ログイン ログアウト 登録
 Onlineスクール言葉の森/公式ホームページ
 
記事 5191番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/11/22
【重要】受講停止・退会の連絡は、毎月15日までにお願いします as/5191.html
森川林 2024/10/10 12:27 


 受講停止又は退会の連絡は、20日までに連絡があった場合、その月の末で終了としていました。
 しかし、この日程ですと、受講料自動振替を金融機関に報告する日程とぶつかることがわかりました。
 そこで、10月より、受講停止・退会の連絡は、毎月15日までとさせていただきます。
 よろしくお願いいたします。

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
生徒父母連絡(78) 

記事 5189番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/11/22
プログラミングの学習も、数学の学習も、どの教科の学習も、やがて山頂型学習になる――AI時代の教育は大きく変わる as/5189.html
森川林 2024/10/08 17:41 


 プログラミングの学習は、役に立ちます。

 特に、自分で新しく何かを始めようとする人にとっては、ある程度のプログラミングの知識技能は必要です。

 それは、自分で何かを始めようとする人にとって、車を運転できることがある程度必要であるのと似ています。

 ところが、プログラミング学習の難しいところは、積み重ね型の学習であるために、最初のころの知識の習得に時間がかかることです。
 見晴らしのいい尾根に上がるまでの間に、歩かなければならない単調なアプローチの距離がかなり長いのです。

 その対応策として、プログラミング学習の導入部分を、興味の持てるゲーム作りにしたり、ロボット作りにしたりという工夫が数多く生まれました。

 しかし、ビジュアルプログラミングで、自分なりのプログラミングを作れるようになった子も、その後、コードプログラミングに移行する段になると、その単調さに飽きてしまうことが多かったのです。

 ところが、この積み重ね型のプログラミング学習が、大きく変わる可能性が出てきました。
 それが、AIの活用です。


 プログラミングの学習と似た事情は、数学の学習についても言えます。
 子供がある時期に数学が苦手になると、それを得意教科にするまでがんばるということは、なかなかできなくなります。

 それは、数学が、典型的な積み重ね型の学習だからです。
 苦手になったときに、どこから手をつけていいかわからなくなるのです。

 積み重ねが必要だということは、多かれ少なかれ、どの教科の勉強にもあてはまります。

 しかし、それらが、AIの利用によって変わる可能性が出てきたのです。


 積み重ね型の学習に対して、正反対の学習を山頂型の学習と呼びたいと思います。

 スキーの練習のごく初期のころは、麓から山頂まで歩いて登る過程が必要でした。
 今は、リフトで山頂まで行けますが、リフトのない山には行くことができません。

 ところが、ヘリコプターで山頂まで行くという方法もあるのです。
 スタートが山頂で、そこからゆっくり麓まで降りていくというスキーの仕方です。


 プログラミングの学習における山頂とは、「こういうものを作りたい」というイメージです。
 数学の学習における山頂とは、「この問題を解きたい」という目標です。

 積み重ね型の発想をしているかぎり、そのイメージや目標を実現するためには、長い下積みの苦労をしなければならないというのがこれまでの考え方でした。

 しかし、AIを利用すれば、すぐに自分の望むプログラミングを作ってもらえます。
 数学でも、すぐに解き方を教えてくれます。

 そのあと、そのプログラミングの詳しい意味を聞いたり、数学の解き方の更に詳しい説明を聞いたりしていけばいいのです。

 聞くことにも、もちろん時間はかかります。
 しかし、下から登っていく苦労に比べたら、上から下へ降りる苦労は、比較にならないぐらい小さなものです。

 下から登るためには、麓を全部回る必要がありました。
 上から降りるには、必要なところだけ下っていけばいいのです。

 これが、山頂型学習の特徴です。


 AIの利用によって、これからの勉強の仕方は大きく変わります。

 AIは、答えを教えてくれるだけではありません。
 もし、自分の苦手な問題があれば、それと似た問題を何問も作ってもらうこともできます。

 英語の場合は、音声のやりとりもできるので、ヒアリングとスピーキングの勉強も同時にできます。
 AIと英会話で話をしたあと、自分の言った英文のどこを直したらいいかを聞けば、丁寧に教えてくれます。
 人間では、なかなかここまではできません。


 AIは、勉強のすべての分野をカバーしている、自分だけの超一流の家庭教師です。

 山頂学習ということで言えば、登りたい山の頂上にすぐに連れていってくれる空飛ぶ乗り物と言ってもいいでしょう。


 では、実際に、プログラミング学習がどういうかたちになるかというと、まず、生徒は、自分の作りたいものをChatGPTに作ってもらいます。

 すると、Pythonのプログラミングコードがわかります。
 勉強好きな子なら、そのコードを読むために、AIに更に質問をするか、又は、Pythonの勉強を始めるでしょう。

 この下り坂の勉強の仕方は、自分のしたかったことと結びついています。
 ゲーム作りやロボット作りから、コードプログラミングに移り、長い登り坂を経て尾根に上がる勉強よりもずっと楽にできます。

 しかし、そういうプログラミングの勉強をわざわざ始めなくても問題はありません。

 こういう命令をしたら、こういうものができたから、次は、どういう命令をしてみようかと考えるようになればいいのです。

 ちょうど、Midjourneyなどの画像作成ソフトの使い方と同じです。
 言葉による入力と、画像による出力との間のブラックボックスがどうなっているかは誰にもわかりません。
 作った人自身がわからないのが、深層学習の特徴です。

