ヨーロッパでは、ChatGPTに対する規制が強化されつつあります。
それは、ヨーロッパが衰退した国々だからです。
「欧州のチャットGPT規制、アルトマン氏「適応できなければ事業を停止する」」
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20230525-OYT1T50143/
新しいテクノロジーが登場したとき、それを規制する側に回るか、活用する側に回るかという最初の選択は大事です。
基本は、活用したあとに、必要に応じて規制をすることです。
この大きな方針の順序を間違えないことです。
日本では、いまだに「欧米ではこうなっている」という人がいますが、欧米はもう参考になりません。
日本は、日本の独自の方針を打ち出していくことです。
※この話は、一見、子供の教育に関係がないように見えるかもしれませんが、子供たちの成長は、日本の政治によって作られた教育環境に支えられています。
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ホタルブクロ
●動画:https://youtu.be/O5QX4oFiLII
スマホのやりすぎ、ゲームのしすぎ、YouTubeの見すぎで困っている家庭は多いと思います。
こういう新しい問題は、親の子供時代の経験がないので、途方にくれることが多いのです。
だから、これらは、親が試行錯誤で工夫してコントロールするしかありません。
大事なことは、目の前の現象をどうコントロールするかということではなく、それ以前の子育てをどうしていくかということです。
子供が幼少期のうちに、親子で話し合ってルールを決める習慣を作り、そのルールを守る習慣を作ることが大事です。
そういう幼少期のルールができていないまま、中学生になってからあわててコントロールしようとしてもできるものではありません。
勉強の習慣についても、読書の習慣についても同じです。
子供が小学1年生のうちに、毎日決まった勉強をするとか、毎日必ず読書をするとかいう習慣をつけておくことです。
子育ての中心は、家庭です。
学校でも、塾でも、偉い人のアドバイスでもありません。
何事もやり直すのに遅すぎることはありません。
子供が中学生になってからでもいいので、親子で話し合って妥当なルールを決め、そのルールの守られ状況を時どき確認するという習慣を作ることです。
こういう習慣作りがむずかしいのは、それが単なる習慣ではなく、家庭の文化を作ることでもあるからです。
勉強などは、やる気になればすぐにできるようになります。
しかし、文化はなかなか作れません。
文化とは、朝起きたら家族にあいさつをするとか、返事はいつでも「はい」と言うとか、椅子にはきちんと腰掛けるとか、席を立ったら椅子をしまうとか、履物はきちんとそろえるとか、夜は何時までに寝るとか、朝は何時までに起きるとか、起きたら布団は自分でたたむとか、食事を食べながらスマホやテレビを見ないとか、人の悪口は言わないとか、下品な流行語は使わないとか、近所の人にもあいさつをするとか、そういう細かいことの積み重ねです。
これらは、言ってすぐにできるものではありません。
何ヶ月も繰り返して、やっと少しずつできるようになるものです。
だから、勉強よりもずっと難しいのです。
文化作りは、全部やるのではなく、まずどれかひとつルールを決めてそれを守る習慣を作り、少しずつ家庭の文化として作っていくことです。
私は、この文化作りに、オンラインクラスの作文や総合学力はぴったりだと思います。
それは、親が関われることと、親も子供の様子を見ることができるからです。
見るというのは、一緒に参加するかたちでも、別のPCから参加するかたちでも、あとでレコーディングを見るかたちでも、いずれでもできます。
作文の場合は、似た話の準備を親子でする機会があります。
総合学力は、毎週、国語や算数や暗唱や発表の準備をする機会があります。
また、いずれの場合も、読書紹介の準備をする機会があります。
こういう機会を生かして準備を習慣化していくことが、家庭の文化作りの第一歩です。
▽参考記事
「研究者が思わずゾッとした「子どものスマホ使用時間と偏差値の関係」小中学生7万人調査でわかった衝撃の事実」
https://president.jp/articles/-/69373
====引用
スマホ等の使用時間が長くなればなるほど、平均以上の成績を表す灰色の棒の数が明らかに減っていく様子が見てとれます。
