https://youtu.be/w3QkVyP9yy0
国語力の中心は、読解力と作文力です。
漢字の書き取り力や、文法の力や、古文漢文の力は、国語力の本質ではありません。
なぜなら、日本語を知らない外国人は、漢字も、文法も、古文漢文もできません。
しかし、日本語の文章は、その国の言語に翻訳すれば十分に内容が理解できます。
国語力とは、結局思考力のことなのです。
漢字力で大事なのは、漢字を読む力であって、漢字を書く力ではありません。
読書力のある子は、特に漢字の勉強をしなくても、学年相当以上の難しい漢字を読めます。
これが漢字の実力です。
しかし、漢字の書き取りは、書き取りの勉強をしなければ身につきません。
漢字を読む力は実力で、漢字を書く力は勉強力なのです。
ところが、今の大人は、漢字を忘れても困りません。
ネットで調べればすぐにわかるからです。
また、文章を普通に入力すれば、ソフトが自動的に漢字に変換してくれます。
昔のような漢字の書き取りの試験は、もう時代遅れです。
しかし、まだその時代遅れの漢字の書き取りは、しばらく続きます。
では、どういう勉強をしたらいいかというと、それは、
1.なるべく薄い漢字の問題集を使うことです。
いろいろな問題を載せている厚い漢字の問題集は、繰り返しの勉強がしにくいからです。
2.その問題集をもとに、ひとつの漢字を20回繰り返し書く勉強をします。
なぜ20回かというと、200字詰めの作文ノートの1行が20字だからです。
小学2年生までは150字詰めの作文ノートを使うことが多いので、その場合は、ひとつの漢字を15回書くと決めておきます。
3.大事なことは、お母さんが教えるのではなく、毎日の習慣として子供だけで勉強をさせることです。
なぜ、お母さんが教えないのがいいかというと、親は漢字をよく知っているので、つい子供にいろいろなことを要求してしまうからです。
「そこは、はねる」のだの、「もっと大きな字で書く」だの、子供の漢字の勉強を見ていると、ついいろいろなアドバイスをしたくなってしまいます。
子供にとっては、そういうアドバイスが嫌で、漢字の勉強を嫌がることも多いのです。
子供がひとりで毎日の習慣として、例えば、毎日5文字を20回書く勉強をすると決めておけば、すぐに終わる勉強なので、抵抗なく勉強が続けられます。
それぞれの学年で習う漢字は200字程度ですから、1か月半で一応全部の漢字の書き取りの練習ができます。
その練習を毎日続けていけばいいのです。
4.もうひとつ、漢字に興味を持たせる方法として、難読漢字の本を用意するということがあります。
漢字は、象形文字ですから、文字であるのに絵として読める性格を持っています。
例えば、「鷲」「鷹」「鯨」「猪」「猿」「鳶」「雀」などという漢字を見ると、学校でまだ習っていない漢字ほど、興味を持つことができるのです。
▽「ちびまる子ちゃんの読めるとたのしい 難読漢字教室」
https://www.amazon.co.jp/dp/4083140585/
しかし、国語力で大事なのは、漢字の書き取り力ではなく、読書力なのだということをいつも確認しておく必要があります。
読書によって読める漢字が多い子は、いざ漢字を書く勉強を始めると、短期間で書き取りの力もつくからです。
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2024年6月の森リン大賞を紹介します。
全学年の分は、ウェブでごらんください。
▽森リン大賞6月
https://www.mori7.com/oka/moririn_seisyo.php?nenn=2024&tuki=06
5月の森リン大賞のところにも書きましたが、パソコンで書いた作文の清書を送るときの注意を再掲します。
1.小学4年生以上の人は、作品に段落をつけましょう。
目安は、3文150字ぐらいです。
2.誤字、誤表記は直して送っておきましょう。
3.感想文を清書する場合、要約の部分はカットしておきましょう。
要約を入れると、森リン点がその分だけ高くなることが多いからです。
4.高校生は、難しいことを考えて書いていますが、その難しい内容を、中学生の人が読んでもわかるぐらい、わかりやすく書くことを心がけましょう。
5.手書きの原稿では、段落は改行して1マス空けるだけでいいのですが、パソコンで書いた作文は、それでは行が詰まって読みにくくなります。
パソコンで書く場合、段落は1行空けるようにして書いていきましょう。
森リン大賞6月の作品の中から、内容的によくまとまっているものを3編紹介します。
(段落の部分は、こちらで改行を1行空けました。)
飛行機みたいに飛べる渡り鳥
小3 なな
