高校生にとって、これから小論文が重要になるということをわかりやすく解説した記事がありました。
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400字の作文は「80字を5回書く」と考える…だれでもすぐに論理的な文章が書ける「R80メソッド」とは
https://president.jp/articles/-/77706
①学校推薦型選抜(旧・推薦入試)
②総合型選抜(旧・AO入試)
③一般選抜(旧・一般入試)
現在、①と②の選抜で、私立大学への入学者は5割を超えています。
国公立はまだ2割程度ですが、ゆくゆくはもっと増やすという目標が掲げられています。
では、大学はどうやってそれだけの学生を「選抜」していると思いますか?
選抜方法で圧倒的に重きを置かれているのが、小論文なんです。
大学によって違いはありますが、小論文に面接やプレゼンテーションがついてくるというのが基本です(東大の推薦だと共通テストも)。
つまり、書く力や話す力を測られて大学に入る時代へと変化してきているわけです。
付け加えると、③の一般選抜も、以前とは様変わりしています。
1つは、一般選抜にも記述問題が増えているということ。
やっぱり書く力が重視される時代になってきたという表れですね。
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入試小論文では、どんなテーマが与えられても、1時間か1時間半で1000字から1200字の文章を書ける力が必要になっているのです。
しかし、この引用した記事ですすめられている「R80メソッド」というのは、とりあえず字数を埋めるための方法だと思います。
この方法で書くことに抵抗がなくなったあとは、全体の構成を考えてから書くという書き方に進んでいくといいと思います。
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那須の木の俣渓谷
家庭学習を進めるときに、最も難しいのは、最初のきっかけをつかむことです。
そのため、受験生などはよく図書館を利用したり、塾の自習室を利用したりして、勉強する気持ちに切り替えます。
言葉の森の自習室も、家庭学習の最初のきっかけを作るのに利用できます。
これまでは、ただ記録をして入室して勉強するだけでしたが、今度からは、自習の記録が、それぞれの月ごとに集計できるようになりました。
毎回の自習の内容も蓄積できるので、自分がどんな勉強をしていたかがわかります。
勉強が難しくなる小学5年生以上の方は、できるだけ自習室を利用して勉強していってください。
自習室は、言葉の森も生徒であれば、どなたでも使えます。
生徒のご兄弟の方も使うことができます。
自習室を利用する場合は、
1.自習記録をつけてください。自習記録には、終了予定時間と自習の内容を記録します。
2.勉強中は、カメラをオンにしておいてください。カメラは、机上に向けられるといいと思います。
3.終了したら、そのまま退出してください。
4.指定の問題集に関して質問がある場合は、授業の際に担当の先生に聞くか、下記の掲示板に入れておいてください。
国語読解掲示板
算数数学掲示板
英語掲示板
自習記録のページは、ホームページの「自習記録」のリンクから行けます。
自習グラフのページは、自習記録の「自習グラフ」から、オンラインクラス一覧表の「J」のリンクから、検索の坂の「自グ」のリンクから行けます。
▼自習グラフのサンプル
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いつもありがとうございます。
私はよく自習室を利用していますが、利用することで緊張感が高まり、はかどります。とても嬉しいです。
ですが、利用者があまりにすくないので、私ひとりということがあり、もったいないです。せっかくなので、他の人がいたほうが頑張ろうと思えます。
とってもわがままですが、上級生に、わからないことを質問などをしたいです。ぐぐるよりもいいと思います。わがままですが。
自習室感謝してます!
あえかわさん、ありがとうございます。
これから、みんなにもっと自習室を利用するように伝えていく予定です。
これからもがんばってください。(^o^)/
ありがとうございます!
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オダマキ
オンラインクラス一覧表の自分の「性別」のところをクリックすると、学習記録のグラフが出てきます。
学習記録の左上の「学グ」というところからも行けます。
▼サンプル
問題集は、1冊を5回繰り返すことが勉強の基本ですが、これまでは数字だけなので、どこまで進んでいるかわかりにくい面がありました。
そこで、学習の進捗度をグラフで表すことにしました。
勉強を進める場合、このグラフを参考にしてください。
国語読解でも、算数数学でも、英語でも、1冊の問題集を5回繰り返せば、勉強の内容はほぼ完璧に頭にはいります。
成績が思うように伸びない理由は、ほとんどの生徒が、1冊の問題集を1、2回しかやっていないからです。
また、学習塾によっては、いろいろなプリントを出したり、分厚い問題集の一部しかやらなかったりという、勉強の鉄則とは正反対の学習をしているところもあります。
生徒と保護者のみなさんは、「1冊を5回繰り返す」ということを基本にして、毎日の学習を進めていってください。
これは、中学生の定期テスト対策にも有効です。
定期テストの出題範囲を5回繰り返し勉強することが、基本的な対策です。
特に、社会の場合は、出題範囲の教科書を5回読むだけで高得点がとれます。
英語は、出題範囲の英文を、毎日1ページずつ暗唱暗写することが基本です。
数学は、出題範囲の数学問題集を完璧に仕上げることです。
国語は、事前の勉強は、漢字と文法程度ですから、普段の勉強の中で、問題集読書を進めることと、読解検定で80点以上を目指し理詰めに得解き方を身につけることを目標にしていってください。
また、勉強の土台となる思考力、語彙力を育てるいちばんの方法は、説明文読書です。
