ログイン ログアウト 登録
 Onlineスクール言葉の森/公式ホームページ
 
記事 5132番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/12/4
「言葉の森へのご質問やご要望」の記事 as/5132.html
森川林 2024/07/23 10:23 


 10年以上前に作った「言葉の森へのご質問やご要望」というページをアクセスした方がいらっしゃったので、内容を一部、現状に合わせて修正しました。

 以下が、修正した記事です。

■■言葉の森へのご質問やご要望

 言葉の森の作文指導は、43年の実績があります(創設1981年)。作文教室としては、日本でいちばん古い歴史です。
 しかし、常に新しい技術を取り入れ、新しい指導法を開発しています。

 その言葉の森に対する、これまでのご質問やご要望の主なものをまとめて紹介します。

●ほかの作文通信教育講座とどこが違うのですか。

 いちばんの違いは、歴史が長いことと、指導法がすべてオリジナルだということです。
 ですから、他の作文通信教育講座では真似のできないものがいくつもあります。

 例えば、毎週のオンライン対話指導、担任制、構成指導、項目指導、暗唱指導、自動採点ソフト森リンの開発などは、どこも真似ができません。
 他の作文通信教育講座の中には、担任制や電話指導をうたっているところもありますが、実質的な担任制と個別の対話指導をしているのは言葉の森だけです。

●受講料が高いという人がいますが、どうなのですか。

 言葉の森の受講料は、入会金11,000円、受講料は、全学年共通で9,900円/月です。
 他の作文通信教育講座の中には、月2回や月1回の作文指導で受講料を低くしているところもあります。
 しかし、月2回や月1回では実力はつきません。

 また、言葉の森は、匿名の先生の赤ペン添削ではなく、担当の先生が毎週個別指導をするる仕組みにしています。だから、提出率は百パーセント近くあり、継続率も高いのです。
 学習の充実度から言えば、言葉の森の方がずっとお得な受講料なのです。

 更に、中学受験の作文指導、高校入試、大学入試の作文小論文指導については、一般にはもっとずっと高いのが普通です。
 合格率から考えると、言葉の森の受講料は格安と言えるでしょう。

●月1回のコースや隔週1回のコースはないのですか。

 言葉の森の授業は、毎週1回で月4回のペースで進めています。その理由は、子供たちの生活が1週間の流れになっているからです。

 体力をつけるための運動でも、ある程度の間隔で行わないと体力が向上しないどころか、現状維持もできなくなります。
 月1回や隔週1回の学習では、実力が向上することは期待できません。

 1週間に1回のペースだから、作文の学習が生活習慣になり負担が少なくなるのです。

●個別指導でも作文が書けないときはどうしたらいいのですか。

 作文の勉強は、きわめてメンタルなものです。いったん書けないと思うと、いくら時間をかけても書けません。
 しかし、そのために個別指導があります。

 作文が書けないときは、その場で追加の説明をします。追加の説明があれば、ほぼ百パーセントの子が書くことができるようになります。

●毎日の自習を続けるために、親の負担はありませんか。

 自習の取り組みには、個人差がかなりあります。

 言葉の森で取り組んでいる毎日の自習は、読書です。また毎週の予習は、対話です。
 読書というのは、毎日10ページ以上本を読むことです。対話というのは、次の週に書くことを子供とお父さんお母さんで事前に話しておくことです。

 それ以外の自習はオプションとして、希望に応じて自由に取り組めるようにています。
 また、自習を続ける際のいろいろな相談も掲示板で受け付けるようにしています。

 ですから、家庭の負担はほとんどありません。むしろ、読書や対話は、家族の楽しみとして取り組めると思います。

●作文の上達の度合いは、どのようにしてわかるのですか。

 言葉の森以外の作文通信教育講座では、作文の確実な評価法はありません。ほとんどが、先生の主観的な評価に頼っています。

 言葉の森の評価は、三つあります。第一は、構成ができたかどうかの評価です。第二は、項目ができたかどうかの評価です。そして、第三は、自動採点ソフト森リン(国際特許取得)による表現力の評価です。
 小1から高3まで客観性のある作文の評価ができるので、長期間継続した勉強ができるのです。

●作文というのは、指導によって本当に上手になるのでしょうか。

 算数数学や英語の成績は、早ければ一か月で大きな成果が出せます。しかし、国語の成績は、そういうわけには行きません。
 国語の成績は、最初のうちは短期間で少しだけ上げることができますが、その後も継続して上げることはなかなかできません。それは、国語の力というものが、国語の勉強ではなく、その子のそれまでの国語的な日常生活を土台としているからです。

