●新年度の教材は、もう発行されています。
https://www.mori7.com/teraon/jgkyouzai.php
新中学生は、国語・数学・英語とも、基本は標準新演習でやっていきます。
しかし、標準的な題が多いので、学校で学ぶよりも先取りして、1学年先まで進むことを目標にしてください。(例題をよく読めばできます)
また、標準問題が全部に終わった人は、発展新演習に移って勉強をしていってください。
小学456年生も、基本は標準新演習にします。
中学受験新演習の問題集は、難しいわりに、中学生以降の勉強に役立ちません。
小学456年生も、学年を先取りして勉強を進め、小6生は中学の問題集に進むようにしてください。
中学3年生で受験が済んだ生徒対象に、高校の数学の勉強の先取り学習をする予定です。
あとで、高校生用の問題集も注文できるようにしておきます。
●基礎学力、総合学力、全科学力クラスの勉強
勉強は家庭学習が基本で、週に何度も塾に通う必要はないと思っています。
しかし、週に1回は、勉強の進捗状況をチェックしてもらう必要があるので、国語・算数数学・英語・暗唱・発表・理科社会などをまとめて行うクラスを作りました。
基礎学力クラスは小123年生対象、総合学力クラスは小456年生対象、全科学力クラスは中2123年生対象です。
(中学生の理社の教材はこれからアップロードします)
●自習記録を活用するようにします
家庭での勉強が進まない生徒もいるようなので、自習記録を義務化します。
自習室には入らなくてもかまいませんが、何時から何時まで何の勉強をすると毎日記録してもらうようにします。
自習の内容は、何でもいいです。国語の問題集読書、算数数学の問題集、英語の問題集、暗唱の練習、英語の暗唱の練習、読書など、毎日コンスタントにできるものを選び取り組んでください。
自習記録は、毎月送る「森からゆうびん」で保護者に郵送します。
(「森からゆうびん」のサーバーエラーなどで発行が遅れていましたが、これから発行します)
●基礎学力クラス、総合学力クラスでは、毎週、暗唱のチェックをする方向で。
暗唱は、日本語力についても、英語力についても、とても力のつく勉強ですが、毎日やらないと習慣になりません。
そこで、基礎学力クラスでは日本語の暗唱を、総合学力クラスでは英語の暗唱を、毎週チェックする方向で考えています。
毎日10分の暗唱の練習を家庭学習の中で確保するようにしておいてください。
●読書が勉強の基本
勉強すれば、成績はよくなります。
しかし、今の学校の勉強をいくらしても、頭がよくなるのは限られています。
それは、今の勉強の多くが知識の詰め込み、又は解法の詰め込みだからです。
勉強の中心は、思考力と創造力を育てることです。
思考力を育てる要は、難しい本を読む力をつけることです。
ただし、小学生のうちから難しい本を読ませようとしすぎるとかえって読書量が少なくなります。
子供の実力を見ながら、できるだけ易しい本から難しい本へ、物語文の本から説明文意見文の本へ進むようにしていってください。
小中学生のころの読書力の差は、高校生や大学生になってから出てきます。
選択問題の解き方は、「そう言っているものを選ぶ」のではなく、「そういうことは必ずしも言っていない」というものを除き、残ったものを選ぶという解き方になります。
言葉の森の読解検定も同じような問題の作り方ですから、読解検定で高得点を取ることを目指すのが国語の共通テストの勉強の仕方になります。
こういう選択問題を作る人は、かなり苦労していると思います。
選択肢の中に、微妙に合っていないものを入れなければならないからです。
しかし、こういう瑣末なところで差をつけることを目的とした国語の勉強は、いずれ時代遅れになります。
国語力は、このような読解の細かい選択問題で評価するのではなく、また短い要約問題や記述問題で評価するのでもなく、読書力と作文力で評価すべきです。
作文力の評価は、言葉の森のAI森リンでやっていくことができます。
読書力は、言葉の森が今開発しているAI読書検定の仕組みでできるようになると思います。(先の話ですが)
●問1.漢字の問題
1.雑貨……外貨
2.散策……策謀、模索
3.呈した……贈呈
4.一掃……掃除
5.忌まわしい……禁忌
・難しい漢字ではないので、漢字の勉強よりも、読書で語彙力をつけること。
●問2.「観光地住民の『戦略』は常に綱渡りである」
1.「観光者の所属する社会の制度に規定されているために」などとは言っていない。ほかにも多数。
2.「そのまなざしにもてあそばれる事態を招きかねない」がちょっと変かなあ。
3.「おぞましい部分を好んで観光の対象とする観光者」とは言っていない。
4.おかしいところがないので○。
●問3.「観光において『見る』ことは問題含みであるだけでなく、とくに「する」こととの対比において、価値のないものとみなされてもきた。
1.「プーアスティが旅に命をかけてきた旅人に意味を見出したことによって」とまでは言っていない。
2.「観光で重視すべきは観光地住民の生活を体験することであり」などとは言っていない。
3.おかしいところがないので○。
4.「見る側の観光者が無意味な存在に貶められた」とは言っていない。
●問4.「ことはそれほど単純でもない」
1.「その土地の生活を体験するプログラムを人気の観光商品に押し上げることにつながり」とは言っていない。
2.おかしいところがないので○。
3.「かつても旅人による能動的な旅を再現する観光を要求することにつながり」などとは言っていない。
4.「観光地社会に対する無理解さを反省した新しい観光を実践することにつながり」とは言っていない。
●問5.「ともに踊る」
1.「複数の視点を組み合わせることにより新しい研究が可能になる」が変。
2.おかしいところがないので○。
3.「他の観光客とともにあることが観光地の価値を高めるという観光のあり方」がおかしい。ほかにも。
4.「見る人とする人とが互いに高度なやり取りを行っている観光体験のありよう」が変。
●問6.「観光における『見る/見られる』を考えるうえで、サファリパークは示唆的である」
1.「グアムなどのリゾートでは、ゲスト側の文化的なメガネを通したまなざしがホスト側に押し付けられる」とは言っていない。
2.おかしいところがないので○。
3.「主役はそこに暮らす動物であり」とは言っていない。
4.「観光者相互のコミュニケーションのあり方に注意を促す点で」ということでない。
▼問題はこちら(東進のページより)
https://www.toshin.com/kyotsutest/data/2756/kokugo.pdf