今、熱心に受験勉強に取り組んでいる方の感覚とは少しずれると思いますが、私(森川林)の勉強に対する基本的な考え方です。
言葉の森で作文教室を始めたとき、ごく自然に、「国語の勉強を教える学習塾のような教室にはしない」と思っていました。
できない子をできるようにするというのは、誰でも思いつきます。
そして、そういう教室はいくらでもあると思っていたのです。
作文は、できない子をできるようにする教室ではなく、できる子をそれ以上の創造的な子にする教室にしたいと考えていたからです。
しかし、実際に作文教室を運営していると、国語の苦手な子が多いわりに、国語を教える教室というものはないことがわかりました。
作文を教える教室も、もちろん当時はひとつもありません。
だから、始めたばかりの作文教室で、生徒はほとんど集まりませんでした。
しかし、当時作文教室に来る少数の生徒は、みんな優秀な子ばかりでした。
この傾向は、今も続いていて、低学年で作文の勉強を始める子は、どの子もかなり優秀です。
ところで、作文の勉強に比べると、国語の勉強は実は簡単です。
難しい本をばりばり読むことが基本で、あとは、問題の解き方のコツを理解するだけです。
問題の解き方のコツは、1、2時間じっくり説明すればだれでもわかり、それから成績が急上昇します。
こういうことを教えられる先生が学校にいないだけです。
数学の勉強は、1冊の問題集を完璧に仕上げることと、解法を理解することです。
時間をかければ、誰でもできます。
英語の勉強は、1冊の問題集を完璧に、ということは5回以上繰り返して仕上げ、英文を丸ごと暗唱することです。
こういう勉強的なことは、本人がやる気になればすぐできることで、わざわざ他人が教えるようなことではないと思います。
答えのある勉強は、やり方がわかれば誰でもできるのですから、わざわざ人に教えてもらう必要はありません。
では、何が大事かというと、それは、出会いと挑戦です。
自分が知らなかったことや考えていなかったことを、知っていたり考えていたりする人に出会うことが自分を成長させます。
また、自分がやったことのないことを勇気を持って挑戦するときに、人間は成長します。
答えのある勉強をできるようにすることは、やれば誰でもできることなので、人生の主要なテーマではありません。
やる気になったときに時間をかけてやればいいだけです。
大事なことは出会いと挑戦で、特に挑戦です。
しかし、真に価値ある挑戦をするためには、学力の土台が必要になるということです。
言葉の森のオンラインクラスには、勉強の時間以外に、読書紹介や一人一言の時間があります。
これらの時間は、一見雑談の時間のように見えますが、子供たちの中に残るのは、そこで勉強した中身よりも、こういう交流と発表の時間の方です。
人間は、受け身で参加する授業によって成長するのではなく、自分から進んで発表したり行動したりする授業によって成長します。
こういう創造発表型の教育の主なものが、作文と創造発表とプログラミングです。
しかし、今後、国語読解、算数数学、英語の授業も、創造と発表の面を生かせるようにしていきたいと思っています。
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横浜市立金沢高校 K.A.さん
<担当講師より>
第一声「中根先生の後輩になります」とのことでした(笑)
しっかりと考え、自分らしい文体で表現して、受験直前でも書けたものはちゃんと提出してくれました。
充実した高校生活を送られると思います。
本当におめでとうございます!
追伸:中根より
金沢高校は、中根が卒業した高校です。
隣の横浜市大の食堂に、よく垣根を超えて昼食を食べに行っている生徒がいました(笑)。
A君は、実力のある生徒でした。
しかし、勉強は、結構自由にやっていました。
そういう自主性のあるところがいいところだと思います。
お兄ちゃん(大学生かなあ)と同じように、個性的な高校生活を送ってください。
おめでとう!!