衝撃的なのは「3時間以上」の結果です。灰色の棒が1本も残りませんでした。この結果からわかることは、スマホ等を1日3時間以上使用している子どもたちは、どれだけ勉強を頑張っていても、きちんと睡眠時間を確保していたとしても、成績が平均未満に沈んでしまっているということです。
====
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時どき、「読書をしないので先生からも言ってください」と言われることがありますが、読書は家庭の文化です。
家庭の文化を作れるのは、親だけです。
親が言ってもさせられないことを、他人がさせることはできません。
読書合宿などという方法もあり得ますが、それよりも家庭で読書の文化を作ることです。
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スミレ
●動画:https://youtu.be/cOoN9nSA3I4
40数年前、言葉の森が日本で初めて作文教室を開設したとき、参加した生徒は小1の男子1人と、小6の女子1人の合計2人でした。
それから、数十年、独自の作文指導法を開発して、今は、言葉の森が日本で最も先進的で最高水準の作文指導をする教室になっています。
言葉の森が作文指導を始めたのは、作文教育がこれからの日本に必要だと考えたからです。
しかし、そのころは、まだ作文に対する需要はどこにもありませんでした。
今、世間にあるいろいろな作文講座や作文教室が作文指導を始めたのは、受験作文が増えて作文に対する需要があるようになったからです。
作文教育の意義を考えたところから始めたわけではありません。
言葉の森は、いつも未来を考えています。
これからの子供たちの教育で大事になるのは、思考力、創造力、共感力を育てることです。
目の前の成績を上げることではありません。
成績は、結果として上がればいいのです。
創造発表クラスに対する需要は、まだほとんどありません。
しかし、だから今、言葉の森が、創造発表クラスを広げる必要性を考えているのです。
創造発表クラスの勉強は、教わる勉強ではありません。
子供たちは、知識を教わる勉強など望んでいません。
私自身が子供のときそうだったので、今の子供たちの気持ちがわかります。
子供たちは、椅子に座って黙って先生の話を聞くよりも、自分の好きなことを好きなだけ研究したり発表したりしたいのです。
創造発表教育の目指すものは、子供たち一人ひとりがその個性に応じて、将来自分の選んだ分野で第一人者になることです。
経営の分野で言えば、会社を作って社長になることです。
ほかの人から与えられたゴールで、競争して上位に入ろうとすることではありません。
何らかの分野で第一人者になるために必要な学習基盤は、発表と対話を中心にした5人以内の少人数のクラスのプラットフォームです。
5人以内であれば、各人がそれぞれの個性に応じて自由な研究と発表ができます。
現在、新学習指導要領で取り上げられている高校の探究型学習の多くは、実際には1クラス数十人の集団で、いくつかのグループに分かれた学習として行われています。
与えられたテーマでグループの一員として行う探究学習にも意義はありますが、グループ学習では個性に応じた研究と発表は十分にはできません。
また、ひとつのテーマにかける期間が半年や1年と長いことも、子供の立場に立ってみれば不自由です。
子供たちは、いろいろなことに興味を持っています。
さまざまなテーマに興味を示し、面白ければ更に追求し、つまらなければほかのテーマに切り替えるという柔軟性が学習の選択の中になければなりません。
新しい教育には、新しい理念と新しいプラットフォームが必要です。
今の探究型学習は、まだ中身と入れ物が結びついていません。
個性を生かす学習には、個性を生かす仕組みが必要なのです。
言葉の森の創造発表クラスは、参加生徒の発表と対話を中心にした運営をします。
そして、それがクラス内だけの発表と対話にとどまらないように、月に1回はオープンに発表する場を設けます。
それが、プレゼン創造発表会の企画です。
発表の成果がどういう形で表れるかという具体的なイメージは、東大の推薦入試、京大の特色入試、海外も含めた各大学のAO入試、イグノーベル賞などと考えるとわかりやすいと思います。
私は、言葉の森の創造発表クラスの卒業生から、イグノーベル賞の受賞者が出ると面白いと個人的には思っています。
