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記事 4578番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2025/4/26
水をやらなければ木は枯れる、手入れをしなければ山は荒れる as/4578.html
森川林 2022/11/26 20:41 


●動画:https://youtu.be/ihtIuAyPz3M

 子供は自然に成長していきます。
 それは、動物や植物が自然に成長していくのと同じです。

 しかし、人間らしい成長をするためには、毎日の水やりが必要です。
 その水やりが、躾と愛情です。

 日本のサッカーのサポーターが、自分たちの座席の後片付けをしたことで世界から称賛されています。
 なぜ、日本人だけがそういうことが自然にできるかというと、子供のころから身の回りをきれいにするという文化の水やりの中で育ったからです。

 日本の里山も、日々の手入れの中で維持されてきました。
 ほったらかしでは、荒れ果てた山になります。

 もちろん、荒れ果てた山でも、自然のままに維持されていくことはできます。
 しかし、その自然は、人間とは共存できない自然です。

 現在のお母さんは、仕事をしてくたびれて家に帰ってきて、やっと子供と一緒にわずかの時間を過ごします。
 だから、手を抜くのは仕方がないというのではありません。
 子供の小さいころの時間は、二度と帰ってきません。
 この時期に、親はがんばって、子供への日々の水やりを続けねばならないのです。

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森川林 20221127  
 子育ては、「忙しいからあとでまとめて」というわけにはいきません。
 どんなに大変でも、毎日の水やりが必要なのです。

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面白いことは、行動の中にある  as/4577.html
森川林 2022/11/24 13:32 


●動画:https://youtu.be/2CKABrlX88Q

 面白いことは、TwitterやFacebookやYouTubeやニュースの中にはありません。
 ただ、自分の行動の中にあるのです。

 ときどき、保護者の方から、「子供が暇さえあればYouTubeを見ている」という相談を受けることがあります。
 一昔前は、「暇さえあればテレビ」とか、「暇さえあればゲーム」でしたが、今はYouTubeを見る子が多いようです。

 これは、大人も同じです。
 スマホ中毒ということが言われることがありますが、暇さえあればスマホを見てしまうのです。

 暇さえあれば、画像や動画を見るとか、短い文章を見るだけというのは、積もり積もれば時間の無駄でしかありません。

 では、なぜそうなるかというと、本当の面白さは、見る中にはないということを知らないからです。
 見る面白さは、それはそれでいいのですが、本当に面白いのは行動と創造の中にあります。
 しかし、ほとんどの子供にとって行動と創造の時間は限られています。

 勉強は、ほとんどが面白くないものです。
 それは、与えられたものを消化するだけの時間ですから、創造的な子ほど勉強に熱中しません。
 それを無理に机に縛り付けるような勉強のさせかたをすると、子供は密度の薄い勉強の仕方をするようになります。
 密度の薄い勉強の仕方とは、できる問題を何問の解くような、考えずに手だけ動かすような勉強です。
 それは、YouTubeを見るよりも密度の薄い時間です。

 では、どうしたらいいかというと、いちばん取り組みやすい方法は、暇なときに本を読むことです。
 その読み方に、コツがあります。
 1冊の本を最初から最後まで読もうとすると、本を手に取ること自体が億劫になります。
 「暇があったら本でも読もう」という気になれません。

 そこで、小さい付箋を貼るのです。
 そして、1冊だけでなく、何冊もの本を並行して読むようにします。

 暇になったら、そのとき気になった本を、付箋を貼ってあるところから読み、飽きたら次の付箋の本に移ります。
 こういうふうに読んでいくと、時間がすぐたちます。
 これは、YouTubeを見続けるよりも、ずっと中身のある時間になるのです。

▽「付箋読書の仕方」
https://www.mori7.com/as/1367.html

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