●動画:https://youtu.be/_i29kIWNtQ4
私は、昔から、日本が今後発展するためには、日本の東と南に広がる太平洋に向かう必要があると思っていました。
それを、ぽっかりぽんぽん島構想という名前で勝手に考えていました(笑)。
日本の国土面積は、世界で第61位ですが、海洋も含めた面積は世界第6位です。
ざっと国土面積の12倍です。
この東と南に広がる広大な海に、ぽっかりぽんぽん島を無数に作ることができます。
そして、それらの新しい島々を含めて、日本は、新日本列島になるのです。
ということは、自分の頭の中で考えていただけでしたが、同じような構想を企画しているスタートアップがありました。
「日本でも1万人が住める海上都市計画「Dogen City|同源都市」」
https://www.gizmodo.jp/2023/06/dogen-city.html
新しいことは、いつでも軌道に載せるまでが大変ですが、理想が明確であれば必ず実現します。
私は、これから、第二、第三の会場都市の構想が続くことを期待しています。
海上都市の利点はいろいろありますが、わかりやすいことのひとつは、どんな大地震、大津波があっても影響を受けないことです。
もうひとつは、季節によって台風が来るようなときでも、台風をさけて安全な海域に移動できることです。
何しろ、日本の東南海は広いですから、冬は温かい海域に、夏は涼しい海域に移動することができます。
水が少なくなったときは、雨の降っている海域に移動すればいいし、子供たちの遠足のときは、晴れている海域に移動すればいいのです。
冬は、雪の降っている海域に移動して、雪合戦をしたり、スキーをしたりということもできます。
食料は、会場都市の中でのお米や大豆の栽培もあり得ますが、牡蠣の養殖が幅広く利用されるようになると思います。
牡蠣は海のミルクとも言われるくらい栄養のバランスのよいもので、縄文時代の人の海辺の人は、牡蠣を常食していました。
本土との交通は、ひとつの課題です。
船や飛行機でなければ会場都市に行けないとなると、やや不便ですから、会場都市と本土の間は、チューブでつなぐことが考えられます。そのチューブの中は車で移動できます。
あるいは、人の乗れるドローンや、乗用車並みに手軽に運転できる船舶の利用も考えられます。
海上都市の建設には、大きな費用がかかります。
しかし、南海トラフ地震による経済損失を考え、その対策としての投資と考えれば惜しくありません。
海上都市のエネルギー源として考えられるのは、海流発電です。
将来は、安全度の高い超小型原発か、核融合による発電を利用することも考えられます。
会場都市での産業は何かというと、それはもちろん観光ではありません。
海上都市は、どこにでも移動できるので、その会場都市に住んでいる人の文化以外は、観光になるものはないからです。
海上都市の産業は、創造です。
その都市に住んでいる人は、科学技術でも、文学でも、音楽でも、芸術でも、哲学でも、どういう分野でもいいので、創造することを仕事にします。
その創造が、その海上都市の輸出産業になります。
海上都市のレジャーのひとつは、イルカとの交流です。
多くの家庭が、ペットとしてのイルカを飼うようになり、休日はそのイルカと一緒に遊びます。
家族みんなでそれぞれのイルカに乗って、時どき、江ノ島の海辺まで遊びに行くということもあるのです。(それはないか。)
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ネジバナ(モジズリ)
「
みちのくの しのぶもじずり たれゆえに みだれそめにし われならなくに」(百人一首)
●動画:https://youtu.be/wkwW_gxm9w0
ChatGPTを英語の勉強に使うという記事を見ました。
「勉強法の相談から、苦手な発音の練習も、ChatGPTなら0円で英語を学習できる」
https://president.jp/articles/-/70403
====引用ここから====
まずは「単語の習得」から見てみましょう。従来であれば、単語帳を使って暗記することが一般的です。
それに加えて、ChatGPTを使えば、より効率が上がります。具体的には、特定の単語を含んだ例文を作ってもらいます。単語一つ一つではなくまとめて覚えたい場合は、複数の単語を指定して、例文を作ってもらうのもオススメです。「以下の3つの単語を含む短い英文を作れますか?」と聞いてみましょう。長い文章だと覚えづらいため、あえて「短い・簡潔な」と加えるのがコツです。例文を繰り返し読むことで、単語が覚えやすくなります。
====引用ここまで====
なるほど。
これなら、簡単にいろいろなことができます。
例えば、
■繰り下がりのある2桁の引き算の問題を10個作って。
====
ChatGPT
もちろんです。以下に2桁の引き算の問題を10個作成しました。それぞれの問題では繰り下がりが必要となります。
34 - 17 = ?
