけの単純なものだったので、少人数クラスの双方向の授業ができるのは、言葉の森だけでした。

 現在も、オンライン超少人数クラスで全員参加型の双方向の教育を行っているところはほかにありません。

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