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記事 5306番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2025/3/12
これからの学力は、勉強よりも創造、その創造を生かすものは発表 as/5306.html
森川林 2025/03/05 09:46 


 世の中にある価値の源泉は、創造です。
 資源でも、土地でも、人口、ゴールドでもありません。

 例えば、最初に光合成を創造した生物がいたから、自然はこのように豊かになりました。
 今の植物たちはすべて、その最初の創造をコピーして繁栄しています。

 もっとぐっと身近なところでは、あるとき、亀の子だわしを発明した人がいたから、それから掃除の能率が格段と上がりました。
 こういう例は、いくらでも出てきます。

 だから、日本を豊かにする道は、さまざまな創造が次々と生まれることです。
 この点で、日本には土台となる文化があります。
 その文化が、例えば、万葉集を生み出しました。

 ところが、今の教育は、創造とは正反対の詰め込み競争を行っているように見えます。
 クイズ番組のような知識をいくら覚えても、世の中は豊かになりません。

 ただし、一定の知識の蓄積は必要です。
 その方法は、ひとつはAIを利用することです。
 もうひとつは、友達と一緒に勉強する場を作ることです。
 そして、大事なことは、その知識の基礎の上に、創造の機会を作ることです。

 ところが、創造の教育は、かつてのゆとり教育のようなものになりがちです。
 現在行われている探究学習でも、参考書をていねいに書き写して発表するだけのようなものが多いのではないかと思います。

 創造教育の要は、自分の好きなことに取り組むことです。
 そして、そこに、まだ誰もしていないことを盛り込むことです。

 その創造の学習のバネになるもののひとつは、みんなの前で発表する機会があることです。
 もう一つは、創造の見本となる、創造と発表の好きな保護者や友達がいることです。

 創造的な学習をする機会は、作文クラスでの作文発表、基礎学力クラスと総合学力クラスでの4週目の創造発表、創造発表クラス、プログラミングクラスなどがあります。

 また、勉強の工夫の仕方では、国語読解クラスでの問題文の要約感想短歌、算数数学クラスでの問題作成、英語クラスでの自由英作文などもあります。

 教科書を読んで、先生の話を聞いて、テストの問題を解いて100点を取ったところで、何ということはありません。
 そういう勉強は、必要になったときにいつでもできるからです。

 受け身の勉強ではなく、主体的な勉強をすることが、これからの教育に求められているのです。

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森川林 20250305  
発表広場に発表作品を入れています。
(カメラオフの発表のみ。限定公開)
https://www.mori7.com/ope/?k=pre

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記事 5305番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2025/3/12
成績をよくするよりも頭をよくすることが大事 as/5305.html
森川林 2025/02/28 15:52 


 成績は、時間をかけて覚えれば、誰でもよくなります。
 成績がよくないのは、単に勉強をしていないからです。
 しかし、成績がよくなる勉強をいくらしても頭はよくなりません。
 頭のよさが差として出てくるのは、受験の最後の1年間です。

 受験のときに、頭のいい子はぐんぐん成績を上げます。
 一方、成績だけがよかった子の成績は、横ばいかわずかの上昇で推移します。
 こうして、静かな逆転が起こるのです。
 大学入試で逆転があるように、社会に出てからも同じような逆転があります。

 成績をよくする勉強は、知識を詰め込む勉強です。
 頭をよくする勉強は、考える勉強です。
 考える勉強の代表は、読書と作文です。
 ただし、読書は考える読書、作文は考える作文である必要があります。

 言葉の森で作文の勉強をしていると、自然に頭がよくなります。
 しかし、頭がよくなったことは、点数がつくわけではないので、なかなか外からはわかりません。
 外見からのわかりやすい目安は、本を読むのが好きになること、文章を書くのが好きになることです。
 そういう子は、自然に難しい本を読み難しい文章を書く方向に進みます。

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記事 5304番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2025/3/12
【重要】3月1週は、作文のテストです as/5304.html
森川林 2025/02/28 10:34 


 3月1週は、作文のテストです。
 今やっている課題の字数と項目が全部できることが条件です。

 字数の目標は、学年の200倍ですから、
小1は200字以上
小2は400字以上
小3は600字以上
小4は800字以上
小5は1000字以上
小6以上は1200字以上
となります。

