https://youtu.be/u8ZYYHRN--s
勉強は、家庭学習として行うのが最も能率のよいやり方です。
塾に行って勉強を教えてもらうのは、一見やりやすい勉強の仕方に見えますが、教えてもらう勉強や、宿題をさせられる勉強は、無駄が多いのです。
家庭学習の勉強の基本は、1冊の問題集を何度も繰り返すことによって完璧に自分のものにすることです。
学校や塾の勉強は、いろいろな問題のプリントを次々にやるようなやり方が多いので、無駄が多く定着しにくいのです。
小中学生の間は、勉強をチェックする仕組みがないと、子供は自分から進んで勉強をするようなことはありません。
そこで、言葉の森では、基礎学力クラス、総合学力クラス、全科学力クラスを作っています。
これらのクラスでの毎週の勉強チェックと、毎日の自習記録を併用すれば、家庭でも十分に勉強を続けることができます。
基礎学力クラスは、小学1・2・3年生対象で、1週目は国語、2週目は算数、3週目は暗唱、4週目は創造発表、という勉強の仕方をします。
読書と暗唱は重要なので、毎週確認するようにします。
総合学力クラスは、小学4・5・6年生対象で、1週目は国語、2週目は算数、3週目は英語、4週目は創造発表、という勉強の仕方をします。
英語は英文の暗唱をしますが、この暗唱と読書は重要なので、毎週確認するようにします。
勉強は、問題集をもとにやっていけばいいので、先生が改めて何かを教えるということはありません。
質問があれば先生は説明をしますが、それよりも大事なのは、生徒一人ひとりが発表をすることです。
これからの勉強は、すでにある答えを見つける勉強ではなく、思考力、創造力を使って発表する勉強になります。
答えのある勉強は、家庭学習としてやっていればいいので、授業では答えのない創造的な勉強をします。
例えば、国語では、国語の問題文を読んで、要約を書き、感想を書き、その感想をもとに短歌を書きます。
古い勉強の仕方に慣れている人は、教わる勉強や詰め込む勉強が本当の勉強で、発表する勉強は遊びのように考えがちです。
しかし、実は発表する勉強こそが将来役に立つ勉強なのです。
この要約、感想、短歌は、中根の担当する国語読解クラスでも行います。
それは、これからの国語力には、読解力だけでなく記述力が必要になるからです。
更に言えば、記述力よりも必要になるのが、作文力です。
将来の勉強の中心は、読書と作文になっていくと思います。
算数の発表する勉強は、算数の問題集をもとに自分で問題を作ります。
自分がよくできなかった問題をもとに、オリジナルな問題を作れば、その問題の解き方が深く理解できるようになります。
英語の発表する勉強は、ひとつは英文暗唱で、もうひとつは英文作成です。
Google翻訳を使い、英文を作成しますが、問題集に載っている英文法を使い、3文程度の文章を作るようにすれば、より実際的な英文作成ができるようになります。
創造発表は、自由に何を発表してもいいことにしていますが、今後は理科と社会の問題集を使い、より学問的な発表にします。
学校で習う理科と社会の勉強を参考に、学校で習うよりも更に深く研究していく勉強です。
その際に、ChatGPTやPerplexityのAI機能を使えば、自分の興味関心に応じて勉強の内容を個性的に深めることができます。
AIがないころは、研究を深めるためには、参考書を読んだりネットの情報を検索したりしなければなりませんでした。
そのやり方では、時間のかかるわりに、深める度合いにも限界があります。
AIを活用する勉強法は、創造発表だけでなく、これからは国語にも算数数学にも英語にも応用できるようになります。
全科学力クラスは、中学1・2・3年生、及び高校生が対象で、1週目は国語、2週目は数学、3週目は英語、4週目は創造発表(理科社会)、という勉強の仕方をします。
定期テストの2週間前からは、テスト対策期間として勉強をします。
言葉の森は、長年、作文専科の教育を行ってきました。
作文指導については、日本でいちばんの実績を持っています。
しかし、今後は、作文指導だけでなく、全教科の勉強そのものを、思考力、創造力、共感力を育てるものにする必要があると思いました。
そのために、Online作文教室言葉の森という名称を、オンラインスクール言葉の森としました。
これからは、作文教育とともに、小1から高3までのトータルな教育に力を入れていく予定です。
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https://youtu.be/Fa_ntxLQelo
以下の記事は、中根の担当する水1900の創造発表クラスと木1900のプログラミングクラスの話です。
2月からの予定ですが、現在、このクラスで勉強している生徒は、勉強の内容を変える必要はありません。
さて、私は、創造発表クラスの勉強こそが、将来の勉強の中心になると思っています。
それは、知識の詰め込みのような勉強は、次第に少なくなっていくからです。
現在、高校で行われている探究学習は、創造発表の勉強に近いものです。
しかし、探究学習は、1クラスの人数が30人から40人という大人数で行われているために、グループ共通のテーマでえしか研究が行えず、しかも、個人が研究発表する分野は全体の一部に限られています。
これに対して、創造発表クラスの学習は、一人ひとりが自分の独自の分野を研究し発表する学習です。
このような創造的、個性的な学習が将来の学習の中心になります。
しかし、そのためには、創造発表の学習に方向性を持たせる必要があります。
何でも自由に研究発表してよいというのが理想ですが、そうすると、何をしていいいかわからないという場合も出てきます。