 作文は、国語力の集大成です。ですから、最初のうちは短期間で上達させることができますが、その後も継続して上達させるには一般にかなり時間がかかります。

 言葉の森の受験作文の場合は、どの生徒もほぼ1年間で急速に力をつけます。そして、その力は、受験に合格したあとも続きます。

●担任制の個別指導で先生によって指導の仕方にばらつきはないのですか。

 言葉の森の講師は、全国に約60名います(海外在住も含む)。
 いずれの講師も、言葉の森の試験と面接に合格していますから、指導の質は保証します。

 しかし、講師によって、優しく説明する人、あっさりと説明する人、甘く評価する人、厳しく評価する人と、ニュアンスの違いはあります。
 ですから、先生と生徒の相性のようなものも当然出てきます。

 もし、先生が子供の性格と合わないという場合はご相談ください。しかし、ほとんどの場合、生徒は最初に指導してもらった先生に満足しています。

 また、作文の勉強の充実度は、講師の役割以上に、家庭での読書と対話の蓄積が大きく影響します。
 講師からの電話指導は、勉強のきっかけ作りとして考えていただくといいと思います。

●褒めるばかりの指導で上達するのですか。

 言葉の森の褒める指導は、ただ褒めるだけの指導ではありません。
 作文を書く前の事前に指導があり、その指導に即して褒める指導です。だから、心から褒めることができるのです。

 作文が嫌いになるケースのほとんどは、指導していないことを注意されることから来ています。
 例えば、会話を入れて書こうという指導で、子供が一生懸命会話を入れて書き、先生に褒められると思ったのに、先生から、会話が多すぎて段落ができていないと注意されるようなことです。
 注意は、書いたあとにするのではなく、次の作文を書く前の指導として行う必要があります。

 また、表現力は、読む力の基礎の上に成長します。
 正しい表現ができないのは、直す指導がないからではなく、読む量が少ないからです。

 長く続けてさえいれば必ず上達するのに、注意を繰り返すことによって作文が嫌いになり短期間でやめてしまうのでは、かえってマイナスなのです。

●塾の勉強が忙しくなったので、塾の方で国語の勉強をしようと思うのですが。

 塾では、国語の成績は上がりません。かえって、国語の問題を解くような勉強をさせられて時間が忙しくなるだけです。

 短期間だけ、国語の点数を上げるコツは、どこの塾でも持っています。
 しかし、長期間にわたって国語力を上げるのは、家庭での自習以外にありません。その自習の中身が、暗唱、音読、読書、問題集読書、対話なのです。

●パソコンをあまり使えないのですが、勉強するのに差し支えありませんか。

 言葉の森の勉強のやりとりは、Zoomと郵便です。
 スマホで勉強することもできますが、これからの時代は、パソコンは必需品になります。
 できるだけ早くパソコンを使えるようにしていくといいと思います。

●構成や項目が決められると、パターン化された書き方になることはないのですか。

 作文の勉強の進歩は、ゆっくりとしたものです。次々に新しい書き方を教えていては、何も定着しません。

 表現の工夫が定着するまでは、同じパターンの書き方が続くことがあります。
 しかし、その勉強が終わると、今度は次の新しいパターンの勉強をしていきます。
 そのようにして、いろいろなパターンを身に付けて自由に書くことができるようになります。

 型に入り型から出ることによって自由な文章が書けるようになります。だから、ある期間、型の決まった作文を書くことが必要なのです。

●国語や小論文の模試で悪い点数を取ってきたときはどうしたらいいですか。

 国語のテストで悪い点数を取ってきたときは、点数を見るのではなく、どの問題ができなかったかという内容をまず見ることです。
 文法ができなかったとか、古文や漢文ができなかったというのは、国語の実力とは関係ありません。知識の勉強をすれば誰でもすぐにできるようになります。

 読解の問題でできなかった場合は、その問題の答えを理詰めに考え直してみることです。それだけですぐに成績が上がる場合がほとんどです。

 時間切れでできなかった場合は、読書量不足です。長い展望で、読む量を増やしていく必要があります。

 テストは点数を見るのではなく、その内容を見ることが大事です。

 作文小論文の模試の点数は、ほとんどあてになりません。そのときの課題と本人の知識との相性で、点数が毎回大きく変わります。また、点数をつける採点者自身が、かなり主観的な評価をしています。

 そして、一般に実力のない指導者ほど、欠点を指摘する厳しい評価をします。だから厳しい評価をする先生に教えてもらって上達することはまずありません。

 長年の蓄積のある言葉の森の評価が最も正確な評価だと考えてください。

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
言葉の森の特徴(83) 

