ログイン ログアウト 登録
 Onlineスクール言葉の森/公式ホームページ
 
記事 4565番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2025/7/23
勉強ができるようになる子の特徴――早めにクラスに入り、にこにこ参加する as/4565.html
森川林 2022/11/11 03:13 


●動画:https://youtu.be/CWHLVBxZGjI

 将来よくできるようになるという子の特徴があります。
 それは、オンラインクラスで、授業時間の前にやや早めに参加してくる子です。

 授業が始まってから、いつも少しだけ遅刻して入ってくる子もいます。
 そういう子は、今は成績がよくても、将来あまりできるようになりません。

 時間に早めに来るか遅めに来るかという差は、準備の差です。
 早めに入ってくる子は、その日の授業の準備がよくできています。
 少し遅れて入ってくる子は、準備があまりできていないことが多いのです。

 これは、オンラインクラスに限らず、その子の生活習慣になっています。
 だから、遅刻しがちな子は、生活のどの分野でも遅刻しがちになります。

 クラスの授業が始まってから、にこにこした顔で参加する子がいます。
 そういう子は、よくできる子です。
 なぜにこにこしているかというと、いざ自分の発言が求められることがあったらすぐに対応しようという気持ちで参加しているからです。
 授業に前向きに取り組む姿勢があるから、自然ににこにこした顔で参加するようになるのです。

 これも、その子の生活習慣ですから、にこにこ顔で参加する子は、他の分野でも常に前向きに参加しているはずです。
 だから、自然にいろいろな面で力がついてくるのです。
 もちろん、顔とは関係なく主体的な子もいますが、大体において積極的に取り組もうという子は、明るい顔で授業に参加しています。

 大人は、つい成績や点数のようなわかりやすいところに目を向けがちですが、本当に大事なことは、点数には出ない、主体的な姿勢の方です。

 高度成長時代には、社会にエスカレーターのような仕組みができていました。
 最初のエスカレーターにうまく乗れたら、その先ずっと安心だということがあったのです。
 しかし、今の社会にもまだ残っているように見えるエスカレーターは、もはやあてにはなりません。
 近い将来、エスカレーターは実はなかったということが明らかになるでしょう。

 エスカレーターのない時代に必要なことは、目の前の階段を登り続ける意志です。
 それが、前向きに生きる姿勢です。

 いつでも前向きに生きる子供の姿勢を育むものは、お母さんの褒め言葉です。
 どんなときも、子供のいい面を見てあげると、子供は自然に前向きに生き、主体的に参加する気持ちを育てていきます。

 注意されながら育った子は、小さいころは成績がよくても、肝心の自信が育ちません。
 だから、いざというときに、挑戦しない方を選んでしまうことが多いのです。

 答えのない時代に生きる上でいちばん大事なことは、失敗を恐れず挑戦する意識です。
 人間は、勉強によって育つのではなく、小さな挑戦の積み重ねによって育つのです。

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
生き方(41) 

記事 4564番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2025/7/23
学習記録のページの欄に、繰り返しの回数を入れられるようにしました as/4564.html
森川林 2022/11/09 13:30 


●動画:https://youtu.be/DUXyMGrXKb8

 学習の基本は、同じ教材を繰り返し勉強して、その教材の中身を確実に頭に入れることです。
 1、2回やって理解した気持ちになっても、それはそのときだけの理解であって、自分のものになっていないことが多いものです。

 これは、読書も同じです。
 特に、説明文や意見文の読書は、1回目に読んだときは、自分が既に知っていることに近い内容しか頭に入っていません。

 説明文や意見文の本は、印象に残ったところに線を引きながら読み、2回目以降は、その線を引いたところだけを繰り返し読んでいくといいのです。

 問題集や参考書も、大事だと思ったところに線を引きながら読み、2回目以降は、線を引いたところを重点に読んでいくようにします。

 オンライクラスの学習記録の欄は、これまでページ数しか記録するところがありませんでしたが、今度、読んだ回数も記録できるようにしました。

 国語読解、算数数学、英語の勉強をしている人は、ページ数とともに、回数も記録するようにしてください。

 回数の大事なことは、読み聞かせでも同じです。
 幼児は、読んでほしい本を何度も親にせがみます。
 何度も読んでいると、その絵本の文章がすっかり頭に入り、暗唱できるようになります。
 そのぐらい繰り返し読む本があると、そこで幼児の思考力は伸びるのです。

 よく、「同じような本ばかり読んでいるから、たまには違うジャンルの本を読んでほしい」と言う保護者の方がいます。
 気持ちはわかりますが、子供が同じような傾向の本を読んでいるときは、そこで考える力がついているのです。
 違うジャンルの紹介してあげるのはいいことですが、本は満遍なく読むことがいいのではありません。
 その子の好きな本を繰り返し読むような読み方がいちばんいいのです。

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
勉強の仕方(119) 

記事 4563番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2025/7/23
発表力を伸ばす教育が、頭をよくする。授業に主体的に参加する子ほど力が伸びる as/4563.html
森川林 2022/11/08 03:59 


