●優秀な子供たちほど、詰め込みの勉強に飽きている。創造する勉強がこれからの本当の勉強。
小学校高学年から中学生になると、優秀な子供たちほど、詰め込みの勉強に疑問を感じるようになってきます。子供たちは、もっと自由で個性的な勉強をしたいと思っているのです。
その個性的な勉強のひとつが作文です。しかし、30人から40人学級の一斉指導の中では、一人ひとりの生徒に対応した作文指導はできません。
しかし、現在の大学の総合選抜入試にも見られるように、作文はこれから最も必要な勉強になってくるのです。
●言葉の森の作文は、43年の実績、毎週の作文提出率ほぼ百%、小1から高3までの一貫指導、読書紹介と対話のある授業。
言葉の森の作文教室は、1981年創設で、43年の実績があります。
オンラインクラスの作文の提出率は、毎週ほぼ100%です。
その場でみんなが一斉に作文を書くので、提出漏れがありません。
また、少人数クラスなので、毎回全員の読書紹介があり交流があります。
だから、言葉の森には、小学1年生から高校3年生まで作文の勉強を続ける生徒が何人もいるのです。
●小1から高3の作文一貫指導は言葉の森だけ。小学生で終わる作文指導ではほとんど何も身につかない。
言葉の森の作文指導は、小1から高3までの一貫指導です。
小学生から高校生まで、段階的に進むカリキュラムで指導を行っています。
言葉の森の作文指導では、小学5年生から、説明文の感想文が入るようになり、受験作文に対応できるようになります。
中学生からは意見文になり、更に高校生からは大学入試に対応した論説文になります。
作文の本格的な勉強は、中学生から始まります。小学生までで終わる作文指導ではほとんど何も身につきません。
●少人数のオンラインクラスだから、毎週、全員の読書紹介があり、毎月、全員の発表会がある。
言葉の森のオンライン作文クラスは、4人から5人の少人数で行っています。
毎週、クラス全員の読書紹介があるので、自然に読書の質と量が向上します。
また、毎月、クラス全員の作文発表会があるので、互いの作文のよいところを参考にすることができます。
これからの勉強は、先生からの一方的な授業と一律の宿題と一斉のテストによる評価ではなく、生徒一人ひとりの個性に応じた発表と対話が中心になってくるのです。
●実力のつく作文指導。作文コンクール入賞69名(2023年)。中学入試、高校入試、大学入試の作文試験にも多くの成果。
作文の勉強は、ほかの勉強に比べて上達に時間がかかります。
しかし、言葉の森で勉強を続けていれば、どの子も必ず作文が上手に書けるようになります。
言葉の森の生徒の中には、自主的にさまざまな作文コンクールに応募している人がいます。
2023年は、自治体レベル以上の作文コンクールで入賞者が69名でした。
また、小学校編入試験、中学入試、高校入試、大学入試などの作文小論文試験では、毎年多くの成果を上げています。
●小学校高学年、中学生、高校生の感想文学習では、難しい説明文を読み感想文を書くので国語読解力が伸びる。
言葉の森の作文指導は、小学5年生から説明文の感想文が勉強の中心になります。
小学校高学年の感想文の学習では、中学入試レベルの説明文を毎回読み、その説明文についての感想文を書くので、国語読解力が身につきます。
中学生の学習では、高校入試レベルの説明文を読み、高校生の学習では、大学入試レベルの説明文を読みます。
読む力と書く力を並行して進めるので、読解力と作文力の両方の力がつくのです。
小1の平均的な字数は、100字から200字です。
しかし、生まれた月によっても、かなり個人差があります。
小1のころは指の力がないので、作文を長く書くのが難しいのです。
これが、小2のころになると、指の力がついてくるので、今度は長く書くことに喜びを見出すようになります。
この長く書くことに熱中するのは、小3までです。
小3になると、長さよりも、作文の中身の価値ということを考え出すので、長く書くことにはあまり気が向かなくなります。
そのかわり、自分なりに面白い話を書こうとするようになります。
この作文の中身に関心を持つのは、小4まで続きます。
だから、小3、小4のころは、子供が最も小学生らしい作文を書く時期です。
小5になると、主題を考えて書くようになるので、作文は急に難しくなります。
小5の感想文の課題は、中学受験の国語の説明文のレベルなので、読むこと自体が難しくなるのです。
さて、小1のころの作文指導で、どこに力を入れていくかというと、それは4つあります。
第一は、題材作りです。
子供に、自由に書かせるだけでなく、お父さんやお母さんが、子供が作文に書く題材を作ってあげるのです。
一緒に料理を作ったり、実験をしたり、虫や魚を捕まえに行ったり、植物を育てたり、生き物を飼ったりということをしてあげます。
