●動画:
https://youtu.be/JCxQp492LlU
「AI翻訳革命」の著者、隅田 英一郎さんは、次のように述べています。
====
今の「自動翻訳の英語力は英語能力テスト『TOEIC』が900点の人と同レベル」で、「英検1級をパスする可能性もある」。
https://style.nikkei.com/article/DGXZQOKC207CP0Q2A021C2000000/
====
ここで大事なことは、自動翻訳は、英語に限らずあらゆる言語に対応できるということです。
これから、日本人が外国語を学ぶとすれば、英語のほかに中国語も必要となります。
今でも、日本人の英語の学習は諸外国に比べて遅れているのに、これ以上中国語を学ぶ余地はほぼありません。
もうひとつの引用です。
====
米国務省の外務職員局の調査によると、英語話者が外国語を取得するのに要する時間は、
・最も易しい言語群で600時間かかる(フランス語など)。
・より易しくない言語群では1.5倍の900時間かかる(インドネシア語など)。
・難しい言語群では2倍弱の1100時間かかる(ロシア語など)。
・最も難しい言語群では4倍弱の2200時間かかる(日本語など)。
https://news.yahoo.co.jp/articles/920a90624d80fcc44fbbcd8185fb7308a274dbe9
====
こう考えると、これからは語学の学習は、AI翻訳に任せて、日本人はもっと別のところに学習時間を使う必要があります。
英語や中国語を学ぶ時間を別の時間にあてるとすれば、それは、英語圏の人や中国語圏の人と交流し対話することです。
そのためのツールとして使えるものは、今ならZOOMの「翻訳キャプション」になると思います。
対応する言語は、現時点で、次のとおりだそうです。
====
翻訳可能な言語は、日本語(ベータ版)を含め、ウクライナ語、ロシア語、中国語(簡体字、ベータ版)、オランダ語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、韓国語(ベータ版)、ポル 今後、対応言語を2倍以上に増やしていく計画。さらに、対英語の翻訳だけでなく、フランス語からドイツ語への翻訳など、英語を介さない翻訳も可能にするという。
https://japan.cnet.com/article/35192463/?utm_source=newspicks&utm_medium=news_distribution&utm_campaign=newsfeed_distribution
====
日本語がまだベータ版というところと、対英語の翻訳だけというところが気になりますが、これは今後改善されていくと思います。
いろいろな言語の人たちと交流する国際対話クラスをどのように運営するかというと、例えば、オンライン4人クラスに、日本人、中国人、アメリカ人、ロシア人の子供たちが一緒に参加したとします。
(対英語以外の言語どうしにも対応できるようになった場合です。国籍はどこでもいいですが。)
一人ずつが読書紹介をし、質問や感想を言い合い、そのあと自分の意見を発表室に書き、その後それぞれにコメントを付け合います。
これは、国際的な交流ということ以上に、思考力を育てる学習になります。
この国際対話クラスに最も必要な学力は、それぞれ自分の国の言語による読書力、作文力、発表力です。
翻訳機能オプションによると、それぞれの国の言葉で喋ったことが、翻訳キャプションで表示されるということですから、外国語ができなくてもこの国際対話クラスに参加することができます。
これからの外国語学習の時間は、AI翻訳の時代に、このように大きく変化していくと思います。
これからの英語教育は、英語を学ぶ教育ではなく、英語圏の人とコミュニケーションを交わす教育になります。
AI翻訳を使えば、英語だけでなく、中国語でも、ロシア語でも、さまざまな言語圏の人と交流することができるようになります。
そのときに大事なのは、自分の母語でしっかりと読書、対話、作文の力をつけておくことです。
「未来の国際対話クラスのビジョン」
https://www.mori7.com/as/4573.html
全国学力テスト1月(育伸社)の申し込みを受け付けています。
オンラインの受検なので、自宅で参加することができます。
学力の客観的な位置をつかむことで、教科ごとの早めの対策を立てることができます。
試験科目は、
小1~小3は国語・算数、
小4~小6は国語・算数・理科・社会、
中1~中3は国語・数学・英語・理科・社会です。
詳しくは、お申込みページをごらんください。
●お申込みページ
https://www.mori7.net/gakute/#g
●対象
言葉の森の小1~中3の生徒
●生徒への問題配布
12月10日発送
●試験日
12.3週(12/15-12/21)(自宅で受検できます)
●言葉の森への答案締め切り
12月25日言葉の森に必着
●結果返却
1月24日発送
●料金
3,300円(受講料と合わせて自動振替させていただきます)