52 - 28 = ?
63 - 46 = ?
85 - 39 = ?
76 - 38 = ?
91 - 35 = ?
42 - 27 = ?
81 - 64 = ?
73 - 58 = ?
65 - 47 = ?
====
■答えも教えて。
====
ChatGPT
もちろんです。各問題の答えは次のとおりです:
34 - 17 = 17
52 - 28 = 24
63 - 46 = 17
85 - 39 = 46
76 - 38 = 38
91 - 35 = 56
42 - 27 = 15
81 - 64 = 17
73 - 58 = 15
65 - 47 = 18
====
百ます計算のような問題がいくつも作れます。
何よりも、大事なことは、子供が苦手なところや間違えやすいところを組み合わせた問題を作れることです。
漢字の勉強もしてみました。
■次の漢字を使った文章を作って。(小6の配当漢字の最初の30文字)
異 遺 域 宇 映 延 沿 我 灰 拡 革 閣 割 株 干 巻 看 簡 危 机 貴 疑 吸 供 胸 郷 勤 筋 系 敬
(30文字)
====
ChatGPT
異なる郷に生まれ、我々は宇宙への疑いを拡大し、その遺跡を見つけるために勤勉に働いた。彼らの貴重な貢献が、株の成長を促し、地域の革新を映し出した。それは、強く敬意を表す一方で、灰色の空を明るく照らし出した。
延びる道沿いにある閣楼は、その光景を見る者に異次元の世界を思い起こさせる。株式会社の幹部たちは、この困難な時期に簡潔なメッセージを提供することで、危機を乗り越えようとした。彼らは、勤勉に取り組むことで、我々の生活に影響を与えるこの系統の遺留品についての理解を深めようと努めた。
機械の進化は、この戦略の一部を形成していました。深い吸引力を持つこの技術は、我々の胸に新たな希望を植え付け、革新的なアイデアの創出を促しました。このように、我々の努力が無駄にならず、割り当てられた任務を進めることができました。
以上が、異なる文化と人々、そしてそれぞれが持つ異なる視点から見た、我々の旅と成果でした。この体験が我々の見識を広げ、未知の域を探求することの重要性を教えてくれました。
(436字)
====
この文章は長すぎますが、10文字ぐらいの漢字の文章を作り、それを暗唱暗写すれば、漢字はすぐに覚えられます。
この問題づくりも、それまでに子供が書き間違えた漢字に絞って作れば、能率のよい漢字の勉強ができます。
理科や社会でもできるかと思い、社会の問題を作ってみました。
■神奈川県と県庁所在地である横浜の2つの言葉の組み合わせを覚えるための語呂合わせの文章を作って。
====
ChatGPT
「神が奈って、川を越えたら、横に浜が広がっていた。」という語呂合わせを考えてみました。このフレーズは「神奈川」の神が奈って、川を越えることを示し、「横浜」は横に浜が広がる景色を描写しています。これにより、「神奈川県」の県庁所在地が「横浜」であることを覚えるのに役立つかもしれません。
====
やや意味が不明ですが、プロンプトを工夫すればもっといい問題ができると思います。
そして、ChatGPTはくたびれるということがありませんから、「47都道府県について、全部作ってみて」と言えば、何の文句も言わずにすぐに作ってくれます。
ここが人間と違うところです。
ここで大事なことは、先生や保護者がこういう問題をAIを使って作るのではないことです。
子供自身が作るのです。
子供が活用するChatGPTで、当面すぐに活用できるのは、読書感想文です。
たぶん、多少気の利いた中学生は、今年の読書感想文は、ChatGPTを利用して書くと思います。
小学5、6年生でも、進んだ子はそういうことをすると思います。
先日、「
読書感想文は今年で終わる」という記事を書きましたが、この記事の肝心なところである「教育の概念」というのは、わかる人とわからない人がいると思います。
これからは、教育の方法が変わるのではなく、教育の概念が変わるのです。
教育は、大人が子供に知識を詰め込むことではなく、子供が自ら学ぶことになります。
