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夢のない子供たち。新しい野心的な目標を持つために、まず難しい本をよむこと as/5099.html
森川林 2024/06/13 03:07 

ホタルブクロ



 子供たちの勉強を見ていて疑問に思うのは、みんなの目標が、次のテストをどうするとか、次の試合をどうするとか、次の発表会をどうするとかいうことばかりなことです。

 そういう当面の目標は、もちろん大事です。
 しかし、私は、当面の目標だけでなく、もっと大きい目標があるべきだと思うのです。

 今の子供たちの大きい目標は、せいぜいどこの大学に入りたいとか、どういう職業につきたいとかいうことになってしまいます。

 それよりも更に大きい野心的な目標を持たなければなりません。
 それが、若者の役割です。
 目先の目標だけでは、日本はよくなりません。

 戦後の日本は、国自体が発展していました。
 国の成長に乗れば、それが自分も社会も発展させることになりました。

 しかし、今は日本の国そのものが低下しています。
 沈みつつある船の上で、既存の仕組みに乗るのではなく、新しい船を作ることが若者の役割です。

 そのために必要なのは、考えることと読書をすることです。
 それが、そのあとの挑戦につながります。

 中学生や高校生のみなさんは、難しい本をがんばって読み続けてください。
 毎日50ページが目標です。
 そして、毎週1200字の作文を書いていきましょう。

 今は、中高生向けの読みやすい説明文の本があります。
https://www.amazon.co.jp/s?k=%E3%81%A1%E3%81%8F%E3%81%BE%E3%83%97%E3%83%AA%E3%83%9E%E3%83%BC%E6%96%B0%E6%9B%B8
 こういう本を出発点にして、自分の関心のある分野を更に深めていってください。


 宇宙戦艦ヤマトの歌を聴いて元気にやっていきましょう。
https://www.youtube.com/watch?v=iBVMVbLAISw

 私たちは、みんなが楽しく暮らせる世界を願っています。

 しかし、もし、その平和を脅かすものがあればいつでも戦うことができます。
 それが日本人です。


 やがて、こういう無意味な戦いの時代はなくなります。
 しかし、今はまだ、その時代の一歩手前なのです。

 私は、松本零士さんは、そういうことを知っていたのだと思います。

 3番の歌詞がいいです。

【「宇宙戦艦ヤマト」の歌詞】
さらば地球よ 旅立つ船は 宇宙戦艦ヤマト
宇宙の彼方 イスカンダルへ 運命背負い 今飛び立つ
必ずここへ 帰って来ると 手を振る人に 笑顔で答え
銀河を離れ イスカンダルへ はるばるのぞむ 宇宙戦艦ヤマト

さらば地球よ 愛する人よ 宇宙戦艦ヤマト
地球を救う 使命を帯びて 戦う男 燃えるロマン
誰かがこれを やらねばならぬ 期待の人が 俺たちならば
銀河を離れ イスカンダルへ はるばるのぞむ 宇宙戦艦ヤマト

さらば地球よ 緑の星よ 宇宙戦艦ヤマト
花咲く丘よ 鳥鳴く森よ 魚(うお)棲む水よ 永久(とわ)に永久に
愛しい人が 幸せの歌 ほほ笑みながら 歌えるように
銀河をはなれ イスカンダルへ はるばるのぞむ 宇宙戦艦 ヤマト


さらば地球よ 再び遭おう 宇宙戦艦ヤマト
戦いの場へ 旅路は遥か 命の糸が 張りつめている
別れじゃないと 心で叫び 今 紫の 闇路(やみじ)の中へー
銀河をはなれ イスカンダルへ はるばるのぞむ 宇宙戦艦 ヤマト

この記事に関するコメント
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森川林 20240717  
「宇宙戦艦ヤマトの真実」(豊田有恒)を読んだ。これは面白い。
 基本のプロットは、豊田さんが書いた。理科系の知識があるから細部までこだわったという。
 松本さんは協力したという感じかなあ。もちろん主要な協力者で戦艦ヤマトをいう乗り物を考えたのも松本さん。そのほかにさまざまな人が関わっていたということだ。

