ログイン ログアウト 登録
 Onlineスクール言葉の森/公式ホームページ
 
記事 5117番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/11/29
勉強力の基本は読書力。読書力のある子は学年が上がるにつれて成績が上がる。 as/5117.html
森川林 2024/07/03 05:18 

ブルーベリー



 言葉の森の生徒は、読書をよくしている子が多いです。

 しかし、中に、読書が苦手な子もいます。

 読書量が少ないと、学年が上がるにつれて成績が低下します。

 参考になる記事があります。
====
「自分で勉強する子」の親がやっている意外なこと
https://diamond.jp/articles/-/346288

 自分で勉強できる子には「読書力」が身についています。活字に対する抵抗感が少なく、自主的な意欲で教科書や問題集に向き合うことができ、書かれている内容を読み解く力が育っています。だから人の助けを借りることなく、自学自習で学力を積み上げていくことができるのです。
====


 算数数学も、小5以上になり課題が難しくなると、解法を理解するための読解力が必要になります。
 読解力がないと、算数数学の問題が解けなくなるのです。

 英語も同じです。
 説明文の英語になると、日本語の理解力がなければ内容を読み取ることができなくなります。
 ただ英語の文章が読めればいいのではないのです。


 小学校低学年の読書力は、音読でわかります。
 本をすらすら読める子は問題ありません。
 つっかえながら読む子は、読書の面白さがわかりません。

 ただし、読書力を見るために、子供に音読をさせたとき、もし子供がつっかえながらで読んでいたとしても、その音読を褒めるだけにすることが大事です。
 子供は褒められることによって進歩するからです。


 音読が普通にできる子の場合、必要なのは読書量を増やすことです。
 そのためには、面白い本を与えることです。

 ただし、子供が興味を持つからといって、おばけの本や殺人の本のような気持ち悪いものは避けることです。
 そういう本は、無明によって子供を引き付けているだけです。
 読んで心がすがすがしくなるような本で面白い本を与えることが大事です。

▽「どんな本を読むか。その前に読まない方がよさそうな本」
https://www.mori7.com/as/3312.html

 本がよく読める子については、説明文や意見文の本を読む方向に進めることが大事です。
 そのためには、図書館のノンフィクションコーナーで、その子の興味のありそうな説明文の本を見つけることです。
 アマゾンなどのネットショップでも、「ちくまプリマー新書」「岩波ジュニア新書」などで検索すると、中高生が読むのにふさわしい説明文の本が見つかります。

 しかし、子供の読書力がないうちに、難しい本を読ませようとすると、読書量が減ります。
 それは、かえってマイナスです。

 そのためには、複数の本を並行して読むようにすることです。
 付箋を貼って読んでいけば、何冊もの本を並行して読むことができます。

▽「付箋読書の仕方」
https://www.mori7.com/as/1367.html

 子供に読書をさせるために費やす費用は、学習のために必要な経費と考えて、倹約などを考えないことです。
 図書館で借りて、子供が面白いと言った本は、その本を実際に買ってあげることです。
 同じ本を手元に置いておけば、繰り返し読む機会があります。
 同じ本を繰り返し読むことが、子供の読書力の質を高めます。

 そのためには、家に、子供専用の本棚を作ってあげるといいと思います。


 kindleで読む方法もあります。
 kindleはどこでも読めます。
 また、日中でも夜中でも、歩きながらでも寝ながらでも読めるので便利です。
 しかし、本の内容を情報として読む感じなので、1冊を読み終えたという感じがあまり残りません。

 いい本は、リアルな本として購入しておくといいと思います。

 例えば、ミヒャエル・エンデの「はてしない物語」の単行本などは、本として家に置いておくのがいいと思います。

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
読書(95) 

記事 5116番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/11/29
受験生は、まず志望校の過去問を夏休み前に。過去問は、答えを見ながら解いてもよい。傾向を知れば、勉強の焦点がおのずから絞られる。一般的な学力をつけるのではなく、その学校に受かる学力を身につけることが大事 as/5116.html
森川林 2024/07/02 06:04 

