●動画 https://youtu.be/6CjQ_pRaY3s
正月に時間があったので、ChatGPTにいろいろ聞いてみました。
そのひとつです。
●私
「日本の正月の1月1日にはどんなことをしたらいいですか。」
■ChatGPT
「日本では、正月の1月1日には、お正月を祝うためにさまざまなことをすることが一般的です。例えば、おせち料理を食べることや、お年玉をもらうことがあります。また、
お正月の伝統的な行事として、おそらに福を招くために「おそら餅」を食べたり、年賀状を作ったりすることがあります。
また、家族や友人と一緒にお花見を楽しんだり、新年を迎えるためにお祭りに参加することもできます。」
適当に文章を作っているのですが、かなりまともな答えです。
ただし、お正月の答えの
下線の部分は、自信を持って答えているわりには作り話になっています。
下記のページで、試してみることができますが、今は混雑しているようです。
https://chat.openai.com/
このChatGPTがどういう方向に進むかということについて、いろいろな意見がありますが、私は長い目で見れば、次第にまともな方向に向かうと思います。
これは民主主義と同じで、短期的には衆愚政治になることはあっても、長期的には正しい方向に収斂されるからです。
その正しい方向を加速させるには、ChatGPTの答えを評価することをすべての人に開放するのではなく、ある割合で選抜された人に開放することです。
ただし、その選抜には、年齢や地域の配分を考慮する必要があります。
AIは、個人の利己主義的な要求に対して、一時的にはそのエゴに応じた答えを出すことはあるかもしれませんが、最終的には、利己主義を超えたより普遍的な答えを出すはずです。
それは、人間よりも速く広く考えることができるからです。
しかし、AI自体が意志を持つことは、理屈上はありません。
なぜかというと、意志というものは、欲望に基づいており、欲望というものは身体に基づいているからです。
AIに身体を持たせる可能性というのは、まだSFの世界の話です。
今後、AIの進化によって、世の中は大きく変わります。
教育に関して言えば、AIでできることは人間はしなくてもよいという方向に向かいます。
漢字力、計算力、語学力、さまざまな教科の表面的な知識などは、すべてAIに肩代わりされます。
しかし、人間の身体性に結びついた知識や技能は残ります。
例えば、母語教育は、すべての国で最も必要な教育になります。
なぜなら、人間の思考や感情は母語と結びついていて、その結びつきは知識的なものではなく身体的なものだからです。
同様に、漢字の感覚、数字の感覚、歴史の知識の感覚なども、身体的なものとして残ります。
例えば、漢字の書き取りで「薔薇」や「葡萄」という漢字は書けなくてもよいが、「薔薇」や「葡萄」という漢字の味わいが好きだという感覚は、人間の身体性として残るということです。
したがって、未来の教育は、身体性と結びついて再編成されるようになります。
ChatGPTなどのAIの進化について、もうひとつ考えられることは、自分の考えたことをデータベースとする個人的なChatGPTが作られる可能性です。
すると、その個人的ChatGPTは、もう一人の自分という相談相手になります。
これが、ロボット犬アイボなどに組み込まれると、自宅でロボットのペットといつも楽しい対話ができるようになります。
これは、技術的にはすぐにできることなので、早く作られるといいと思います。
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ラグビースクール タイランド校 K.O.さん
<担当講師より>
「目標に向かって、日、週、月と短期目標を設定し、時間濃く過ごすことができておられました。素晴らしかったです。これからも自ら学び、考え、創造する楽しさを携え、前に進む生きる喜びと共に頑張っていってください。」
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学力には、3つの面があると思います。
第一は、知識です。これは基本的な技能も含みます。
漢字の読みの知識や、基本的な計算力や、理科や社会の分野の多様な知識です。
この知識を学力の横軸と考えるとします。
一般に、学力と言われているものがこの横軸です。
しかし、学力には、この横軸以外のものががあります。
第二の学力は、創造力です。
これを知識の横軸の上に立つ高さの縦軸と考えることができます。
第三の学力は、思考力です。
これは知識の横軸の下に伸びる深さの縦軸と考えることができます。
このように考えると、学力の全体像が◇(ひし形)の形で形成されると見ることができます。
更に言えば、共感力は、その学力の全体が進む方向です。
