ログイン ログアウト 登録
 Onlineスクール言葉の森/公式ホームページ
 
記事 4856番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/11/22
対面授業とオンライン授業の比較を超える対面型オンライン授業 as/4856.html
森川林 2023/11/22 09:04 

ガーデンシクラメン

 言葉の森のオンライン授業は、対面型オンライン授業です。

 Googleの生成AIによると、
====
対面授業とオンライン授業には、次のような違いがあります。

●対面授業
コミュニケーションが取りやすい
実物に触れることができる
周囲の雰囲気に合わせて学習に取り組める
通学時間やスクールの非日常的な環境がスイッチとなり、学習にメリハリがつく効果が期待できる

●オンライン授業
好きな場所で授業を受けられる
緊急時にも授業が実施できる
不登校や病気の生徒も授業が受けられる
より質の高い授業を提供できる
学習履歴や進捗を記録しやすい
生徒一人ひとりに合った授業を実現できる

また、対面とオンラインを組み合わせた学習活動を効果的に組み合わせたカリキュラムや授業形態を「ブレンデッド教育」といいます。
====

 世間の認識は、大体、この生成AIの説明と同じだと思います。
 しかし、言葉の森のオンライン授業は、このどちらにも当てはまりません。
 それは、対面型のオンライン授業だからです。

 なぜ対面型のオンライン授業ができるかというと、参加生徒を5人以内に限定したオンラインクラスで授業を行っているからです。

 子供たちの教育を考えた場合、授業の中で残るのは、先生の講義ではありません。
 講義を聴くだけの授業や、問題を解くだけの授業は、しばらくたてば何をしたか忘れてしまいます。

 あとまで残りるのは、生徒が自分で発表したこと、自分で質問したことです。
 つまり、生徒が主体的に参加したことが、学習の中身になるのです。


 ブレンデッド教育は、過渡期の教育です。
 その形態は、生徒が一応学校に行き、教室で勉強しますが、一人ひとりがパソコンを使ってで自分に合った単元を勉強するという仕組みです。

 それぐらいなら、わざわざ通学の教室に行かなくても、自宅で他の生徒と交流しながら自分の勉強をしていけばいいのです。

 言葉の森のオンラインクラスは、少人数なので、生徒どうしの読書紹介や発表や交流ができます。
 これが、ブレンデッド教育の先にある本来の対面型オンライン教育です。


 対面型オンライン教育であれば、小学1年生から、作文をはじめとするオンライン授業に参加することができます。
 そして、同じクラスで一緒に勉強する中で、やがて勉強を通した友達もできるようになるのです。

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
言葉の森の特徴(83) オープン教育(24) 

記事 4855番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/11/22
言葉の森が考える、これからの子供たちの教育のビジョン――全教科8割の学力をつけ、思考力と創造力を伸ばし、社会で活躍できる人になる as/4855.html
森川林 2023/11/21 09:12 

ピラカンサ(トキワサンザシ、タチバナモドキ)

●動画:https://youtu.be/meGzbkU8Gr8

 言葉の森で、中根が教えている中高生のクラスでは、定期テストの結果を毎回聞くようにしています。
 中高生の参加しているクラスは、現在、国語読解、数学、プログラミング、創造発表、作文ですが、テストの成績を効くと、ほとんどの子が全教科平均80点以上の成績を取っています。
 中には、平均95点以上という生徒もいます。
 みんな、よく勉強しているのです。

 テスト前の2週間は、テスト対策期間ということで、読書は休んでもいいとしていますが、それでもちゃんと本を読んでいる子がいます。
 テストに直接関係のない作文やプログラミングや創造発表のクラスでも、テスト前に授業に参加する子がいます。

 みんな、頑張っていますが、決して息切れをしながらやっているわけではありません。

 こういう実力も意欲もある子供たちの将来の勉強のビジョンを、保護者が大きく捉えていく必要があります。


 まず、将来の勉強のゴールは、大学入試ではなく、その先の社会に出て活躍することだと考えることです。

 社会に出て活躍するというのはすぐにはできませんが、社会に出て自分らしい仕事をするというのが、現在行っている勉強のゴールと考えておくのです。

 わかりやすく言えば、社会に出て自分の会社を立ち上げて社長になることが将来の目標と考えておいてもいいと思います。

 これからは、大きな木に寄りかかって安定した生き方をする時代ではなく、自分の木を自分らしく育てる時代になるからです。

 「飯の食える大人になる」という言葉がありますが、将来は、ベーシックインカムが広がり誰でも飯を食えるようになります。
 大事なのは、飯が食えるようになったあと、つまり衣食住の安定のあと、自分らしい創造をすることが生きがいになるということです。

