● 生き方の主題 —私は…生きたい—
象徴的な題名を自分の行き方に結びつけて書く練習です。 象徴的な題名とは、「窓」「風」「道」「空」「川」「ふれあい」「石ころ」などという題名のことです。 書き方は、「私は、窓のように開放的な人間になりたい」「私は、風のように、いつも変化を求めて生きていきたい」という形です。 生き方の主題で主題化したあと、展開部分は元の題名とは関係のない題材になってかまいません。しかし、結びのところでは、また元の題名のキーワードを入れてまとめるようにします。書き出しの部分にもひとこと題名のキーワードが入るのが普通です。できれば、書き出しは工夫していくとよいでしょう。
● 複数の方法一 —…の方法としては第一に—
生き方の主題や当為の主題の展開部分の書き方です。 複数の方法の考え方は、第一は人間的・心構え的・心理的方法、第二は社会的・政治的・経済的・教育的方法というように対比していくとバランスの取れたものになります。
例:(高齢者が過ごしやすい社会を作るべきだという意見について)第一の方法としては、高齢者にとって過ごしやすい社会は私たち自身にとっても過ごしやすい社会であると考えることだ。例えば……。
● 複数の方法二 —…の方法としては第二に—
生き方の主題や当為の主題の展開部分の書き方です。 複数の方法の考え方は、第一は人間的・心構え的・心理的方法、第二は社会的・政治的・経済的・教育的方法というように対比していくとバランスの取れたものになります。
例:(高齢者が過ごしやすい社会を作るべきだという意見について)第二の方法としては、高齢者が活躍できるようなバリアフリーの環境を作ることだ。例えば……。
● 体験実例 —自分らしい体験実例を書く—
方法を裏づける体験実例を書いてみましょう。
● ユーモア表現 —ユーモアのある表現(笑)—
読み手を笑わせるような表現を入れます。自分の失敗談を書いたり、物事を大袈裟に書いたりするとよいでしょう。
● 反対意見への理解 —確かにBもよいが、しかしAが—
四段落構成の結びの四段落目に、自分の意見とは反対の考えに対する理解を入れて書きます。 およそ意見というものは、どんなに正しいように見えても必ず反対の立場というものがあります。中学生や高校生のころはまだ視野が狭いので、自分が心から正しいと思っている意見を書くときは、反対意見を全面否定するような形になることが多いものです。 しかし、意見は一方的に書けば書くほど説得力を失う面があります。自分がどれほど正しいと思った意見でも、結びの段階で反対意見への理解に言及するようにすると、かえって説得力が増してきます。 反対理解を書くことは、意見文の鉄則です。 書き方で注意することは二つあります。 一つは、反対理解をじっくり書きすぎると、意見が分裂したような印象になることです。反対理解は必要最小限にとどめてさらりと書くことが必要です。 もう一つは、弱い反対理解を書いて済ませてしまう場合や、反対意見への理解ではなく反対事実の紹介で済ませてしまう場合があるということです。 例えば、弱い反対意見の理解の例としては、「(漫画はよいか悪いかで悪いという意見を述べたあと)確かにくだらない漫画を読みたくなる気持ちもわかるが……」というような書き方です。漫画がよいという積極的な意見への理解ではなく、消極的な意見への理解になっています。 反対事実の紹介の例としては、「(漫画はよいか悪いかで悪いという意見を述べたあと)確かにおもしろい漫画もあるが……」というような書き方です。 キーワードは、「確かに」ですが、ほかに「もちろん」「なるほど」「もっとも」なども考えられます。
● 名言の引用 —主題に合わせて名言を引用する —
https://www.mori7.com/ki/meigenn/print.php">名言集から主題に合う名言をさがして、引用します。
● 90分以内 —書き始めから書き終わりまで90分で—
長文を読む時間、構成メモを考える時間などは入れずに、書き始めから書き終わりまでを90分以内で書いていきます。時間のかかる人は、全体で90分とだけ考えずに、段落ごとに途中経過時間の目安を決めておきましょう。
https://www.mori7.com/mine/nae.php?yama=ra">ライラックの苗
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言葉の森に来ている生徒は、読書好きの子が多いと思います。しかし、どんなに読書が好きな子でも、新しいジャンルの本に取り組むときにはやはり抵抗があるようです。読書をあまりしない子の場合は、本を読むことそのものに抵抗があります。
読書をする際に、いちばん大事なことはこの抵抗感をなくすことです。抵抗感をなくすためには、