記事 5131番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/12/4
「森からゆうびん」7月号を送りました as/5131.html
森川林 2024/07/23 09:41 
 国内の生徒のみなさんに、「森からゆうびん」7月号をお送りしました。
 A4葉書で、オモテ面は、7月の学習グラフです。
 学習グラフの詳細は、「よく使うリンク」15.学習グラフのページでごらんになれます。
 A4葉書のウラ面は、下記の記事です。

https://www.mori7.com/ope/index.php?e=16254&innsatu=on

 記事の中で、「読書感想文の小冊子をお送りします」となっていますが、海外の方には、ウェブで小冊子のリンク先をお知らせします。

 ご希望の方は、個別れんらく板に、「読書感想文小冊子希望」と書いてお送りください。

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
森からゆうびん(0) 
コメント1~10件
読解問題の解き Wind
面白かった 10/11
記事 4027番
長文の暗唱のた たろー
この世で一番参考になる 9/30
記事 616番
「桃太郎」を例 匿名
役に立った 8/15
記事 1314番
日本人の対話と 森川林
ヨーロッパの対話は、正反合という弁証法の考え方を前提にしてい 8/6
記事 1226番
日本人の対話と よろしく
日本人は上に都合がよい対話と言う名のいいくるめ、現状維持、そ 8/5
記事 1226番
夢のない子供た 森川林
「宇宙戦艦ヤマトの真実」(豊田有恒)を読んだ。これは面白い。 7/17
記事 5099番
日本人の対話と 森川林
 ディベートは、役に立つと思います。  ただ、相手への共感 7/13
記事 1226番
日本人の対話と RIO
ディベートは方法論なので、それを学ぶ価値はあります。確かに、 7/11
記事 1226番
英語力よりも日 森川林
AIテクノロジーの時代には、英語も、中国語も、つまり外国語の 6/28
記事 5112番
創造発表クラス 森川林
単に、資料を調べて発表するだけの探究学習であれば、AIでもで 6/27
記事 5111番
……次のコメント

掲示板の記事1~10件
Re: 標準新 森川林
 これは、確かに難しいけど、何度も解いていると、だんだん感覚 12/2
算数数学掲示板
標準新演習算数 あかそよ
3の1はできました。 2は、答えを見るとなんとか理解できま 11/23
算数数学掲示板
2024年11 森川林
●サーバー移転に伴うトラブル  本当に、いろいろご 11/22
森の掲示板
現在森リンベス 森川林
このあとの予定。 ・森リンベストを直す(直した) ・森リ 11/20
森川林日記
Re: 入会手 言葉の森事務局
 お世話になっております。  弟さんのみご入会が1週間 11/15
森の掲示板
入会手続きにつ やすひろ
お世話になっております。 個別掲示板を開けませんので、ここ 11/15
森の掲示板
Mr. 1
1 11/14
森の掲示板
Mr. 1
1 11/14
森の掲示板
Mr. 1
1 11/14
森の掲示板
Re: 項目の 1
> いつもありがとうございます。 > > こすほ 11/14
森の掲示板

RSS
RSSフィード

QRコード


小・中・高生の作文
小・中・高生の作文

主な記事リンク
主な記事リンク

通学できる作文教室
森林プロジェクトの
作文教室


リンク集
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン






小学生、中学生、高校生の作文
小学1年生の作文(9) 小学2年生の作文(38) 小学3年生の作文(22) 小学4年生の作文(55)
小学5年生の作文(100) 小学6年生の作文(281) 中学1年生の作文(174) 中学2年生の作文(100)
中学3年生の作文(71) 高校1年生の作文(68) 高校2年生の作文(30) 高校3年生の作文(8)
手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

主な記事リンク
 言葉の森がこれまでに掲載した主な記事のリンクです。
●小1から始める作文と読書
●本当の国語力は作文でつく
●志望校別の受験作文対策

●作文講師の資格を取るには
●国語の勉強法
●父母の声(1)

●学年別作文読書感想文の書き方
●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)
●国語の勉強法(言葉の森新聞の記事より)

●中学受験作文の解説集
●高校受験作文の解説集
●大学受験作文の解説集

●小1からの作文で親子の対話
●絵で見る言葉の森の勉強
●小学1年生の作文

●読書感想文の書き方
●作文教室 比較のための10の基準
●国語力読解力をつける作文の勉強法

●小1から始める楽しい作文――成績をよくするよりも頭をよくすることが勉強の基本
●中学受験国語対策
●父母の声(2)

●最も大事な子供時代の教育――どこに費用と時間をかけるか
●入試の作文・小論文対策
●父母の声(3)

●公立中高一貫校の作文合格対策
●電話通信だから密度濃い作文指導
●作文通信講座の比較―通学教室より続けやすい言葉の森の作文通信

●子や孫に教えられる作文講師資格
●作文教室、比較のための7つの基準
●国語力は低学年の勉強法で決まる

●言葉の森の作文で全教科の学力も
●帰国子女の日本語学習は作文から
●いろいろな質問に答えて

●大切なのは国語力 小学1年生からスタートできる作文と国語の通信教育
●作文教室言葉の森の批評記事を読んで
●父母の声

●言葉の森のオンライン教育関連記事
●作文の通信教育の教材比較 その1
●作文の勉強は毎週やることで力がつく

●国語力をつけるなら読解と作文の学習で
●中高一貫校の作文試験に対応
●作文の通信教育の教材比較 その2

●200字作文の受験作文対策
●受験作文コースの保護者アンケート
●森リンで10人中9人が作文力アップ

●コロナ休校対応 午前中クラス
●国語読解クラスの無料体験学習