このお話を読んで一番興味を持ったのは、毎年渡り鳥がインドネシアやフィリピンといった遠いところまで移動するところです。どうしてかというと人間は飛行機に乗らないと遠くまで行けないけど、渡り鳥は小さい体で自分で遠くまで行けるからです。まるで渡り鳥は遠くまで飛んでいける飛行機のようだと思いました。形も飛行機に似ていると思いました。
もし私が渡り鳥だったら、たぶんすぐにくたびれると思います。なぜかというと私は長い距離を走るとすぐに疲れてしまうからです。オオソリハシシギという鳥は、一度も途中休憩をはさまずに一万一千キロも飛べるそうです。私は休まずに走れるのは二、三キロぐらいなので、とても比べものにならないと思いました。
私は渡り鳥が旅の途中にどこで休むのかという疑問を持ちました。そこで調べてみたところ、水かきを持っている鳥は疲れたら海に降りて海面で休み、水かきがない鳥は漁船や漂流物に降りて羽を休めるということがわかりました。まさか鳥が海の上に降りて休むとは思わなっかたので、とてもびっくりしました。そして、お母さんに渡り鳥を見たことがあるか聞いてみました。子供のときに家の雨戸の戸袋にツバメが巣を作っていて、その中でひながかえったそうです。ひながえさを求めて口をぱくぱくしていたのがとてもかわいかったそうです。私もひなが口をぱくぱくしているところを実際に見てみたいです。
私は今まで鳥にあまり興味がありませんでしたが、このお話を読んでもっと鳥のことが知りたくなりました。からすやはと、すずめはよく見かけますが、まだ渡り鳥は近くで見たことがないので、今度はよく観察してどんな渡り鳥が周りに来るのか調べてみたいと思いました。
学習に対する感情
中1 あおらえ
人間の生涯は物事を学び続ける果てしない旅である。この世に生まれた瞬間から、人間は学び始める。何事かを学ぶことができるというのは、生物として優れた能力を持っているしるしだ。人間がほかの動物と比較して異なることの一つは、いつまでも学び続けるという点にある。人生の様々な場面で、様々な状況の中でいつも勉強がある。人間が味わう充足感や感動の大半は、物を学ぶことから生まれるのではなかろうか。そのため、ぼくは学習することは楽しいことと思うべきだと考え、またそうであるべきであるとも思う。
第一に、発見は楽しいからだ。難問が解けた際には達成感もある。発見し、楽しいと感じてそれを発展させてゆく力があるからこそ、科学やその他の学問でも、ここまで発展してきたと考える。また、その力があるため、将来的には様々な難問が解決、または証明され発展することだろう。例えば、今話題になっている数学界の超難問といわれる「ABC予想」という問では、京都大学数理解析研究所の望月博士がIUT、宇宙際タイヒミューラー論を解決するカギとなるとして発表し、議論が巻き起こっていた。名誉獲得を目指している数学者もいるだろうが、彼らは達成感や充実感を求めているのではないか。また、それが楽しいと感じていると思っている。ぼくも、受験勉強の中で問題をきれいに、力ずくではない手法を使って解いたときに達成感を感じた。きれいに、力ずくではなくというのは「発見」するということでそれが楽しいとも感じられた。
第二に、自分から進んで行った方が頭に入りやすい。特に暗記事項の場合だと、やれと言われてやったらすぐに忘れてしまう。小学校6年生の時に理科のテストが複数回あったが、最初のテストは覚えるべきことがたくさんあった。上海のインターナショナルスクールで理科をあまり習わなかったからで、もちろん日本語でも習わなかったからだ。しかし不思議なことにぼくの興味がある宇宙の分野の単語等は一度見ただけで覚えてしまうが、その時に覚えたほかの部分はすぐに忘れてしまった。また、自ら進んで勉強したほうが発展させやすい。「こうしたらどうだろう」、「ああしたらどうだろう」と考えるようになり、それが発明につながり、発見につながり、考えることが得意になる。もちろん前提条件として頭に入っていて、自分がやりたいと思っていないと無理だ。
しかし、時によっては勉強がつらい、もう勉強はやめてしまいたい、と思うときもある。ぼくとして、それは誰でも感じ得ることだと思っていて、人間であるからにはしょうがないと思う。だが、そこでいかにくじけないかが重要であり、続けられるかが大事になってくると考えている。未来の自分への「投資」と考え、「辞書のような人間になることではなく辞書をうまく使えるような人間になることが勉強の目的である」という名言があるように、自分から進んで、学習をなるべく楽しいと思いながら勉強すれば、将来必ず生かせるようになるだろうと考えているために勉強を楽しいものであると感じるべきだと思う。
現代では学術研究の場において
中3 あかたか
現代では学術研究の場においてだけでなく、企業活動においてもまた専門化が進んでいる。専門家は専門分野については良く知っているが、他の分野についてはほとんど無知である。常識は言論の大きな基盤だ。しかし、知恵を伴う言論ということになると、教養が基盤となる。教養というのは、その道の専門家になるために学ばれるのではなく、一個の素人としての自由人にふさわしいものとして学ばれるのだ。私は、専門的な知識だけでなく、幅広い教養を身につけた人間になりたい。
