●動画:
https://youtu.be/TMVdj8bibcw
■パソコンの利用
オンラインクラスは、できるだけパソコンを利用して参加してください。
スマホやタブレットは、受け身で、見たり聞いたりすることが主になる端末です。
パソコンが、主体的に参加することが主になる端末です。
パソコンで参加すれば、レコーディング、画面共有、テキスト入力、ビューオプション機能、プログラミングなど、自分が操作できることが増えます。
▽参考記事
「オンラインクラスは、スマホではなく、できるだけパソコンで参加を」
https://www.mori7.com/as/4546.html
■作文クラス
作文クラスは、小1から参加できます。
本人がまだ十分に書けなくても、ひらがなさえ読めれば大丈夫です。
本人が書けない場合は、子供が絵を書き、親が子供の話をもとに作文を書き、それを子供が発表するという形の学習です。
子供本人が全部書くこともできますが、子供が数行書き、親がそのあとの続きを書いてあげることもできます。
この方法のよいところは、親子の対話が弾むこと、子供が負担を感じないこと、発表を通して友達と交流できること、親の書いたふりがな付きの作文を読むことで作文の書き方を身につけ漢字の読み方を身につけること、小1からの作文が子供の記念になること、です。
大事なことは、正しく書くことよりも楽しく書くことを優先することです。
どの学年の作文の勉強にも共通することは、事前の準備で、子供が親に似た話を取材することです。
保護者はできるだけ、子供の作文課題を見ておき、似た話をしてあげる準備をしておいてください。
■国語読解クラス
国語読解クラスの生徒は、必ず毎月読解検定を受けてください。
読解検定は一般550円、国語読解クラスの生徒330円ですが、国語読解クラスの生徒は問題の郵送を必要としないウェブだけの採点であれが無料で受検できます。
読解力をつける要は、問題集読書のような難しい文章を繰り返し音読する練習を続けることです。
こういう単純な勉強は張り合いがないので、自分から進んでやる子はほとんどいません。
家庭学習の最重点として取り組むようにしてください。
難読力は、国語だけでなく、算数、英語、理科、社会などすべての勉強に生きてきます。
難しい文章を読んで理解することで、考える力が育つからです。
■総合学力クラス
総合学力クラスは、幼長~小4が対象です。
現在、生徒数が4人を超えているところがありますが、今後、学年を基準にして4人以内のクラスに分ける予定です。
総合学力クラスの保護者の方は、次の記事を参考にしてください。
「総合学力クラスの勉強(1)――家庭学習のきっかけとして授業に出る」
https://www.mori7.com/as/4532.html
「総合学力クラスの勉強(2)――国語の勉強法」
https://www.mori7.com/as/4534.html
「総合学力クラスの勉強(3)――読書の仕方、読書紹介の仕方」
https://www.mori7.com/as/4543.html
「総合学力クラスの勉強(4)――算数の勉強の仕方」
https://www.mori7.com/as/4544.html
■算数数学クラス
算数数学クラス基本となる教材は、小学生は「ウィンパス」、中学生は「標準問題集」です。この問題集を100%完璧にできるようにすることが第一です。そのためには、5回を目安に、できなかった問題だけを繰り返し学習することです。
全部できるようになったら、学年を先取りするか、難しい問題集に取り組んでください。
難問の載っている発展的な教材は、小学1~3年生は「算数ラボ(市販)」、小学4~6年生は「中学受験新演習」、中学生は「発展問題集」です。
難しい問題が解けるようになると、算数数学の勉強に面白さを感じられるようになります。
日本は、他の国に比べて算数数学の難問が多く、算数数学の成績が受験を左右する面があります。これはいずれ是正されるでしょうが、とりあえずは算数数学の力をつけておくことが大事です。
■英語クラス
英語の学習は、通常の英語問題集のほかに、英語音読暗唱の勉強と、英検問題集の勉強を取り入れています。
英語音読は、最も能率よくバランスの取れた英語力をつける勉強法なので、優先的に取り組んでください。
▽参考記事
「野口悠紀雄氏の本の一部」
https://www.mori7.com/izumi/gazou/2022/7201500140.jpg
小3までは日本語力が形成される重要な時期なので、幼少期は、英語の学習に取り組み過ぎないようにしてください。
そのときは、英語と日本語の両方ができているように見えても、肝心の日本語力が阻害されるので、あとで問題が出てくることが多いように思います。
▽参考記事
「幼児から小3までは日本語脳を育てる時期――英語脳は日本語の土台が確立してから」