ニチニチソウ



 受験生のお母さんは、まず過去問を買ってあげてください。
 これが、受験勉強のスタートです。

 そして、生徒は、夏休み中に、自分が力を入れようと思う教科を集中して勉強するのです。
 勉強時間は、よく1日8時間と言われていますが、私は6時間でもいいと思います。
 朝2時間、午後2時間、夕方2時間です。

 受験の1年間は、どんなにがんばっても弊害はありません。
 早くから長時間やりすぎることが問題なので、1年間であれば、どんなにがんばってもいいのです。

 塾や予備校に通うと、能率が低下します。
 そこに通うことが勉強のように思ってしまうからです。

 しかし、勉強に対する自覚のない小学生は、自分だけで家庭で勉強するのは難しいと思います。
 中学生は、自分だけで勉強できる生徒とそうでない生徒が半々です。
 高校生は、自分だけで勉強ができると思います。


 過去問対策の必要性を伝える記事がありました。
====
東大合格者語る「過去問は後回し」超キケンな訳 受験や資格試験でも効率性を考えて勉強を
https://toyokeizai.net/articles/-/768083?utm_source=rss&utm_medium=http&utm_campaign=link_back

■基礎を固めてから過去問は遅い!
「どうせ今やっても点数が取れないのはわかっているから、しっかり基礎を固めてからやりたい」という人もいますが、これはタイパの面では悪手です。
……
最初に過去問を解いておけば、自分が今やっている勉強が本番の問題とどう関係しているのか、何のためにやっているのかがわかります。
====


 タイパというのは、タイムパフォーマンス、時間あたりの効果のことです。
 こんな略語使うなよと言いたいところですが(笑)、しかし内容はそのとおりです。

 初心者は、最初に「まず実力をつけてから」と思いがちです。
 目的は、受験に合格することなのに、一般的な実力をつけることが目的になってしまうのです。

 昔、数学の苦手な高校生がいました。
 その生徒が、何の勉強をしていたかというと、夏休み中図書館に通って、熱心に計算の練習から始めていたのです。
 同じようなことをしている人は多いと思います。

 まず過去問を解き、自分の実力がどの程度か知り、今後の対策を決めることが基本です。


 しかし、私はこのことを昔からずっと言っているのに、実行できる子はほとんどいませんでした。
 みんな、秋ごろになってから、力試しのつもりで過去問をやってみるのです。

 なぜかというと、塾や予備校も、過去問対策の重要性を言わないからです。
 その理由は、春から生徒が過去問に取り組むと、問題の傾向が多様なので講師が対応できないからです。

 だから、過去問対策は、家庭でやるのが基本です。

 こんな当たり前のことを、これまで何度も書いてきました。
 でも、最近やっと前述のような記事が出てきたので、これから少しずつ改善されるかと思います。

 過去問が基本ということを、保護者の方はよく覚えておいてください。

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
受験勉強の仕方(0) 
コメント291~300件
……前のコメント
優しい母が減っ 森川林
 優しい母になるために大事なことは、決心です。  それ以外 2/24
記事 979番
優しい母が減っ 鬼ママ
通りすがりに失礼します。 私自身、鬼母です。優しい母に 2/22
記事 979番
優しい母が減っ 森川林
 わんをさん、こんにちは。  親も、初めて親をやっているの 1/27
記事 979番
優しい母が減っ わんを
私の親も怖くて、友達も親とか家族関係で困っています。 そし 1/27
記事 979番
基礎学力コース 森川林
基礎学力コースの参加に際して準備していただくこと  昨日1 1/8
記事 4395番
子供はプログラ 森川林
 私は、プログラミングが好きです。  それは、新しい課題を 12/29
記事 4390番
言葉の森の作文 森川林
 久しぶりに作文発表会を行います。  日程は、1月29・3 12/21
記事 4385番
作文検定を実施 森川林
 作文検定を実施します。  今回は森リン点で進歩のあとがわ 12/20
記事 4384番
基礎学力コース 森川林
幼長、小1、小2対象の基礎学力コースの無料体験学習は、1月1 12/19
記事 4383番
作文の上達度は 森川林
 作文力がどのくらいついたかということは、本人にはわかりませ 12/17
記事 4382番
……次のコメント