そのための方法としては第一に、得意な分野、好きな分野以外のことや興味がないものにも目を向けることだ。私は、小さいころから昆虫が好きで、毎日のように公園にいって虫取りをしたり、虫を観察したりしていた。小学四年生になったとき、生き物好きの仲の良い友達ができた。その友達は、特に爬虫類のニホンカナヘビが大好きだった。私は、あまり爬虫類には興味がなかったが、その友達と休み時間や放課後にカナヘビを捕まえるようになり、少しずつカナヘビが好きになっていった。その友達はとてもカナヘビに詳しく、カナヘビの好物や飼育の仕方まで教えてもらった。私も本格的にカナヘビを一年間飼育し、生き物を扱う難しさや、命の重み、大切さを学ぶことができた。このことから、自分には興味がないことにも目を向けることで新しい発見をすることができ、知識の幅を広げることができると考える。
第二の方法としては、幅広い分野を学べるような教育をすることだ。私は、幼稚園の入学祝いで十冊ほどの図鑑をかってもらった。図鑑は様々な生物や天体や乗り物など幅広い分野であり、毎日一ページずつ読み進めていった。私がとても興味をもったため、それからも誕生日祝いで新しい図鑑をかってもらった。そのおかげで、生き物全般は分かるようになり、その他の機械や乗り物、日本の歴史なども知ることができた。私は数多くの図鑑によって幅広い知識を得ることができた。このような幅広い知識を多くの人が得るためにはどうしたらよいだろうか。そのために重要なことは、教育である。日本の教育は教科書の知識を詰め込むだけで、少しのことしか学ぶことができない。そのため、もっと幅広い分野を様々な体験を通して学び、経験と繋げて楽しく学ぶという方針で教育すべきだろう。
確かに、専門的な知識を学ぶことも必要だ。しかし、「辞書のような人間になることではなく、辞書をうまく使えるような人間になることが勉強の目的である。」という名言があるように、物事の目的をしっかり考えなければならない。そのため、私は、専門的な知識だけでなく、幅広い教養をみにつけていきたい。科学者のアインシュタインは物理学の全域にわたり、多大な業績を残した人物である。しかし、彼が発表した特殊相対性理論によって多くの人が無差別に殺されることになってしまった。それは原爆である。彼が生み出した公式、「E=mc2」によって原爆が作られ、広島、長崎に原爆が落とされてしまった。彼は当時の状況を誤解して、その行為を死ぬまで後悔してしたと言われている。ノーベル賞を受賞した科学者だとしても、それと同時にそれがどういう場面で使われるかにも関心をもたなければならない。幅広い教養とは、様々な分野の知識を身に着けることによって養われる心の豊かさである。私は、将来サッカー選手になりたいと考えている。幅広い教養を身につけることで、仲間とコミュニケーションをとったり、自分との向き合い方を知ったりすることができる。これらのことは、普段の生活だけでなく、自分の目標であるサッカー選手になるためにも欠かせないことであると考える。
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2024年5月の森リン大賞を紹介します。
全学年の分は、ウェブでごらんください。
▽森リン大賞5月
https://www.mori7.com/oka/moririn_seisyo.php?nenn=2024&tuki=05
森リンの点数を基準にして選んでいますが、場合によっては、森リン点が2位や3位の作品が代表作品になっていることもあります。
これから、清書の際に、パソコン入力をする人は、次の点に注意して作品を送ってください。
1.小学4年生以上の人は、作品に段落をつけましょう。
目安は、3文150字ぐらいです。
2.誤字、誤表記は直して送っておきましょう。
3.感想文を清書する場合、要約の部分はカットしておきましょう。
要約を入れると、森リン点がその分だけ高くなることが多いからです。
4.高校生は、難しいことを考えて書いていますが、その難しい内容を、中学生の人が読んでもわかるぐらい、わかりやすく書くことを心がけましょう。
5.手書きの原稿では、段落は改行して1マス空けるだけでいいのですが、パソコンで書いた作文は、それでは行が詰まってよみにくくなります。
パソコンで書く場合、段落は1行空けるようにして書いていきましょう。
森リン大賞5月の作品の中から、内容的によくまとまっているものを3編紹介します。
(段落の部分は、こちらで改行を1行空けました。)
ボーリングで遊んだこと
小4 すみれ
「バコーン!」
「あー、おしい。」
ストライクが取りたかったけどピンが三つあまってしまいました。