 さて、しかし、社会に出る前に、大学入試ににも合格しておく必要があります。
 今までの大学入試では、点数で輪切りにされて合否が決まっていましたが、これからは総合選抜型の入試が広がります。

 総合選抜型入試に必要なのは、8割の学力と個性と思考力です。
 昔のように、成績の点数だけで1点差を争うような試験ではなくなってくるのです。

 すると、本当に差がつくのは、個性と思考力の方です。
 個性は、創造発表などで、身につける力です。
 思考力は、難しい読書と難しい作文で身につける力です。

 学力に関しては、わざわざ塾や予備校に行く必要はありません。
 模擬試験は、時々受ける必要がありますし、志望校の過去問には早めにアクセスしておく必要があります。
 しかし、勉強は、人に教えてもらうよりも、家庭で自分でやる方がずっと能率がよいものです。

 勉強に必要な教材や学習法は、既にインターネットを利用すれば豊富に揃っています。
 ただし、勉強の全体の方向アドバイスしてくれる先生役の人は、必要になります。
 そういう人がいれば、勉強は家庭でひとりでやっていけるのです。

 言葉の森では、現在、小学1234年生向けに、基礎学力クラスを開いています。
 これは、1か月で週ごとに、国語・算数・暗唱・創造発表の勉強に取り組むクラスです。

 小学456年生向けには、総合学力クラスを開いています。
 これは、1か月で、国語・算数・英語・創造発表の勉強をするクラスです。

 今後、中学123年生向けに、全科学力クラスも開く予定です。
 全科学力クラスは、1か月で、国語・数学・英語・理科社会の勉強をします。

 自宅で勉強するときに、勉強のきっかけをつかみにくいという人は、自習室を利用するといいと思います。
 自習室は、入室・退室の時刻と、自習内容を記録することになっているので、自分の勉強の経過を記録できます。
 また、他の生徒も自習室に参加しているのを見れば、自然にやる気を出すことができます。

 現在、自習室は、毎日1人か2人しか参加していませんが、今後、先生が担当するクラスの生徒の勉強の様子を見て、勉強の進まない生徒によっては自習室参加を義務づけるということをしてもいいと思います。
 というのは、子供が自覚して勉強する年齢は中学3年生以降なので、小学1年生から中学2年生までは、ある程度勉強強制することも必要になるからです。

 ただし、子供本人の意欲とは関係なく、あまりにも勉強的なことを強制すると、学力ではなく、意欲が低下するようになります。
 意欲の低下は、学力の低下よりももっと大きなマイナスになるので、勉強に対する強制は、限定しておく必要があります。


 言葉の森の基礎学力クラス・総合学力クラス・全科学力クラスで、トータルな学力をつけ、全教科8割以上の成績を取っていれば、あとは総合選抜型入試で十分に大学入試に対応できます。

 だから、これから大事になるのは、教科の学力だけでなく、思考力と創造力を伸ばしていくことです。
 思考力は作文クラスで、創造力は創造発表クラスで、育てていくことができます。
 また、今後はITテクノロジーに精通しておく必要があるので、プログラミングクラスも必要になりますす。
 学校では、プログラミングクラスのような先進的な授業はなかなか行えません。
 だから、作文、創造発表、プログラミング、全教科型のクラスが、これからの子供たちの勉強の基本になります。

 言葉の森のオンラインクラスのいいところは、生徒どうしの発表と交流の時間があることです。
 しかも、オンラインのクラスなので、どこかに出かけなくても、自宅で他の生徒と対話し交流し発表することができます。

 今後は、遠足やサマーキャンプなどの企画を復活させるので、将来は、リアルな交流の機会もできるようになります。
 しかし、学校や塾のように、毎日リアルに会う必要はありません。
 通常はオンラインで交流していて、たまにリアルで会うというようなことで十分なのです。


 以上が、言葉の森の描く子供たちの教育のビジョンです。
 このようにして、どの子も楽しく、しかも楽に参加できるオンラインクラスで、勉強の実力をつけ、創造力を育て、思考力を育てて、将来の社会生活の準備をしていくのです。

