毎月第4週目の保護者懇談会で、いろいろな質問や要望が出ています。
担当クラスの講師では、十分に答えられないことが多いので、代表の中根が直接お答えし、その場で対応できるものはすぐに改善します。
日程は、
12月11日(日)8:30~
会場は「中庭」です(生徒関係リンクの11番にあります)。
https://zoom.us/j/156334327
質問や要望の内容は、質問感想掲示板に入れておいてください。
当日、その場で話してくださっても結構です。
https://www.mori7.com/ope/index.php?k=123
言葉の森が行っていることは、実は、日本で初めてのことが多いです。
作文教育についても、40年前に、言葉の森が日本で最初に始めました。
私は、作文教育に関する古今東西の本を200冊以上読んで、自分なりに理論を組み立てました。
言葉の森が作文教育を始めたややあとに、宮川俊彦さんの国語作文教室というものが出てきました。
私は、同じようなことをしている人がいるのだと知って話を聞きたいと思い、宮川さんに直接電話をしたことがあります。
しかし、そのときは、「自分はボランティアとしてやっている」というようなことを言われ、作文教育の中身に関して話すことはほとんどありませんでした。
そのかなりあと、齋藤孝さんの作文教育に関する本が出ました。
私は参考になるかもしれないと思い読んでみましたが、自分が既に考えたこと以上のことは何も書かれていなかったので、日本の作文教育のレベルは、かなり低いのだということがわかっただけでした。
その後、私は、作文教育を発展させるために、森リンという自動採点ソフトを作りました。
作文の自動採点ソフトの開発というのも、言葉の森が日本初です。
今でも、こういう実際に使われているソフトはほかにはありません。
私は、この森リンをAI森リンに発展させる方法を考えましたが、時間がないのでまだ作っていません。
しかし、簡単な方法なので、そのうち誰かが作れると思います。
言葉の森の作文教育は、初めてのことばかりだったので、作文指導の仕方も、最初のうちは改良につぐ改良で、毎月のように教材や指導法を変えました。
それで、やっとやり方が完成したのです。
今でも、言葉の森の作文教育は、「まともにやれば」誰でも上達するということで、日本で最も優れた作文指導になっていると思います。
その証拠は、日々更新されている「入選の滝」やこれまでの「合格実績」にあります。
他の作文講座などで、こういう成果を上げているところはほかにはないと思います。
なお、「まともにやれば」ということは、毎日の読書と、毎日の2、3分の長文音読と、毎週の事前の準備としての親子の対話を行うということです。
オンライン教育についても、言葉の森が今行っているオンライン4人クラスは、日本で初めてです。
だから、2020年の突然のコロナ休校に対しても、他の教育機関が授業を単に動画で流すようなやり方で取り組んだのに対して、言葉の森はオンラインの少人数クラスで双方向の授業をする形の対応ができました。
今でも、言葉の森のようなオンラインの超少人数教育を行っているところは、ほかにはありません。
国語読解クラスの教育も、言葉の森のようなやり方はどこでもやっていません。
国語教室と銘打っているところはあると思いますが、言葉の森のように実際に国語力をつける指導法を行っているところはないと思います。
国語読解クラスの生徒で国語の成績がまだ上がらない場合は、毎日の読書と、問題集読書と、毎週の読解検定の解説という簡単なことをを言われたとおりにやっていないか、又は国語読解クラスを始めてまだ期間が短いかのどちらかです。
読解検定の解説の仕方は、次の本を読めばわかります。
「
小学生のための読解・作文力がしっかり身につく本」
(「小学生のための」と書いてありますが、保護者や大学入試の高校生も対象です。)
国語読解の学習は、やれば誰でも力がつくので、今度、冬期講習で行う予定です。
総合学力クラスの運営方法も、日本初です。
読書の習慣と発表の力と親子の対話と勉強の楽しさを知るという運営方法で、幼長からの授業を行っているところは、ほかにはありません。
何よりも、「思考力、創造力、共感力を育てる」という教育の目標自体が、ほかにはないものです。
だから、という言い訳をするわけではありませんが、言葉の森の組織全体としてきちんとしたフォローが追いついていないことが多いのです。
その原因の第一は、新しい試みが次々にあるので、システム作りが追いついていないことです。
担当している講師は、他の学習塾などと比べると、とても優れたレベルの人が多いです。
それは、多くの保護者の方が日々感じていることだと思います。
しかし、その講師の指導の土台になるシステムが、代表の中根の多忙さのため十分にできていません。