(1)毎日読むこと
(2)最後まで読むこと
の二つが重要です。
本というものは、読む力がつけば次第に面白くなります。読む力のないうちは、つまらなく感じます。子供が(大人でもそうですが)、「この本、つまらない」と言う場合、本が子供の実力を超えているのでつまらなく感じるというケースが多いのです。
親が読書好きだと、いつの間にか自然に本が好きになっていたという自分の経験から、どうしても「毎日読む」「最後まで読む」という人為的なやり方になじめないことが多いようです。しかし、読書でも勉強でも、最初のアプローチがいちばん退屈な部分ですから、ここは半ば強制的に取り組むようにして、楽にできるようになる状態まで早く持っていくことが大切です。
本は、最後まで読むと、読み切ったという充実感が生まれます。途中までしか読んでいない本は、読んだという気持ちになれません。また、長い時間をかけて読んだ本もやはり、全体像がつかめません。一般の予想とは違って、早く読み終えたものの方が内容を把握しやすいのです。
具体的にどのくらいのページ数を読むかというと、一区切り50ページというのがわかりやすいと思います。これは単純に計算しやすいからです。大人の人がやや難しい文章を読む場合のスピードは約1ページ(600字程度)1分です。子供の本は字が大きく易しいものが多いので、子供が読む場合は50ページを30分ぐらいで読めます。30分も読んでいると、内容に引き込まれるので、ページ数のことなどは忘れてしまいます。ページ数のことに気づいたときに、50ページという区切りだとすぐにどこまで読めばよかったのか思い出せます。
50ページ読書の習慣がつけば、生活のいろいろな場面で応用できます。子供がどこかに遊びに行きたいと言ったときには、「よし、読書50ページしてから、どこかに行こうか」などと言えます。「よく学びよく遊べ」です。
勉強の時間と読書の時間の組み合わせ方には、コツがあります。子供にとって読書は半分遊びのようなもので、気楽に取り組めます。また、読み始めると熱中してそのままずっと読み続けるということもよくあります。ですから、読書を先にして勉強を後にすると、勉強の時間が取れなくなることがしばしばあります。勉強が一通り終わってから読書という形にしておけば、勉強と読書が両立します。
ただし、小学生のころは、勉強よりも読書を優先するぐらいの方が力がつきます。漢字の書き方を覚えたり計算の練習をしたりすることは、あとからいくらでもできますが、読書の習慣だけはあとからでは間に合いません。ところが、漢字や計算のように結果がすぐに出るものは、子供も大人もつい優先してしまいがちなのです。親は遠い展望を持って、今すぐには結果の出ない読書を、すぐに結果の出る勉強よりも優先させていくべきです。
自分の力ではなかなか読み進められないやや難しい本に最初に取り組むときは、親が読み聞かせをしてあげるのも一つの方法です。本にはもともと子供を引きつける力があります。最初は退屈そうに聞いていた子も、その本が終わりに近づくころには熱心に聞き入るようになります。そして、興味を持てば、自分でその続きをひとりで読むようになります。親が子供に「自分の力で読みなさい」などと言うのではなく、一緒に楽しく読み聞かせをしているうちに、子供が自然に読むようになるという読ませ方がコツです。
また、この場合大事なのは、楽しく読むということです。読んだあとに問題を出すなどという勉強的な仕方は、長い目で見て子供を読書から遠ざけます。親自身がその本に面白さを感じているということも重要です。有名な本であっても、親が読んで楽しくなければ、子供にもその退屈さは伝わります。私(森川林)の家では、子供が小学校低学年ころ、中村うさぎの「ゴクドーくん漫遊記」や清水義範の「永遠のジャック&ベティ」を読んだことがありました。小学生相手に読むような本ではありませんが、読みながら親も笑いっぱなしでした。
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● 複数の意見一 —確かにAという意見もある —
● 複数の意見二 —しかしBという意見もある —
総合化の主題は次のような流れで書いていきます。 「(要約のあと)確かに漫画はよいという意見も理解できる。例えば……。しかし、漫画はよくないという意見もわかる。例えば……。だが、いちばん大事なとこは、漫画自体がよいか悪いかということではなく、漫画以外の読書をどれだけしているかということではないだろうか。」 その最初の意見です。この意見が中心になるわけではないので、「確かに……」のような言葉で抑え気味に意見を展開していくことが大事です。 意見のあとに理由を書き、その理由のあとに実例を書く形が多いです。