春休み、家族5人でしな谷プリンスホテルボーリングセンターへボーリングをしに行きました。ホテルでビュッフェランチを食べたと、兄がボーリングをしたいと言ったのでボーリングをしに行きました。ボーリングの結果は兄が1位でした。自分は2位でした。3位は妹です。兄はスペアをとっていたから1位でした。私は1位をとれなくて悔しかったです。
ボーリングはどうしてボーリングという名前なのか調べたら、ボーリングのボウルは球を意味する「ball」ではなく、言葉の始まりはラテン語で、「泡」「こぶ」という意味の「bulla」。投げる方の球ではなく、並んだピンをこぶに見立て、こぶを倒すことから「ボーリング」という名前になったそうです。
ほかにも家族でスポーツをしに行ったことがあります。スキーです。去年の冬休みに2回スキーに行ったことがあって、一回目は佐山スキー場、二回目は、ほうだいぎスキー場です。
滑っているときに、お父さんの後ろから滑ると「パラレル」という両足で滑る技ができました。「パラレル」ができたので、「スキーは大スキー」になりました。次にスキーに行ったときはもっとお父さんから技を教えてもらって成功させたいです。
なんでもできるお父さんにどうしたら何ができるようになったのかを聞きました。お父さんは今こまが上手です。「綱渡り」という縄の上にこまを滑り台のようにいったり来たりする技です。ほかにも手の上でこまを回したりできます。私はお父さんがする綱渡りを感心するばかりでした。
お父さんはこまが上手になるために、何回も綱渡りを練習していました。毎日練習していたら綱渡りができたそうです。自分も綱渡りを練習していて何回も失敗していたら、「こまは、こまっちゃう~。」とたぶん思っています。私は新体操を習っていて、「リスク」という技をやっていて手具を投げて2回転回ってとるという技です。このレベルアップしたリスクを今チャレンジしています。とくに私がやっているリスクは前方をしながら投げて二回転回って取るリスクです。難しくてほとんどとれないけど投げの調節をしてやっと一回とれるようになりました。すごくうれしくてお母さんにむかってガッツポーズをしました。お父さんの綱渡りと同じだなと思いました。
何回もやるとお父さんのように上手になるから、これからできないこともあったら、何回も繰り返してできるようにしたいです。またボーリングセンターへ行けたら、ストライクやスペアを取って兄に勝てるようにしたいです。
ヒトとコンピュータの違い
小5 たくみ
人間の脳はコンピューターのようにも見えるが、現在のコンピュータのような技術では、人間の脳のほうが細かくできていて、人間の脳のほうがノートやAIよりも 優れている。そして何よりも、機械はずっと同じ事ばかりを繰り返しやっているが、人間は練習やとっくんをたくさんすると強くなったり、スポーツなどがどんどんうまくなったりするのだ。
僕はタブレットの動画でガリガリ君工場の中を見学したことがある。容器に材料を入れたり棒を刺したり、アイスを凍らせたりする作業はすべて機械がやっている。工場を見たときは、どこまでが何をしているロボットかわからなくなるほどだった。ちなみに、ロボットの中には一分で卵を何十個も割ることができるすごいロボットもあるそうだ。でも、最終的には形や大きさ、においや味などの確認はすべて人の手でやっているのだ。それはまるで、ロボットが作った料理を人間が用心深く食べているみたいだ。機械任せではなく、人間の作業が欠かせないところがたくさんある。ロボットと人間は、相性よく作業をしないと行けないと思った。
現代は機械の技術は発達してきているけれど、人の手だけで作っているものもたくさんある。ケーキづくりや伝統工芸品などは人の手でしかできないものがある。陶器などの陶芸もそうだと思う。職人の一人一人が陶芸品に愛情をこめて作っている。機械だとそういうわけにはいかないから、人間の手だけで作るものも大切だと思う
今の銀行では預金などのほとんどは、入力した金額だけ下せるATMというものが全国で普及しているが、金融機関の人たちの窓口もある。ATMは人の話を聞かずに預金や貸し出しなどを繰り返しやっているだけだ。でも金融機関のひとはお金を預けたい人、おろしたい人などの話を最初から最後までしっかりと聞き、その人に一番あった商品の提案をしている。お客さんの希望を聞いてあげるのだ。それも、人間にしかできないことだと思った。
僕がこの話を読んで分かったことは、今はロボットが全国にたくさんあるが、人間の力が一番必要だし、機械を作るのにもの人間が必要だということだ。もしかしたら将来、ロボットばかりが働いていて、人間は役立たずになっているかもしれない。そんな世の中で、僕たちはどのように過ごしていけばよいのだろうと想像するのだ。
日本語はいままで
小6 あきぬい