掲示板の記事1~10件
標準新演習算数 あかそよ
3の1はできました。 2は、答えを見るとなんとか理解できま 11/23
算数数学掲示板
標準新演習算数 あかそよ
3の1はできました。 2は、答えを見るとなんとか理解できま 11/23
算数数学掲示板
2024年11 森川林
●サーバー移転に伴うトラブル  本当に、いろいろご 11/22
森の掲示板
現在森リンベス 森川林
このあとの予定。 ・森リンベストを直す(直した) ・森リ 11/20
森川林日記
Re: 入会手 言葉の森事務局
 お世話になっております。  弟さんのみご入会が1週間 11/15
森の掲示板
入会手続きにつ やすひろ
お世話になっております。 個別掲示板を開けませんので、ここ 11/15
森の掲示板
Mr. 1
1 11/14
森の掲示板
Mr. 1
1 11/14
森の掲示板
Mr. 1
1 11/14
森の掲示板
Re: 項目の 1
> いつもありがとうございます。 > > こすほ 11/14
森の掲示板

RSS
RSSフィード

QRコード


小・中・高生の作文
小・中・高生の作文

主な記事リンク
主な記事リンク

通学できる作文教室
森林プロジェクトの
作文教室


リンク集
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン






小学生、中学生、高校生の作文
小学1年生の作文(9) 小学2年生の作文(38) 小学3年生の作文(22) 小学4年生の作文(55)
小学5年生の作文(100) 小学6年生の作文(281) 中学1年生の作文(174) 中学2年生の作文(100)
中学3年生の作文(71) 高校1年生の作文(68) 高校2年生の作文(30) 高校3年生の作文(8)
手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

主な記事リンク
 言葉の森がこれまでに掲載した主な記事のリンクです。
●小1から始める作文と読書
●本当の国語力は作文でつく
●志望校別の受験作文対策

●作文講師の資格を取るには
●国語の勉強法
●父母の声(1)

●学年別作文読書感想文の書き方
●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)
●国語の勉強法(言葉の森新聞の記事より)

●中学受験作文の解説集
●高校受験作文の解説集
●大学受験作文の解説集

●小1からの作文で親子の対話
●絵で見る言葉の森の勉強
●小学1年生の作文

●読書感想文の書き方
●作文教室 比較のための10の基準
●国語力読解力をつける作文の勉強法

●小1から始める楽しい作文――成績をよくするよりも頭をよくすることが勉強の基本
●中学受験国語対策
●父母の声(2)

●最も大事な子供時代の教育――どこに費用と時間をかけるか
●入試の作文・小論文対策
●父母の声(3)

●公立中高一貫校の作文合格対策
●電話通信だから密度濃い作文指導
●作文通信講座の比較―通学教室より続けやすい言葉の森の作文通信

●子や孫に教えられる作文講師資格
●作文教室、比較のための7つの基準
●国語力は低学年の勉強法で決まる

●言葉の森の作文で全教科の学力も
●帰国子女の日本語学習は作文から
●いろいろな質問に答えて

●大切なのは国語力 小学1年生からスタートできる作文と国語の通信教育
●作文教室言葉の森の批評記事を読んで
●父母の声

●言葉の森のオンライン教育関連記事
●作文の通信教育の教材比較 その1
●作文の勉強は毎週やることで力がつく

●国語力をつけるなら読解と作文の学習で
●中高一貫校の作文試験に対応
●作文の通信教育の教材比較 その2

●200字作文の受験作文対策
●受験作文コースの保護者アンケート
●森リンで10人中9人が作文力アップ

●コロナ休校対応 午前中クラス
●国語読解クラスの無料体験学習