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兵庫県立篠山産業高校機械科 I.R.さん
<担当講師より>
いつもより明るい声で報告してくれました。試験は面接と小論文だったそうです。
中学1年生から作文を始めて、国語以外の教科にも役立ったと話してくれました。
合格おめでとうございます。実りのある3年間になりますように。
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創造発表クラスの勉強は、学校の成績とはほぼ関係がありません。
言葉の森が作文教室を始めた40年前は、作文の勉強にも、同じような面がありましたが、今は作文試験を課す中学、高校、大学が増えてきたので、作文クラスの勉強は、受験と結びつくようになりました。
創造発表の勉強には、まだそういう面はありません。
しかし、小さな例ですが、東大の推薦入試をはじめとする総合選抜型の入試では、個性や思考力や創造力が評価されるので、将来はこういう創造発表型の勉強が、ほかでも広がる可能性があると思います。
これからの世の中で大事になるのは、自分だけの世界を持つことです。
これまでの社会では、みんなと同じ道を進むのが正解でした。
高度経済成長時代のような社会が上げ潮に向かっているときは、メジャーなものの方が潰しがきくという面があったからです。
これまでは、運動の得意な人は、野球やサッカーやバスケットボールのようなみんなに人気のあるスポーツを目指しました。
しかし、これからは、多くの人が参加するメジャーなスポーツよりも、参加者の少ないマイナーなスポーツの方が、活躍できる余地が広がります。
ただし、それを自分が好きな場合です。
スポーツでも勉強でも趣味の世界でも、みんなと一緒に楽しくやるのはいいのですが、そこに留まるのではなく、自分だけの世界を持つことが大切です。
自分だけの世界を開拓して、その分野で第一人者になるような生き方がこれからは求められてきます。
創造発表クラスの勉強は、そういう方向の勉強です。
創造発表型の勉強は、少人数でなければできません。
STEM教室とか、ロボット教室とか、プログラミング教室とかいうものは増えていますし、学校でも発表型の授業を行うところが少しずつ現れてきました。
しかし、それらの多くは、一斉の教材、一斉の課題、一斉の実験や工作で、結果も一斉に発表する形です。
それは、ほとんどが10人以上の教室で、学校では30人から40人の教室で授業を行っているからです。
少人数クラでスでは、個別の教材、個別の課題、個別の実験や研究で、個別の発表ができ、同じクラスの中で個別の対話もできます。
ただ、少人数クラスの中の発表だけでは、ものたりない面があるので、今後は対外的な発表の機会を利用することも考えています。
例えば、学研の自由研究コンテストというものがあります。
https://kids.gakken.co.jp/jiyuu/contest2022/
こういう発表の機会を利用して、学習の意欲を高めていきたいと思います。
また、言葉の森でも、独自に創造発表大賞を作る予定です。
創造発表クラスは、まだクラス数が多くありませんが、学校でのメジャーな勉強とは少し離れた独自の勉強や研究をしたい人は、体験学習に参加してください。
ところで、現在、創造発表クラスに参加している中学生以上の生徒は、できるだけGoogleアカウントを取得し、GoogleフォトやYouTubeのアカウントやZOOMのアカウントも取得しておいてください。
パワーポイントやワードで作成したローカルな資料も、ZOOMの画面共有でレコーディングし、それをYouTubeの限定公開モードでアップロードすれば、グローバルな資料になります。
将来、推薦入試などで自分のこれまでの実績を発表する必要が出てくれば、それらを資料として提出することができます。
個性的な勉強の好きな人は、創造発表クラスで、将来のイグノーベル賞を目指すユニークな研究をしていきましょう。
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作文の要素を大きく分けると、字数、構成、題材、表現、主題、表記になります。
小学生までの作文は、題材と表現が中心です。
その人らしい価値ある題材を、表現を工夫して書くということです。
低学年の場合は、ここに、正しい表記で書くということも入ります。
文章を構成する意識ができてくるのが、小学5年生からです。
ものごとをまとめる力がついてくるのです。
ですから、要約の練習も小5から始まります。
しかし、安定した要約ができるようになるのは、中学生になってからです。
ところで、要約の指導法は、実は簡単です。
世間では、一段落ずつ要点をまとめさせたり、文章の終わりの部分中心にまとめさせたりする教え方が多いようですが、そういう方法ではありません。