●体験実例 —自分らしい体験実例—
意見を裏づける体験実例を書いてみましょう。
● ユーモア表現 —ユーモアのある表現(笑)—
読み手を笑わせるような表現を入れます。自分の失敗談を書いたり、物事を大袈裟に書いたりするとよいでしょう。
● 総合化の主題 —大事なことはAかBかではなくCである—
総合化の主題は次のような流れで書いていきます。 「(要約のあと)確かに漫画はよいという意見も理解できる。例えば……。しかし、漫画はよくないという意見もわかる。例えば……。だが、いちばん大事なとこは、漫画自体がよいか悪いかということではなく、漫画以外の読書をどれだけしているかということではないだろうか。」 その結びの意見です。
総合化は、AとBの意見の単なる折衷案にならないように、別のより高い次元でまとめるように考えていくことが重要です。よくない例としては、「AもBもどちらも大切だから、要はよく考えて使い分けていくことだ」というような書き方です。しかし、これを×としてしまうと、生徒には難しくなりすぎるので、評価の上ではこういう書き方でも◎にします。
総合化の考え方には、いくつかのパターンがあります。 Aという相手もよいし、Bという相手もよいが、大事なのはCという自分自身だ。 Aという外見もよいし、Bという外見もよいが、大事なのはCという中身だ。 Aという方法もよいし、Bという方法もよいが、大事なのはCという目的だ。 Aという方法もよいし、Bという方法もよいが、大事なのはCという結果だ。 Aという目的もよいし、Bという目的もよいが、大事なのはそれを実行するCだ。
例:楽しくやるのもいい。厳しくやるのもいい。しかし大事なのはどういう結果を出すかということだ。
● 名言の引用 —主題に合わせて名言を引用する —
https://www.mori7.com/ki/meigenn/print.php">名言集から主題に合う名言をさがして、引用します。
● 90分以内 —書き始めから書き終わりまで90分で—
長文を読む時間、構成メモを考える時間などは入れずに、書き始めから書き終わりまでを90分以内で書いていきます。時間のかかる人は、全体で90分とだけ考えずに、段落ごとに途中経過時間の目安を決めておきましょう。
https://www.mori7.com/mine/nae.php?yama=ya">ヤマブキの苗
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● 是非の主題 —私はAがよいと思う—
よいか悪いかをはっきりさせて主題を考える練習です。書き方は「……がよいと思う」「……はよくないと思う」「……が大切だと思う」「……べきだと思う」のような形になることが多いでしょう。 世の中には、よいか悪いかをどちらか一方には決められないものが多いので、どちらにも絞れないというときもあります。そういうときも練習として、どちらか一つ(A)を中心にして、反対理解でもう一つの意見(B)を書くように練習していきます。
例:(寄り道はよいか悪いかという題名で)私は寄り道はよい(A)と思う。それは……という理由だからだ。……(中略)。確かに、寄り道には悪い面(B)もある。それは……だからだ。しかし、私は、寄り道はよい(A)面の方が多いと思う。
● 複数の理由一 —…の理由は第一に—
● 複数の理由二 —…の理由は第二に—
是非の主題の展開部分として理由を書く練習です。小学生までの指導では実例を考えればよいとしていましたが、中学生以降は、理由を考えて、その理由に対応した実例を考えるという書き方になります。しかし、理由を考えるということはものごとを抽象的に考えることなので、語彙の少ない中学生のころは書きにくいことが多いものです。先生の方である程度、見本を示して指導する必要があります。
理由の考え方は次のようになります。 AがよくてBが悪いという意見の場合:(1)Aのよい理由、(2)Bの悪い理由、(3)Aでないのが悪い理由、(4)Bでないのがよい理由。 普通は、(1)(2)だけで間に合います。言葉の上での違いだけのようですが、実際に書いてみると、異なる理由と実例の展開になります。
例:(あだなはよいか悪いかという主題について)あだなはよいと思う。その理由は第一に、あだなで呼ぶと親しみがわくことが多いからである。例えば……。
● 体験実例 —自分らしい体験実例を書く—
理由を裏づける体験実例を書いてみましょう。
● ユーモア表現 —ユーモアのある表現(笑)—
読み手を笑わせるような表現を入れます。自分の失敗談を書いたり、物事を大袈裟に書いたりするとよいでしょう。
● 反対意見への理解 —確かにBもよいが、しかしAが—