●動画:https://youtu.be/EYoOdD9kRAQ

 「何か質問がありますか」と言うと、すぐに、「はい」と手を挙げる人がいます。
 そこまででなくても、「○○さん、どうですか」と聞くと、すぐに自分の考えを言える人がいます。

 そういう人は、仕事のできる人ですし、グループで仕事をするときもリーダー的な役割を果たせる人です。
 これは、頭のよさももちろんありますが、それ以上に、いつも主体的に行動できる姿勢を持っている人だということです。

 しかし、こういう発表の練習をする場は、今の教育ではほとんどありません。
 むしろ、日本では、授業中に質問するような人は、先生から煙たがられることがあります。
 「出る杭は打たれる」という文化の中では、黙って素直に聞いているだけの人が生まれやすいのです。

 言葉の森のオンライン4人クラスでは、発表の機会が数多くあります。
 まず、授業の最初の読書紹介がありまです。
 自分の読んでいる本をわかりやすく紹介するというのは、かなり難しいことですが、小学校高学年になると、その本の要約を簡潔に述べつつ、印象に残ったところを説明し、自分なりの感想を言うというところまでを短時間でわかりやすく説明する子が増えてきます。

 先日、小学5年生のお母さんから、「子供が、病院で、自分のことをわかりやすく医師に説明したので、その先生に褒められた」という投稿がありました。
 ほかの人の前で、自分の言いたいことを具体的にかつ簡潔に述べることができるというのは、慣れていないとなかなかできません。

 オンラインクラスでは、授業の中身も、生徒の説明を重視しています。
 先生が教えるのではなく、先生はむしろ質問役で、子供が説明する時間が長いのです。
 こういう授業スタイルは、35人の生徒のクラスではまずできません。

 オンラインクラスでは、授業の最後の締めくくりの時間に、「一人一言」という時間を設けることがあります。
 これは、今日のことでも、昨日のことでも、未来のことでも、自分が思っていることでも何でもいいので、一人一言のスピーチをする時間です。
 この時間帯に、子供たちの個性が出ます。
 勉強という答えの決まった世界では、個性はほとんど出せませんが、自由な一言の時間には、誰もがそれぞれ個性的な自分らしさを発揮します。

 これからの教育では、このような答えのない時間に、自分らしい個性を出すことが大事になってきます。
 こういう発表型の勉強で育った子には、今の学校や塾での勉強は、物足りなさを感じることが多いと思います。

 発表の時間は、勉強の知識を吸収する時間に比べて、おまけの時間のように思う人がいるかもしれませんが、実は、この発表の時間は、単なる勉強の時間よりもずっと頭が活性化しています。
 発表と参加を中心とした主体的な学習で、頭自体がよくなっていくのです。

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

森川林 20221108  
 発表力というのは、まだ成績の評価のような形になっていません。
 しかし、社会に出ると、その発表力があるかどうかが大きな差になります。
 それは、ものごとを自分なりに考える力であるとともに、そのものごとに主体的に関わろうとする姿勢なのです。


同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
言葉の森の特徴(83) 

記事 4562番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2025/7/23
小学6年生は、冬休みから中学の数学、英語の先取り学習を as/4562.html
森川林 2022/11/07 17:02 


 小学6年生で受験中の生徒は、まだ中学の勉強の先取りの余裕はありませんが、特に受験をしない生徒に関しては、早めに中学の勉強の先取りをしておくといいと思います。

 中学の勉強の数学、英語は、最初のころは基本的なことがらなので、問題集の解説を読めば自分で進めることができます。

 中学生用の教材中1~中3には、標準新演習と発展新演習があります。

 標準新演習は、「教科書内容や入試頻出問題を取り入れ、公立高校入試で合格するための工夫が満載」という説明です。

 発展新演習は、「標準的な問題から発展的な難問までこの1冊で! 私国立高校受験の対策に最適」となっています。

 発展新演習の難問には、かなり難しいものもありますが、発展新演習の標準的な問題を中心にやっていくこともできます。(標準問題はA、発展問題はBとなっているので、Bは飛ばしてAを中心にやっていくということです。)

 数学が苦手か普通の人は標準新演習、数学が普通か得意の人は発展新演習でやっていくといいと思います。

 いずれも、1冊を5回を目安に繰り返し、その問題集を完璧に仕上げることが大事です。
 学校や学習塾では、次々に新しいプリント類が渡されることがありますが、いろいろな問題をただこなすだけというのが、最も能率のよくない勉強です。
 「1冊を完璧に」ということをいつも思い出してやっていってください。

 教材の注文は、こちらのページからできます。
(中学生の教材については、新年度も変更はありません。)
https://www.mori7.com/teraon/jgkyouzai.php