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
言葉の森のビジョン(51) 勉強の仕方(119) 未来の教育(31) 
コメント11~20件
……前のコメント
総合学力クラス 森川林
子供は、暇そうにしているのがいちばんです。 年がら年中がん 6/22
記事 5107番
さまざまな勉強 森川林
勉強は、作文と読書と算数数学と歴史を中心にやることです。 6/21
記事 5106番
作文力がこれか 森川林
作文力をつけるために必要なのは読書と対話。 出力の前に入力 6/19
記事 5105番
作文を書くとき 森川林
 接続語と助動詞は、実は重要です。  中学生や高校生で、文 6/18
記事 5104番
国語は、読む力 森川林
国語の力をつけるための音読は、1冊の問題集を繰り返し読むのが 6/16
記事 5103番
国語力は、テク 森川林
国語力をテクニックで身につけようという考えそのものがあさはか 6/14
記事 5100番
本当の勉強は、 森川林
子供は、自然に成長していれば、みんな時期が来ればそれぞれにが 6/12
記事 5098番
これから大学生 森川林
MMさん、ありがとうございます。 これは、10年以上前の記 6/12
記事 820番
これから大学生 MM
先生の書かれていることは今読んでもそのまま通じます。 10 6/11
記事 820番
毎週作文を書く 森川林
作文の勉強というのは、負担の大きい勉強です。 だからこそ、 6/11
記事 5097番
……次のコメント

掲示板の記事1~10件
現在森リンベス 森川林
このあとの予定。 ・森リンベストを直す(直した) ・森リ 11/20
森川林日記
Re: 入会手 言葉の森事務局
 お世話になっております。  弟さんのみご入会が1週間 11/15
森の掲示板
入会手続きにつ やすひろ
お世話になっております。 個別掲示板を開けませんので、ここ 11/15
森の掲示板
Mr. 1
1 11/14
森の掲示板
Mr. 1
1 11/14
森の掲示板
Mr. 1
1 11/14
森の掲示板
Re: 項目の 1
> いつもありがとうございます。 > > こすほ 11/14
森の掲示板
Re: 項目の 1
> いつもありがとうございます。 > > こすほ 11/14
森の掲示板
Re: 項目の 1
> いつもありがとうございます。 > > こすほ 11/14
森の掲示板
Re: 項目の 1
> いつもありがとうございます。 > > こすほ 11/14
森の掲示板

RSS
RSSフィード

QRコード


小・中・高生の作文
小・中・高生の作文

主な記事リンク
主な記事リンク

通学できる作文教室
森林プロジェクトの
作文教室


リンク集
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン






小学生、中学生、高校生の作文
小学1年生の作文(9) 小学2年生の作文(38) 小学3年生の作文(22) 小学4年生の作文(55)
小学5年生の作文(100) 小学6年生の作文(281) 中学1年生の作文(174) 中学2年生の作文(100)
中学3年生の作文(71) 高校1年生の作文(68) 高校2年生の作文(30) 高校3年生の作文(8)
手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

主な記事リンク
 言葉の森がこれまでに掲載した主な記事のリンクです。
●小1から始める作文と読書
●本当の国語力は作文でつく
●志望校別の受験作文対策

●作文講師の資格を取るには
●国語の勉強法
●父母の声(1)

●学年別作文読書感想文の書き方
●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)
●国語の勉強法(言葉の森新聞の記事より)

●中学受験作文の解説集
●高校受験作文の解説集
●大学受験作文の解説集

●小1からの作文で親子の対話
●絵で見る言葉の森の勉強
●小学1年生の作文

●読書感想文の書き方
●作文教室 比較のための10の基準
●国語力読解力をつける作文の勉強法

●小1から始める楽しい作文――成績をよくするよりも頭をよくすることが勉強の基本
●中学受験国語対策
●父母の声(2)

●最も大事な子供時代の教育――どこに費用と時間をかけるか
●入試の作文・小論文対策
●父母の声(3)

●公立中高一貫校の作文合格対策
●電話通信だから密度濃い作文指導
●作文通信講座の比較―通学教室より続けやすい言葉の森の作文通信

●子や孫に教えられる作文講師資格
●作文教室、比較のための7つの基準
●国語力は低学年の勉強法で決まる

●言葉の森の作文で全教科の学力も
●帰国子女の日本語学習は作文から
●いろいろな質問に答えて

●大切なのは国語力 小学1年生からスタートできる作文と国語の通信教育
●作文教室言葉の森の批評記事を読んで
●父母の声

●言葉の森のオンライン教育関連記事
●作文の通信教育の教材比較 その1
●作文の勉強は毎週やることで力がつく

●国語力をつけるなら読解と作文の学習で
●中高一貫校の作文試験に対応
●作文の通信教育の教材比較 その2

●200字作文の受験作文対策
●受験作文コースの保護者アンケート
●森リンで10人中9人が作文力アップ

●コロナ休校対応 午前中クラス
●国語読解クラスの無料体験学習