そのときに使えるのがAI技術です。
AI技術によって、子供は、自分が学びたいことを自ら学ぶようになります。
親や先生が、子供に教えることは、勉強の中身ではなく、大人のこれまでの人生経験を生かして、どういう生き方が価値ある生き方かを子供と話し合うことです。
生き方を決めるのは子供です。
その材料を提供するのが大人です。
そして、勉強の方法を提供するのがAI技術になるのです。
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ヤマボウシ
●動画:https://youtu.be/lq7w-SthL3k
言葉の森では、これまで、学期ごとに作文を書くための作文用紙と郵送のための封筒用紙をお送りしていました。
これは、作文のやりとりをするのに郵送という手段しかない時代に作ったシステムだったからです。
しかし、作文の郵送によるやりとりには、難点がいくつかありました。
1.郵送のやりとりに時間がかかる
2.郵送したものが、郵送の過程で紛失してしまうことがある(特に近年増えている)
3.作文用紙は保存しにくいので散逸することが多い
4.振替授業で、他の講師が担当した場合、その生徒のそれまでの作文が読めない(したがって、他の講師や事務局による指導ができない)
5.生徒が作文を提出したかどうかが、翌週になるまでわからない(ウェブへのアップロードならその日のうちにわかる)
そこで、今後、次のようなやり方を中心にしていきたいと思います。
1.手書きの生徒は、作文ノートを購入していただき、ノートに書いた作文を画像として送信していただく
2.パソコン入力できる生徒は、パソコンで作文を書き、それをウェブから送信していただく
3.郵送のやりとりを希望される方は、市販の作文用紙を購入していただき、それを郵送で送っていただく(封筒も各自でご用意ください)
作文ノートには、次のようなものがあります。
ジャポニカ学習帳 作文帳 120字
https://www.amazon.co.jp/dp/B00CBNV4VS/
(低学年用)
コクヨ キャンパスノート 作文罫 200字
https://www.amazon.co.jp/dp/B0012ORDXA/
(中高学年用)
作文の画像送信の仕方は、下記のとおりですが、わかりにくい場合は、いつでもお電話でおたずねください。
1.作文の丘に行き、コード、パスワードなどを入れます。
2.本文は空欄で結構です。
本文にgoogleフォトなどの共有リンクを貼り付けることもできます。
3.「参照」ボタンをクリックし、パソコンの中にあるJPGファイルをアップロードします。(ファイルが複数枚あるときは、参照を複数回繰り返し、最後にまとめて送信します)
4.自分のパソコンの中からアップロードするJPGファイルを探します(例の場合は4つ)。
5.1つずつ順に「参照」でアップロードします(図は1つ目のファイルがアップロードされる状態)。
6.全部を「参照」でアップロードしたら「送信」ボタンを押します。
7.アップロードが成功すると画面が切り替わります。
8.手書き原稿がアップロードされた状態。
iPhoneで撮影した画像は、jpgファイルではないことがあるので、その場合は設定を変更してお送りください。
iPhoneで撮影した「.HEIC」形式の画像ファイルをJPG・JPEG形式に変換する方法は、ウェブで検索すると出てきます。
なお、赤ペン添削とパソコン入力について、時どきご質問をいただくので、言葉の森の方針を説明します。
1.言葉の森は、赤ペン添削をする必要はないと思っています。
作文で重要なのは、書かれている作文の構成・題材・表現・主題の内容をよくすることです。
赤ペンは、主に表記のミスについて指摘する際に使われますが、表記のミスは口頭又は文章で説明すれば十分で、子供の読書力の向上に伴って自然に直っていくものです。
逆に読む力がつかないうちは、赤ペンで何度添削をしても、正しい表記になるのは時間がかかります。
