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デジタルからアナログへ as/5037.html
森川林 2024/03/31 16:52 

オウバイ

 「デジタルからアナログへ」というと、時代遅れのようなタイトルですが、今の世の中でデジタルはもうほぼ完成しつつあるので、これからはアナログの時代になるということです。

 今の社会の特徴は、デジタル情報の過剰です。
 例えば、ChatGPTを使えば、ブログの記事などはいくらでも作ることができます。
 Google検索でも、最初に出てくるのは、SEO対策をやっているサイトの記事ばかりです。
 しかも、Googleも、Facebookも、YouTubeも、根拠不明の情報コントロールをしています。

 だから、みんな、もうそういう情報には飽き飽きしています。
 ひとことで言えば、デジタル情報は、あてにならないと多くの人が思っているのです。

 昔、新聞の折り込み広告が盛んだったころは、折り込み広告自体が、貴重な情報源でした。
 しかし、いま、折り込み広告を情報源として見る人はいません。
 それよりも、新聞自体をとる人がいなくなっています。
 新聞やテレビの情報はあてにならないと、多くの人が感じているのです。

 では、あてになる情報とは、何でしょうか。
 それは、自分が信頼している特定の人が言っている情報です。
 それが、アナログの情報なのです。

 言葉の森には、講師が個々に発信する「個別れんらく」や「発表室連絡」という媒体があります。
 また、保護者懇談会や個人面談という媒体もあります。
 こういうリアルな情報のやりとりができるのが、アナログのコミュニケーションです。

 今回、「森からのてがみ」というタイトルで、A4葉書を郵送で送ることにしました。
 アナログですから、載せる情報の量は限られていますが、それはQRコードでカバーしています。

 こういう手に触れることのできるコミュニケーションに力を入れていくのが、言葉の森の今後の方針です。

 ところで、アナログの情報のもとになるものは、デジタルのデータです。
 コミュニケーションはアナログであっても、データはデジタルをもとにしたものであることが必要です。

 だから、言葉の森の今後の方向は、アナログのデジタルです。
 デジタルのアナログと言ってもいいです。
 略して、アナデジです。
 略して言わなくてもいいですが。

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3月31日から新年度のデータになりました。デジタルデータをアナログで送る「森からのてがみ」を発行します as/5036.html
森川林 2024/03/31 14:29 

コブシ

 3月31日から、新年度のデータにしました。
 これまで、小学1年生で、エの課題をやっていた人は、小学2年生で、カの課題になっています。

 3月までの課題の作文を送る場合はエラーが出ることがありますが、それはあとで修正しますので、そのまま送っておいてください。


 さて、話は別のことになりますが、今度、「森からのてがみ」という名前のアナログのA4葉書を定期的に郵送します。
 海外の方には、郵送できないので、リンク先を表示するようにします。

 サンプルは、こちらです。



 この「森からのてがみ」には、生徒の作文字数の推移と、読解検定の推移をグラフで表示しています。

 このグラフを目安に勉強を進めていってください。

 ただし、作文と国語は、上達するのに、かなり長い時間がかかります。
 これが、数学や英語の勉強と違うところです。

 数学や英語は、本気で1か月勉強すれば、誰でも成績があがりますが、作文と国語はそうではありません。
 上達には、かなり時間がかかるのです。
 しかし、続けていれば、必ず上達します。

 ですから、子供さんの作文と国語の進歩は、長い目で見てあげてください。

 家庭でできることは、次の3つです。

1.毎日、必ず、少なくとも10ページ以上の読書をする。
(中高生は定期テストの2週間前からは読書は休憩していいです。……といっても読む子は本当に読む力のある子です。)

2.更にできる人は、国語問題集の問題集を毎日1~2編音読する。
(音読については、決して読み方を注意せず、読んだことを自体を褒めてあげてください。)

3.小学生の場合は、お母さんやお父さんが、課題に関する似た話をしてあげてください。
 例えば、「がんばったこと」という題名でしたら、お母さんが、子供時代にがんばったことを話してあげるのです。
 この親子の対話の中で、子供の語彙力が向上します。
 語彙力の向上がわかるのは、感想の部分が自分らしく書けるようになることです。

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記事 5035番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2025/7/23
探究学習ではなく、創造発表学習 as/5035.html
森川林 2024/03/29 13:01 


 高校で探究学習が始まっています。

 これは、いいことですが、私はその先の学習があると思います。

 探究学習は、自分の興味関心のあるものを探求していくことです。
 しかし、現在、探求学習のための手段は、参考書よりもネット検索、ネット検索よりもChatGPTの時代になっています。
 探求は、昔のように時間のかかる学習ではなく、誰でも数時間でできる学習になっているのです。