しかし、そのころには、イグノーベル賞より言葉の森の創造発表大賞の方が目標になるかもしれません。
勉強は、面白くなければなりません。
自分が本当にやりたいことをやれば、それがいちばん面白い勉強になります。
それぞれの生徒が、自分の興味、関心を学問に高め、その学問を創造的に発表することが、創造発表クラスの目標です。
現在、下記の時間帯に創造発表クラスを開設しています。
対象学年は、小3から中3ぐらいまでになると思いますが、低学年や高校生の生徒も参加できます。
体験学習に参加する場合は、事前に自分の作品をアップロードして、それを5分程度で紹介できるようにしてください。
●創造発表クラス 2023/5/24 現在 ○名定員
満満員
空空き 数字は学年:1~9は小1~中3、0は幼長、jklは高123
(1クラスの定員は4~5名)
▶ 詳細
▽関連する参考資料
「アクティブラーニングとは 基礎・基本を事例含めご紹介!」
https://find-activelearning.com/pub/active-learning
「アクティブラーニングとは?注目されている理由や手法、事例を紹介」
https://coeteco.jp/articles/10663
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言葉の森が作文教室を始めたころに来た子の多くは、「勉強はできるから、もっとほかのことをしたい」という子供たちでした。
だから、言葉の森の卒業生は、優秀な人が多いのです。
創造発表クラスも似ています。「勉強は大丈夫だから、もっと面白いことをしたい」という子供たちが参加しています。
言葉の森は、目の前の勉強を超えた教室なのです。
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シロバナシラン
●動画:https://youtu.be/VkeDh6tyOvI
藤原直哉さんの話を聞いていて、いい言葉だと思ったものがあります。
それが、「壊れるものを見ているよりも、まず自分で作る」です。
(言葉そのものは違うかもしれませんが、言っている内容はそういうことです。)
https://www.youtube.com/watch?v=cJGGYyK9OFw&t=1292s
今、ニュースで流れてくる情報は、どうでもいいものが多いです。
ジャニーズがどうしたとか、ワクチンがどうしたとか、アメリカがどうしたとかそういうことは、どうでもいいものです。
まともな人は、そういう壊れていくものを見ているよりも、自分の道を歩いています。
世の中には、批判されるべきものがたくさんあります。
しかし、若い人は、そういうところに目を向けずに、まず自分の成長に目を向けるべきです。
批判は、ほとんど何も生み出しません。
確かに、貴重な批判を述べる人はいます。
例えば、副島隆彦さんのような人です。
しかし、そういう人は、ほんのわずかです。
あとの批判は、みんな尻馬に乗って騒いでいるだけです。
だから、批判よりも、大事なことは創造なのです。
世の中をよりよく変えてきたのは、批判でも革命でもなく、発明と創造です。
例えば、今、世界のどこかで開発が進められているフリーエネルギーが実現すれば、今日の世界にある政治的、経済的な問題のほとんどが解決します。
しかし、そういうことを話題にする人がいないので、そこに目を向ける人がいないだけです。
話を教育に戻せば、今の学校教育も壊れつつある世界です。
そのひとつの証拠は、年々増える不登校の生徒です。
また、重箱の隅をつつくような些細な知識のテスト体制です。
今の学校の役割は、通学するという規則正しい生活作りと、友達との交流だけではないかと思います。
要するに、子供が学校に行っていれば安心だという安心料の役割だけなのです。
勉強の中身は、学校に行かなくても、充実した参考書と問題集でカバーできますし、その方がずっと能率がいいのです。
だから、子供たちは、学校に合わせるのではなく、自分の興味関心を学問的に伸ばすことに焦点を合わせていくことです。
今、子供たちが長い時間をかけて苦労して身につけている知識は、ほとんどがChatGPTやBardのAI技術で代替できるものです。
いい大学に入ること自体に価値があった時代は終わりつつあります。
いい仕事をすることに価値がある時代になるのです。
そのいい仕事をするための途中経過として、勉強したり、大学に行ったりするということなのです。