2.作文は漢字を書く練習にはなりません。子供は、自分の使える漢字で書くので、作文で新しい漢字を覚えるようなことはありません。
漢字は、作文の勉強を兼ねてやるものではなく、漢字の練習として独自にやっていくものです。
3.受験で作文がある場合、パソコンで書いている人は、受験の3か月から半年前に手書きに戻せば、手書きの感覚はすぐに取り戻せます。
作文で大事なのは、書かれている内容ですから、内容さえしっかり書けていれば、いつでも手書きで書くことはできるようになります。
パソコン入力の利点は、疲労度が少ないことと、森リン点などの目標を作りやすいことです。
●作文ノートの利用と字数の数え方
作文ノートには、200字詰め(20マス10行)、120字詰め(15マス8行)、150字詰め(15マス10行)などさまざまな規格があります。
中には、162字詰め(18マス9行)など、意味不明のものもあります(笑)。
この作文ノートを使うときに、最初の1ページ目から書くと、最初のページは、片面になってしまいます。
次のページからは見開きになりますが、最初だけ片面だと、写真を撮るときに体裁が悪くなります。
【5ページの作文を書いた場合】
┏━━━━┓
┃ ┃1ページ目
┃ ┃(文字が横になることが多い)
┗━━━━┛
┏━━┳━━┓
┃ ┃ ┃
┃ ┃ ┃2、3ページ目
┃ ┃ ┃
┃ ┃ ┃
┗━━┻━━┛
┏━━┳━━┓
┃ ┃ ┃
┃ ┃ ┃4、5ページ目
┃ ┃ ┃
┃ ┃ ┃
┗━━┻━━┛
これを最初からこのようにすると、体裁がよくなります。
┏━━┳━━┓
┃ ┃ ┃
┃ ┃ ┃1、2ページ目
┃ ┃ ┃(前のページは空のこともある)
┃ ┃ ┃
┗━━┻━━┛
┏━━┳━━┓
┃ ┃ ┃
┃ ┃ ┃3、4ページ目
┃ ┃ ┃
┃ ┃ ┃
┗━━┻━━┛
┏━━┳━━┓
┃ ┃ ┃
┃ ┃ ┃5ページ目
┃ ┃ ┃(6ページ目は空になることもある)
┃ ┃ ┃(空ページには絵などをかいてもいい)
┗━━┻━━┛
●作文ノートの字数の数え方
作文ノートの使い方と字数の数え方は、次のようにします。
ただし、これは一応の基準ですから、全員がそうしなければいけないというものではありません。
標準の書き方として参考にしてください。
1行目に、3マス空けて題名を書きます。
2行目に、下から1マス空けて名前を書きます。
名前は、できるだけニックネーム(ペンネーム)にしてください。 3行目から、本文を書き出します。
★字数は、1行目の題名、2行目の名前も、それぞれ1行分の字数として数えます。
全体の字数を数えやすいことを優先します。
★200字詰め(20×10行)の作文ノートを使っている人以外、つまり、小学校低学年の人は、できれば、作文の末尾に、カッコ書きで字数を書いておいてください。
いろいろな字数と行数のノートを見ると、先生が字数を数えるときに苦労するからです。
できる人は、末尾に字数記録ということをお願いします。
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モミジ
●動画:https://youtu.be/Tt0PZNFxy6o
サルの世界では、子育ての上手なお母さんに育てられた子供は、リーダーになることが多いということがあるようです。
サルの世界と同じことが、人間の世界でもあります。
人間で、子育ての下手な人と上手な人とではどこが違うのでしょうか。
子育ての下手なお母さんは、事前の準備ができていません。
そして、子供がうまくできないと叱ります。
子育ての上手なお母さんは、事前の準備をしています。
だから、子供はうまくできます。
お母さんは、褒めるだけです。
例えば、読書紹介というごく簡単なことでも、子育ての下手なお母さんは、子供に任せっきりです。
そして、子供の紹介の仕方がもたもたしていたり要領を得なかったりすると、「○○ちゃんのように、もっと上手に紹介しなきゃ」などと言います。
子供は、がっかりするだけです。
子育ての上手なお母さんは、「今度の読書紹介、どんなふうにするか、ちょっと言ってみて」と、子供の読書紹介を聞いてみます。