https://www.mori7.com/as/3796.html
■プログラミングクラス
プログラミングは、将来、子供が自分で何かを始める場合に、必須の知識技能になります。
昔の自動車運転技能と同じようなものと考えるとよいと思います。
▽参考記事
「起業する前にアプリを作るスキルを身につけた方が良い(清水亮一氏のブログ)」
https://wirelesswire.jp/2022/10/83321/
■不登校
不登校になっても心配は要りません。
むしろ、学校に行かない子の方が、学力もあり、感受性も豊かで、個性的な子が多い印象です。
海外では、ホームスクールという言葉で、普通に学校に行かない子の学習法が認められているようです。
▽参考記事
「学校に行かない生徒向け読書対話クラス」
https://www.mori7.com/as/4548.html
(1ヶ月の無料体験学習を予定しています。)
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この保護者懇談会の資料が、今日の子供の勉強に関するいちばんまともな話になっていると思います。
というのも、ここに書かれている国語、算数数学、英語などの勉強法と反対の勉強をしている人がとても多いからです。
なぜそういう勉強法が多いかというと、集団一斉指導の観点で勉強をさせられているからです。
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小学1年生の子が書いた作文を見ると、いろいろアドバイスをしたくなるところが見つかると思います。
しかし、そこで単純にアドバイスをすると、低学年の子供は一応素直に言うことを聞きますが、その一方で、子供は書くことをだんだん負担に感じるようになってきます。
保護者や先生は、善意のつもりでアドバイスをするのですが、そのアドバイスが子供に、作文を書くことを負担に感じさせるようになるのです。
大事なことは、どうしたらアドバイスをせずに、上手に書けるようにするかということです。
そのためのいちばんよい方法は、読む力をつけることです。
(ほかにも、いろいろな方法がありますが、今回は省略。)
読む力をつける最も自然な方法は、読書の量を増やし、読書の質を高めていくことです。
読書量が増えれば、子供は自然に正しい書き方を身につけます。
また、読書量のある子は、ひとことのアドバイスですぐにそのことができるようになります。
逆に、読書量の少ないうちは、同じことを何度注意してもできるようになりません。
例えば、会話の改行などは、大人から見れば簡単なことですが、子供の日常生活では、読書を通して以外に会話の改行に出合うことはありません。
こういう簡単に見えることほど、わかりにくいのです。
小学1年生の作文で大事なことは、楽しく書くことです。
楽しく書くためには、いつも、どんな作文であっても、褒めるだけにすることです。
しかし、褒めるだけであっても、例えば、オンライン4人クラスで、自分の作文を発表し、ほかの子の作文の発表を聞くうちに、みんな正しい書き方を身につけていきます。
子供を褒めることができるためには、親や先生が人間的に成長している必要があります。
叱って直すというのは、人間的にまだ未熟だからです。
ほかの子を褒めるとか、兄弟で比較するとかいうのも、叱って直すことと同じです。
その子のいいところだけを見てあげることで、子供は成長していくのです。
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学校に行きたがらない子の多くは、個性的で、学力があり、感受性も豊かな子です。
そういう子供たちが、学校という枠に縛られて不自由な思いをしなくても済む時間を持てるように、読書対話クラスを開講します。
読書対話クラスでは、毎回、自分の読んでいる本をみんなに紹介し、その時々のテーマで自由に対話をする時間を取ります。
生徒の希望に応じて、勉強についてのアドバイスも行いますが、勉強の取り組みは自由です。
毎週土曜日 朝10:00~10:45
対象は小1~高3。
受講料は週1回(月4回)月額6,600円の有料ですが、自習室は毎日いつでも無料で利用できます。
自習室では、ひとりで、又は、気の合った友達と一緒にそれぞれのペースで勉強や交流をしてください。
これからは、自分らしい仕事をする時代です。
小学校から中学・高校・大学と、決められた順序どおりに学校に通って社会に出る必要はありません。
必要な勉強は、必要を感じたときにいつでもできます。だから、学校は、行っても行かなくても自由です。
個性を伸ばして自分らしい人生を歩むことを第一に考えていきましょう。
11月5日(土)から、無料体験学習を受け付けます。
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平日の昼間にも開講予定がありますか?