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今、勉強の中心だと思われている数学、英語、国語などのほとんどは、単なる受験のための勉強です。
つまり、他人のための勉強です。
大事なのは、自分を成長させるための勉強です。
それは、主に、作文、創造発表、プログラミングなどの勉強です。
その自分の勉強を進める手段として、数学、英語、国語などがあるという位置関係なのです。
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●動画:https://youtu.be/zxywx_ARY68
●個人面談ができるようになりました
授業のあと10分以内で面談ができます。
それぞれのクラスに「面談」という表示があります。
それをクリックして個人面談を申し込んでください。
ただし、先生の都合により、日程を延期又は変更していただく場合もあります。
●6月から、国語・算数数学・英語・総合学力の各クラスの確認テストを行う予定です。
https://www.mori7.com/kt/
問題集をもとにした確認テストなので、生徒の学習状況がわかります。
確認テストは、生徒を評価するためのテストではなく、指導のためのテストです。
ですから、間違えた箇所は100点になるまで解き直すようにします。
5月中に、試験運用で確認テストを行う場合がありますので、ご了承ください。
●6月から、作文・創造発表・プログラミングの各クラスのプレゼン発表会を行う予定です。
https://www.mori7.com/pre/
これまで、発表はそれぞれのクラスの中で行われていましたが、これを毎月4週には、全体に発表する形で行うようにします。
作文クラスで、パソコン入力をしている生徒については、すぐにできると思います。
手書き入力をしている生徒については、保護者の方に協力していただくようになります。ただし、参加は任意です。
創造発表クラスは、自分の作品をアップロードする形ですから、やりやすいと思います。
プログラミングクラスは、Scratchはすぐに発表できますが、JavaScriptやPythonは、生徒が自分のホームページにアップロードする形になるので、全員ができるようになるまで時間がかかると思います。
みんなの作品が見られるようになると、勉強の励みになると思います。
●「よく使うリンク」に、いろいろな掲示板を作りました。
毎週、記事を更新する予定です。
この掲示板は、生徒や保護者の方も自由にお使いください。
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ガクアジサイ
●動画:https://youtu.be/KeIlrxzOyWs
少し早い話ですが、ChatGPTやBardの要約機能を利用すれば、生徒の要約の採点はすぐにできます。
ChatGPTやBardの作った要約と、どれだけ近い要約ができたかを基準にすればいいからです。
もちろん、この採点には誤差があります。
しかし、人間が行う採点の誤差よりも小さいはずです。
何よりも、採点に、全くと言っていいほど時間がかかりません。
しかし、実は、要約のコツは簡単です。
言葉の森の要約の仕方を身につければ、深く読み取れていない生徒でも、上手な要約を書くことができます。
したがって、もっと高度な記述力の評価は、AとBの2つの文章を読ませて、その2つを合わせて記述させることです。
図で書くとこんな感じです。
┏━━━┳━━━┓
┃ ┃ ┃
┃ ┏━┻━┓ ┃
┃A┃ C ┃B┃
┃ ┗━┳━┛ ┃
┃ ┃ ┃
┗━━━┻━━━┛
このCの部分を読み取るためには、AとBの2つの文章を深く読み取っている必要があります。
これは、単純な要約よりもずっと難しい記述です。
そして、これも、AIは簡単に採点できるでしょう。
記述力をつける勉強は、いたって単純です。
難しい文章を読み慣れること、そして難しいテーマの文章を書き慣れることです。
難しい文章の教材は豊富です。
高校生であれば、大学入試の国語の問題文を読書がわりに読んでいけばいいのです。
今の国語は文学的な文章ばかりでなく、説明文が豊富です。
「2023年受験用 全国大学入試問題正解 国語(国公立大編)」
https://www.amazon.co.jp/dp/4010366788
(私立大編もありますが、国公立大編の方が文章がまともです。)