よく理解できたところに線を引きながら何度か繰り返し読み、重要だと思った文を3つ選びつなげるという書き方です。
小学4年生では、3文抜き書きという練習をしますが、この方法であれば、一度の説明でだれでも要約ができるようになります。
小学6年生で要約のできる生徒は50%というデータがあるようですが、それは教え方が悪いのだと思います。
小学1、2年生では、文章を要約するようなことはまずできません。
この時期は、文章を丸ごと読む時期なので、要点をまとめるということはできないのです。
読書紹介でも、小学1、2年生は、本のあらすじを最初から最後まで言おうとします。
しかし、これは逆に、小学1、2年生の能力でもあり、この時期は、誰でも暗唱がすぐにできるようになります。
さて、中学生になってからの作文の主要な要素は、構成と主題になります。
例えば、自分の意見と他の人の意見の違いを明らかにし、自分の意見の裏付けとなる理由を複数述べるという書き方です。(中1の課題)
このときに、多くの生徒が、理由という抽象化されたことを書けずに、具体的な実例だけを書いてしまいます。
「私は、宿題はよくないと思う。それは、この間とても時間がかかったからだ」というのが、実例の文です。
理由の文は、「私は、宿題はよくないと思う。それは、生徒が自主的に学習することができないからだ。例えば……」という形です。
抽象化された理由を書けるか書けないかは、語彙力の差です。
抽象的な説明文をよく読んでいる生徒は、すぐに理由を書けます。場合によっては、3つも4つも理由を書くことができます。
それに対して、本をよく読んでいない生徒は、なかなか実例だけの文章から抜け出せません。
中学2年生の課題は、複数の意見と総合化の主題という書き方になります。
この総合化の主題は、かなり頭を使うので、うまくまとめられる子はあまりいません。
Aという意見のよい面を書き、反対のBという意見のよい面も書き、結論は、AとBの対立を超えたCという意見でまとめるという形です。
ほとんどの生徒は、折衷案のような形でCの意見を書いてしまいます。
昔、予備校の小論文の授業でトップの成績を取ったという子が、この総合化の主題がよく書ける生徒でした。
中学3年生の課題は、当為の主題と複数の方法という書き方です。
複数の方法のところで、ほとんどの生徒は、自分ができそうなことを中心に書いてしまいます。
自分ができそうなことはもちろん大切ですが、それと並行して、社会をどうするかという書き方もする必要があります。
これも、読書力が必要で、政治、経済、社会の本を読んでいれば、複数の方法の幅が広がります。
読書力が大切なのは、実例の選び方に出てきます。
データ実例、伝記実例、歴史実例、昔話実例、自然科学実例などをすぐに思いつける生徒は、本をよく読んでいます。
作文力は、作文の上だけの問題ではなく、読書力という土台の問題でもあるのです。
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徳島県の高校で、コオロギ食材を給食として提供したという記事が載っていました。
体に入るものについては、長期間の試験が必要で、特に子供たちの食事については安全性が確認されたものだけにする必要があります。
コオロギ食を利用する根拠は、肉類の供給が難しくなるからということです。
しかし、タンパク源については、日本には、昔から、豆腐やガンモドキや納豆や油揚げなど植物性で安全性が確定したものがたくさんあります。
昆虫食についても、イナゴの佃煮や蜂の子のようなものは、歴史的に安全性が確立しています。
そういう日本の伝統をふまえれば、海外の論調に合わせて昆虫食を日本に導入する必要はありません。
コオロギは、ペットとして飼うもので、食材として利用するものではありません。
しかし、コオロギを室内で飼うと、夜うるさくて眠れません(笑)。
万葉集より
「蔭草(かげくさ)の 生ひたるやどの 夕影に 鳴くこほろぎは 聞けど飽かぬかも」
「秋風の 寒く吹くなへ 我がやどの 浅茅がもとに こほろぎ鳴くも」
「庭草に 村雨降りて こほろぎの 鳴く声聞けば 秋づきにけり」
(
https://manyuraku.exblog.jp/28670506/ より引用)
コオロギは、食べるものではなく、愛でるものです。
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ChatGPTに、今後の教育とオンライン教育について聞いてみました。
●森川林:
これからの教育で、オンライン教育が発展すると思いますが、現状と未来の予測を教えてください。
◆ChatGPT:
オンライン教育は、特にCOVID-19パンデミックの影響で急速に発展し、今後ますます普及する可能性があります。以下は、現状と未来の予測です。
【現状】