四段落構成の結びの四段落目に、自分の意見とは反対の考えに対する理解を入れて書きます。およそ意見というものは、どんなに正しいように見えても必ず反対の立場というものがあります。中学生や高校生のころはまだ視野が狭いので、自分が心から正しいと思っている意見を書くときは、反対意見を全面否定するような形になることが多いものです。しかし、意見は一方的に書けば書くほど説得力を失う面があります。自分がどれほど正しいと思った意見でも、結びの段階で反対意見への理解に言及するようにすると、かえって説得力が増してきます。
反対理解を書くことは、意見文の鉄則です。書き方で注意することは二つあります。一つは、反対理解をじっくり書きすぎると、意見が分裂したような印象になることです。反対理解は必要最小限にとどめてさらりと書くことが必要です。もう一つは、弱い反対理解を書いて済ませてしまう場合や、反対意見への理解ではなく反対事実の紹介で済ませてしまう場合があるということです。例えば、弱い反対意見の理解の例としては、「(漫画はよいか悪いかで悪いという意見を述べたあと)確かにくだらない漫画を読みたくなる気持ちもわかるが……」というような書き方です。漫画がよいという積極的な意見への理解ではなく、消極的な意見への理解になっています。反対事実の紹介の例としては、「(漫画はよいか悪いかで悪いという意見を述べたあと)確かにおもしろい漫画もあるが……」というような書き方です。キーワードは、「確かに」ですが、ほかに「もちろん」「なるほど」「もっとも」なども考えられます。
● 名言の引用 —主題に合わせて名言を引用する —
https://www.mori7.com/ki/meigenn/print.php">名言集から主題に合う名言をさがして、引用します。
● 90分以内 —書き始めから書き終わりまで90分で—
長文を読む時間、構成メモを考える時間などは入れずに、書き始めから書き終わりまでを90分以内で書いていきます。時間のかかる人は、全体で90分とだけ考えずに、段落ごとに途中経過時間の目安を決めておきましょう。
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● 要約 —要約を200字ぐらいでまとめる— (感想文の場合)
長文の要約の練習です。慣れるまでは、三文抜き書きと同じように考えて構いません。慣れてきたら、そこに自分の言葉を補いながらまとめてみましょう。
● 書き出しの工夫 —会話・色・音・情景で書き出す—
書き出しに、会話、色、音、情景を入れて、読み手を引きつけるような効果を出します。
例:「やったあ。」僕は大声を出した。明日は休みだ。
例:赤い夕日が西の空を染めている。やっと練習が終わった。
例:ガーン。僕は目の前が真っ暗になった。
例:窓の外から広い公園が見える。私の部屋は二階にある。
● 体験実例 —自分らしい体験実例を書く—
作文の場合も、感想文の似た話も、自分が実際に体験したことをくわしく書いてみましょう。
● たとえ —まるで…のよう—
小学校高学年は、たとえが自由に使える学年です。このころになると、表現の要は、「たとえ」から「名言」に移っていきます。つまり、たとえを使って事実を個性的に表現する書き方から、名言を使って意見を個性的に表現する書き方に移行していきます。中学生以上になると、たとえを多用した文章はかえって幼稚な印象を与えるようになってきます。小学校高学年では、たとえの指導をするとともに、将来の名言の指導の前段階として「ことわざの引用」の指導をしていきます。
● ユーモア表現 —ユーモアのある表現(笑)—
読み手を笑わせるような表現を入れます。自分の失敗談を書いたり、物事を大袈裟に書いたりするとよいでしょう。
● 一般化の主題 —○○○は人間にとって…である—
作文の結びに大きくとらえた感想を書く練習です。小学6年生以上は、ものごとを一般化して書く力がついてきます。例えば、「私の家族」という題名で作文を書いた場合、中学年では、「これからも楽しい家族でいたいです。」のようなまとめ方で終わることが多いものですが、高学年では、「家族というものは人間にとって、心のよりどころとなるものだと思う。」のようなまとめ方ができるようになってきます。しかし、この一般化の力はまだ充分ではありませんから、先生の方でヒントを指示してあげる必要があります。
高校生以上で一般化の主題を書く場合は、構成メモの段階で先に一般化の主題を考えておき、その主題に合わせて実例を書くという書き方をしていくのが理想です。小学生では、そこまでは要求できないので、実例を複数書いてから、その実例に合わせて一般化したまとめ方をするように指導していきます。