そこで、これからの中根の創造発表クラスでは、自由な研究発表はもちろんいいのですが、研究発表の方向として、プログラミング、理科、社会を指定していきます。
プログラミングの教材は、HTML、ChatGPT、JavaScript、Pythonです。
HTMLの学習でウェブ発表の土台を作り、その土台の上に、ChatGPTを利用して、JavaScriptやPythonのプログラミングを研究し発表していきます。
理科・社会の教材は、中学・高校の理科と社会の問題集です。
理科の分野は、物理・化学・生物です。
社会の分野は、中学生は地理・歴史・公民で、高校生は日本史、世界史です。
これらの教材ともとに、ChatGPTのAIを利用しながら、自分で研究を深め、毎月発表していきます。
理科社会は、勉強を兼ねることができるように、理科社会の確認テストもできるようにします。
創造発表クラスとプログラミングクラスは、同じような内容を研究発表していくことになるので、将来的には「創造発表クラス」という名称で統一していきます。
しかし、今の段階では、名前のわかりやすさを優先して「プログラミングクラス/創造発表(理科社会)」とし、参加者がこのクラスの学習に慣れてきたら「創造発表クラス」にする予定です。
対象は、当面中学生以上です。
将来的には、理科社会の勉強が始まる小5以上とする予定です。
このクラスでは、プログラミングの学習をしてもいいし、理科社会の教材をもとにした創造発表の研究をしてもいいとします。
1.2.3週は、それぞれの研究と途中経過の発表、4週は全体の発表です。
発表した内容は、発表広場(仮称)にそのつどアップロードします。
この発表広場には、基礎学力クラス、総合学力クラスの4週目の発表作品もアップロードし、見学に来た生徒が投票したりコメントを書いたりできるようにする予定です。
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創造発表クラス面白くなりそうですね!イギリスの私立学校のカリキュラムに近い総合的な学力を伸ばす取り組みだと思います。
YKさん、ありがとう。
私が子供にさせたいと思っていたのは、作文と創造発表だけでした。(当時、創造発表はありませんでしたが)
ほかの勉強などは、学校でやっているだけで十分と思っていたからです。
これから、みんなそういうふうになると思います。
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●新年度の教材は、もう発行されています。
https://www.mori7.com/teraon/jgkyouzai.php
新中学生は、国語・数学・英語とも、基本は標準新演習でやっていきます。
しかし、標準的な題が多いので、学校で学ぶよりも先取りして、1学年先まで進むことを目標にしてください。(例題をよく読めばできます)
また、標準問題が全部に終わった人は、発展新演習に移って勉強をしていってください。
小学456年生も、基本は標準新演習にします。
中学受験新演習の問題集は、難しいわりに、中学生以降の勉強に役立ちません。
小学456年生も、学年を先取りして勉強を進め、小6生は中学の問題集に進むようにしてください。
中学3年生で受験が済んだ生徒対象に、高校の数学の勉強の先取り学習をする予定です。
あとで、高校生用の問題集も注文できるようにしておきます。
●基礎学力、総合学力、全科学力クラスの勉強
勉強は家庭学習が基本で、週に何度も塾に通う必要はないと思っています。
しかし、週に1回は、勉強の進捗状況をチェックしてもらう必要があるので、国語・算数数学・英語・暗唱・発表・理科社会などをまとめて行うクラスを作りました。
基礎学力クラスは小123年生対象、総合学力クラスは小456年生対象、全科学力クラスは中2123年生対象です。
(中学生の理社の教材はこれからアップロードします)
●自習記録を活用するようにします
家庭での勉強が進まない生徒もいるようなので、自習記録を義務化します。
自習室には入らなくてもかまいませんが、何時から何時まで何の勉強をすると毎日記録してもらうようにします。
自習の内容は、何でもいいです。国語の問題集読書、算数数学の問題集、英語の問題集、暗唱の練習、英語の暗唱の練習、読書など、毎日コンスタントにできるものを選び取り組んでください。
自習記録は、毎月送る「森からゆうびん」で保護者に郵送します。
(「森からゆうびん」のサーバーエラーなどで発行が遅れていましたが、これから発行します)
●基礎学力クラス、総合学力クラスでは、毎週、暗唱のチェックをする方向で。
暗唱は、日本語力についても、英語力についても、とても力のつく勉強ですが、毎日やらないと習慣になりません。
そこで、基礎学力クラスでは日本語の暗唱を、総合学力クラスでは英語の暗唱を、毎週チェックする方向で考えています。
毎日10分の暗唱の練習を家庭学習の中で確保するようにしておいてください。
●読書が勉強の基本
勉強すれば、成績はよくなります。
しかし、今の学校の勉強をいくらしても、頭がよくなるのは限られています。
それは、今の勉強の多くが知識の詰め込み、又は解法の詰め込みだからです。
勉強の中心は、思考力と創造力を育てることです。
思考力を育てる要は、難しい本を読む力をつけることです。
ただし、小学生のうちから難しい本を読ませようとしすぎるとかえって読書量が少なくなります。
子供の実力を見ながら、できるだけ易しい本から難しい本へ、物語文の本から説明文意見文の本へ進むようにしていってください。
小中学生のころの読書力の差は、高校生や大学生になってから出てきます。
