ログイン ログアウト 登録
 Onlineスクール言葉の森/公式ホームページ
 
記事 5120番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/11/29
これからの教育は、オンライン少人数クラスのコミュニケーション性を生かした作文教育と創造発表教育 as/5120.html
森川林 2024/07/05 06:19 

クリ



 勉強の目的は、どこかに合格するとか、成績を上げるとかではなく、将来日本を支える子供たちを育てることです。
 そのために、思考力、創造力、共感力を育てる教育を行っていくことです。

 もちろん、言葉の森で勉強している子供たちは成績が上がり、いろいろなところに合格しています。
合格情報
 しかし、それよりももっと先にあるものが大事なのです。
 それは、自分の個性を生かして社会に貢献することです。


 言葉の森は、最初は作文教室としてスタートしました。
 日本で初めて作文指導を始めた教室です。
 他のいろいろな作文通信講座などは、すべて言葉の森のものまねです(笑)。

 ただ、私は、作文を教えている中で、勉強面でのアドバイスが必要な子がいることもわかりました。
 例えば、国語の勉強は、難しい文章を繰り返し読み、読解問題の解き方を身につければすぐにできるようになるのですが、そういうことをせずに、国語の問題集だけを解いているような子が多かったのです。

 算数数学も同じです。
 1冊の問題集を完璧に仕上げればいいのに、いろいろなプリントを次々とやるような勉強の仕方をしている子が多かったのです。


 また、私は、作文と同じように重要な勉強として、個性的創造的な自由な勉強をする必要があると思っていました。

 今は、高校で探究学習などが行われるようになりましたが、それをもっと個人ベースで行う必要があると思っていたのです。


 2020年にコロナ禍があったことをきっかけに、作文以外の講座を大幅に増やしました。
 それが、今の国語読解、算数数学、英語、基礎学力、総合学力、創造発表、プログラミングなどのクラスです。

 そして、それらの講座の教え方の特徴として、先生が一方的に講義をするような形式ではなく、子供たちが自分で考え、発表し、質問や感想を述べ合うスタイルの教室にすることにしました。
 それが、今のオンラインクラスです。


 オンラインクラスの人数は4人から5人です。
 こういう少人数で、全員に発表の時間が取れることを生かして、毎週、読書紹介もすることにしました。
 この結果、毎日本を読む習慣が新たにできた子も多くなりました。

 読書記録のページを見ると、同じ学年なのに、かなりレベルの高い本を読んでいる子もいます。
https://www.mori7.com/teraon/ds.php (現在16,000件)
(学年のところをクリックすると、その学年の生徒の読んでいる本が表示されます。)

 この読書力が、学力の土台です。
 小学生は、本当は、勉強などは学校でやっていればいいだけで、あとは家庭で読書と対話に力を入れていくのがいいのです。

 読書力のある子は、受験などでいざ勉強を始めるようになるとすぐに成績が上がります。
 学力とは、結局日本語で思考する力だからです。


 現在の学校教育は、いろいろな面で行き詰まっています。

 第一は、集団一斉教育になっていることです。
 できる子も、できない子も、同じペースで退屈な勉強を聞かなければなりません。

 第二は、生徒を点数で評価し、競争で煽ることが教育の方法になっていることです。
 先生の仕事が、生徒に点数をつけて評価をするようなことになっているのです。

 第三は、答えのある知識を詰め込む勉強になっていることです。
 答えのある勉強は、基本だけができていればいいのですが、生徒に点数の差をつけるために、社会に出てからも必要のない知識を詰め込む勉強になっています。
 しかも、教える先生自身がそういうことを自覚していません。


 これからは、生成AIの時代です。
 先生のような職業は、もう必要なくなります。
 だから、授業のような勉強法も必要なくなります。

 では、教育において、何が必要になるかというと、基本的な学習は一応するとしても、それ以上に大事なのは、自分の個性を生かし、みんなの前で発表し、他の生徒とのコミュニケーションを楽しむという生きた勉強です。