定期テストの2週間前からは、読書は一時休んでもいいですが、それ以外の日は、毎日50ページ以上を目標に読書を進めていきましょう。
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明治大学 政治経済学部・中央大学 経済学部 K.Tさん
<担当講師より>
小学4年生から、高校3年生まで言葉の森で頑張ってくれました。
おめでとうございます。
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作文の勉強を始める場合、どういう形態がいちばんいいのでしょうか。
勉強の形態が大事なのは、作文は、勉強の中で最も負担の大きい勉強だからです。
国語や算数数学や英語の問題集を解く勉強は、半ば作業としてできるものなので、特に集中しなくてもできます。
しかし、作文は、書くことに集中しなければ書けません。
話し声が聞こえるところでは、作文は、なかなか書けないのです。
作文の通信教育講座というと、一見便利なように見えます。
しかし、通信教育講座で勉強できる作文のレベルは、小学校低中学年の低い段階までです。
小学校高学年の作文の勉強は、通信教育講座ではまずできません。
できるのは、もともと文章力の高い生徒か、保護者が熱心に監督してくれるかのどちらかだけです。
一方、通学の作文教室は、みんなで一斉に作文を書くので、取り組みやすい面があります。
子供たちは、一緒に勉強している生徒がいると、自然に自分も取り組めるようになります。
これが、通信教育講座との大きな違いです。
しかし、通学教室は、ある程度の人数にならないと運営することが難しいので、指導は個別指導よりも全体指導になりがちです。
学校で行われる作文指導も同じです。
みんなで一斉に作文を書いたあと、先生のできることは、上手に書けた作文をみんなに紹介することぐらいです。
それは、一人ひとり添削して個別指導をするような時間が、今の学校の教育体制の中では取れないからです。
しかし、他の生徒の上手な作文を見て、同じように上手に書けるようになる子はひとりもいません。
かえって、作文が苦手になるだけです。
作文教育に熱心な先生に教えられるほど、作文嫌いになる子が増えるのはこのためです。
オンライン作文クラスは、5人以内の少人数で、みんなで一斉に作文を書きます。
だから、書くことを後回しにしているうちに、その週の課題が書けなくなったという子はいません。
だれでも、抵抗なく作文を書き出せるのです。
また、5人以内のクラスですから、全員に個別の対応ができます。
「この前の作文はこうだったから、今度はこうしようね」というようなことが個別にいえるのです。
また、月に1回の作文発表会もあります。
この発表会は、今後もっとオープンにしていく予定です。
ところで、今日もまた、ブンブンどりむが朝日小学生新聞に広告を載せていました。
こういう広告を見ると、一見手軽にできると思いがちですが、そういうことはありません。
また、ブンブンどりむの監修者である齋藤孝さんは、名前こそ有名ですが、作文教育に関しては何も知らないに等しいレベルです。
それは、斉藤さんの「こども文章力」の本を見ればよくわかります。
国語読解と音読暗唱についてもそうです。
私は、人を批判するのは好きではありませんが、こういう本を読んで誤解する人も多いと思ったので、一応書くことにしました。
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チャットGPTの作文講習会が無事に終わりました。
人数を限定していたのは、一人一人に対応するためで、大人数ではできなかったからです。
参加者は、みんなよく準備していたので、操作はスムーズに進みました。
ただ、運営側で使用しているパソコンのGoogleドキュメントがうまく動かなかったので、代わりに参加生徒に、画面共有でやっているところを見せてもらいました。
作文を書くのに最も時間がかかるのはやはり書く作業です。
しかし、作文の本質は考えることであって、書くことではありません。
書きながら考えるという面はありますが、それは文章として書くよりも、構想図として書きながら考える方が密度濃く考えることができます。
だから、テーマに合わせて考えることを勉強の中心にし、書くことはAIに任せておくといいのです。
作文試験の本番などで実際に書く必要が出てくる場合でも、考える力があれば、書くことは3ヶ月から半年ですぐに元に戻ります。
だから、通常の作文練習は、効率よく進めていくといいのです。
講習会の内容は、今後新しく動画を作ってお知らせするようにします。
中学生(13歳以上)の生徒の皆さんは、ChatGPTに登録し、Googleドキュメントを使えるようにして、能率のよい作文を書き、考える力を深めていってください。
ところで、ChatGPTの悪用という問題はあります。
例えば、「○○というテーマで1200字の作文を書いて」と言えば、ChatGPTは、すぐに書いてくれます。
特に、年齢的に、小学6年生から中学2年生のころは、そういうことをしてみたくなる時期です(笑)。
しかし、これは、自覚の問題として解決できます。
勉強は、自分を向上させるために行うもので、人に見せるために行うものではないということがわかれば、誰もそういうことはしません。
また、今の教育によくある、宿題を出すというかたちの勉強は、もうやめるべきです。
特に、夏休みの宿題としてよく出される、読書感想文や税金の作文や人権の作文は、もう時代遅れです。
それらの勉強をさせたいのであれば、それは授業の中でするものであって、宿題として出すものではありません。
これは、作文通信教育講座とオンライン作文クラスの教育の比較にも通じます。
作文の勉強は、同じ時間に、同じ場所で、みんなと一緒に書くものです。
通信教育講座で出されたプリントを、自宅でやって提出するというやり方は、親がきちんと管理するか、あるいは、本人が受験直前で自覚を持っているかでないかぎり、手を抜いた学習になりがちです。
子供たちの勉強には、同じ時間の同じ場所での授業というリアルな環境が必要なのです。
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