 探求は、出発点です。
 探求のあとに、本当の学習が始まります。
 それが、創造と発表の学習です。

 しかし、創造と発表の学習のカリキュラムはまだできていません。

 昔、言葉の森が、作文の学習を始めたときも、作文のカリキュラムはありませんでした。
 言葉の森が、小1から高3までの作文のカリキュラムを作りました。

 今は、創造発表の学習が始まろうとしている時代です。

 このカリキュラムを作り、誰もが創造発表の学習に取り組めるようにすることがこれからの教育の課題です。

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記事 5034番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2025/7/23
国語読解問題の解き方のコツ――理詰めに解く方法を理解するためには、保護者の協力が必要 as/5034.html
森川林 2024/03/28 07:21 

シレネ ピンクパンサー



 国語というのは、日本語のことですから、普段誰でも日常的に使っている言葉です。
 その言葉で国語の読解問題を出すのですから、問題を出す人は工夫をします。

 工夫のひとつは、難しい文章を問題を出すことです。
 これは、誰でも考えつきます。
 だから、国語の問題文には、悪文が多いのです(笑)。

 悪文の例は、「前者」とか「後者」とかいう言葉を使うことと、「それ」とか「その」とかの指示代名詞を使うことです。

 だから、作文には、こういう言葉を使わずに、できるだけ具体的に書いていく方がいいのです。

 さて、国語の問題を作る人のもうひとつの工夫は、合っていそうなものを正解にするのではなく、間違っていないものを正解にするような選択肢を作ることです。

 読解検定をやっていて、なかなか点数が上がらないという人は、この解き方のコツを理解してください。
 そして、もうひとつは、問題集読書で、難しい文章を読み慣れておくことです。

 読解問題の解き方は、次の記事を参考にしてください。

▼国語の勉強法
https://www.mori7.com/bennkyou.html
====
……
 実際の問題文は、ここに載せた文章の6、7倍あります。普通の高校生でこういう文章を読むと、大体最後の方には意識が朦朧(もうろう)としてきます。設問を見て、問題文を読み直す気力が失せた状態で選択問題を解くので、合っていそうなものに○をつけてしまうのです。
 設問を一つずつ見ていきましょう。
 1は、「哲学の場合、対象へのアプローチの仕方を説得できることが重要」などとどこにも書いていないので×です。
 2は、特に間違っているところはないので保留です。
 3は、「学問は自分とのかかわり方をより望ましい方向へ持っていくために知識を得る」などとどこにも書いていないので×です。むしろ、その反対のことが書かれています。
 4は、「学問は、自分とのかわわりを知るために考える」などとどこにも書いていないので×です。これも、その反対のことが書かれています。
 5は、「哲学は、自分自身を知ることを目的として問いを立てる」などとどこにも書いていないので×です。これは、この設問自体について言えば、合っているとも合っていないとも言えませんが、問題文との関連で当てはまらないということです。
 したがって、正解は、特に間違ったことを言っていない2ということになります。
 国語の選択問題はすべてこのような発想で解いていきます。ですから、難しいことは何もありません。ただし、大量の文章をこのように読みこなしていくためには、まず問題文自体をすらすらと読める力が必要です。そのためにも、問題文を繰り返し読む勉強法が有効なのです。
====

 こういう理詰めの読み方は、子供だけではなかなかできません。
 しかし、先生が授業の中で、こういう読み方を説明することもできません。

 一斉指導で説明することはできますが、一斉指導で理解する子はほとんどいません。
 一人ひとりのそれぞれの選択肢について、本人が納得するまで説明する必要があるからです。

 だから、国語の読解問題は、結果が返却されたあと、お母さんが一緒に見てあげることが必要になります。

 問題の中には、お母さんが見てもうまく説明できないものがあると思います。
 そのときは、国語読解掲示板に書いてください。
https://www.mori7.com/ope/index.php?k=45

 そのときに、ただ「わかりません」と書くのではなく、「こう思ったのですが、なぜ……ですか」と本人の考えも書いておくといいです。

 こういう質問のできる子は、みんな国語が得意教科になります。

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森川林 20240328  
 あるとき、高3の元生徒から、「国語の成績が悪いのでどうしたら……」と相談がありました。
 その子は、中学生のときは、読解検定についての質問をよくする生徒で、国語の成績はとてもよかったのです。
 それで、実際に悪かった問題と解答を送ってもらいました。
 すると、中学生のときに解いた読解問題の解き方のコツをすっかり忘れているのです。
 そのことを話したら、すぐに納得して、それからまもなく東大に受かりました。
 東大の国語は記述問題なので、その前のセンター試験の国語がよくできたのです。。
 読解問題の解き方は、国語力という面もありますが、それとともに解き方のコツを理解しているかどうかということがあるのです。


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