日本語は部族言語で、外国人によって学ばれ使われた経験がないために言語の刈込みがされていない。一方外国人がフランス語を学ぶのが易しいのは人工的に整理されたフランス語だからだ。だからどうやって日本語を刈り込んでいったら国際普及の日本語になるかということを考えていく必要がある。
日本語の難しさというところでぼくが思ったのは、日本語の敬語だ。というのは、ぼくは敬語のドリルを解いていたときに尊敬語か謙譲語かがよく分からなくなってしまうことがあったからだ。日本語だと、「話す」の尊敬語は、「話される」「お話になる」だが、謙譲語だと「申し上げる」となり、煩雑だと思う。敬語というのは人と人が気持ちよく会話を行い良い関係を築くための言葉だと辞書に書いてあった。尊敬語は相手を高めて言う言葉に対し、謙譲語は自分がへりくだる言葉ということだ。そして対象や場面に応じて尊敬語か謙譲語か使い分ける必要があるのだ。自分が分からないのだから外国人にとっては余計に難しいのかもしれない。相手を敬うということが敬語の目的なのであれば、敬語は一種類に統一したほうが日本人にとっても外国人にとっても使いやすく伝わりやすいのではないかと感じた。
母にも日本語の難しさを感じたことについて聞いてみた。母は日本の大学を出ている中国人に仕事を教えることがあったそうだ。そのとき母が心がけていたことは主語と目的語を入れて簡潔に話すということだそうだ。日本語は主語などを省略しても日本人同士だと伝わるが外国人にとって伝わらないことがあったからだそうだ。確かにぼくも主語と目的語をきちんと使えているのだろうか、と思った。すると「今日、髪切る」と先ほど母に話したが、この言葉には主語と目的語が分からないよ、と指摘された。「今日、ぼくは床屋さんに髪を切ってもらう」が正解だ。だが、この言葉だと、「今日、ぼくは母の髪を切る」かもしれないし、「今日、紙を切る」という解釈になるかもしれないと思った。英語だと「I have my hair cut today.」と言わないときちんと通じないらしい。英語だと必ず「I」や「You」など主語が入っていないといけない。ぼくは単語を覚えるのは大変だと思う一方で英語を聞く側からすると主語が明確で話していることが分かりやすいのかもしれないと思った。だから日本語も外国人にとってもわかりやすいように変化していく必要があるのかもしれない。
言葉とは人間にとって自分の思っていることを人に伝える大事な手段だ。日本語は日本人にとっては分かりやすいが、一方で外国人にとっては主語や目的語がなく又沢山の敬語の種類が存在し煩雑だ。「小の虫を殺して大の虫を生かす」ということわざがあるように昔から使われている言葉にこだわらずに誰もが分かりやすい言葉を使うように心がけていくことが肝心だ。それによって日本語もフランス語のように国際普及の言語になっていくことだろう。ぼくは伝え手に分かりやすい文章を作ることが出来るように作文を通して学んでいきたい。
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■大学入試は総合選抜の時代。中学生時代から作文の勉強をすれば国語力も伸びる
大学入試は、総合選抜が中心になりつつあります。総合選抜入試で必要なものは、意欲と自主性と文章を書く力です。
作文の勉強を始めると、毎週難しい説明文や意見文の文章を読むようになるので、作文力だけでなく国語力もつくようになります。
文章力は、短期間では身につきません。中学生時代から毎週書く練習をしていく必要があるのです。
■日本で唯一、パソコンで書いた作文を自動採点するシステムで作文が上達する(特許取得)
言葉の森は、日本で唯一、パソコンで書かれた作文を自動採点するソフト「森リン」(もりりん)を開発しています。(特許取得)
パソコンで作文を書くと、瞬時に採点が行われるので、作文の勉強に張り合いが出てきます。
毎月、小1から高3までの森リン大賞を公開しています。自分と同じ学年の生徒がどういう作文を書いているか参考にすることができます。(QRコードは森リン大賞のページ)
■親が言わなければ始められない通信教育ではなく、自宅で生徒が自主的に始められる少人数のオンラインクラス教育
通信の教育では、生徒が自分で勉強を始めなければなりません。
漢字の書き取りや計算の練習のような作業的な勉強であれば、子供は、親に言われればすぐに始めることができます。
しかし、作文の勉強は、書き出すためのエネルギーが必要です。だから、みんなと一緒に作文を書くオンライン少人数クラスの勉強が向いているのです。
■作文の勉強は、中学生から新しい段階の意見文になる。作文力は、大学入試だけでなく社会人になってからも必要
作文の勉強は、学年が上がるにつれて新しい段階に進みます。小学生までの作文は、主に事実中心の作文でしたが、中学生からは意見中心の作文になります。現在の中学校では、作文の授業がほとんどありません。作文力をつけるには、独自に勉強していく必要があります。学生時代につけた作文力は、大学入試の小論文に役立つだけでなく、社会人になってからも役に立つ本当の学力になります。