現在、オンライン教育は、大学や専門学校、ビジネススクールなどの高等教育機関において、すでに広く採用されています。また、一般的なスキルや知識を学ぶためのオンライン教育プラットフォームも増えており、多様なコースが提供されています。また、リモートワークの増加に伴い、オンラインでの継続的な職業教育の重要性も高まっています。
【未来の予測】
オンライン教育の普及は今後も続くと予測されています。以下はその一例です。
オンライン教育の選択肢が増える:今後、ビジネススキルや専門的な知識など、より幅広い分野でオンライン教育のコースが提供されることが期待されています。
AI技術を活用した学習の進化:AI技術を活用することで、学習者のレベルや傾向に合わせたカリキュラムの提供、個別学習の支援、学習成果の分析などが可能になり、より効果的な学習が可能になると予測されています。
オンライン学位の取得が一般的になる:現在はまだ限定的ですが、オンラインでの学位取得がより一般的になる可能性があります。今後、より多くの大学や専門学校がオンラインでの学位取得を認めるようになると予想されています。
VRやAR技術の導入:VRやAR技術を活用することで、より身体的な体験や実践的な学習が可能になり、医療や技術分野などの専門的な分野でのオンライン教育の活用が進む可能性があります。
人間の指導者との組み合わせ:オンライン教育が進む一方で、人間の指導者による教育も重要な役割を果たし続けること
※下線は、こちらで引きました。
●森川林:
では、人間の指導者と組み合わせたオンライン教育とはどのようなものになるでしょうか。
◆ChatGPT:
人間の指導者と組み合わせたオンライン教育は、オンライン学習において、人間の指導者が学習者に対して支援や指導を行うことで、より効果的な学習を促進することを目的としています。
具体的には、以下のような形態があります。
オンライン講義と個別指導:オンライン講義を受けながら、個別指導や質問対応を担当する教員との面談を設けることで、学習者が理解しにくい部分についてより細かく指導を受けることができます。
オンライン講義とグループディスカッション:オンライン講義を受けた後に、グループディスカッションを行うことで、他の学習者との意見交換や議論を通じて、より深い学びを促すことができます。
オンライン講義とSNSを活用したコミュニケーション:学習者がSNSなどを通じて教員や他の学習者とコミュニケーションをとることで、学習に対するモチベーションの向上や、質問への迅速な回答などが期待できます。
オンライン学習とオフライン実習:オンライン学習に加え、現地での実習や実践的な演習を組み合わせることで、より実践的なスキルや知識を習得することができます。
これらの手法により、学習者はより柔軟で効果的な学習体験を得ることができます。一方、指導者は、学習者の進捗状況を把握し、必要に応じて個別にサポートすることで、より質の高い教育を提供することができます。これにより、オンライン教育がより質の高いものになることが期待されています。
※下線は、こちらで引きました。
言葉の森が考えていることとほぼ同じでした。
言葉の森がまだやっていないことは、「AI技術を活用した学習の進化」と「VRやAR技術の導入」ですが、これらもいずれできるようになると思います。
既にできているものは、「オンライン講義と個別指導」、「オンライン講義とグループディスカッション」、「オンライン学習とオフライン実習」です。
※なお、ChatGPTは、グーグルクロムの日本語翻訳が適用されているとうまく使えないので、エッジで利用するのがいいと思います。
未来の教育については、YouTubeの友村晋(ともむらしん)さんが、「2050年の子育て①未来の教育を完全攻略 家庭教育8つのスキルで教育格差を埋める!」などをアップロードしていました。
https://www.youtube.com/watch?v=07XfX1QK6BE
長い動画ですし、脱線が多いので(笑)、2倍速で聞くといいと思います。
又は、全ページに字幕テロップが入っているので、音声を消して、画面を停止させて、右矢印でテロップを読んでいく読み方でもいいと思います。
ただ、雑談や言い回しは、広島弁が入って面白いです。
ここで述べられている内容は、言葉の森が記事で書いているものとほぼ重なります。
これからは、言われたことをきちんとするような学習ではなく、特に教科書を読めばわかるような知識を蓄積することではなく、読書力と作文力と思考力をつけ、自分なりの問題発見力と創造力を育てていくことが重要になります。
その方向は、誰もが今模索中です。
しかし、言葉の森のオンラインクラスの教育が、この未来の新しい学習に最も近いところにあると思います。
その中心になる教科は、作文、プログラミング、創造発表でしょう。
しかし、国語読解、算数数学、英語も、これからは、単なる個別指導だけではなく、対話型の学習に発展させていきたいと思っています。
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森リンベストのページを更新し、学年別課題のベスト10にしました。