 必要な字数を書く力は、作文の実力と高い相関があります。
 普段、長く書けない場合でも、テストをきっかけに、がんばって目標の字数まで書くと、それからその長く書けた字数が自分の実力となります。

 作文に入れる項目には、項目マークもつけておいてください。
 項目は1種類について、1つつけてあればいいです。
 例えば、たとえをいくつか書いている場合でも、その中にひとつに項目マークをつけておけばいいです。

・構成は「枝」のマーク
・題材は「葉」のマーク
・表現は「花」のマーク
・主題は「実」のマーク
です。

 パソコンで作文を書いている人は、項目の該当する箇所に、
< <構成> >又は< <こうせい> >
< <題材> >又は< <だいざい> >
< <表現> >又は< <ひょうげん> >
< <主題> >又は< <しゅだい> >
と書いておいてください。

※「<」と「>」は、全角の山カッコで、それを2つ並べます。
 日本語キーボードの「ね」と「る」のところにあります。
 半角の「<<」「>>」や「《」「》」ではありません。

 作文テストの提出締切は3月8日(土)です。
 遅れないようにがんばってください。

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記事 5303番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2025/3/12
昨夜のこと as/5303.html
ゆめ 2025/02/27 13:41 


 犬も人間との生活が長くなるとだんだん人間に似てくるものです。

 昨夜は、何回もくしゃみが出て目が覚めてしまいました。
 こんなことは滅多にないので、どうしてかなあと考えました。
 そして、ふと思い出したのです。昨日、ママがお布団を干していたことを。

 ママは、布団を干すとき、北風が強いことも花粉のこともすっかり忘れていたようです。
 ただただお布団がぽかぽかになることを期待して、朝からベランダに干したのでした。
 よく晴れてはいたけれど、強風のため布団はめくり上がり、一度は布団ばさみをしていたにも関わらず下に落ちてしまいました。
 まさに「布団が吹っ飛んだ」です。
 でも、反対側に落ちなくてよかったです。反対側は川だからです。
 それでも、ママはめげずに布団を干し続けました。
 途中で、裏返しにすることも忘れませんでした。
 でも、午後になって布団を取り込んだ時、期待に反してお布団は全然ぽかぽかになっていませんでした。
 むしろ、北風にさらされて冷たくなっていました。
 そのときになって初めて、ママはこんな日に布団を干したことを後悔したようです。
 遅すぎます。

 でも、まだこのときは花粉のことは忘れていました。
 花粉のことを思い出したのは夜中になってからです。
 ママも私も寝苦しい夜になりました。
 我ながら犬なのに花粉症ってどうなのって思いますが、長いこと人間の中で生活をしていると影響を受けてしまうようなのです。
 花粉が飛んでいる季節は布団を干さないことを家訓にしてほしいです。
 (ちょっと厳しいダジャレでごめんね。(^^ゞ)


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【合格速報】慶応大学総合政策学部 as/5302.html
言葉の森事務局 2025/02/26 11:52 
慶応大学総合政策学部 K.N.さん

<担当講師より>

 小学生の頃から、テスト期間や受験期間も休まず受講してくれました。
「毎週、言葉の森の課題で、いろいろなことを考えていたから、受験当日に出された小論文の問題にも、迷いなく対応できたのだと思う」と言ってくれました。
受験という環境も、学ぶこと自体も楽しんでいる生徒さんですので、今後の活躍を楽しみにしています。

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記事 5301番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2025/3/12
2025年2月保護者懇談会資料 as/5301.html
森川林 2025/02/22 06:40 



https://youtu.be/A41nJ8Iopxo

●作文学習の意義
 勉強は成績がよくなるだけだが、作文と読書は頭がよくなる。
 頭がよくなれば、学年が上がるにつれて成績も上がる。
 逆に言うと、成績だけ上げていると、学年が上がるにつれて成績は下がる。

●小学校低学年のうちは、コントロールしすぎない
 親のペースで子育てをしていると、勉強のよくできる子になるが、やりすぎると、小4のころから反発するようになり、かえってうまく行かなくなることがある。
 低学年のころは、直したり指示したりすることは少なくして、褒めることと自主性を活かすことを中心に、。

●小学校中学年は、家庭学習の習慣をつけ、毎日決まったことをやれるようにする。
 そのためには、勉強の量は少なく、決まりきったことができるようにする。
 勉強以外のお手伝いの習慣も同じ。
 そういう習慣がつくと、夏休みの宿題なども計画的にやるようになる。

