アカツメクサ
小学1年生は、勉強と生活の基礎を作る時期
小学1年生は、勉強と生活の基礎を作る時期です。
小学1年生に始めた勉強や生活の習慣は、その後ずっと自然に続きます。
だから、最初のボタンを正しくかけることが大事なのです。
すべての学力の土台に、日本語の学力がある
国語でも、算数でも、英語でも、理科でも、社会でも、すべての学力の土台にあるのは、日本語力です。
算数の文章題や図形の問題を理解するのは、日本語力です。
英語の文章の内容を理解するのも、日本語力です。
理科や社会の内容を理解するのも、もちろん日本語力です。
小学1年生は、日本語力を育てることを第一に考えていく必要があります。
読書の習慣さえつけば、あとは何もしなくても安心
日本語力のもとになるものは、読書力です。
小学校時代は、読書力さえついていれば、勉強はあとからいくらでもできるようになります。
言葉の森では、どのクラスも授業の最初に全員の読書紹介があります。
だから、自然に読書力がつくのです。
作文を楽しく書くこつは、手助けをすること、褒めること
小学校低学年で作文の勉強を始める場合、大事なことは、子供がうまく書けないときは、すぐにお母さんが手伝ってあげることです。
そして、子供が少しでも書けたら、無条件に褒めてあげることです。
書き方の注意などは、一切する必要がありません。
子供は、今の状態を褒めてあげることによって上達します。
言葉の森では、まだ字が十分に書けない子から始める親子作文のコースもあります。
暗唱力がつくと、どんな勉強も楽にできるようになる
暗唱力が最も育つのは、幼長から小2にかけてです。
小学1年生から、暗唱の習慣をつけた子は、長い文章の暗唱が苦もなくできるようになります。
暗唱力がつくと、記憶力だけでなく、理解力も思考力も伸びるので、勉強が苦にならなくなります。
小学1年生は、暗唱の勉強を始める最適な時期です。
言葉の森の基礎学力クラスでは、国語・算数・暗唱・発表の授業をしています。
みんなの前で発表する力がつく5人以内の少人数クラス
オンラインの少人数クラスでは、毎週、全員の発表の時間があります。
みんなの前で話をすることに慣れると、どこに出ても自分の考えを言えるようになります。
発表力は、思考力や作文力と並んで、これからの重要な学力になるのです。
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作文クラス、基礎学力クラスの無料体験学習ができます
作文クラスでは、毎週全員の読書紹介と発表を行います。
そのあと、みんなが一斉に作文を書き、その間に、先生による一人ひとりの個別指導があります。
基礎学力クラスでは、週ごとに、国語、算数、暗唱、発表の授業があります。
国語と算数は選択式で、国語だけ、算数だけという勉強もできます。
オンライン少人数クラスは、5人以内のクラスなので、通学式の一斉授業よりも密度の濃い対話のある授業ができます。
無料体験学習を希望される方は、お電話、又は、ホームページからお申し込みください。
045-353-9061
(平日10:00~17:00、土日10:00~12:00)
無料体験学習
作文指導、43年の実績
スミレ
毎日新聞デジタルに、言葉の森が紹介されました。
言葉の森の理念が、わかりやすく紹介されています。
今、子育て中のお母さん方は、目の前の中学受験や高校入試や大学入試に目が向いていると思います。
しかし、それは一瞬のことです。
その受験勉強の先に、長い人生があります。
その長い人生を生き抜く力を育てていくことが大事です。
その中には、もちろん勉強も入ります。
しかし、勉強と同じくらい大事なのが、読書と対話と楽しく遊ぶことなのです。
▽毎日新聞デジタルの言葉の森の記事
https://mainichi.jp/articles/20240424/k00/00m/100/140000c
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■■「中学受験しないことを恐れないで」 作文の先生が伝えたいこと
「うちも、やらなくちゃ」――。高まる中学受験熱に対して焦りや不安を抱く保護者に、「受験しないことを恐れないで」とアドバイスする人がいる。作文教室「言葉の森」を主宰する中根克明さんだ。有名中学から、東大や早慶まで、難関入試を突破してきた教え子も多いが、低年齢化する受験対策の勉強に対して「成績が良くなっても、頭は良くならない」と一石を投じる。
【中嶋真希】
中根さんが横浜市に作文教室を開設したのは1981年。その後、オンライン講座を導入し全国から受講生を受け入れ、論理的に考える力を培う方法を教えてきた。これまでの受講者は子供から大人まで計約1万3000人。作文の書き方を習うだけでなく、書いた作文を4コマ漫画にして発表したりと、ユニークな授業が人気だ。