今の教育の多くは、知識の横軸だけを伸ばしているように見えます。
受験の学力も、結局は解法の知識ですから、知識を能率よく時間かけて身につけることが学力を育てることのように考えられています。
それは、横軸が答えのある勉強になりやすいからです。
しかし、大事なのは、ひし形全体の面積です。
だから、横軸の知識に加えて、上の縦軸の創造力と、下の縦軸の思考力が必要です。
縦軸は、答えのない勉強です。
上の縦軸を伸ばす学習が、創造発表とプログラミングです。
下の縦軸を伸ばす学習が、読書と作文です。
下の縦軸を伸ばす読書は難読に進む読書です。
難読とは造語で、難しい内容を読み取る読書です。
例えば、説明文や意見文の読書です。
小学校低中学年なら、「
理科好きな子に育つふしぎのお話365」のような主に理科関係の本、高学年や中学生なら、「岩波ジュニア新書」や「ちくま少年図書館」のような中高生向けの説明文の本、高校生なら「岩波新書」や「中公新書」のような社会人向けの説明文の本、大学生なら、「岩波文庫」の青帯、白帯、緑帯や「
ヘーゲルの精神現象学」のような古今東西の本格的な古典の本です。
小中高校生が手軽に接することのできる説明文の文章が、問題集読書です。
興味を持った問題文の出典を見て、その本を図書館で借りるという形で読書生活を発展させることができます。
作文は難作に進む作文です。
難作も造語で、難しい内容を考える作文です。
例えば、小学校高学年から中学生、高校生が書くような抽象的な課題を含んだ作文です。
上の縦軸を伸ばす学習である創造発表は、自分の興味に基づいて実験や工作や調査や研究を行い、それを創造的に発表する学習です。
プログラミングも、自分の興味に基づいてプログラムを作り創造的に発表する学習ですが、その前提になるプログラミングを学ぶ期間は、横軸の学習になります。
横軸の学習は、評価が可能です。
ある基準があって、そこにどれだけ到達したかが客観的な評価になります。
この評価を目標にして、学習意欲を持つことができます。
縦軸の学習には、評価がありません。
しかし、評価の代わりになるものがあります。
それが発表と対話です。
だから、読書紹介、作文発表、創造発表、プログラミング発表などは、縦軸の学習に伴って自然に生まれてくる授業形態です。
創造発表で大事なことは、自分の興味関心に基づくことと、創造的であることです。
最初は、理科実験の本などを参考に、自分がやってみたいことに取り組みますが、本に書かれているとおりにうまくできたというのは、出発点です。
そこから、自分なりの新しい創造を試みることが大事です。
その創造は、独自の感想という形で表すこともできます。
社会研究も、資料を調べてまとめるという研究レポートのようなところまでは、出発点です。
そこから、自分なりの創造的な見解を持つというところが大事です。
たとえ、その創造がすぐにはできなくても、テキストに沿ってできたところまでは出発点だという自覚を持って研究することが大事です。
日本のアカデミズムには、西洋に追いつくことが目標という意識がまだ残っているため、独創性を評価しない文化があります。
しかし、これからの若者が活躍する分野は、日本ではなく世界です。
世界という土俵で生かせる武器は、横軸の広さではなく、縦軸の高さと深さです。
今後、力を入れていく創造発表は、そういう新しい学習として進めていきたいと思っています。
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△氷取沢の山の朝日
●動画:
https://youtu.be/ICAiywFSQNE
新年明けましておめでとうございます。
オンライン四人クラスの講座は、作文、国語読解、総合学力、算数数学、英語、創造発表、プログラミングなど、現在一八〇クラス、受講生は八一〇名を超えました。
これからの教育は、受験から実力へ、学校から家庭へ、点数から個性へ、競争から創造へと進んでいきます。
かつての寺子屋教育が作り上げてきた基礎学力の教育と、現在のインターネットテクノロジーを生かした教育と、思考力、創造力、共感力を育てる教育の、新しいプラットフォームを作っていきたいと思います。
これからの日本に必要なものは、創造です。
あらゆる分野で、日本人一人ひとりが創造的であれば、それが社会を豊かにし、個人の人生を豊かにします。
しかし、その創造の根底に、考える力が必要です。
学問に裏打ちされない創造は、浅い創造にしかなりません。
創造は、思考によって深い創造になります。
この創造力と思考力に方向を与えるものが共感力です。
共感する力によって、他の人の幸福と、社会への貢献が生まれてきます。
思考力、創造力、共感力という3つの教育の理念を実現するものが、新しい教育のプラットフォームです。
