●動画:
https://youtu.be/LEUm2GikCP0
言葉の森は、幼長や小1の生徒が子供だけで参加できるオンライン教育を行っています。
アメリカなど、IT先進国と言われる国の教育でも、低学年のオンライン教育はほとんどありません。
世間一般のオンライン学習では、動画を流すような一斉指導型のものがほとんどなので、子供が飽きてしまうからです。
なぜ、言葉の森のオンライン教育が、子供だけで参加できるかというと、第一は4人以内の少人数のクラスだからです。
先生が、全員に対する目配りができるので、どの子も、自分が主体的に参加する意識で授業に臨むことができるのです。
第二は、子供たちの発表と、先生の個別指導を中心とした対話型の学習だからです。
小学校低中学年の勉強の中身は、ほとんど誰でもわかる簡単なものです。その勉強を、ノルマをこなすようなやり方で取り組んでも面白くはありません。
友達との交流の中で取り組むから、勉強する意欲が湧いてきます。
第三は、勉強の対象が、国語や算数という教科的なもの以外に、読書や暗唱や発表や作文という広がりを持ったものだからです。
また、読書紹介は、作文や国語のクラスだけでなく、算数数学や英語やプログラミングなどのいずれのクラスでも行っています。
世の中の多くの教育機関、学校や塾や通信教育では、点数化できるものが勉強の中心ですが、言葉の森は、点数化できないものが中心です。
だから、読書紹介や一人ひとりの発表や作文の練習に力を入れています。
そういう点数に表れない勉強をした子が、あとになって本当の学力がつくのです。
●動画:
https://youtu.be/8oP_YlufzE4
子供たち、特に小中学生のころの子供たちは、友達との関係の中で生きています。
正確に言えば、小学4年生から中学2年生にかけては、友達関係が本人の行動に大きく影響します。
だから、逆に、いじめなどがあるのもこのころです。
小学2、3年生は、親子関係を中心とする大人との関係が子供の行動に影響するので、友達関係の影響もあまりないかわりに、友達による問題はあまりありません。
また、中学3年生以降は、親子や友達との関係よりも、自分自身の内面が基準になるので、誰もがそれなりに自分のペースで行動するようになります。
しかし、友達関係による影響が弱くなるとは言っても、子供の行動に大きな影響があるのは、やはり友達が何をしているかとか、何を考えているかということです。
この友達関係の影響をプラスに向けられるのが、オンライン4人クラスのような少人数のグループによる学習です。
35人学級のような大きな集団では、勉強の中での友達関係というのはまずできません。
誰もが孤立した状態で授業に参加しているからです。
大人数の学級で友達関係が生かせるのは、授業の間の休み時間や登下校のときだけです。
オンライン4人クラスで、友達関係が特にはっきり出るのが、毎週の読書紹介のときです。
それまで、ほとんど本を読まなかったような子が、毎週の読書紹介の中で、ほかの生徒の読書に触れて自然に本を手に取るようになります。
読書には、もともと読み手を引き付ける力があるので、本を読み始めた子は、すぐに読書の面白さに気づくようになります。
親や先生が、いくら本を読みなさいと言っても聞く耳を持たなかった子が、同じクラスの友達の読書紹介を聞いて、自然に本を読むようになるのです。
この逆の関係はありません。
本をよく読んでいた子が、同じクラスのほかの子たちがみんな本を読まない子なので、自分も本を読まなくなるということはないのです。
本を読むことが習慣になっている子には、他人の動向とは関係なくその習慣を自然に続けるからです。
読書紹介ではっきりと出る友達関係のプラス面は、実は勉強にも生きています。
友達と一緒に勉強していると、自然にがんばるようになるのです。
わかりやすい例は、総合学力クラスの暗唱練習のような場合です。
暗唱は、家庭でひとりでやっているだけでは、あまり張り合いがありません。
しかし、総合学力クラスで、月に1回の暗唱の授業があると、どの子も自然に暗唱のページが進むのです。
作文も、国語読解も、算数数学も、英語も、友達の学習状況が共有されるようになると、自然にみんなが勉強に前向きに取り組むようになります。
それは、競争で煽る勉強法ではなく、友達関係の中で自然に生まれる前向きな勉強姿勢なのです。