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登校しぶり、不登校の子に、どう対応するか――生活のルールを作ること、読書をすること、自分の好きなことをすること、他人とのコミュニケーションをとること as/4891.html
森川林 2023/12/20 03:39 

サクラソウ


●動画:https://www.youtube.com/watch?v=jKK-T5ZcCYM

 学校に行きたくないときは誰にもあります。

 私も、小学生のとき、「学校に行きたくないなあ」と思ったことがよくあります。
 そのときに、「でも、かわいいなおこちゃんがいるから、そのために行くんだ」と自分に言い聞かせて学校に行った記憶があります。
 なおこちゃんのほかには、いつも物静かだったよごさん、計算が早かった白石さん、その友達の山崎さん、いつも授業中まっ先に手を挙げるのを競っていた石渡さんなどがいました。
 中学生になってからは、となりの席のまゆみちゃんが……(そんなことは、どうでもいいか。)

 学校での授業中は、いつも窓の外を見て、「スズメは自由でいいなあ」と思っていました。
 そして、教科書の全ページに落書きを書いていました。

 なぜ学校に行きたくなかったかというと、先生の話を聞くだけの授業が退屈だったからです。
 だから、自分でできる、図工と体育とテストの時間は好きでした。
 椅子に座って、黙って人の話を聞くだけの時間が、忍耐だけが必要な不自由な時間と感じていたのです。


 今は、子供たちがオープンになって、「学校に行きたくない」という子が増えてきました。
====
中学生の5人に1人が「不登校・不登校傾向」5年で26%増
https://resemom.jp/article/2023/12/14/75000.html
====

 ここで大事なことは、学校には行かなくてもいいが、家庭での生活のルールだけは確立しておくということです。

 例えば、朝起きる時間を決める、朝にやる仕事を決める(勉強でなくていいです)、夜寝る時間を決める、などです。
 それは、社会人になってから必要になることだからです。
 そして、そういう生活習慣は、理屈でできるようになるのではなく、毎日の積み重ねでできることだからです。

 勉強に関しては、ほとんど心配は要りません。
 やれば誰でもできるようになります。

 しかし、読書だけは毎日続ける必要があります。
 読書によって学力の基礎さえつけておけば、勉強的なことは、やる気になったときにすぐに追いつくからです。
 ただし、すぐにとは言っても、それなりの時間はかかります。


 生活習慣と読書と勉強の基礎を作るためには、言葉の森の朝のオンラインクラスに参加するのがいちばんいいと思います。

 今はまだ、朝のオンラインクラスは、土曜と日曜が中心でほぼ満員ですが、平日のオンラインクラスも、希望があれば新たに開設することができます。

 オンラインクラスは、5人以内の少人数で、勉強の時間以外に、生徒どうしの発表と対話と交流の時間をとっています。
 社会生活を円滑に行うために必要なのは、勉強力以上にコミュニケーション力です。
 コミュニケーション力は、生活習慣と同じで、理屈でできるものではなく、繰り返しによってできるようになるものです。


 言葉の森で受講できる講座には、作文、基礎学力、総合学力、国語読解、算数数学、英語、創造発表、プログラミングがあります。

 基本になるのは、作文です。
 作文を通して、親子の対話が進むようになります。

 読書は、毎回の読書紹介があるので、自然に読む習慣がつきます。
 また、読書紹介や一人一言の時間によって、人前で發表する力、コミュニケーションをとる力がつきます。

 時間的に余裕があれば、小学校低中学年の生徒は基礎学力クラス、小学校中高学年の生徒は総合学力クラスに参加するといいと思います。
 このクラスで、国語、算数、英語が全部学べます。
 ひとつの教科を更に深めたい場合は、国語読解、算数数学、英語のそれぞれのクラスに参加することができます。

 個性的で創造的な子であれば、創造発表クラスかプログラミングクラスがいいと思います。
 ほかの人がやっている勉強と同じものではなく、自分だけの勉強を深めていくことが、これからの総合選抜型の大学入試の時代には必要です。
 しかし、もちろん大学入試を念頭に置く必要はありません。
 自分の好きなことを研究すること自体が楽しいければいいのです。