中根の多忙の原因は、いつも新しいことをやろうとしていることです。
なぜ新しいことをやろうとしているかというと、私は、いつも日本と世界の未来を考えているからです。
これから、世界は激動期に入ると思います。
藤原直哉さんが話しているような世界情勢はほぼ全面的に納得できます。
「令和4年12月時事解説・時局分析」(1時間30分)
https://www.youtube.com/watch?v=--_a8mv4FEI
(1時間半の長い動画ですが、聴く価値は十分にあります。)
【追加】12/4 9:44
最近の短い動画がありました。(9分)
https://www.youtube.com/watch?v=nQ0vOq90Uys
こういう新しい時代に取り組むためには、新しい試みをしなければなりません。
しかし、その土台にあるのは、基本的なことだけです。
子育てで言えば、基本は、「よく遊び、よく学べ」です。
「よく遊ぶ」とは、自然と友達の中で遊ぶということです。
「よく学ぶ」とは、読書と対話と、毎日の短時間の勉強習慣の中で学ぶということです。
もうひとつ付け加えれば、いつも子供が笑顔でいるような生活を送ることです。
この原則さえ守っていれば、子供は自然に立派に成長します。
そのほかの小さいことは、どうでもいいことです。
できるだけ遠くの未来を見ていくことが大事です。
とは言っても、日々の足元のことはもちろん大事なので、保護者の方の質問に答えるオンラインサロンを開催することにしました。
なお、このオンラインサロンは、録画では残しません。
参加できない方は、また別の機会のオンラインサロンにご参加ください。
●動画:
https://youtu.be/0af3YQG7MFc
昔、お年玉付きの年賀状というのは、みんなはわずらわしく思っているだろうからと思って、お年玉付きでない年賀状を出していたことがあります。
すると、身近な人から、「そんなことを思っている人はほとんどいないから、お年玉付きで出したほうがいい」と言われました。
そんなものかなあと思って、それからは、お年玉付きで年賀状を出すことにしました。(素直。)
小学生のころ読んだ本で、「昔、お金の鋳造というものが貴重だったころ、田んぼにお金を落とした人が、人を雇ってそのお金を探させた」という話を読んで、なるほどと思ったことがあります。
落としたお金の金額より、人を雇った金額の方がずっと大きいのです。
しかし、人を雇えば、そのときに使ったお金は、働く人に渡ります。だから、無駄でも何でもありません。
落としたお金を見つけなかったら、それはその分だけ世の中の富がマイナスになります。
よく、物を値切る人がいますが、値切って得した分は、値切られて損をした分と同じだから、世の中は何も豊かになっていません。
だから、そういう損得は、どうでもいいことです。
宝くじも同じです。得した少数の人は、その分、小さく損をした多数の人と損得が相殺されているので、世の中は何も豊かになっていません。
入試についても同じです。
合格した人の分、不合格になった人がいるのですから、その合否は世の中の進歩とは無関係です。
合否のために努力することは貴重ですが、その過程が貴重なのであって、合否の結果は世の中全体を考えればどうでもいいことなのです。
高校3年生のとき、大学入試の合格を担任の先生に報告しに行き、そういう自分の気持ちをふと伝えたら、担任の先生に怒られました。
そのとき、そういうことは、あまり一般的な考え方でないのだと知って、やや意外に思いました。
では、何がいちばん価値があるかというと、自分も得をして、他人も得をして、世の中全体が得をするものです。
すべての人が得するもの、それは創造なのです。
これまでの世の中にないものを作り出せば、それは自分も、他人も、世の中全体もよくなります。
競争ではなく、創造。これからは、そういう時代になっていくと思います。
話は変わりますが、私が、競争よりも創造という考えを持つようになったのは、自分の性格も影響していると思います。
私は、何か他人と対立するようなことがあったら、大体自分の方を譲ります。
意識はしていませんが、自分が損をしても他人が得をすれば、世の中全体は変わらないと気持ちがあるからだと思います。
しかし、また話は変わりますが、最近のマスクとか、ワクチンとか、消毒とかいうことについては、他人から言われても自分の思ったとおりにやっています。
つまり、マスクもしないし、ワクチンも打たないし、消毒もしません。
人間は、すべてのことについて、自分の自由な考えで行動することが大事で、それが世の中をよくすることにつながると思うからです。
(マスク、ワクチン、消毒については、科学的にも害があることがわかっているということもあります。そのことについては、
In deppさんの記事を参考にするといいと思います。)