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https://youtu.be/pB51LE3Sa5A
保護者懇談会で、国語問題集の問題の解き方についての質問がありました。
しかし、言葉の森の国語の勉強では、問題は解きません。
問題文を繰り返し音読するだけの勉強です。
そのことを書こうと思っていたら、ちょうど同じことを言っている記事がありましたので、紹介します。
「読解問題を解かせていると頭が悪くなる…「真に賢い子」の親が毎日ていねいにやっていること」
https://president.jp/articles/-/62790?page=1
ここに書かれていることは、言葉の森がこれまで言ってきたことと同じです。
問題を問いて国語力がつくわけではありません。
ほとんどが、「あたった」「はずれた」という話で終わってしまうからです。
問題を解くのであれば、まちがえたところを徹底して自分なりに理詰めに理解する必要があります。
理詰めの説明なく、ただ漠然と○や×をつけても国語の力はつきません。
問題を理詰めに解く勉強は、毎月の読解検定で十分です。
そのかわり、読解検定は、常に100点を取れるようになるまでやらなければなりません。
問題を解くのがよくない理由は、時間がかかるからです。
問題文を読むだけであればすぐ終わる勉強であっても、問題を解くことまで入れると、読むだけの勉強に比べて5倍から10倍の時間がかかります。
この時間が無駄なのです。
問題を解く作業にかける時間があれば、その分、問題文を繰り返し読むことに力を入れていく方がよいのです。
読解検定は、小2までは比較的易しい問題なので、がんばれば100点は取れます。
小1のころは、問題文を読むことが難しい場合もあるので、そのときはお母さんが一緒に読んであげて一緒に解いてあげてもいいです。
読解検定は小3から少しずつ難しくなります。
高校生の読解検定は、旧センター試験と同じレベルですから、ここで解き方のコツを身につければ、大学入試の国語の読解問題にもそのまま対応できます。
読解検定は、一般の人は550円、国語読解クラスと総合学力クラスの生徒は330円です。
国語読解クラスと総合学力クラスの生徒は、印刷物の表示を必要としなければ、ウェブで無料で受けることもできます。
国語読解クラスの生徒は、毎月必ず読解検定を受けるようにしてください。
読解検定を受けていない場合は、国語読解クラスの授業中に読解検定に取り組む時間を設けます。
●動画:
https://youtu.be/TRuxxv8zPxQ
算数数学は、手順どおりにやれば誰でもできるようになる勉強ですが、いったん苦手意識を持つと、その苦手意識が固定化することがあります。
算数数学の勉強は、家庭学習の自主学習が中心で、家庭で毎日○ページ、又は毎日○分という予定を決めて勉強するようにすることが大事です。
その際、1冊の問題集を完璧に仕上げることが大切で、同じ問題集をできなかったところだけ何度も解き直す勉強法が基本です。
しかし、学校や学習塾などの勉強法では、次々に新しい問題プリントが渡されることがあり、そうすると、できなかった問題だけを繰り返しやるという勉強の仕方がかえってできなくなります。勉強は、自分のペースでやることが大事です。
算数数学クラスでは、先生は、その生徒が勉強した範囲について、生徒に解き方を質問します。
生徒がすらすら答えられれば問題はありません。
うまく答えられない場合は、その問題をメモしておき、再度次回にその生徒に質問するようにします。
講師が生徒に教えるようなことは原則としてしません。易しい問題だと、つい講師が生徒に教えたくなりますが、解き方を人から教わると本当の実力が付きません。
生徒が自分で考えて、次回に正しく答えられるようにするということが大事です。
低学年の場合は、あまり勉強的にしっかり個別指導をすると勉強に飽きることがあるので、2人1組でブレークアウトルームに呼び、生徒どうしのコミュニケーションが図れるような指導をすることがあります。
これは、国語読解や英語の指導でも同じです。
教材について、小1~小6のウィンパスは、教科書レベルの問題なので、できる子にはものたりないと思います。
自分の学年の標準問題がすべてできたら、学年先取りをして、小6の場合は中1の問題集に進むようにするといいです。
標準問題集よりも難しい問題集として、小1~小3の場合は、ウィンパスでなく、市販の算数ラボ、又は、算数ラボ2をやってもいいです。
算数ラボ2は、算数ラボの新版だと思いますが、内容は似たような感じです。
小4~小6は、中学受験新演習小4上下~中学受験新演習小6上下をやってもいいです。
しかし、私立中の中学受験に対応する指導まではしないので、問題集の中で解く問題は例題と基本問題だけにとどめて、練習問題とチャレンジ(という問題)はしないでいいです。
中学生は、標準新演習という問題集が標準問題で、発展新演習という問題集が発展問題です。
普通の問題はどちらも同じぐらいの難しさですが、難しい問題は発展新演習はかなり難しくなるものがあります。自分の実力に応じて取り組んでください。