例:(私の友達という作文を書いたあと)友達というものは、人間にとってその人を映す鏡のようなものだと思う。類は友を呼ぶということわざがあるように、私も友達にふさわしい人間になっていきたい。
● 引用はただし書きで —ほかの人の文章を引用するときは明示 —
ほかの人の文章を引用するときはわかるようにしておく。
● 一文百字以内 —一つの文が百字をこえないように —
https://www.mori7.com/mine/nae.php?yama=ha">ハギの苗
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港南台教室で、希望者対象に5月から
読解マラソンを行います。
読解マラソンの概略は次のとおりです。
(1)指定された図書(問題集)を自宅で音読します。(5回以上の復読が目標)
(2)教室で毎週読んだページを記録します。
(3)月に1回教室で簡単な問題を行います。
企画としてはシンプルなものですが、インターネットで自分の進歩の度合がわかるようにグラフ化し、楽しく勉強ができるようにしていきたいと思います。
費用は、図書の実費のみです。
ただし、この読解マラソンは、本人が自覚的に読むことが勉強の中心で、先生が手取り足取り教えるものではありません。
勉強時間というものは特に決めませんが、大体1日15分ぐらいが目安になります。自分のペースで読んでいってかまいません。しかし、毎日継続することが大事ですから、どんなに短い時間でも必ず1日1回は読むというようにしてください。
文章のリズムを味わいながら読むのが目的ですから、口の中で小さくつぶやきながら読んでいくようにしてください。
当面、募集学年は、小3〜中3の範囲です。
読解マラソンへの参加を希望される方は、お電話又は下記ホームページからお申し込みください。
受付:4月20日まで
期間:5月1日〜10月31日の6ヶ月間
https://www.mori7.com/marason/">
https://www.mori7.com/marason/ 読解マラソンは、当面港南台教室の生徒が対象ですが、夏ごろから通信生も受講できるようにしていく予定です。
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● 要約 —要約を200字ぐらいでまとめる— (感想文の場合)
長文の要約の練習です。慣れるまでは、三文抜き書きと同じように考えて構いません。慣れてきたら、そこに自分の言葉を補いながらまとめてみましょう。
● 書き出しの工夫 —会話・色・音・情景で書き出す—
書き出しに、会話、色、音、情景を入れて、読み手を引きつけるような効果を出します。
例:「やったあ。」僕は大声を出した。明日は休みだ。
例:赤い夕日が西の空を染めている。やっと練習が終わった。
例:ガーン。僕は目の前が真っ暗になった。
例:窓の外から広い公園が見える。私の部屋は二階にある。
● 体験実例 —自分らしい体験実例を書く—
作文の場合も、感想文の似た話も、自分が実際に体験したことをくわしく書いてみましょう。
● たとえ —まるで…のよう—
小学校高学年は、たとえが自由に使える学年です。このころになると、表現の要は、「たとえ」から「名言」に移っていきます。つまり、たとえを使って事実を個性的に表現する書き方から、名言を使って意見を個性的に表現する書き方に移行していきます。中学生以上になると、たとえを多用した文章はかえって幼稚な印象を与えるようになってきます。小学校高学年では、たとえの指導をするとともに、将来の名言の指導の前段階として「ことわざの引用」の指導をしていきます。
● ダジャレ表現 —思ったことなどの中にダジャレを使う—
ユーモア表現としてダジャレを入れる練習です。思ったことや会話の中などに、ダジャレを入れてみましょう。頭の体操にもなるはずです。
● わかったこと —理解したこと学んだこと発見したこと—
作文の結びにわかったことを書く練習です。事実中心の作文から感想や意見中心の作文に以降する前段階の練習です。小学5年生になると、ものごとを大きくとらえる力が出てきます。何かの出来事があったときに、その出来事自体の描写で終わるのではなく、その出来事を通して自分なりに何を学んだのかとか、自分にどんな変化があったのかというまとめ方ができるようになります。
例:(運動会の話のあとで)私は、やはりつらくても練習をしっかりやった方があとから満足できるのだということがわかった。
キーワードは「分かった」「わかった」だけですが、ほかにも、「学んだ」「教えられた」「あらためて考えさせられた」などが考えられます。小学校5年生のころは、ものごとを大きくとらえる力がまだ充分に成長していないので、しばらくは教える先生の方で見本となるわかったことを説明する必要があります。
