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記事 5234番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/12/21
自習室を利用して勉強しよう――勉強の基本は、家庭学習。どこかに行って誰かに教えてもらうのではなく、家庭で1冊の問題集とChatGPT又はPerplexityを使って勉強を進めていくのが最も能率的。 as/5234.html
森川林 2024/12/09 13:09 



https://youtu.be/huu0pQsdaTM

 自習室の利用の仕方を変えました。
 大きな変更点は、次のとおりです。

1.カメラはオフでいいです。
2.ブレークアウトルームが50個あるので、そのどこに入って勉強してもいいです。

 自習室は、1年365日、1日24時間開いています。

 毎日やった方がいいが、ついうっかり忘れてしまうような勉強をするといいです。
 例は、暗唱、読書、問題集読書、算数数学問題集、英語暗唱などです。

 中学生は何時間やってもいいですが、小学生は学年の10倍以内を目安にしてください。
 小学1年生は10分以内、2年生は20分以内です。
 だから、暗唱などを中心にするといいです。

 国語力をつけたい人は、問題集読書を時間を決めてやっていきましょう。

 数学力をつけたい人は、毎日1ページ数学問題集をやることを目標にするといいです。

 小学生は、時間制限がありますが、作文と読書をする場合は、時間制限は考えなくていいです。

 自習室に入る前に、自習の記録をつけるので、あとから自分がどういう勉強をしたかということがわかります。

▽自習室
https://www.mori7.com/teraon/js.php

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自習室(0) 

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これからの学力を考える――冨山和彦さんの「ホワイトカラー消滅」を読んで(その3) as/5233.html
森川林 2024/12/08 09:51 



https://youtu.be/3BhrqnGx9K4

 具体的な話と根本的な話を書いたので、今回はその中間の話です。

 子供たちの新しい教育を支えるのは、先生です。

 AIとオンラインの仕組みは、教育の環境として大きな役割を果たしますが、基本的に、人間は人間によって育ちます。

 ところが、今、学校や塾で行われている教育では、先生は、限られた短期間しか子供たちを担当しません。
 普通は1年か2年の担当期間です。

 そして、その担当期間の目標は、子供たちの成績を上げること、あるいは子供たちが問題なく学校や塾での生活を過ごすことです。

 江戸時代の寺子屋教育は、先生が子供たちの一生の成長に関心を持つ教育でした。
 先生は、勉強だけでなく、子供たちの生き方に関心を持っていたのです。
 その証が、寺子屋時代の子供たちが先生をしのび作った筆塚が今も各地に残っていることです。

 先生と生徒の関係が意味を持つためには、先生が一生子供たちに関心を持ち、子供たちが一生先生を慕うような教育を取り戻す必要があります。

 そのために、大事なことは、先生の給与です。
 子供たちの保護者から受け取る受講料だけでは、十分な給与を確保することができません。
 先生という仕事は、もっと高額の給与を受け取るべきです。

 だから、教育機関が、生徒からの受講料以外の収入を作り出す必要があります。
 それが、例えば、言葉の森では、AI森リンの販売で収益を上げることです。

 言葉の森以外の教育機関でも、新しい創造を行うことによって、それを教育を担う先生に還元する必要があります。

 更に言えば、日本全体での創造的な教育が、日本全体の創造的な発明や発見を生み出し、日本全体を豊かにする必要があります。

 創造教育が創造文化を生み出し、それが教育に還元されるというサイクルを作ることが日本の教育と文化の目指す未来の方向なのです。


※これまでの記事で、タイトルに入れた冨山和彦さんの話自体は書きませんでしたが、内容的には多くのことを参考にさせていただきました。
 多くの方が、「ホワイトカラー消滅」の本を読まれるといいと思います。

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森川林 20241209  
 書き忘れたけど、ひとりの先生が全教科、全学年を教えるというのは、AIを利用すればできるようになるということです。

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これからの学力を考える――冨山和彦さんの「ホワイトカラー消滅」を読んで(その2) as/5232.html
森川林 2024/12/08 05:50 



https://youtu.be/jqJQdFpjgs0

 具体的な話を先に書いたので、次は、根本的な話を書きます。

 私の大きな目的は、日本を守り発展させることです。
 そのために何をしたらいいかをずっと考えていました。

 翻って、今の世の中の流れを見ると、大きく、工業と消費の時代から、文化と創造の時代に移り変わる前夜だということがわかります。

 文化とは何かと言えば、ひとつは、1万年以上も争いがなく自然と共存して暮らしていた縄文時代の文化です。
 もうひとつは、庶民が和歌を詠み、女性が活躍していた奈良平安時代の文化です。
 さらに、もうひとつは、長い平和が続き、多様な文化が生まれた江戸時代の文化です。

 こういう文化が、これからのAI(人工知能)とロボットとオンラインとフリーエネルギーとベーシックインカムの時代に、新しく花開くのです。

 そのひとつの先駆けとして、私は「さかなクン」の生き方を思い浮かべます。

 さかなクンは、赤ちゃんのころは絵をかくことに夢中になり、トラックが大好きになり、小学生になってからはタコや魚に夢中になり、中学生になってからは、吹奏を水槽と勘違いして入った吹奏楽部で管楽器に夢中になり、今は、東京海洋大学客員教授、東京海洋大学名誉博士、日本魚類学会代議員、農林水産省お魚大使など多くの役職を持ち、2010年には絶滅とされていたクニマスの生息確認に貢献し、内閣総理大臣賞を受賞しました。

 そのさかなクンは、こう書いています。
「ずっと夢中が続いてハッピー」


 新しい日本の文化の出発点は、子供たちの教育です。
 思考力と創造力と共感力のある子供たちが数多く育ち、その子供たちが未来の日本文化を支えるようになるのです。

 これまで日本は、工業製品を輸出していました。
 これからの日本は、ネットワークの力を借りて、文化を輸出するようになります。
 世界中に、日本の縄文時代、奈良平安時代、江戸時代の文化が広がるようになるのです。

 今の世界の文化は、多くが競争と勝敗の文化にいろどられています。
 何センチとか何秒とかの差で、勝ったとか負けたとかいうことが話題になる社会です。
 そして、多くの人がその話題を消費することに意味を見出しています。

 そのマスメディア的な消費の世界から、一人ひとりの創造の世界に移るのが、これからの時代です。


 現代の教育は、競争の世界で形作られています。
 競争に勝つことや限られた枠を奪い合うことが、教育の大きな目標になっています。
 そのために、学校や塾では、子供たちに、大事なことを教えるよりも、差がつく問題を間違えないように教えることに力をいれています。
 それらの多くが、あとからふりかえれば、意味のない重箱の隅なのです。


 教育が、思考力、創造力、共感力を育てるものになることが、これからの日本を復活させる第一歩になります。
 私は、そう考えて、言葉の森の仕事をしたいと思っています。

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