 私のうちの子も、小3か小4のときに、「学校に行きたくない」と言い出しました。
 理由は、友達が先生に叱られているのを聞くのが苦しいからということでした。
 気持ちの優しい子だったのです。

 私は、即座に、「じゃあ、学校に行かなくてもいいよ」と言いました。
 自分も、小学生のときに学校に行きたくないことがあったので、無理に行く必要はないと思ったのです。

 結局、子供は、その後、山村留学で北海道に行き、しばらくして家に戻り、「やはり、お父さんとお母さんと一緒にいる方がいい」となり、もとの学校に復活するようになりました。
 北海道では、みんなで海に出てウニを取り、浜辺で焼いて食べたそうで、とても楽しかったようです(笑)。
 その後、早稲田に合格して、今は普通の社会人です。
 塾や予備校には、言葉の森以外は行きませんでした。

 子供の長期的な成長を考えれば、小学校や中学校で、学校に行くとか行かないとかいうことはどうでもいいことです。
 大事なことは、今のことを考えるのではなく、先のことを考えることです。
 先のことを考えれば、必要なことは、生活のルール、読書の習慣、ほかの人とのコミュニケーションだけになると思います。

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不登校(0) 

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作文指導に関しては、言葉の森が日本一で、あとの教室はすべて言葉の森のコピー as/4890.html
森川林 2023/12/19 04:40 

水仙のつぼみ


●動画:https://www.youtube.com/watch?v=c4RUPj4uUm8

 自分のことは自慢したくないのですが、情報が少ないためによくわからない人が多いと思うので説明します。

 言葉の森は、日本で最初に作文教室を始めた教室です。
 「作文教室」という言葉を最初に使ったのが40年以上前です。
 そのころには、もちろん、作文を教えるという概念自体がありませんでした。

 私が作文教室を始めたのは、勉強などは自分でやればいいしどこでもできる、しかし、作文は他の人に見てもらわなければわからない、そして、作文は、子供たちの創造性を育てる、と思ったからです。

 そこで、古今東西の作文教育に関する本を、手に入れられるものはすべて読みました。
 200冊は優に超えていたと思います。
 海外の作文教育に関する本も、読めるものはすべて読みました。

 それで、作文教室を始めたのです。
 最初の生徒は、小1と小6の2人でした(笑)。

 言葉の森が作文教室を始めてから、だいぶたって、大手の教育業者が同じような作文教室を始めました。
 しかし、まもなく撤退しました。

 今も、各地にいろいろな作文教室があります。
 塾でも、作文指導を始めるようになっていると思います。

 しかし、それらの教室は、昔ながらの赤ペン添削の方法か、もっと気のきいたところは、言葉の森のコピーです。

 赤ペン添削は、誰でも考えつく方法ですし、文章力のある大人なら誰でもできる方法です。
 しかし、赤ペン添削で上達する子はいません。
 書いたものを直す指導ではなく、書く前の指導が必要だからです。
 更に言えば、書く前に、読む力をつけなければならないのです。


 言葉の森は、もともと40年以上前にマスコミを目指す大学生のための作文教室としてスタートしました。
 当時は、マスコミに人気があったのです。

 その後、小学生のための教室を開きました。そのときに来たのが、小1と小6の2人です。
 だから、言葉の森は、小学生から高校生、大学生までの一貫指導ができます。

 本当は、社会人の生徒もいますが、教材を作るのが大変なので、募集は控えめにしています。

 実は、最初は、社会人になってからも続けられる一生の作文教室にしたいと思っていました。
 月に1回程度でいいので、その時々の時事的なテーマで作文を書き、ディスカッションをするという教室です。
 そのうち、できると思います。

 以上、いろいろ自慢のようなことを書きましたが、これが真実です。

 検索エンジンで「作文教室」を探すと、いろいろな教室が出てくるかもしれませんが、その中で、最も確かなのが言葉の森だと思ってもらうといいと思います。

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