書く力をつける練習は、実際に書くことです。
特に、字数とスピードは、実際に書かなければ身につきません。
言葉の森で勉強するのがいちばんいい方法です。
参考になるニュース記事を載せます。
<千葉県の公立高校入試>「新しい学力観」に照準 難関校が出題、「思考力を問う問題」とは?【合格への助走 市進受験ナビ】
https://www.chibanippo.co.jp/news/national/1047443
====引用====
国語は、2つの異なる説明文を時間内に読み進め、それぞれの筆者の主張する具体的な内容のうち、共通部分を自分の言葉で言い換えながら180文字以上で記述させるという、受験生には大変負担が重い問題が出題されています。
……
素早く、正しく読む力、内容を理解する力、問題条件に必要な情報を文章から探し出す判断力、抜き出した情報を整理しながら解答にまとめていく思考力、そしてそれを解答用紙に記述していく表現力が必要であるといえます。
====
(千葉日報より)
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昔、大学入試の改革で、国語に150字程度の記述問題が取り入れられようとしたことがありました。
しかし、レベルが低すぎて話にならないので、見送りになったという経過があります。
なぜ、レベルが低かったかというと、評価する字数が短すぎたからです。
記述力や思考力を見るためには、1200字以上が必要です。
しかし、これも、ChatGPTやBardを利用すればすぐにできるようになるのです。
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子供の作文を読んでいて、「ちゃんと書けているけど、何かものたりない」という思いをすることがあると思います。
それは、語彙力の差なのです。
「ものたりない」というのは人間の主観ですが、それを数値で表現するのが、森リンの表現語彙の点数です。
人間がほんのわずかに感じる違いが、語彙の多様性の違いとして表れているのです。
語彙力のある子は、作文を書くときに、同じ言葉を使いたがりません。
同じことを表すときも、別の言葉で表そうとします。
「とてもたのしかったです。また行きたいと思います。」という書き方は、低学年の子は誰でもしますが、語彙力のある子は、ここで終わらずに、もうひとことつけ加えることができます。
みんなと同じ書き方では、満足しないところがあるのです。
中学生や高校生も同じです。
四段落構成で、最後の意見や感想を書くときに、その意見や感想を長く書ける子は語彙力があります。
意見や感想を書くには、抽象的な語彙が必要ですから、語彙力がなければ長く書けないのです。
では、どうしたらいいかというと、方法は2つあります。
まず、小学生の場合は、親子の対話を増やすことです。
お母さんが子供と話をするときに、豊富な語彙と長い文を使って楽しく話すのです。
最初は慣れなくても、繰り返していれば自然にできるようになります。
大事なことは、楽しく面白く話すことです。
これは、お母さんだけでなく、お父さんも参加してほしいところです。
ただし、豊富な語彙で話すためには、話の材料が必要です。
その材料のもとになるのは読書です。
お母さん、お父さんも、子供と同じように毎日本を読んでおくのです。
中学生、高校生の場合は、説明文、意見文の本を読むことです。
物語文の本は、娯楽としてよむものですから、それはそれでいいのですが、それとは別に説明文や意見文の本を読む時間を確保しておくことです。
説明文、意見文の本を読むと、感想や意見を書くときの語彙が増えます。
語彙が少ない子は、「やばい」とか「きもい」とか「えぐい」とか「ナウい」とかいう言葉をよく使います。
友達と話すときはそれでいいのですが、小論文の意見は、もっと別の言い回しが必要になるのです。
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勉強は、点数で成績がわかります。
作文は、点数ではなく、読み手の受け止め方で評価が決まります。
その受け止め方は、かなり曖昧ですが、共通するのは、「ものたりない作文か、ものたりる作文か」という感覚です。
その差が、森リン点の表現語彙に出てくるのです。
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