現在、ChatGPTに見られるように、AIによる文章の自動生成、自動編集の技術が発展しています。
将来予想されるものは、AIによる作文小論文の自動採点です。
評価の基準は、どれだけ個性的な実例で、どれだけ豊富な語彙を使い、どれだけ表現豊かに、どれだけ深く考えて書かれた文章かということです。
内容の価値的なものは、評価の中には入りません。
それだけ、人間による評価よりも客観的になります。
人間は、文章の純粋な評価よりも、内容の好悪や、字の上手さなどに目を奪われることが多いからです。
作文の自動採点の一番の利点は、評価が高速に行われることです。
すると、入試にも作文の自動採点が使われるようになります。
たぶん、最初はアメリカで行われるようになり、やがて日本でも広がるでしょう。
試験会場に、ポメラのようなテキスト入力に特化した端末が用意され、作文試験はその端末で一斉に作文を書くという形で行われるのです。
字数の基準は、60分から90分で1200字ぐらいになると思います。
森リンは、作文の自動採点を一歩先取りした自動採点ソフトです。
小学6年生以上は、この森リン評価で高得点を取ることを目標に作文の練習を続けていってください。
森リンベストのページはこちらです。
https://www.mori7.com/moririn/mori_best.php
(ホームページの「よく使うリンク」の「13.ランキング」のリンクから行けます。)
学年の課題のランキングなので、現在の学年以外に、参加して間もない高学年の生徒が入っている場合があります。
名前は、ニックネーム、又は生徒コードのひらがなで表示されています。
ニックネームを変更する場合は、
https://www.mori7.com/sato/hennkou.php
のページでお願いします。
ニックネームは、オンラインクラス一覧表に表示しやすくなるように、できるだけ4文字以内、できれば3文字以内にしてください。
【参考記事】
森リン点の解説(1)――高得点の作文はどのようにして書くか
https://www.mori7.com/as/4526.html
森リン点の解説(2)
https://www.mori7.com/as/4527.html
森リン点の解説(3)
https://www.mori7.com/as/4528.html
森リン点の解説(4)
https://www.mori7.com/as/4530.html
森リン点の解説(5)
https://www.mori7.com/as/4533.html
2023年 ベスト50
順位 題名(全学年) 名前 学年 総合点 字数 思考 知識 表現
1位 ●何故言葉を使うの らよろ 高2 94点 1290字 73 92 95
2位 ●安全な方法 ああるそ 高1 93点 1205字 67 93 90
3位 ●神との会話 サーサ 高2 92点 1442字 69 101 105
4位 ●多数決と全員一致 かずま 中2 92点 1389字 67 91 90
5位 ●学問 ああてこ 高2 91点 1218字 72 100 96
6位 ●自己開示 ああるそ 高1 91点 1159字 66 95 96
7位 ●安全な方法 ああるそ 高1 91点 1205字 69 96 89
8位 ●自己開示 ああるそ 高1 91点 1237字 68 83 88
9位 ●民主主義 ああるそ 高1 91点 1263字 73 79 85
10位 ●宗教による争い あえれふ 高2 91点 1307字 61 84 85
11位 ●全てが言語化され あえれふ 高2 91点 1401字 63 87 83
12位 ●価値観の違い Yuki 中2 90点 1263字 67 109 105
13位 ●そもそも勘違いの あうゆな 高1 90点 1391字 67 87 95
14位 ●謙虚 あえしゆ 高1 90点 1261字 69 102 91
15位 ●自信を持った生き あかみさ 中3 90点 1242字 68 102 90
16位 ●自信を持った生き あかみさ 中3 90点 1242字 68 102 90
17位 ●自己中人間 あえよゆ 小6 90点 1274字 67 70 88
18位 ●調和の取れた街 あえれふ 高2 90点 1297字 67 78 80
19位 ●勝敗の必要性 あああさ 中2 89点 1173字 62 79 89
20位 ●勝敗の必要性 あああさ 中2 89点 1173字 62 79 89
21位 ●自然のメリット・ あえはな 小6 89点 1265字 61 77 85
22位 ●心の価値 あえれふ 高2 89点 1391字 72 95 85
23位 ●モダンなコミュニ あえしゆ 高1 89点 1141字 63 84 83
24位 ●同類を見つける ああるそ 高1 89点 1223字 63 71 82
25位 ●日本独自の社会 あえれふ 高2 89点 1231字 61 88 81