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記事 5098番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2025/7/21
本当の勉強は、高校生になってから始まる。小学生、中学生のうちに勉強に消耗しないことが大事。勉強の目的はもっと遠いところにある as/5098.html
森川林 2024/06/12 06:20 

ブルーベリー



 次のような記事がありました、。
====
「都立トップ高校」と「中学受験御三家」はどちらが難しい? 高校受験塾講師が語る、都立高校の最新事情
https://dot.asahi.com/aerakids/articles/-/223254
====

 これは、いい記事です。
 しかし、大きく見れば、こんなことはどうでもいいのです。
 これは、ガラパゴスの世界だからです。
 しかし、今、小学生や中学生の子供を育てている保護者にとっては、重要なことだということもわかります。


 これまで、多くの子供たちを見ていて、私は勉強のやりすぎの弊害というのをしばしば感じてきました。

 人間が自覚して勉強を始めるのは、中学3年生の15歳ぐらいになってからです。
 それまでは、勉強に対する自覚も、人生に対する自覚もないのが普通です。

 だから、15歳までは、楽しく過ごしていればいいのです。
 ただし、一応毎日の家庭学習をして、毎日の読書をすることが前提です。
 そして、普通に生活していれば、本人の自覚が生まれたときに、誰でも猛烈に勉強するようになります。


 小中学生までの勉強は、登山で言えば、まだ麓(ふもと)近くのなだらかなアプローチの部分です。
 そのあと、本当に差がつくのは、高校生になり、山道の斜面が次第に急になってからです。
 そこで逆転が起こるのです。

 低山のアプローチでがんばりすぎた子が、息切れをしてしまうことがよくあります。
 そして、それまでのんびりやっていた子が、先を歩いていた子を次々と追い越していくのです。

 だから、大事なことは、子供の自然な成長を大事にすることです。
 それは、無理をしないということです。

 無理をさせる方法は、いくらでもあります。
 競争させたたり、賞を与えたり、罰を与えたりする仕組みはさまざまに工夫されています。

 子供は素直ですから、それらの方法にすぐに乗ってきます。
 しかし、それが、子供の自主性を失わせてしまうのです。


 子供たちの勉強の目的は、いい学校に入ることやいい会社に入ることではありません。
 ここが難しいところですが、自分の力でいい仕事を作り出し、世の中に貢献することが本当の目的です。


 私は、自分が教えている子供たちを見るときに、その子の今の成績がどうだとか、どこの大学に入るかということは考えません。

 考えるのは、その子が将来どういう仕事をして社会で活躍するのだろうかということです。
 すると、みんな大きな可能性を持っていることがわかるのです。
 文字どおり無限の可能性です。
 だから、今の学校のテストが何点だったかということは、どうでもいいことです。(とは言わないけど(笑))


 保護者の方は、子供に密着しているので、つい明日のテストの成績というようなところに目が向きがちだと思います。

 だから、意識的に、遠い未来を見て子供たちを育てていく必要があります。


 そのために、競争の世界ではなく、創造の世界を目指すことです。

 競争で、1位になるとか2位になるとか、賞を取るとか、誰かに認められるとか、勝つとか負けるとかいうことは、古い時代の価値観です。

 新しい時代の価値観は、言葉で言えば、幸福、向上、創造、貢献です。

 その中のひとつ、子供の幸福に関して言えば、いちばんの基礎は、お母さんがいつも笑顔でいることです。

 向上に関して言えば、作文と創造発表を通して親子の対話を楽しむことです。

この記事に関するコメント
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森川林 20240612  
子供は、自然に成長していれば、みんな時期が来ればそれぞれにがんばるようになります。
大事なことは、子供の自覚がまだない時期に煽らないことです。
今は、煽る方法がたくさんあります。
1位になるとか、賞を取るとか、勝つとか負けるとか。


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