パンジー
ChatGPTに任せれば、いろいろな文章をすぐに書いてくれます。
だから、自分にとってどうでもいいこと、例えば無意味に思える宿題などは、大体のあらすじをつたえてChatGPTに書いてもらうこともできるのです。
しかし、作文の本質は、書くことではなく考えることです。
それは、書きながら考えるという過程です。
この場合の「書く」は、ひとまとまりの長い文章でなくていいのです。
構想図を書くとか、短文のメモを書くとかいうのも、書きながら考えることです。
考える土台になるものは、経験と読書です。
価値ある経験とは、挑戦の経験です。
価値ある読書とは、難読です。
経験と読書を土台にして、書きながら考えることが作文の本質です。
書きながら考えることによって、考えが深まることがあります。
それが、作文の面白さです。
書くという結果だけを見れば、書くことはほとんどが単なる作業です。
その作業的な部分は、ChatGPTなどのAIに任せていいのです。
しかし、考えるという本質は、自分自身にしかできません。
料理は人に作ってもらうこともできますが、食べることは自分にしかできません。
書くことはChatGPTにもできますが、考えることは自分にしかできません。
ChatGPTを利用するのは、新しい実例を聞いてみるとき、自分の考えとは別の視点を聞いてみるとき、自分の書いた文章を添削してもらうときなどです。
13歳になったら、メールアドレスを作れるので、ChatGPTのアカウントを作りましょう。
そして、自分の作品を発表するために、ZOOMのアカウントを作りましょう。
小学生の高学年は、お父さんやお母さんのアカウントを使わしてもらうのがいいでしょう。
そして、自分の考えを広げたり深めたりするために、ChatGPTなどのAIテクノロジーを使うのです。
ただし、小学校の低中学年のころは、書く作業を身につけておくことも必要です。
それは、計算の練習をしたり、漢字の書き取りの練習をしたりするのと同じです。