そして、褒めます。
特にアドバイスをする必要はありません。
それだけで、子供は、次第に上手な読書紹介ができるようになります。
準備にかかる時間は、わずか1、2分です。
このわずかな準備ができるかどうかが、上手と下手の境目です。
必ずしも、毎回準備をする必要はありません。
準備は、時どきでいいのです。
大事なことは、事前に準備をして、結果は褒める、ということです。
その反対は、事前に準備をせずに、結果を叱る、ということです。
このごく単純なことが、できる人とできない人とがいます。
なぜ、そういう単純なことができないかというと、親である自分自身がそういう育てられ方をしていなかったからです。
家庭の文化は、遺伝します。
よくできる子の家庭は、よくできるようになる家庭文化があります。
決して、いい塾に行っているから、よくできるようになるのではありません。
また、身体的な遺伝でそうなのでもありません。
すべて、家庭の文化の中で、よくできる子になるのです。
だから、大事なことは、文化を変えるという自覚を持つことです。
それは、親自身の文化を変えることでもあるので、大きな決心が必要です。
家庭の文化というものは、なかなか根強いものです。
例えば、玄関を上がるとき脱いだ靴をそろえるとか、席を立つときは座っていた椅子をしまうとか、家の中で歩くときは静かに歩くとかいうことも、理屈だけ言ってすぐにできるようになる子はいません。
朝起きたら「おはようございます」と言うとか、近所の人に会ったら挨拶をするとか、返事はいつでも「はい」と言うとかいうことも、理屈で教えてすぐにできる子はいません。
定着するまでに、何か月もかかることが多いのです。
すべて、親による気長な繰り返しの中で、家庭の文化というものができてきます。
読書の習慣も同じです。
「うちの子は本を読まないんです」という相談が時どきありますが、それは、本を読まなくてもいい家庭文化を親が作ってきたからです。
その自覚が必要なのです。
子供の問題ではなく、そういう家庭文化の中で育ててきたことに問題があるのです。
親が自覚をすれば、ものごとはすぐに改善の方向に向かいます。
しかし、その改善の結果が出るまでに、半年はかかります。
6か月というのは、体の細胞が入れ替わる期間と言われています。
体の細胞が入れ替わるぐらいの長い期間同じことを続けていて、初めてそれが習慣になるのです。
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トイ・プードル
昨日からププが泊まりにきています。
ププは、前はアフロ犬だったのに、妙にこざっぱりして、目がどこにあるかわかるようになっていました。
でも、私はププとはほとんど顔を合わせていません。世代も性格も違うからです。
ププはまだ若いので元気いっぱい。いつでも飛び跳ねています。
トイプードルはジャンプが得意みたいで、私より高く跳ぶことができますが、無駄なジャンプが多すぎます。
いつでもみんなの顔色を伺っていて、構ってくれそうな人がいるとすぐに跳んでいきます。
犬に対しても同じです。
私は、ププとはあまり関わりたくないのですが、同じ犬同士ということで親近感を持たれているようで、私を見つけるとすぐに跳んできます。
私は逃げ回る羽目になるのですが、あまりにしつこいので、最後は一喝します。
犬猿の仲という言葉がありますが、ププと私の場合は、嫌縁の仲ということになると思います。
嫌いだけれど縁がある。そんな関係がププと私なのです。

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ニチニチソウ
●動画:https://youtu.be/FZJ-vuOlsxE
題名に書いてあるとおりです。
定期テスト期間中は、勉強と読書はいったん休みでいいです。
休んだ授業はあとから振替で取り戻す必要はありません。
その週のことはその週で終わらせて長続きする勉強をすることが大事です。
中学生の場合、まだ親が勉強をコントロールしていることが多いので、保護者がこのことをよく理解しておく必要があります。