●中学生高校生は、読書が重要。
 特に、小説ではなく説明文意見文の読書を中心に。
 難しい本の読書をしていると、読書とは関係ないように見える数学や他の教科の成績も上がる。
 その理由は、読書によって考える力がつくので、数学の解法なども考えて理解できるようになるから。(読む力がないと、解法を読む気がしなくなることもある)

●勉強の目標を、大学入試に置くのではなく、その先の独立起業に
 昔は、いい大学に入ることが勉強のゴールだったが、これからはそうではなくなる。
 本当のゴールは、社会に出て第一人者になることで、わかりやすく言えば独立して起業すること。

●ベーシックインカムの時代は、遠い先の話ではないから、メシの食える大人になることよりも、楽しい人生を送る大人になることが目指す目標になる。
 楽しい人生の条件は、常に向上心を持ち、創造的に生き、社会に貢献すること。

●学力の基礎は日本語。
 日本語の力をつけるには、読書と対話と作文と暗唱。
 読書には読み聞かせも含む。
 日本語の力がつくと、精神が安定し、人の言うこともすぐに理解するようになる。
 学校でなにかのお知らせのプリントが配られるようなときに、すぐに読み出すような子は読む力がある。
 逆に日本語の力がないと、落ち着かない、言うことを聞かない、怒りっぽくなるなどの問題が出てくることがお多い。

●今後の学力はAIで大きく変わる。
 わからないことは先生に聞くよりもAIに聞くようになる。
 勉強を発展させたいときも、AIと相談するようになる。
 勉強は、家庭学習+AIが基本になる。

●AI時代のオンラインクラスの意義
 基礎学力クラスは、低学年からの勉強仲間作り。
 総合学力クラスは、能率のよい国語算数英語創造発表の学習。
 全科学力クラスは、同じく能率のよい国語数学英語理社の学習。
 プログラミングクラスは、これまでのコード学習から、これからはAIを使った作品づくりへ。
 創造発表クラスは、理科・社会・プログラミングの勉強をAIで発展させて発表する学習に。

●AI時代の作文
 作文の本質は考えることで、書くことはその結果。(書きながら考える面はあるが)
 構想メモを手書きで書くことが作文の中心になる。(考える作業は手書きと相性がいいので)
 将来は、人間が、構成と実例と意見と名言を考え、それを書くのがAIという役割分担になる。

●AI時代の英語
 英語教育は、伝達のための英語から、文化を身につけるための英語になる。
 英語以外の外国語も、文化のための外国語を学ぶ学習になる。
 文化のための外国語の学習には、外国語の文章の暗唱が重要になる。

●AI時代の入試
 知識のテストは基本的なことがわかっていればいいということになる。
 具体的には、オール4の成績か、共通テストで7~8割の成績。
 あとは、自分の得意分野があり、それに熱中した実績など。
 ただし、得意分野は、スポーツ的音楽的なものよりも学問的なもので。
 将来は、作文小論文が入試の中心になる。
 現在、作文が入試の中心になっていないのは、評価に手間がかかるから。
 作文検定試験が広がれば、作文力が学力と見なされ、読解や記述の試験も作文に統合されるようになる。

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【合格速報】奈良県立大学付属高校普通科・奈良育英高校普通科選抜コース as/5300.html
言葉の森事務局 2025/02/21 11:33 
奈良県立大学付属高校普通科・奈良育英高校普通科選抜コース  N.N.さん

<担当講師より>
 
 中2のうちに『発展新演習英語中3』の全単元を終了して英検3級に合格。中3になってからは同問題集の入試対策問題や中根先生のお勧めで購入した高校入試過去問題集の問題に取り組んできました。今も3月の第一志望校入試に向けて英語はライディングを中心にがんばっています。

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森リンに「語彙学年表」を表示しました as/5299.html
森川林 2025/02/20 16:48 


 それぞれの語彙の点数が、どれくらいの学年相当になるかという表を作りました。
 2月の作文を送信すると見られるようになっています。
(この表は、まだ「山のたより」には表示していません。)

 それぞれの語彙力の点数に応じて、今後どういうところに力を入れていったらいいかという解説も載せる予定です。

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