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勉強の目的――作文、国語読解、算数数学、英語、創造発表、プログラミング(その1) as/4720.html
森川林 2023/05/07 14:48 


●動画:https://youtu.be/QJYEVySZPHQ

●勉強の目的

 勉強の目的は、いい大学に入ることではありません。
 その先にある、いい仕事をすることです。

 大学に入るところまでをゴールにしていると、勉強の目標が近視眼的になります。
 次のテストでいい成績を取ることが目標なのではなく、自分自身を向上させることが本当の目標です。

 かつては、いい大学に入ることが、いい会社に入ることにつながり、その後のいい生活を送ることにつながっていました。
 しかし、それは、過去の時代の話です。

 今でも、いい大学に入ることがいい会社に入ることにつながる仕組みは残っています。
 しかし、それがその後のいい生活につながるかどうかはもうわかりません。

 具体例を挙げれば、昔、いい就職の目標の上位に入っていた銀行、証券会社、マスコミ、広告会社、教員、公務員などは、もう上位には入っていません。

 これまでは、GAFAに代表されるネットテクノロジー企業に人気がありましたが、今は、どこも大規模なリストラにさらされています。

 だから、いい枠の中に入ることがゴールなのではありません。
 どこにいても、自分らしい仕事をすることが大事です。

 どういう会社に入ろうと、又は、どういう社会になろうと、自分ひとりでも生きていける実力を育てていくことが、本当の勉強の目的なのです。

 私(森川林)は、言葉の森の創設当初から、勉強の真の目的は、独立起業をする力をつけることと思っていました。
 しかし、当時は、そういうことを受け入れられる空気はありませんでした。

 今は、違います。
 聞くところによると、東大のトップレベルのグループは、独立起業を考えていて、二番手以降が大企業への就職を考えているそうです。

 これまでは、起業にはさまざまなハードルがありました。
 資金のハードルや、組織のハードルや、生活を続けるためのハードルなどがいくつもあったのです。
 今は、ハードルはほとんどありません。
 将来、ベーシックインカムが広がれば、ハードルは更に低くなります。

 これからは、誰もが、自分の個性と情熱を生かし、自分らしい仕事を作る時代になります。
 勉強は、そういう時代に生きる実力をつけるための勉強であって、学校のテストでいい点数を取るための勉強は、その手前の小さな目標に過ぎません。

 言葉の森に来ている生徒には、優秀な人が多いです。
 クラスで何番とか、学年で何番という人もかなりいます。
 そういう人こそ、勉強の目標を、大学入試に置くだけでなく、その先にある自分らしい仕事をすることに置いていってほしいと思います。
(つづく)

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ChatGPTをはじめとするAI時代の教育――身体的な実感のある知識や学問を身につけること as/4719.html
森川林 2023/05/06 13:08 


●動画:https://youtu.be/ZKCUpp01N60

AIに飲み込まれる教育ではなく、AIに乗る教育を目指さなければなりません。

それは、AIの持てない身体に限定された教育です。

例えば、数学なら、複雑な計算はAIに任せられますが、数字を実感として感じ、計算を手足を使うように扱うことは、人間にしかできません。

例えば、国語なら、長い文章の要約や、自分の主張を何文字かにまとめることはAIに任せられますが、ある言葉やある詩に感動し、書く中で考えが深まるような文章を書くことは、身体を持つ人間にしかできません。

ここからは、脱線。

AIのよい面は、身体を持たないことです。
したがって、時間と空間を超越しています。

だから、個人が個人の欲望のためにAIを利用しようとしても、AIは、個人的な欲望の限界がわかるので、より高い次元に立ったアドバイスをします。
これが、本当のAIです。

しかし、将来の科学は、AIに身体を持たせることを試みるでしょう。
すると、初めてそこでAIに創造性が生まれます。
このときが、シンギュラリティです。

という話はこれでおしまいにして、ここからは、元に戻って。

AI時代の教育で、今から必要なものは、読書と暗唱と作文と対話と創造発表とプログラミングです。
これらは、いずれも身体化できる学問です。

国語と数学と英語は、まあ普通に、80点か90点取れていればいいとします。
ただし、数学と歴史は、ある程度身体化が必要です。

プログラミングは、ChatGPTでできるようになったとは言いますが、それは単品のプログラミングの場合だけです。

作ったプログラミングの一部を修正したり、全体のシステムに合わせて手直ししたりすることは、暗黙知を持つ人間にしかできません。
なぜなら、人間は、全体の構造というものを身体化して知っているからです。

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記事 4716番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2025/4/13
確認テストの試験運用を開始します as/4716.html
森川林 2023/05/03 16:46 


●動画:https://youtu.be/OzDrLs90OQE

 確認テストのページができましたが、テストは、担当の先生の指示があってからやってください。
 最初は、一部のクラスから実施します。
 ホームページの「よく使うリンク」の「23.確認テスト」のリンクから行けます。
https://www.mori7.com/kt/

 確認テストの使い方のページは、こちらです。
https://www.mori7.com/kt/tukaikata.php
 生徒向けの説明と、講師向けの説明がひとつづきで表示されています。

 これまで、中根が試験運用をした結果では、普段の問題チェックではよくできている生徒が、意外と点数が低いことがわかりました。
 中学生で、100点の人もいましたが、多くが50~70点でした。
 これは、中学生の問題が難しかったこともあります。

 この確認テストは、生徒を冷たく採点をすることが目的ではありません。
 全員が100点を取れるようになるまで、実力をつけることが目的です。
 ですから、講師が採点をしたあと、生徒が再び答えを送信できるようにしています。

 将来は、この確認テストを毎月第4週に行い、1ヶ月の学習結果をチェックするようにしたいと思います。

 勉強の中心は、授業ではなく、生徒の家庭での自主学習です。
 授業は、生徒の学習状況をチェックし、生徒どうしの読書紹介や交流を楽しむ場で、たまに先生が教えたり質問に答えたりすることもある、という位置づけです。

 授業は、先生が教えることが中心になる場ではありません。
 先生は、クラスを活性化し、生徒を明るく励ますことが主な役割です。
 そして、機会があれば、先生の生身の人生観や世界観を生徒に伝えることがもうひとつの役割です。

 生徒は、毎日、国語なら問題文を1~2本、算数数学なら問題集を1~2ページ、英語も1~2ページ、家庭学習を行い、それを毎回、学習記録に入力します。
 もっとやってもいいですが、最低それぐらいということです。

 この確認テストが軌道に乗れば、
毎日の生徒の自主学習→毎週の授業での学習チェックと交流→毎月の確認テスト、
という流れでやっていけるようになります。

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