■言葉の森の作文は、43年の実績、提出率ほぼ100%、小1から高3までの一貫指導、毎週の読書紹介と対話のある授業
言葉の森の作文教育は、43年の実績があります。
オンラインクラスの作文の提出率は、ほぼ100%です。その場でみんなが作文を書き始めるので提出漏れがありません。
言葉の森の作文の勉強は、高校3年生まで続けられます。
少人数クラスで、毎回全員の読書紹介があるので、読書力も自然に身につきます。
■作文講座のほかに、国語読解、算数数学、英語、創造発表、プログラミングも体験学習ができる
言葉の森は、作文講座のほかに、国語読解、数学、英語、創造発表、プログラミングの各講座も開いています。いずれも、オンラインの少人数クラスです。
5人以内のクラスなので、生徒どうしの読書紹介があり、先生による個別指導があり、授業の内容は充実しています。
また、365日24時間、無料の自習室を開いているので、自宅でほとんどすべての勉強をカバーすることができます。
■無料体験学習ができます
言葉の森の講座は、平日及び土日の朝7:00から夜20:00まで参加できるクラスがあります。
無料体験学習を希望される方は、お電話、又は、ホームページからお申し込みください。(QRコードは体験学習のフォーム)
045-353-9061(平日7:00~17:00、土日7:00~12:00)
作文教育で43年の実績
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2024年の夏期講習は、7月28日(日)からスタートします。
今のところ、下記の予定が決まっています。
●月 9:00~9:45 暗唱
・小学12年生対象
・受講:1回2,200円(9月の受講料と合わせて自振)
・回数:何回でも可。
・教材:暗唱文集を配布します。
・内容:暗唱文集の2級の1頁「矢ごろ少し遠かりければ」の暗唱
・準備:特にありません
●水 9:00~9:45 読書感想文
・小学3456年生対象
・受講料:1回2,750円(9月の受講料と合わせて自振)
・回数:できるだけ3回以上
・教材:本は指定されたものの中から選びます
予習シートを配布します。
宇宙人のいる教室(さとうまきこ フォア文庫)[小3~小6向き]
川は生きている(富山和子 講談社青い鳥文庫)[小4~小6向き]
道は生きている(富山和子 講談社青い鳥文庫)[小4~小6向き]
杜子春(芥川龍之介 講談社青い鳥文庫)[小5~小6向き]
モモ(ミヒャエル・エンデ 岩波書店)[小6向き]
・内容:毎回400字の感想文の一部を書き、最終日に1200字にまとめます
・準備:本を購入して読んでおいてください
●木 9:00~9:45 AI読書感想文
・中学123年生対象
・受講料:1回2,750円(9月の受講料と合わせて自振)
・回数:できるだけ3回以上
・教材:本は自由に選んでいいです
・内容:毎回400字の感想文の一部を書き、最終日に1200字にまとめます
・準備1:本を読んでおいてください
・準備2:ChatGPTを利用して実例を書くので、メールアドレスを取得し、ChatGPTのアカウントを作り、ChatGPTを使えるようにしておいてください。
申し込まれる方は、オンラインクラス一覧表で該当するクラスの○にチェックを入れて、送信してください。
授業当日の1週間前を過ぎたらキャンセルはできません。
例えば、7日に授業がある場合、1日からのキャンセルはできません。
参加者が少ない場合でも実施します。
参加者が多い場合は、新しいクラスを設けます。
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10年以上前に作った「言葉の森へのご質問やご要望」というページをアクセスした方がいらっしゃったので、内容を一部、現状に合わせて修正しました。
以下が、修正した記事です。
■■言葉の森へのご質問やご要望
言葉の森の作文指導は、43年の実績があります(創設1981年)。作文教室としては、日本でいちばん古い歴史です。
しかし、常に新しい技術を取り入れ、新しい指導法を開発しています。
その言葉の森に対する、これまでのご質問やご要望の主なものをまとめて紹介します。
●ほかの作文通信教育講座とどこが違うのですか。
いちばんの違いは、歴史が長いことと、指導法がすべてオリジナルだということです。
ですから、他の作文通信教育講座では真似のできないものがいくつもあります。
例えば、毎週のオンライン対話指導、担任制、構成指導、項目指導、暗唱指導、自動採点ソフト森リンの開発などは、どこも真似ができません。