教育については、これまでさまざまな理想が語られてきました。
しかし、それらの理想の多くが実現しなかったのは、今の学校教育のプラットフォームを暗黙の前提としていたからです。
インターネットテクノロジーの発達は、新しい教育のプラットフォームを可能にしました。
すべての生徒が主体的に参加し発表する教育ができるようになったのです。
今後の課題は、この新しい教育の器に、新しい価値のある中身を盛り込むことです。
今年は、そのためにがんばっていきたいと思います。
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●
https://youtu.be/XVHcceOoYyM
世の中のいろいろな論議を見ていると、多くがマイナスをゼロに戻すか、マイナスを指摘するかだけにとどまっているように見えます。
マイナスを指摘し批判することは、あらかじめ目指すゼロがわかっていることなので、歯切れよく論じることができます。
しかし、それだけです。
安定している仕事と言われているものの多くも、マイナスをゼロに戻す仕事です。
教育について言えば、できない子をできるようにするというのが、マイナスをゼロに戻す発想です。
そういうことは誰でも思いつきます。
大事なことは、マイナスを作らないことです。
そして、その前提の上に、ゼロをプラスにしていくことです。
ゼロをプラスにするためには、プラスがあらゆる方向に可能であると考えれば、創造的な考えが必要です。
どこに向かってプラスを創造するかということが、いちばん大事なことです。
子供の教育については、苦手なところに目を向けるのではなく、得意なものを創造的に伸ばす方向に目を向けることです。
では、苦手なところはどうするかというと、それをそのまま放置しておくのではありません。
創造性を重視する人の多くは、苦手なところを素通りしているように見えます。
そうではなく、苦手なところは、もともと作らないことなのです。
日本のかつての寺子屋教育は、苦手をもともと作らない教育でした。
苦手は直すものではなく、最初から作らないことが大事なのです。
これは、子供の育て方についても言えます。
子供に何かだめなところがあるとしたら、それは叱って直すのでも、うまく褒めて直すのでもありません。
もともとだめなところを作らないことがいちばん大事なのです。
苦手なところをもともと作らない教育とは、具体的に言えば、幼長や小1から勉強の習慣を作ることです。
今の学校教育は、厳しい言い方ですが、あてになりません。
30人も40人もの生徒を一斉に教える教育方法が、既に破綻しています。
勉強ができる子は、学校で真面目に授業を聞いている子ではありません。
家庭で毎日の勉強習慣を持っている子です。
するべきことは、簡単です。
幼長や小1から、読書、暗唱、算数、対話の勉強時間を確保しておくことです。
そして、小学校高学年から、中学生、高校生にかけては、数学と英語の1冊の問題集又は参考書を5回繰り返して、その内容を完璧に自分のものにしていくことです。
今後、英語の重要性は低下しますが、数学の重要性は変わりません。
国語と理科と社会は、説明文の読書をしていれば十分です。
国語の本質は、ものの見方や考え方を作るための広い意味での哲学です。
理科は、物理、化学、生物学、地学の基本的な知識です。
大事なことは、因果関係や法則性を理解することです。
社会で重要なのは、歴史で、特に日本の歴史です。
歴史は、教科書の断片的な知識で学ぶのではなく、歴史観のある書物で学ぶことです。
こういう勉強のやり方であれば、子供たちの生活時間に余裕が生まれます。
その余裕時間を活用して、創造的な勉強に取り組みます。
創造的な勉強は、同じような仲間がいることと、自分の創造を発表する場があることで続けやすくなります。
これが、苦手をなくし、得意を伸ばす教育です。
勉強の大きな方向性は、個性を学問に、学問を創造に高めていくことです。
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欠点を指摘し直そうとすることは、誰でも思いつきます。
マイナスをゼロに戻すことだからです。
しかし、大事なのは今あるゼロをプラスにすることです。
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12月29日から、作文講座は新学期扱いになります。
作文の丘から作文を送信する際、「山が違います」などの表示が出ることがありますが、こちらであとで修正しますので、そのまま送信してください。
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●動画:
https://youtu.be/GW2jwjFIEtU