■長い受験期間
元受講生には難関中学の合格者も多い。だが、教える目的は「受験に勝つ」ことではない。「小学4年生までは、たくさん本を読んでいれば勉強はしなくていいです」とさえ考えている。中学受験の過熱に、「自分が何をしたいのかわからないまま大人になってしまうのではないか」と懸念する。
「自分のやりたいことに夢中になる経験をしていないと、何をしたいのかわからない大人になってしまう」
大人から与えられたことをするという姿勢が身についてしまうと、たとえ成績が良くても、勉強に飽きてしまうことも多いという。
子供自身が「受験したい」と言い出すこともあるが、中根さんは慎重だ。
「友達が塾に行くと聞けば、『私も行きたい』と言います。でも、寝る間も惜しむような勉強はまだ小学6年生には無理がある。1年間くらいなら多少無理をしてもなんとかなるけれど、今の中学受験は早い子で小学3年生から始まりますから、ちょっと長すぎますね」
■勉強しているヒマがあったら、本を読んで
多くの小中学生を教えてきた中根さんは、勉強の本当の出発点は15歳だと力説する。「自分のために勉強しているという意識が自然に湧いてくる」というのだ。そして“出発”のときに向けて最も大切なのが、読書だと説いてきた。
「小さいころから本が好きで熱中して読む子は頭が良くなるんですよ。知的な好奇心が育まれ、中学生、高校生になって難しい本でも楽しめるようになる。そして本を読んでいれば、勉強もできるようになる」
中根さんの言う「頭の良さ」とは、自ら考える力があり、どんなことを聞かれても、自分なりの考えが言えることだという。つまり、「読解力と表現力」のある子供であり、読書はその両方の学力を育てるのだという。
「頭がいい子は、どんなに難しい文章でも頑張って読み取っていきます。語彙(ごい)力があるので表現も豊かです。作文を書かせると、自分の感想をしっかり長く書ける」
では、読書を習慣づけるにはどうしたら良いのだろうか。
「どんな本でもいいから、毎日10ページだけでも読んでください。大事なのは、親がアドバイスしないこと。子供が遊びに行きたいからと急いで10ページ読んだら、『そんなに速く読めるなら、あと10ページ読みなさい』とかね。アドバイスするから子供は嫌になるんです。そんなこと言わずにただ褒めればいいのです」
また、語彙力を伸ばすために親子間の対話も促す。
「語彙が乏しいと、パターン化されたことしか書けません。『子供がありきたりなことしか書けない』とよく相談されますが、難しい話でも親がどんどん話しかけると、子供の語彙は増えます。作文が上手になり、面接で抽象的なことを聞かれても、自分の言葉でしっかりと答えられるようになります」と助言する。
■一人だけ別の道を歩んでもいい
作文教室「言葉の森」を主宰する中根克明さん=本人提供
多くの保護者は中学受験のさらに先、有名大学への進学まで見据えるが、中根さんは「今や、良い大学に入ることはゴールではないんです」と力説する。
中根さんは、2022年の入学式で東大関連ベンチャーを30年までに700社にすることを掲げ、起業精神の重要性を学生に説いた東大の藤井輝夫学長の発言に触れ、「これからの時代は大学から大企業に入って終わりじゃない。社会に出て何をするかが、最も重要です」と語る。
「普通の公立中学や高校に行っても自分の好きな分野の勉強にしっかり取り組めば、個性を生かした総合選抜入試で大学への道も開ける。無理のない受験をしていけば、大学で燃え尽きることなく、学問に取り組むことができますよ」
たくさん遊んで、本を読む。「これだけで十分」だと言われても、中学受験に挑む親子が多い首都圏では「受験させないわけにはいかない」と、焦りを覚える人もいるだろう。 「みんなと同じ道を進んで安心することはできても、自信にはつながりません。一人だけ別の道を歩んだっていい。受験しないことを不安に思わないで」と中根さんは語りかける。
「子どもの力を信じて、どこにいても平気だと信じてあげてください。それが、一番大事なことですから」
■なかね・かつあき
1952年生まれ、千葉大卒。25歳でマスコミ志望の大学生を対象にした作文教室を開き、1981年に「言葉の森」(
https://www.mori7.com/ )を開設。小学生から大学受験生まで、幅広い年代が学んでいる。著書に「小学校最初の3年間で本当にさせたい『勉強』」(すばる舎)、「小学校最後の3年間で本当に教えたいこと、させておきたいこと」(同)、「小学生のための読解・作文力がしっかり身につく本」(かんき出版)がある。
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