他の作文通信教育講座の中には、担任制や電話指導をうたっているところもありますが、実質的な担任制と個別の対話指導をしているのは言葉の森だけです。
●受講料が高いという人がいますが、どうなのですか。
言葉の森の受講料は、入会金11,000円、受講料は、全学年共通で9,900円/月です。
他の作文通信教育講座の中には、月2回や月1回の作文指導で受講料を低くしているところもあります。
しかし、月2回や月1回では実力はつきません。
また、言葉の森は、匿名の先生の赤ペン添削ではなく、担当の先生が毎週個別指導をするる仕組みにしています。だから、提出率は百パーセント近くあり、継続率も高いのです。
学習の充実度から言えば、言葉の森の方がずっとお得な受講料なのです。
更に、中学受験の作文指導、高校入試、大学入試の作文小論文指導については、一般にはもっとずっと高いのが普通です。
合格率から考えると、言葉の森の受講料は格安と言えるでしょう。
●月1回のコースや隔週1回のコースはないのですか。
言葉の森の授業は、毎週1回で月4回のペースで進めています。その理由は、子供たちの生活が1週間の流れになっているからです。
体力をつけるための運動でも、ある程度の間隔で行わないと体力が向上しないどころか、現状維持もできなくなります。
月1回や隔週1回の学習では、実力が向上することは期待できません。
1週間に1回のペースだから、作文の学習が生活習慣になり負担が少なくなるのです。
●個別指導でも作文が書けないときはどうしたらいいのですか。
作文の勉強は、きわめてメンタルなものです。いったん書けないと思うと、いくら時間をかけても書けません。
しかし、そのために個別指導があります。
作文が書けないときは、その場で追加の説明をします。追加の説明があれば、ほぼ百パーセントの子が書くことができるようになります。
●毎日の自習を続けるために、親の負担はありませんか。
自習の取り組みには、個人差がかなりあります。
言葉の森で取り組んでいる毎日の自習は、読書です。また毎週の予習は、対話です。
読書というのは、毎日10ページ以上本を読むことです。対話というのは、次の週に書くことを子供とお父さんお母さんで事前に話しておくことです。
それ以外の自習はオプションとして、希望に応じて自由に取り組めるようにています。
また、自習を続ける際のいろいろな相談も掲示板で受け付けるようにしています。
ですから、家庭の負担はほとんどありません。むしろ、読書や対話は、家族の楽しみとして取り組めると思います。
●作文の上達の度合いは、どのようにしてわかるのですか。
言葉の森以外の作文通信教育講座では、作文の確実な評価法はありません。ほとんどが、先生の主観的な評価に頼っています。
言葉の森の評価は、三つあります。第一は、構成ができたかどうかの評価です。第二は、項目ができたかどうかの評価です。そして、第三は、自動採点ソフト森リン(国際特許取得)による表現力の評価です。
小1から高3まで客観性のある作文の評価ができるので、長期間継続した勉強ができるのです。
●作文というのは、指導によって本当に上手になるのでしょうか。
算数数学や英語の成績は、早ければ一か月で大きな成果が出せます。しかし、国語の成績は、そういうわけには行きません。
国語の成績は、最初のうちは短期間で少しだけ上げることができますが、その後も継続して上げることはなかなかできません。それは、国語の力というものが、国語の勉強ではなく、その子のそれまでの国語的な日常生活を土台としているからです。
作文は、国語力の集大成です。ですから、最初のうちは短期間で上達させることができますが、その後も継続して上達させるには一般にかなり時間がかかります。
言葉の森の受験作文の場合は、どの生徒もほぼ1年間で急速に力をつけます。そして、その力は、受験に合格したあとも続きます。
●担任制の個別指導で先生によって指導の仕方にばらつきはないのですか。
言葉の森の講師は、全国に約60名います(海外在住も含む)。
いずれの講師も、言葉の森の試験と面接に合格していますから、指導の質は保証します。
しかし、講師によって、優しく説明する人、あっさりと説明する人、甘く評価する人、厳しく評価する人と、ニュアンスの違いはあります。
ですから、先生と生徒の相性のようなものも当然出てきます。
もし、先生が子供の性格と合わないという場合はご相談ください。しかし、ほとんどの場合、生徒は最初に指導してもらった先生に満足しています。
また、作文の勉強の充実度は、講師の役割以上に、家庭での読書と対話の蓄積が大きく影響します。
講師からの電話指導は、勉強のきっかけ作りとして考えていただくといいと思います。
●褒めるばかりの指導で上達するのですか。
言葉の森の褒める指導は、ただ褒めるだけの指導ではありません。
作文を書く前の事前に指導があり、その指導に即して褒める指導です。だから、心から褒めることができるのです。