高校生の場合は、子供が自分で判断するので、特に問題はないと思います。
中学生、高校生の定期テストでは、作文試験というものはまずありません。
それは、作文の評価採点が大変だからです。
定期テストに作文はまず出ないので、定期テストの対策期間である、テストの2週間前からは、作文の授業が負担になることがあります。
そのときは、作文クラスの授業に出ても、長文を読んで要約だけ書いておしまいということでかまいません。
考えるだけで終わりということにしてもいいです。
要約+意見というかたちで書いてもいいです。
もちろん、テスト前だから休むということにしてもいいのです。
要するに、自分のテスト前という状況に合わせて、普段の勉強の対応を考えるということです。
休んだ分は、そのあと、どうするかというと、その週のうちに振替で取り戻す余裕があれば振替をしてください。
しかし、我が家の場合、休んだ分の振替はしませんでした。
学校の行事で休むとか、家族の旅行で休むとか、風邪で休むとかいうそれぞれの理由で休むわけですから、ほかの日にその休んだ分の埋め合わせをしようとすれば、どこかでしわ寄せが出てきます。
そういう無理をすると、結局長く続けることが難しくなります。
その日のことはその日のうちに終わらせ、その週のことはその週のうちに終わらせるという生活をしていれば、無理なしわ寄せは起こりません。
そうすれば、長く続けることができます。
勉強は、長く続けることで力がつくのです。
以前、数ヶ月前の休んだ分の振替をしたいと電話をしてきた保護者の方がいました。
そのときは、その振替を受けましたが、私は、その子は、あまり勉強ができるようにならないだろうと思いました。
親の監視のもとで、自分の望んでいないことを無理にやらされる子が、将来勉強好きになることはありません。
勉強は、無理にさせれば嫌いになります。
勉強ができる子は、好きで勉強をしています。
無理に勉強をさせれば、そのときの成績は誰でも少しは上がります。
しかし、長期的には成績は下がります。
勉強好きにさせるには、無理をしないこと、楽しく続けることが大事なのです。
楽しくということは、実は、かなり大事です。
数ヶ月前の欠席の振替を子供にさせようとしたお母さんは、たぶん険しい顔をしていたと思います。
「ずっと前の休んだ分を、今度、振替で受けさせるからね」と怖そうな顔で言われて、楽しく授業を受けられるわけがありません。
振替をするときも、楽しく言ってあげる必要があります。
すべては、長続きする勉強のためです。
勉強は、長く続ければ必ず上達するからです。
そして、勉強の中心は、あくまでも家庭です。
学校や塾の授業を受けるのは、家庭学習のきっかけ作りのためです。
家庭で毎日自分のペースで勉強をしていれば、学校や塾には特に行く必要はないくらいです。
家庭学習ということについて、少し参考になる記事を見ました。
▽参考記事
「ほぼ塾なし家庭学習9年目のママが「家庭学習の習慣化」で大切にしてきた3つのポイント」
https://withonline.jp/with-class/education/berry-kurashi/Wc23s
> 共働きで、4人の子どもたちを子育て中です。子どもたちは保育園児から小学生、中学生まで。第一子の長男は高校受験に向けて塾に通い始めましたが、最近までは子どもたち全員が塾なし家庭学習のみで勉強を進めてきました。
私のうちの子は、2人とも、以前にも書きましたが、小学生から高校生まで塾や予備校には行きませんでした。
行っていたのは、言葉の森の作文だけです。
家でやっていたのは、ほぼ読書だけです。
上の子は中3のとき、近所の塾の夏期講習に少しだけ顔を出しましたがすぐにやめました。
下の子も、中3の最後のころ、一時的に友達に誘われて塾に行きましたが、それもすぐにやめました。
塾に行かずに何をしていたかというと、上の子は、パソコンでロールプレイングゲームに熱中、下の子は、バスケットボールに熱中です。
私は、熱中するものと読書と対話があれば、勉強は必要になったときにすぐにできるようになるという考えです。