● 漢字を使う、ていねいに書く —習った漢字を使いていねいに書く —
● 常体で書く —した・だった・であるなどで書く練習—
https://www.mori7.com/mine/nae.php?yama=na">ナツメの苗
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● 三文ぬきがき —はじめ中おわりから文を三つ抜き書き— (感想文の場合)
要約の前段階の練習です。要約は、文章の内容として重要なところを抜き出してまとめることですが、このような全体の構成を考える力がつくのは小学5年生以降です。ところが、5年生から急に要約の指導をすると、ほとんどの生徒は抜き出すところが多くなりすぎ、長い要約になってしまう傾向があります。
指導の仕方として、最初に長い要約を書かせて、徐々に短くまとめさせてゆくというやり方も考えられますが、言葉の森では、最初から短い要約を書く練習をさせていきます。5年生から指導する要約の全体の感じをつかむために、4年生では、文章全体から三文を選んで抜き書きする練習をします。
重要なところを選んで抜き書きするように指導することは4年生では難しいので、文章の「始め」「中」「終わり」から一文ずつで合計三文の抜き書きをするように指導します。三文抜き書きという学習は初めてという生徒がほとんどなので、最初の数回は先生が見本を示します。「今から先生が言うところに線を引いてね。一番目は○行目の……。二番目は○行目の……。三番目は○行目の……。その線を引いた三つの文をそのままつなげて書いていくことが三文抜き書きです。線を引くところは、三箇所であればどこでもいいです」
大事なところに線を引くということではなく、どこでもいから三箇所線を引くということが大事です。これによって、全体の感覚をつかみ抵抗なく三文抜き書きができるようになってから、徐々に大事なところに線を引く(選ぶ)ように指導を発展させていきます。
● 書き出しの工夫 —会話・色・音・情景で書き出す—
書き出しに、会話、色、音、情景を入れて、読み手を引きつけるような効果を出します。
例:「やったあ。」僕は大声を出した。明日は休みだ。
例:赤い夕日が西の空を染めている。やっと練習が終わった。
例:ガーン。僕は目の前が真っ暗になった。
例:窓の外から広い公園が見える。私の部屋は二階にある。
● 自分だけがしたこと —自分だけがしたこと、初めてしたこと—
作文の題材には、できるだけ自分のしたことを書くことが大切です。それはその方がその人らしい作文になるからです。例えば、サッカーの試合の話を書くときに、「Aくんがパスして、Bくんがシュートをして、1点を取った」というような書き方ではなく、「(ほかならぬ)ぼくがシュートをしようとして空振りした」というようなことを書いていくということです。たとえ、失敗をした話であっても、自分のしたことの方が書いていておもしろいと説明していくとよいでしょう。 これは、将来の意見文の中の体験実例につながっていきます。
指導は一見難しいようですが、みんなと同じことを書くのではなく、自分だけがしたようなことを書いていくといいよと説明すると、小学校中学年の生徒はすぐに理解します。 評価は、自分のしたことが書いてあれば◎とします。
● たとえ —まるで…のよう —
小学校中学年は作文の中にたくさんのたとえを使えるようになる学年です。このころにまだたとえの使い方がありきたりでいつも同じたとえばかり使う子は読む練習が不足しています。たとえが楽に使えるようになった生徒には、ただたとえを使うのではなく、自分らしいたとえを使うことを指導していきます。
● ダジャレ表現 —思ったことなどの中にダジャレを使う—
ユーモア表現としてダジャレを入れる練習です。思ったことや会話の中などに、ダジャレを入れてみましょう。頭の体操にもなるはずです。
● 心の中で思ったこと —口に出さないが心の中で思ったことを書く—
思ったことを個性的に書いていく練習です。自分だけが思ったことは、ほかの人が思わないような思ったことでしたが、これは、口には出さない(出せない)思ったことを書く練習です。
例:(先生におこられて)僕は、先生だって子供のころ、こういうことをしただろうになあと思いました。○
例:(先生にほめられて)僕は、このぐらいで喜んいちゃだめだ、僕はもっと上を目指すんだからと思いました。◎
● 漢字を使う、ていねいに書く —習った漢字を使いていねいに書く—
● 段落三文 —段落の目安は三文ぐらい —
https://www.mori7.com/mine/nae.php?yama=ta">タラの苗
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