希望者がいれば始めます。
無料体験学習は1ヶ月の予定。
参加しやすいように。
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●動画:
https://youtu.be/_WibOCdampI
■クラスであること
これからの子供たちの教育環境で大事なことは、クラスという単位で子供たち相互の発表や質問や感想という交流の機会があることです。
子供は、先生から知識を詰め込まれて勉強するのではありません。自分が発表したり、友達の発表を聞いたりという互いの交流の中で、知識以上のものを身につけます。
知識だけを吸収するのであれば、特に先生の話を通して聞く必要はありません。本からでも、ウェブからでも、良質な知識はいくらでも手に入ります。
そして、その知識は、むしろ授業の中で吸収するよりも、家庭での自主学習の中で身につけた方がずっと能率がよくなります。
その家庭学習を発表しチェックしてもらう学習の場として、授業があるという反転教育のスタイルが、これからの学習方法の標準になってきます。
■超少人数であること
超少人数とは、3人から5人という範囲です。
クラスでの生徒どうしの交流が子供たちの成長に役立つとは言っても、そのクラスの人数が多い場合は、一人ひとりの持ち時間は限られてきます
。
例えば、1人2分の発表時間を確保する場合、35人学級では全員が発表するのに1時間以上かかります。
その発表のあと、先生による個別指導が1人につき5分あるとすれば、それだけで約3時間かかります。
ひとつの教科で合計4時間かかるとしたら、日常的な授業としては成り立ちません。
クラスとして授業を行う場合、1時間で発表と個別指導の両方を確保するためには、3人から5人の生徒数でクラス編成を行う必要があります。
しかし、生徒数が1人や2人では、生徒相互の交流が少なくなりますから、クラスとしての授業の効果は薄くなります。
3人から5人という超少人数の生徒数でクラスとしての授業を行うことが必要になるのです。
■オンラインであること
1クラス4人程度でクラス編成を行う場合、その4人が学年も進度もばらばらでは、クラスとして交流できる面が限られてきます。
リアルな教室の場合、ある特定の教科に同じ学年の同じ進度の生徒が4人集まるということは、まれにしか起こりません。
しかし、オンラインの教室であれば、生徒数の増加に応じて、クラス編成を機動的に行うことができ、同学年同進度の生徒で4人程度のクラスを作ることができます。
また、オンラインの教室であれば、国語、数学、英語のような一般的な教科だけでなく、作文、暗唱、理科実験のような特殊な教科のクラスも4人程度の人数で作ることができます。
これからの教育は、参加する生徒どうしがコミュニティを作れるようなものになる必要があります。
今のオンライン教育は、ZOOMでの交流で、生徒どうしがリアルな教育と同じように親しくなることができます。
このオンライン教育に、季節的な行事としてサマーキャンプや遠足や修学旅行を組み合わせれば、この新しいオンライン教育は、これからの教育の標準スタイルになると思います。
■これからの教育
現在の教育は行き詰まっています。
ひとつは、能率の悪い一斉指導の詰め込み授業がいまだに行われていることです。
もうひとつは、生徒が受け身で授業に参加するだけで、自分の個性を生かして発表する場がほとんどないことです。
そして、今の教育では、生徒どうしが互いの交流の中で成長するというコミュニティの要素が限られています。
授業の中で個性が発揮でき、友達との交流があり、先生からの個別指導がある教育であれば、勉強はずっと楽しくなります。
今、学校に行きたくない子が増えているのは、現在のほとんどの教育が楽しくない勉強を行っているからです。
オンライン超少人数クラスの教育は、今日の教育の行き詰まりを打開する根本的な方法です。
この教育プラットフォームが基本になれば、今ある教育問題の多くは解決し、子供たちは思考力、創造力、共感力を育てる真に価値ある教育を楽しく受けることができるようになると思います。
■昔の話
過去をふりかえっても仕方ないので、以下の文章は補足です。読まなくてもいいです(笑)。
言葉の森は、1981年の創立当初から、「Online作文教室言葉の森」という名称で、オンライン教育ということ基本方針にしていました。
それは、オンラインであることによって、参加者どうしの自由な交流ができると考えていたからです。
リアルな教室であれば、授業のほとんどは先生の話を受け身で聞くだけで、生徒どうしが交流できるのは、休み時間や帰り道の時間だけです。
オンラインであれば、自宅に戻ってからも、他の生徒とのやりとりができると考えていたのです。
そこで、1996年のホームページ開設当初から、生徒と講師全員の個人別掲示板を作り、生徒や保護者や講師どうしが交流ができるようにしていました。ちょうど今のFacebookのようなイメージです。
この掲示板は、活発に交流している生徒もいましたが、時代が早すぎたために、活用する生徒はあまり広がりませんでした。
2013年にGoogleハングアウトというウェブ会議システムを使って、オンラインの授業を行うようにしました。
しかし、これも時代がやや早すぎたためか、参加者は新しいものにすぐに対応できる人に限られていました。そのかわり、この時期に参加した生徒は、みんな優秀でした。
2017年に、GoogleハングアウトからZOOMに切り替えました。
Googleハングアウトは、ときどき接続できない生徒がいるというトラブルがありましたが、ZOOMにはほとんどそういうことがなかったので、ウェブ会議システムを全面的にZOOMに代えることにしました。
しかし、この時点でも、ウェブ会議に参加する人はかなり限られていました。
参加者が増えたのは、2020年にコロナ休校があり、オンラインの教室に参加する生徒が増えたためです。
当時、ZOOMを使った授業は続けていましたが、多数の生徒をクラス分けする形にはしていなかったので、すぐにオンラインクラスシステムを作ることにしました。
これが、現在のオンライン4人クラスの教育プラットフォームになっています。
当時のオンライン教育は、どこも、IT先進国と言われるアメリカをはじめ、ただリアルな授業を動画で流すだけの単純なものだったので、少人数クラスの双方向の授業ができるのは、言葉の森だけでした。
現在も、オンライン超少人数クラスで全員参加型の双方向の教育を行っているところはほかにありません。
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