ただ、数学だけは苦手にならない程度に一応やっておくことです。
大学は、二人とも早稲田大に行きました。
上の子は、実力で行きましたが、下の子はスポーツ推薦で高校に入りその延長で行きました。小論文がうまかったのだと思います。
私は、国立大の理系の工学部あたりが面白いと思っていましたが、それは実現しませんでした。
大学に行ってから友達と話してみると、塾に行かずに勉強していたのは、うちの子たちだけだったようです。
> 宿題が多い日は家庭学習の量を調整して、いつもはドリルを2ページしているけれど今日は1ページにしようとすることはあっても、ドリルは必ず毎日進める。子どもや親の機嫌に左右されることなく、毎日少しでも進めることを徹底することが大切です。ちなみにわが家では体調不良のときと旅行・帰省のときは勉強しなくてOKとしていて、このルールも子どもたちに何度も話し、守っています。
私のうちでは、読書は毎日すると決めていたので、体調不良のときなどは、勉強は休みで読書だけということにしていました。
旅行に出かけるときは、言葉の森の課題の長文と読みかけの本を持っていくようにしていました。
課題の長文の音読をして、内容がすっかり頭に入っていると、友達と話をするときにも格好いいことを言えるので得をしたようです(笑)。
> わが家は2LDKの60平米マンションに6人暮らしということもあり、子どもたちの個室がありません。また、上の子たちを含めて、学習机もありません。子どもたちは全員リビングのテーブルで勉強しています。心掛けているのは、「家庭学習で使うグッズは、すべてリビングにまとめておく」こと。勉強しようと思ったときに参考書やドリル、筆記用具などの必要なものが数秒で揃う環境にしています。
リビングで勉強をするというのは、中3までは大事です。
高校生になると、自覚して勉強できるので、どこでやってもいいのですが、中学生のころはまだ勉強の自覚がないので、子供部屋でひとりで勉強をすると、遊んでしまいます。
しかし、多少の遊びに関しては、目くじらを立てるべきではありません。
大人でも、退屈な仕事をしていてくたびれたら、ちょっと一休みということはあります。
子供の勉強を、最初から最後までずっと監視してやらせるようにしていると、子供は必ず外見だけの勉強をするようになります。
つまり、深く考えるようなことはせず、作業的な漢字の書き取りや計算練習をさも一生懸命にやっているように見せる勉強をするようになるのです。
こういう習慣がつくと、高校生になってからも作業的な勉強をするようになります。
子供の時間管理は、子供に任せることが大事です。
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ニワゼキショウ
●動画:https://youtu.be/ZyenNXYhnHM
●一斉学習型のオンライン学習
現在、行われているオンライン学習の多くは、優れた教材を動画で流し、それを生徒に視聴させるような受け身の一斉オンライン学習です。
面白くてためになる動画を見るというのは、テレビや、YouTubeを見ることと同じです。
みんなが、同じ面白い動画を見て学習するだけなら、みんなで一緒にテレビを見ているのと変わりません。
もちろん、そういう学習は、面白くて頭に入るからそれはそれでいいのです。
面白い動画の一斉学習には、それなりの役割があります。
●個性を生かすオンライン学習
しかし、これから必要になるのは、子供一人ひとりの個性を生かす学習です。
子供たちには、それぞれの個性があり、興味のある分野、得意な分野がそれぞれ異なります。
その個性を生かすためには、子供たちが発言し発表できる場が必要です。
一人ひとりの発表は、オンラインの教室であっても、リアルの教室であっても、一斉指導型の学習の中ではできません。
●学習の深化には5人以内の仲間との対話と交流が必要
生徒一人ひとりが自分から発言し発表するためには、その発言と発表を受け止める仲間が必要です。