そして、子供が、「今度の作文、何を書こうかなあ」と言ったら、「この前の○○なんて、いいんじゃない」とアドバイスをしてあげるのです。
小1や小2のころは、子供に自由に書かせると、毎日の学校生活の平凡なことを毎回書くようになります。
小1や小2の子供は、作文の中身の面白さということは考えていないので、保護者が題材作りを手伝ってあげるといいのです。
第二は、書いたあとの作文に、アドバイスをしたり、書き直しをさせたりしないことです。
親の善意のアドバイスであっても、子供はそれを自分の書いた作文が否定されたと感じます。
いつも、いいところだけを見て褒めてあげることです。
第三は、読書に力を入れることです。
読書には、読み聞かせも含みます。
作文の表記は、作文の上で直すのではなく、読む力をつけることによって自然に直るようにしておくことです。
作文は褒めるだけ、読む力をつけることによってよりよい作文を書けるようにするということです。
第四は、まだ書く力がない小1や小2の生徒の場合は、親子作文としてやっていくことです。
親子作文は、次のようにします。
1)お父さん、又は、お母さんが、子供と話をします。
「今度の作文どんなことを書くか教えて」という感じです。
2)親は、子供と話をしながら、それをメモします。
3)そのメモの中に、子供の話だけでなく、親の話も入れていきます。
「へえ、そんなことがあったんだ。実は、お母さんも小1のときね……」という話し方です。
子供から作文に書くことを引き出すのではなく、親が似た話をおもしろおかしく話してあげるのです。
この親からの対話によって、子供の語彙力と理解力が育ちます。
作文は、子供から書くことを引き出すものではないということをよく覚えておいてください。
子供の中には、まだ引き出す中身となるようなものはほとんどありません。
中身を付け加えてあげるのが、親からの対話なのです。
4)子供と対話をしながらメモを書く時間は15分程度です。
5)メモを書いたあと、子供はそのことを絵にかきます。
たまに絵をかくのが苦手という子がいます。
それは、小さいとき自分がかいた絵を否定されたことがあるからです。
子供は、本来絵をかくのが好きです。
その子供の絵心を引き出すには、親が、子供がかこうと思っていたことをかいてあげることです。
つまり、親が下手なりに楽しそうにかくことによって、子供は、「絵をかくというほ、そういう適当なことでいいんだ。そして、楽しいことなんだ」と理解するようになるのです。
6)子供が絵をかいている間、親はメモをもとに作文を書きます。
字数は、子供の書ける字数に合わせて100字から200字にとどめておきます。
大人が書く普通の漢字かな交じり文で書いて、漢字にはすべてふりがなを振っておきます。
親が書く作文には、できれば、ダジャレなどの楽しい部分も入れておけるといいです。
7)親が書いたふりがな付きの作文を子供に音読させてみます。
音読は、どんなにつっかえながら読んだり、読み間違えたりしても、褒めるだけにします。
音読は、褒めていれば、上手になります。
読み方を注意すれば、下手になります。
8)親子作文を続けていると、親が楽しそうに書いているのをみて、そのうちに、子供が、「自分も書きたい」と言ってきます。
そうしたら、最初は題名だけとか、最初の1文だけとか、途中までとか範囲を決めて子供に書いてもらいます。
大事なことは、子供が書いたものを直さないことです。
9)もし、お父さんやほかの兄弟も親子作文に参加できるようなら、親子作文のあとに、コメントを書いてもらいます。
つまり、家族全員の合作で親子作文を仕上げるのです。
10)親子作文には、子供の絵以外に、その話に関連する写真などがあれば、それもノートに貼っておきます。
以上が、親子作文の方法です。
このやり方なら、幼長の子でも、幼中や幼小の子もで、親子作文が書けます。
親子作文で書く練習をした子は、作文を書くことが好きになります。
楽しくて褒められるだけだから、好きになって当然なのです。
作文は、この最初の出発点で楽しい感覚を持つことが大事です。
▼親子で書く構想図の例
https://www.youtube.com/watch?v=DA3_a9F-ZSA
https://www.youtube.com/watch?v=RdLqUBxLc08
ところで、なぜ言葉の森が、小1の作文について、このように余裕を持った指導ができるかというと、それは、子供たちの作文を高3まで教えていく展望があるからです。
小学生の作文の範囲で上手に書かせることが目的なのではなく、中学生や高校生になったときの準備として小学生の作文を書くという目的で勉強をしているからです。
これが、小学生までの作文指導しかしていない作文教室や作文講座との大きな違いです。