 だから、わかることよりも、使えることが大事になるのです。


 AIの活用に伴って、勉強のスタイルも変わってきます。
 これまでは、答えのある知識を吸収することと中心に勉強が組み立てられてきました。
 そのわかりやすい表現が、テストや宿題や点数や成績でした。

 これからの勉強は、吸収するだけの勉強ではありません。
 これからの勉強は、創造し発表することが中心の勉強になるのです。


 言葉の森が今考えているのは、データベースとChatGPTを組み合わせ、山頂型学習で学力を身につけ、創造発表教育で、勉強の方向を吸収から創造と発表へと発展させる教育です。

 これから、新しい勉強法を作っていきたいと思います。

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
ChatGPT(0) 未来の教育(31) 言葉の森のビジョン(51) 
コメント11~20件
……前のコメント
総合学力クラス 森川林
子供は、暇そうにしているのがいちばんです。 年がら年中がん 6/22
記事 5107番
さまざまな勉強 森川林
勉強は、作文と読書と算数数学と歴史を中心にやることです。 6/21
記事 5106番
作文力がこれか 森川林
作文力をつけるために必要なのは読書と対話。 出力の前に入力 6/19
記事 5105番
作文を書くとき 森川林
 接続語と助動詞は、実は重要です。  中学生や高校生で、文 6/18
記事 5104番
国語は、読む力 森川林
国語の力をつけるための音読は、1冊の問題集を繰り返し読むのが 6/16
記事 5103番
国語力は、テク 森川林
国語力をテクニックで身につけようという考えそのものがあさはか 6/14
記事 5100番
本当の勉強は、 森川林
子供は、自然に成長していれば、みんな時期が来ればそれぞれにが 6/12
記事 5098番
これから大学生 森川林
MMさん、ありがとうございます。 これは、10年以上前の記 6/12
記事 820番
これから大学生 MM
先生の書かれていることは今読んでもそのまま通じます。 10 6/11
記事 820番
毎週作文を書く 森川林
作文の勉強というのは、負担の大きい勉強です。 だからこそ、 6/11
記事 5097番
……次のコメント

掲示板の記事1~10件
現在森リンベス 森川林
このあとの予定。 ・森リンベストを直す(直した) ・森リ 11/20
森川林日記
Re: 入会手 言葉の森事務局
 お世話になっております。  弟さんのみご入会が1週間 11/15
森の掲示板
入会手続きにつ やすひろ
お世話になっております。 個別掲示板を開けませんので、ここ 11/15
森の掲示板
Mr. 1
1 11/14
森の掲示板
Mr. 1
1 11/14
森の掲示板
Mr. 1
1 11/14
森の掲示板
Re: 項目の 1
> いつもありがとうございます。 > > こすほ 11/14
森の掲示板
Re: 項目の 1
> いつもありがとうございます。 > > こすほ 11/14
森の掲示板
Re: 項目の 1
> いつもありがとうございます。 > > こすほ 11/14
森の掲示板
Re: 項目の 1
> いつもありがとうございます。 > > こすほ 11/14
森の掲示板

RSS
RSSフィード

QRコード


小・中・高生の作文
小・中・高生の作文

主な記事リンク
主な記事リンク

通学できる作文教室
森林プロジェクトの
作文教室


リンク集
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン






小学生、中学生、高校生の作文
小学1年生の作文(9) 小学2年生の作文(38) 小学3年生の作文(22) 小学4年生の作文(55)
小学5年生の作文(100) 小学6年生の作文(281) 中学1年生の作文(174) 中学2年生の作文(100)
中学3年生の作文(71) 高校1年生の作文(68) 高校2年生の作文(30) 高校3年生の作文(8)
手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

主な記事リンク
 言葉の森がこれまでに掲載した主な記事のリンクです。
●小1から始める作文と読書
●本当の国語力は作文でつく
●志望校別の受験作文対策

●作文講師の資格を取るには
●国語の勉強法
●父母の声(1)

●学年別作文読書感想文の書き方
●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)
●国語の勉強法(言葉の森新聞の記事より)

●中学受験作文の解説集
●高校受験作文の解説集
●大学受験作文の解説集

●小1からの作文で親子の対話
●絵で見る言葉の森の勉強
●小学1年生の作文

●読書感想文の書き方
●作文教室 比較のための10の基準
●国語力読解力をつける作文の勉強法

●小1から始める楽しい作文――成績をよくするよりも頭をよくすることが勉強の基本
●中学受験国語対策
●父母の声(2)

●最も大事な子供時代の教育――どこに費用と時間をかけるか
●入試の作文・小論文対策
●父母の声(3)

●公立中高一貫校の作文合格対策
●電話通信だから密度濃い作文指導
●作文通信講座の比較―通学教室より続けやすい言葉の森の作文通信

●子や孫に教えられる作文講師資格
●作文教室、比較のための7つの基準
●国語力は低学年の勉強法で決まる

●言葉の森の作文で全教科の学力も
●帰国子女の日本語学習は作文から
●いろいろな質問に答えて

●大切なのは国語力 小学1年生からスタートできる作文と国語の通信教育
●作文教室言葉の森の批評記事を読んで
●父母の声

●言葉の森のオンライン教育関連記事
●作文の通信教育の教材比較 その1
●作文の勉強は毎週やることで力がつく

●国語力をつけるなら読解と作文の学習で
●中高一貫校の作文試験に対応
●作文の通信教育の教材比較 その2

●200字作文の受験作文対策
●受験作文コースの保護者アンケート
●森リンで10人中9人が作文力アップ

●コロナ休校対応 午前中クラス
●国語読解クラスの無料体験学習