 そのために必要なプラットフォームは、今の学校にはありません。
 オンラインで少人数の生徒が交流しながら勉強することが必要なのです。

 そして、勉強の内容は、知識の詰め込みの評価のような勉強ではなく、個性的、創造的なものである必要があります。
 そういう教育が、言葉の森の作文であり、創造発表であり、プログラミングであるのです。

 ただし、国語、算数数学、英語も、勉強の仕方を身につけておく必要があります。
 それぞれの講座とともに、それらをまとめてやる講座として、言葉の森では、基礎学力、総合学力、全科学力の講座も作っています。


 今の子供たちは、無意味な競争の環境に置かれています。
 それは、勉強だけでなく、音楽やスポーツや芸術の世界でも同じです。
 音楽やスポーツや芸術は、ただ楽しめばいいものを、順位をつけたり、賞を出したり、勝敗を競わせたりするものになっています。

 私は、個人的には、将来、オリンピックのようなものは、いずれなくなると思います。
 楽しむためのオリンピックならいいのですが、金メダルを競わせるようなオリンピックは、人類にはもう必要ありません。
 参加者全員に金メダルをあげればいいと思います。
 金メダルは高いから、月桂冠をあげるだけでもいいです。(お酒ではないです。)


 未来の日本の社会を担う子供たちには、知識の競争の教育ではなく個性と創造の教育が必要になります。


 これからの言葉の森の展望は、オンライン少人数クラスのプラットフォームを生かして、創造的な少人数のコミュニケーションのある教育を作っていくことです。

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
教育論文化論(255) 言葉の森のビジョン(51) 

記事 5119番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/11/29
小学123年生のための作文クラス、基礎学力クラス as/5119.html
森川林 2024/07/04 11:07 
小学123年生は、
作文と基礎学力の勉強

無料体験学習受付中

 
作文力発表力がこれからの学力

知識の詰め込みの学力の時代は、もう終わりました。大学入試の総合差選抜型入試が50%を超えたように、個性と思考力と作文力と発表力が問われる時代になっています。

小学生のうちに暗唱力をつける

基礎学力クラスでは、暗唱の授業があります。暗唱力をつけると、すべての勉強がうまく行くようになります。言葉の森の暗唱は、記憶力だけでなく、読解力、表現力もつける学習です。

読書紹介で読書力をつける

言葉の森のクラスでは、毎週全員の読書紹介があります。読書紹介によって本を読む習慣がつくとともに、みんなの前で発表する力がつきます。読書力と発表力が、これからの学力になるのです。

無料体験学習受付 電話 045-353-9061平日7:00-17:00土日7:00-12:00

 

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
作文教育(134) 基礎学力コース(0) 
コメント111~120件
……前のコメント
プリペイドカー 森川林
AI翻訳の時代には、和製英語が生きてくる。 このことに気づ 11/15
記事 4847番
「読書をする子 森川林
低学年のよくできる子は、特に勉強しすぎないことが大事です。 11/14
記事 4846番
ベネッセの上場 森川林
 ひとことで言えば、答えのある教育の時代は、もう終わったとい 11/12
記事 4845番
これからの文化 森川林
 日本のこれからの国際競争力は、文化教育産業の分野で伸ばす必 11/10
記事 4843番
勉強と呼吸法― 森川林
 勉強には、教材と学習法と学習時間の配分が大事ですが、もっと 11/9
記事 4842番
勉強に創造と発 森川林
答えのある勉強から、答えのない勉強へ。答えのない勉強なら、誰 11/8
記事 4841番
不登校の原因は 森川林
まみまさん、ありがとうございます。 つまらないときは、ノー 11/7
記事 4829番
不登校の原因は まみま
まさに今朝小学生5年生の息子が学校をさぼり、理由をきくと、学 11/6
記事 4829番
7月の森リン大 森川林
 中2の課題は、複数の意見と総合化の主題です。  複数の意 11/4
記事 4834番
国語力の不足は 森川林
たまに、国語力と読書力は関係ないと言う人がいますが、そういう 11/2
記事 4832番
……次のコメント