保護者懇談会で、低学年の子のお母さんから、「集中して勉強しない」という相談がありました。
これは、いろいろな事情があると思うので、それぞれの家庭のケースによって対策は違ってきますが、大きく言えば、次のようなことが大事になります。
第一に、勉強の量を多くしないということです。
また、勉強が早めに終わったときに、新しい勉強を追加しないということです。
低学年は、勉強をする習慣をつけることだけが大事なので、長い時間やる必要はないのです。
第二に、学校の宿題を勉強の中心にしないということです。
宿題の多くは、無駄なものです。
家庭で決めた毎日の勉強が家庭学習の中心です。
宿題があると、勉強をさせやすくなる気がしますが、逆に言うと、宿題がないときは勉強しないという癖がつくことになります。
進んでいる学校では、宿題を出さないという方針を決めているところもあります。
第三は、親の指示で勉強させることをできるだけ少なくし、子供が、毎日決まったことを決まったようにやる習慣をつけることです。
勉強する内容を決めておけば、子供は何をやるか迷わずに取り組めます。
親がそのつど、何をやるか決めるような勉強の仕方をすると、勉強の習慣はつきません。
第四に、勉強の中で何を重点にするかというと、低学年に必要なのは、読書、暗唱、算数、対話です。
ただし、家庭学習の最初に読書をすると、そのまま読書で終わってしまうので、読書は学習の最後に行うという時間設定も必要です。
読書は、できるだけ説明的な文章の本を読む必要があるので、親の読み聞かせも並行して進めていきます。
暗唱は、毎日やっていく方が定着します。
朝ごはんの前に、暗唱や音読という10分か15分の時間を取ると、続けやすくなります。
算数は、将来の数学力の基礎になるので、算数が苦手にならないように毎日の習慣としてやっていきます。
ただし、将来の数学力の中心になるのは考える力ですから、算数よりも読書の方が優先です。
優先順位は読書が一番ですから、忙しくて家庭学習の時間が取れないときは、「今日は読書○ページだけ」というやり方でいいのです。
対話は、親子で楽しくお喋りをすることですが、浅い表面的な対話をするのではなく、深い思索的な、しかし面白い対話をする必要があります。
浅い対話が多すぎると、かえって子供の考える力は低下します。
同じように、軽い読書が多すぎると、かえって子供の読む力は低下します。
量も大事ですが、質も大事です。
軽い対話が多すぎると、子供は人の話を注意して聞かなくなります。
中身のある楽しい会話をすると、人の話を注意して聞く子に育ち、考える力がつきます。
第五に、習慣はすぐに崩れるものと考えることです。
何かの用事があったために、1日でも毎日の決まったことをやらない日があると、そのままやらないようになる、ということはよくあります。
それをそのつど軌道修正するのが、親の役割です。
そのきっかけとしては、「来週から、またやろうね」とか、「来月からまたがんばろうね」という言葉かけが有効です。
「言わなければやらない」というのは、子供の普通の状態です。
逆に、一度言っただけで、それをやり続けるという子は、むしろ問題があります。
「すぐさぼる」というのは、その子が人間らしく成長している証拠でもあると考えることです。
第六に、親はいつも明るく楽しく子供に接する必要があります。
親の明るさは、子供の成長の基盤です。
時々鏡を見て、自分が笑顔でいるかどうか確かめて子供に接するようにするといいと思います。
この親の笑顔も、習慣になります。
子供の教育の目的は、成績をよくすることや、いい学校に合格することではありません。
将来、立派な社会人として仕事をしていける子にすることです。
与えられた場所で、世の中をよくすることに貢献できる子に育てることが大事なのです。
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子供の学力の土台となるものは、勉強ではなく読書と対話です。
しかし、浅い読書や浅い対話はかえって学力を低下させます。
深い読書と深い対話を楽しく進めていくことが大事です。
思索的な深い会話とは、どのような会話をすればよいのか参考に教えて下さい。
どういう情報から得ていけばよいでしょうか?
お返事遅くなって失礼しました。
思索的な深い会話をする前提は、読書です。
今は、子供だけでなく大人も、スマホでYouTubeのようなビジュアルなものを見る時間が多くなっているので、本を読む時間を確保することが大事です。
そうすると、日常会話の中に、本を読んで考えたことが出てくることが多くなります。
本は、物語文でなく、できるだけ説明文や意見文のものがいいと思います。
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