26位 ●知的好奇心の衰え あおやの 小6 89点 1546字 59 78 81
27位 ●情のある風景 あえれふ 高2 89点 1295字 67 77 80
28位 ●生きるための学問 あえれふ 高2 89点 1322字 67 75 75
29位 ●虎の威を借る傀儡 あうゆな 高1 88点 1401字 59 97 95
30位 ●他者も自分と同じ らるせ 高1 88点 1441字 63 96 92
31位 ●学問は誰のために らよろ 高2 88点 1632字 58 93 88
32位 ●愛情と躾 さっきー 中1 88点 1152字 62 78 87
33位 ●綺麗な水 りんた 小6 88点 1828字 63 73 80
34位 ●知的好奇心の衰え あおやの 小6 88点 1440字 58 76 80
35位 ●緊張する時 あかない 小6 88点 1261字 58 84 79
36位 ●綺麗な水 りんた 小6 88点 1529字 61 73 79
37位 ●挑戦 ああるそ 高1 88点 1203字 62 73 78
38位 ●ポイ捨て あえねき 中1 88点 1356字 69 67 78
39位 ●成人 あえしゆ 高1 88点 1293字 58 76 76
40位 ●多数決 あえねや 中2 88点 1274字 59 74 76
41位 ●民主主義の重要性 らるせ 高1 87点 1399字 64 112 106
42位 ●ちょうどいい環境 さっきー 中1 87点 1286字 56 88 90
43位 ●自然~環境破壊に あおふね 小6 87点 1996字 61 96 88
44位 ●きれいな部屋と散 あうては 中1 87点 1179字 59 80 88
45位 ●中身と外観=クラ あおふね 小6 87点 1294字 57 89 88
46位 ●旅は最高の学び場 らるせ 高1 87点 1356字 56 90 86
47位 ●旅は最高の学び場 らるせ 高1 87点 1356字 56 90 86
48位 ●知恵と知識 あああさ 中2 87点 1076字 63 77 85
49位 ●戦争 あえなね 中2 87点 1227字 61 89 83
50位 ●他人への注意 ああるそ 高1 87点 1054字 71 72 80
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こわばんは
今日は元気一杯、体験発表をさせて頂きます。
よろしくお願いいたします。
私は今から27年前、20歳の大学2年の春、多感な時期に統合失調症を発症しました。
思考がまとまらない、話が支離滅裂になる、気分の浮き沈み、集中力、記憶力の低下を感じながら、良くなっては再発を繰り返し、大学は卒業したものの、30歳まで自宅に引きこもって悶々とした日々を過ごしていました。
30歳の時に真剣に題目をあげる中、統合失調症になったことに心から感謝できるようになり、その頃から少しずつ病状が回復してきたと感じます。
31歳の時に牙城会大学校に入校し訓練をうけながら、生活では初のフルタイムの建物の解体業に就職しました。いきなりの力仕事でしたが5年間続けることができました。
36歳の時にお付き合いしていた人との結婚を考え、安定した仕事をしようと介護の仕事に転職しました。
37歳で結婚し、マイホームを購入、介護の仕事は介護福祉士の国家資格を取得し現在12年目です。
今年の4月からは介護現場のユニットリーダーに昇格し仕事の上で実証を示しています。
統合失調症を発症し普通に生活できる人は1割と言われています。
私は最初は、このまま引きこもった生活が続いていき、統合失調症のせいにして人生を諦めていくんだろうなと絶望を感じていました。
しかし、友達に相談した際に「君なら1割に入れるよ!」と間髪いれずに言って頂き、その気になって、毎日題目をあげながら生活をしてきた結果、当時では想像もしていなかった境涯になれました。
毎日題目をあげながら、1度は諦め失ったこの命、広宣流布の為に、世界の平和と、すべての人の幸福の為に捧げると決意し、命から喜びが湧いてくる日々を送っています。
御書に月々日々につよりたまえ少しもたゆむ心あらば魔たよりをうべしとあります。
報恩感謝の心でこれからも強く前に進んでいきます。
以上。
ご清聴ありがとうございました。
じすけ君、ありがとう。
統合失調症のような、また似たような精神的な悩みを持っている人は多いと思います。しかし、それは、人間が身体を持っているからです。
身体は、意識だけでは克服できません。そこに工夫が必要になります。
少なくとも、医療や薬に頼らずに、自分の工夫で克服していくことが大事です。
宗教は、ひとつの工夫になります。
しかし、いちばん大事なのは、自分の力で明るく楽しく生きようとすることです。
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