掲示板の記事1~10件
標準新演習算数 あかそよ
3の1はできました。 2は、答えを見るとなんとか理解できま 11/23
算数数学掲示板
標準新演習算数 あかそよ
3の1はできました。 2は、答えを見るとなんとか理解できま 11/23
算数数学掲示板
2024年11 森川林
●サーバー移転に伴うトラブル  本当に、いろいろご 11/22
森の掲示板
現在森リンベス 森川林
このあとの予定。 ・森リンベストを直す(直した) ・森リ 11/20
森川林日記
Re: 入会手 言葉の森事務局
 お世話になっております。  弟さんのみご入会が1週間 11/15
森の掲示板
入会手続きにつ やすひろ
お世話になっております。 個別掲示板を開けませんので、ここ 11/15
森の掲示板
Mr. 1
1 11/14
森の掲示板
Mr. 1
1 11/14
森の掲示板
Mr. 1
1 11/14
森の掲示板
Re: 項目の 1
> いつもありがとうございます。 > > こすほ 11/14
森の掲示板

RSS
RSSフィード

QRコード


小・中・高生の作文
小・中・高生の作文

主な記事リンク
主な記事リンク

通学できる作文教室
森林プロジェクトの
作文教室


リンク集
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン






小学生、中学生、高校生の作文
小学1年生の作文(9) 小学2年生の作文(38) 小学3年生の作文(22) 小学4年生の作文(55)
小学5年生の作文(100) 小学6年生の作文(281) 中学1年生の作文(174) 中学2年生の作文(100)
中学3年生の作文(71) 高校1年生の作文(68) 高校2年生の作文(30) 高校3年生の作文(8)
手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

主な記事リンク
 言葉の森がこれまでに掲載した主な記事のリンクです。
●小1から始める作文と読書
●本当の国語力は作文でつく
●志望校別の受験作文対策

●作文講師の資格を取るには
●国語の勉強法
●父母の声(1)

●学年別作文読書感想文の書き方
●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)
●国語の勉強法(言葉の森新聞の記事より)

●中学受験作文の解説集
●高校受験作文の解説集
●大学受験作文の解説集

●小1からの作文で親子の対話
●絵で見る言葉の森の勉強
●小学1年生の作文

●読書感想文の書き方
●作文教室 比較のための10の基準
●国語力読解力をつける作文の勉強法

●小1から始める楽しい作文――成績をよくするよりも頭をよくすることが勉強の基本
●中学受験国語対策
●父母の声(2)

●最も大事な子供時代の教育――どこに費用と時間をかけるか
●入試の作文・小論文対策
●父母の声(3)

●公立中高一貫校の作文合格対策
●電話通信だから密度濃い作文指導
●作文通信講座の比較―通学教室より続けやすい言葉の森の作文通信

●子や孫に教えられる作文講師資格
●作文教室、比較のための7つの基準
●国語力は低学年の勉強法で決まる

●言葉の森の作文で全教科の学力も
●帰国子女の日本語学習は作文から
●いろいろな質問に答えて

●大切なのは国語力 小学1年生からスタートできる作文と国語の通信教育
●作文教室言葉の森の批評記事を読んで
●父母の声

●言葉の森のオンライン教育関連記事
●作文の通信教育の教材比較 その1
●作文の勉強は毎週やることで力がつく

●国語力をつけるなら読解と作文の学習で
●中高一貫校の作文試験に対応
●作文の通信教育の教材比較 その2

●200字作文の受験作文対策
●受験作文コースの保護者アンケート
●森リンで10人中9人が作文力アップ

●コロナ休校対応 午前中クラス
●国語読解クラスの無料体験学習