作文が嫌いになるケースのほとんどは、指導していないことを注意されることから来ています。
例えば、会話を入れて書こうという指導で、子供が一生懸命会話を入れて書き、先生に褒められると思ったのに、先生から、会話が多すぎて段落ができていないと注意されるようなことです。
注意は、書いたあとにするのではなく、次の作文を書く前の指導として行う必要があります。
また、表現力は、読む力の基礎の上に成長します。
正しい表現ができないのは、直す指導がないからではなく、読む量が少ないからです。
長く続けてさえいれば必ず上達するのに、注意を繰り返すことによって作文が嫌いになり短期間でやめてしまうのでは、かえってマイナスなのです。
●塾の勉強が忙しくなったので、塾の方で国語の勉強をしようと思うのですが。
塾では、国語の成績は上がりません。かえって、国語の問題を解くような勉強をさせられて時間が忙しくなるだけです。
短期間だけ、国語の点数を上げるコツは、どこの塾でも持っています。
しかし、長期間にわたって国語力を上げるのは、家庭での自習以外にありません。その自習の中身が、暗唱、音読、読書、問題集読書、対話なのです。
●パソコンをあまり使えないのですが、勉強するのに差し支えありませんか。
言葉の森の勉強のやりとりは、Zoomと郵便です。
スマホで勉強することもできますが、これからの時代は、パソコンは必需品になります。
できるだけ早くパソコンを使えるようにしていくといいと思います。
●構成や項目が決められると、パターン化された書き方になることはないのですか。
作文の勉強の進歩は、ゆっくりとしたものです。次々に新しい書き方を教えていては、何も定着しません。
表現の工夫が定着するまでは、同じパターンの書き方が続くことがあります。
しかし、その勉強が終わると、今度は次の新しいパターンの勉強をしていきます。
そのようにして、いろいろなパターンを身に付けて自由に書くことができるようになります。
型に入り型から出ることによって自由な文章が書けるようになります。だから、ある期間、型の決まった作文を書くことが必要なのです。
●国語や小論文の模試で悪い点数を取ってきたときはどうしたらいいですか。
国語のテストで悪い点数を取ってきたときは、点数を見るのではなく、どの問題ができなかったかという内容をまず見ることです。
文法ができなかったとか、古文や漢文ができなかったというのは、国語の実力とは関係ありません。知識の勉強をすれば誰でもすぐにできるようになります。
読解の問題でできなかった場合は、その問題の答えを理詰めに考え直してみることです。それだけですぐに成績が上がる場合がほとんどです。
時間切れでできなかった場合は、読書量不足です。長い展望で、読む量を増やしていく必要があります。
テストは点数を見るのではなく、その内容を見ることが大事です。
作文小論文の模試の点数は、ほとんどあてになりません。そのときの課題と本人の知識との相性で、点数が毎回大きく変わります。また、点数をつける採点者自身が、かなり主観的な評価をしています。
そして、一般に実力のない指導者ほど、欠点を指摘する厳しい評価をします。だから厳しい評価をする先生に教えてもらって上達することはまずありません。
長年の蓄積のある言葉の森の評価が最も正確な評価だと考えてください。
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国内の生徒のみなさんに、「森からゆうびん」7月号をお送りしました。
A4葉書で、オモテ面は、7月の学習グラフです。
学習グラフの詳細は、「よく使うリンク」15.学習グラフのページでごらんになれます。
A4葉書のウラ面は、下記の記事です。
https://www.mori7.com/ope/index.php?e=16254&innsatu=on
記事の中で、「読書感想文の小冊子をお送りします」となっていますが、海外の方には、ウェブで小冊子のリンク先をお知らせします。
ご希望の方は、個別れんらく板に、「読書感想文小冊子希望」と書いてお送りください。
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ジャンドラフォンティーヌ中学校 K.Yさん
<担当講師より>
フランス在住で現地の学校に通っているため、日本語での授業がなく作文を書くことには慣れていませんでしたが、お母さまの励ましのもと毎週作文をがんばって仕上げてくれました。五年生になってかなり難しい長文の感想文にも果敢に取り組んでくれていました。作風はユーモアがあり、とてもよい作品が多いです。
中学に行ってもたくさんの文章を書いてがんばってください。
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