質問をしたり意見を述べたり対話をしたりする相手がいることによって、発言と発表は進歩します。
そういう仲間の数は、5人以内です。
●一対一の個別学習では対話と交流がない
一対一の個別学習は、先生と生徒の間で密度の濃い学習ができるという利点がありますが、生徒どうしが対話をし交流するという機会がありません。
密度の濃い学習という点だけから言えば、一対一の学習は、ChatGPTなどのAI技術によってカバーされるようになります。
人間の教育には、同じ人間による少人数の仲間が必要です。
その少人数の基準は、繰り返し書きますが5人以内です。
●対話を生む探究学習としての作文、創造発表、プログラミング
対話が成り立つ学習には、それにふさわしい学習内容があります。
国語、数学、英語などの教科型の学習には、対話はそれほど必要ではありません。
それは、すでにある与えられた知識を吸収する学習ですから、ビデオ授業の一斉学習でも、ChatGPTの個別学習でもいいので、能率のよい学習法を組み合わせて選べばいいのです。
発表と対話のある学習は、探究学習と呼ぶこともできますが、具体的に言葉の森で言えば、作文と創造発表とプログラミングです。
それは、全員に同じ答えがある学習ではなく、逆に、全員が違う答えを作る学習だからです。
● 個性と創造性が求められる新しい時代の教育
一律の知識の学習から、多様な個性の学習へという流れは、教育の分野だけでなく、社会にも広がっています。
これまでの社会は、言われたことをきちんとできる平凡な優等生を求めていました。
しかし、それは今後、ロボットとAI技術で代替できるようになります。
これからの社会に求められるのは、誰にも言われないことを、自分の興味と関心と個性の力で作り上げることのできる人間です。
それは、作文や創造発表やプログラミングの学習をする生徒の延長にある社会人の姿です。
●新たな未来への選択は、個性を活かした起業への道
これからの若者は、受験勉強という狭い枠の中で上位を目指し、その延長にある就職活動の枠の中でよりよい枠の中に入ることを目指すような生き方をする必要はありません。
それよりも、個性を生かし、独立起業を目指す生き方を選択することができるようになります。
それが、間もなく来る未来の社会です。
●保護者の時代の入試と現代の入試の違い
多くの保護者は、自分が若かったころの経験を基準にして考えるため、子供たちが個性を生かす生き方を部分的にしか容認できません。
しかし、その場合は、次のように考えればいいのです。
現在の大学入試では、すでに一般入試よりも推薦型入試の方が多くなっています。
ペーパーテストの点数で1点差を競うような詰め込み学習をした生徒よりも、個性的な持ち味のある生徒の方が大学に入りやすくなっており、その傾向は年々強まっています。
●これからの入試は、普通の学力と豊かな個性
推薦型入試では、勉強は、普通にできるぐらいで十分です。
普通にできるという基準は、東大の学長が推薦入試について述べた「センター試験8割で学力を担保」というレベルです。
それなりの学力は必要ですが、逆に言えば、それなりの学力の見通しがあれば、あとは個性を伸ばすことに力を入れていく方がいいのです。
大学入試共通テストで満点を取れる個性の乏しい人よりも、共通テスト8割で個性の豊かな人の方が活躍できる世の中になっています。
●作文、創造発表、プログラミングで個性を伸ばす
中学生や高校生は、まだ社会の流れをよく見ていないので、学校の定期テストでいい成績を取ることが大きな目標になっています。
定期テストは、全教科90点以上が目標ですが、それ以上がんばる必要はありません。
それよりも、言葉の森の作文クラスや創造発表クラスやプログラミングクラスで、自分の個性を伸ばしていくといいのです。
これらのクラスのいずれか、またはすべてに参加し、個性と思考力と創造力と発表力とコミュニケーション力を伸ばしていくことが、これからの勉強の大きな方向と考えていくといいと思います。
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