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佐久長聖高等学校 O.S.さん
<担当講師より>
合格おめでとうございます。受験中でもしっかり作文の提出をしている努力家の生徒さんです。
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選択問題の解き方は、「そう言っているものを選ぶ」のではなく、「そういうことは必ずしも言っていない」というものを除き、残ったものを選ぶという解き方になります。
言葉の森の読解検定も同じような問題の作り方ですから、読解検定で高得点を取ることを目指すのが国語の共通テストの勉強の仕方になります。
こういう選択問題を作る人は、かなり苦労していると思います。
選択肢の中に、微妙に合っていないものを入れなければならないからです。
しかし、こういう瑣末なところで差をつけることを目的とした国語の勉強は、いずれ時代遅れになります。
国語力は、このような読解の細かい選択問題で評価するのではなく、また短い要約問題や記述問題で評価するのでもなく、読書力と作文力で評価すべきです。
作文力の評価は、言葉の森のAI森リンでやっていくことができます。
読書力は、言葉の森が今開発しているAI読書検定の仕組みでできるようになると思います。(先の話ですが)
●問1.漢字の問題
1.雑貨……外貨
2.散策……策謀、模索
3.呈した……贈呈
4.一掃……掃除
5.忌まわしい……禁忌
・難しい漢字ではないので、漢字の勉強よりも、読書で語彙力をつけること。
●問2.「観光地住民の『戦略』は常に綱渡りである」
1.「観光者の所属する社会の制度に規定されているために」などとは言っていない。ほかにも多数。
2.「そのまなざしにもてあそばれる事態を招きかねない」がちょっと変かなあ。
3.「おぞましい部分を好んで観光の対象とする観光者」とは言っていない。
4.おかしいところがないので○。
●問3.「観光において『見る』ことは問題含みであるだけでなく、とくに「する」こととの対比において、価値のないものとみなされてもきた。
1.「プーアスティが旅に命をかけてきた旅人に意味を見出したことによって」とまでは言っていない。
2.「観光で重視すべきは観光地住民の生活を体験することであり」などとは言っていない。
3.おかしいところがないので○。
4.「見る側の観光者が無意味な存在に貶められた」とは言っていない。
●問4.「ことはそれほど単純でもない」
1.「その土地の生活を体験するプログラムを人気の観光商品に押し上げることにつながり」とは言っていない。
2.おかしいところがないので○。
3.「かつても旅人による能動的な旅を再現する観光を要求することにつながり」などとは言っていない。
4.「観光地社会に対する無理解さを反省した新しい観光を実践することにつながり」とは言っていない。
●問5.「ともに踊る」
1.「複数の視点を組み合わせることにより新しい研究が可能になる」が変。
2.おかしいところがないので○。
3.「他の観光客とともにあることが観光地の価値を高めるという観光のあり方」がおかしい。ほかにも。
4.「見る人とする人とが互いに高度なやり取りを行っている観光体験のありよう」が変。
●問6.「観光における『見る/見られる』を考えるうえで、サファリパークは示唆的である」
1.「グアムなどのリゾートでは、ゲスト側の文化的なメガネを通したまなざしがホスト側に押し付けられる」とは言っていない。
2.おかしいところがないので○。
3.「主役はそこに暮らす動物であり」とは言っていない。
4.「観光者相互のコミュニケーションのあり方に注意を促す点で」ということでない。
▼問題はこちら(東進のページより)
https://www.toshin.com/kyotsutest/data/2756/kokugo.pdf
▼東進の共通テストのページ
https://www.toshin.com/kyotsutest/
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https://youtu.be/b7xSE8Ykj1g
受験が間近になると、新しい教材で新しいことをやりたくなるものです。
新しいことをすると、勉強がはかどる気がします。
それは、できる問題を解く時間が増えるからです。
しかし、いくら形が新しくなったとは言え、できる問題を解いているのでは力はつきません。
大事なことは、これまでやった勉強を反復し、特に数学ではこれまでにやった問題集を完璧に仕上げることを目標にすることです。
できなかった問題をできるようにするのは、できる問題を解くよりもはるかにくたびれるものです。
しかし、何冊もの問題集を8割から9割できるというのでは成績はあがりません。
1冊の問題集を100%できるようにすることが大事なのです。
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読売KODOMO新聞をとっている人がいると思います。
先日、読書紹介で、読売KODOMO新聞を紹介している子がいました(笑)。
現在、1月31日締切で、400字の作文を募集しています。
小学校低学年の生徒は、面白い題材でありながら短い作文になっていることが多いと思います。
その短い作文を400字にまとめて応募してみましょう。
応募方法は、画像をごらんください。
※なお、当然ですが、ほかのところに送ったことがあるものを送ってはいけません。
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