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
中学生の勉强(21) 
コメント241~250件
……前のコメント
競争に勝つこと 森川林
 私は、人と人を比較するのは好きではありません。  勝ち負 10/27
記事 4553番
オンラインクラ 森川林
 この保護者懇談会の資料が、今日の子供の勉強に関するいちばん 10/26
記事 4550番
学校に行かない 森川林
 無料体験学習は1ヶ月の予定。  参加しやすいように。 10/19
記事 4548番
学校に行かない 森川林
希望者がいれば始めます。 10/17
記事 4548番
学校に行かない あお
平日の昼間にも開講予定がありますか? 10/17
記事 4548番
オンラインクラ 森川林
 10/16に記事を追加しました。 10/16
記事 4546番
総合学力クラス 森川林
 漢字や計算は、能力開発としてもちろんやっていく方がいいです 10/9
記事 4544番
総合学力クラス Aoha
先生はフィンランド式教育についてどう思われますか?計算などは 10/8
記事 4544番
総合学力クラス 森川林
 幼長から小2にかけて最も大事な勉強は、親子の対話と読書です 10/5
記事 4543番
スタンフォード 森川林
 読書には、感情、知識、経験、思考の4つの面があります。 10/4
記事 4542番
……次のコメント

掲示板の記事1~10件
2025年7月 森川林
■1.夏季休業期間中の授業と夏期講習の記事を載せまし 7/22
森の掲示板
読書のためのだ 森川林
読書のための本選びで大切なことは、 ストーリーの面白さでは 7/21
森川林日記
Re: 第十番 森川林
B 休眠に入った虫は、厳しい冬をただじっと耐えて乗り切る × 7/17
国語読解掲示板
朝日中高生新聞 森川林
朝日中高生新聞7/13の「天声人語で200字作文」で紹介され 7/14
森川林日記
第十番 冬が近 あういと
問三のBと問4のBが分かりません。 教えてください。 7/9
国語読解掲示板
読書のレベルを 森川林
 変な本を読んでいる子がいたので、聞いてみると、「ビブリオバ 7/6
森川林日記
「世界の教育は 森川林
 著者の白井さんは、よく調べて勉強している。  現在の 7/4
森川林日記
以超、以満とい 森川林
 「以超」は、以上、以降、以後だが、そこを含まずそこを超えた 7/2
森川林日記
2025年6月 森川林
●サマーキャンプ、8/14満員、8/15ほぼ満員。 6/23
森の掲示板
推薦図書検定の 森川林
推薦図書検定のキャラクター、「森ファン」 森のエレファント 6/1
森川林日記

RSS
RSSフィード

QRコード


小・中・高生の作文
小・中・高生の作文

主な記事リンク
主な記事リンク

通学できる作文教室
森林プロジェクトの
作文教室


リンク集
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン






小学生、中学生、高校生の作文
小学1年生の作文(9) 小学2年生の作文(38) 小学3年生の作文(22) 小学4年生の作文(55)
小学5年生の作文(100) 小学6年生の作文(281) 中学1年生の作文(174) 中学2年生の作文(100)
中学3年生の作文(71) 高校1年生の作文(68) 高校2年生の作文(30) 高校3年生の作文(8)
手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

主な記事リンク
 言葉の森がこれまでに掲載した主な記事のリンクです。
●小1から始める作文と読書
●本当の国語力は作文でつく
●志望校別の受験作文対策

●作文講師の資格を取るには
●国語の勉強法
●父母の声(1)

●学年別作文読書感想文の書き方
●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)
●国語の勉強法(言葉の森新聞の記事より)

●中学受験作文の解説集
●高校受験作文の解説集
●大学受験作文の解説集

●小1からの作文で親子の対話
●絵で見る言葉の森の勉強
●小学1年生の作文

●読書感想文の書き方
●作文教室 比較のための10の基準
●国語力読解力をつける作文の勉強法

●小1から始める楽しい作文――成績をよくするよりも頭をよくすることが勉強の基本
●中学受験国語対策
●父母の声(2)

●最も大事な子供時代の教育――どこに費用と時間をかけるか
●入試の作文・小論文対策
●父母の声(3)

●公立中高一貫校の作文合格対策
●電話通信だから密度濃い作文指導
●作文通信講座の比較―通学教室より続けやすい言葉の森の作文通信

●子や孫に教えられる作文講師資格
●作文教室、比較のための7つの基準
●国語力は低学年の勉強法で決まる

●言葉の森の作文で全教科の学力も
●帰国子女の日本語学習は作文から
●いろいろな質問に答えて

●大切なのは国語力 小学1年生からスタートできる作文と国語の通信教育
●作文教室言葉の森の批評記事を読んで
●父母の声

●言葉の森のオンライン教育関連記事
●作文の通信教育の教材比較 その1
●作文の勉強は毎週やることで力がつく

●国語力をつけるなら読解と作文の学習で
●中高一貫校の作文試験に対応
●作文の通信教育の教材比較 その2

●200字作文の受験作文対策
●受験作文コースの保護者アンケート
●森リンで10人中9人が作文力アップ

●コロナ休校対応 午前中クラス
●国語読解クラスの無料体験学習