■世界の歴史の大きな流れ
まず、世界の歴史の大きな流れをとらえ、次に日本の教育の大きな流れを把握し、最後に、具体的な学習の方法について述べていきたいと思います。
世界のここ数百年の歴史を産業の歴史という点から見ると、大きく三つのステージに分けられます。一つは中世の身分制社会です。もう一つは近代の工業化社会です。そして、最後は、今やって来つつある知識産業社会です。
アメリカは、一足先に工業社会を脱して、知識産業を社会に突入しました。しかし、アメリカの知識産業社会は、国内での所得格差の進展と並行して成り立ったために、特殊な発展の仕方をしました。
パワーエリートと呼ばれる少数の高学歴・高所得のグループは、知識産業社会の中で、新しい大衆サービス産業、IT産業、金融産業を発展させました。一方、社会の大部分を形成する大衆は、スポーツ界や芸能界でアメリカンドリームを目指す一方、ほとんどの人は、絶えず低賃金化する傾向にあるサービス業の労働者として働くという道を選ばざるを得ませんでした。
そのため、アメリカでは、製造業の新しい産業は宇宙や軍事以外はあまり発展せず、ある歪みを持った金融産業が社会の主要な地位を占めるようになったのです。
現在、工業社会を担っているのは、日本をはじめとする西ヨーロッパの諸国です。しかし、日本が、格差の少ない知的な大衆によって形成される平等社会であるのに対して、ヨーロッパは少数のエリートと多数の大衆によって形成される階級社会です。従って、ヨーロッパの社会が工業社会を脱して行き着く先は、アメリカと同じような形態にならざるをえません。老いたヨーロッパには、もはや新しい知識産業社会を創造する活力はないのです。
また、近代工業社会に新たに参入しようとしている中国を初めとするBRICs諸国も、少数のエリートと多くの大衆によって形成される格差の大きい社会です。そのため、これらの国の工業立国の形態は、低賃金を生かした海外輸出か、国内の耐久消費財をもとにした内需拡大かという道になっています。日本のように均質で良質な労働力に支えられた高度な工業国に発展するのは難しいのです。
アメリカ型の金融産業社会に、未来の世界を支えるビジョンは感じられません。一方、そのあとに続くヨーロッパやBRICs諸国の工業社会にも未来の展望は感じられません。日本がこれから進もうとしている未来の社会は、国民の大部分を占める知的な大衆によって支えられた新しい知識産業の社会です。それは、大衆的なレベルでの多様な文化的需要によって、新しい価値ある産業が生まれるような文化産業社会です。
■日本の教育の大きな流れ
寺子屋教育に代表されるような日本の中世の身分制社会における教育は、その身分に適応した生活教育と、人生論の一般的な教育が中心でした。従って、教育の到達目標というものはなく、実際の生活に役立つ範囲で成果があるというような学習であり、勉強の基本的なスタイルは、自主的な楽しい雰囲気の学習でした。
これに対して、明治時代から始まった、近代工業社会に対応するための教育は、規格にあった人間を大量に作り出すための教育であり、到達すべき目標がはっきりと決まっている教育でした。
この目標としての規格を達成するための方法として、テストと競争が重視されました。この発想は、もちろん今でも続いています。ところが、日本人の研究熱心さと大衆的な進学志向により、競争のノウハウが次々に高度化されていき、それに伴ってテストも高度に瑣末化するという循環が生まれました。このために現在、教育は、かけた金額やかけた時間に比例して成果が上がるようなものになっているのです。
競争の高度化とテストの瑣末化の結果、勉強の方法が細分化され、スモールステップ教育が、教育方法の主流となりました。このスモールステップ教育は、資本主義の論理と結びつき、ステップが細かいがゆえにGDPを押し上げるという効果をもたらしました。その結果、高付加価値化、複雑化、専門化、高額化、細分化というようなスタイルの教育が広がっていったのです。
ところが現在では、苦労して高学歴を手に入れても、昭和初期までのようなエスカレーターが社会に用意されているわけではありません。ほとんどの人は、社会でもさらに過酷な競争に参加せざるをえません。一方、自由な職業と思われている医師や弁護士や教師においても、年々競争が厳しくなり、またそれらの仕事が本来持つはずの喜びも、確かなものではなくなっています。
しかし、だからといって、日本の社会は、学歴や定職のない人が個性だけで一旗あげることができるような社会ではありません。アメリカの社会でアメリカンドリームが可能なのは、同じ境遇の人が大きな層を形成しているからです。日本人の大多数は、学歴や定職に基づく社会に属しているので、そこから離れたジャパンドリームというものが生まれる余地はほとんどありません。
しかし、ここに実は日本の未来の可能性があるのです。今後考えられることは、日本人の高い学力を土台にした、知的な大衆による新しい多様な文化が生まれるということです。
かつて日本には、剣道、華道、茶道などの世界に類を見ないユニークで洗練された文化がありました。このような新しい文化がこれから日本の社会に生まれてくるということです。そのために、これからの勉強は、高い学力と豊かな創造性を両立させるようなものになることが求められているのです。
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長文暗唱の自習をするとき、低学年では最初のうち、お母さんの助けが必要なことがあります。
そのときの教え方で、よい例とよくない例を紹介します。
この教え方は、あらゆる家庭学習に共通しています。
よくない教え方 | よい教え方 |
| 子供の反応 | |
「さあ、長文の暗唱をするよ」
(暗く、いかにも苦しい勉強が始まるかのように言う) | 「さあ、長文の暗唱をするよ」
(明るく、いかにも楽しいことが待っているかのように言う) |
| 「えー! なんで」
(いやそうに) | |
「なんでかというとね……」
(くどくどと説明する) | 「はい、大人が子供のために言っていることに『なんで』なんて言わないの」
(あっさり) |
| 「なんで、○○○なの」
(と更に続く) | |
(更にくどくどと説明する)
「さあ、この100字を読んでみて」 | 「ほら、『なんで』って言わないの(笑)」
(子供の理屈につきあう必要はありません。ただし、子供が心から疑問に思っていることについてはしっかり説明します)
「さあ、この100字を読んでみて」 |
| 「○○○、○○○○○」
(だらだらと読み、ときどき読み間違いがあるが気がつかない) | |
「そこは、○○じゃなくて、□□でしょ」
(と注意してしまう) | 「あ、じょうずに読めたね」
(注意はせずに、感心して褒める) |
| 「○○○、○○○○○」
(何度も同じところを読み間違える) | |
「ほら、○○じゃなくて、□□でしょ」
(そのつど注意してしまう) | 「じょうずに読めるね」
(注意は全くせずに、ただ感心して褒める) |
| 「ねえ、まだやるの?」
(いやそうに言う) | |
「そうだよ。これをしなきゃ読む力がつかないから」
(真面目に返事をする) | 「はい、続けて言ってみよう(笑)」
(子供の言葉にはとりあわず、単純に明るく続けさせる) |
| 「○○○、○○○○○」
(いやいや読み出し、また読み間違える) | |
「ほら、しっかりやらなきゃいつまでたっても……」
(真面目に注意する) | 「ようし、どんどんじょうずになってきた」
(注意は一切せずに、感心したように褒める) |
| 「ねえ、まだやるの?」
(たまに、思い出したように言う) | |
「そうよ。これを読んでいたら、勉強ができるようになるんだから」
(そのつど真面目に答える) | 「はい、あと10回ぐらい。がんばろう」
(子供の言葉にはとりあわず、明るくスポーツの練習のように続けさせる) |
| 「○○○、○○○○○」
(何とか30回読み終わる) | |
「ほら、がんばってやればできるんだから」
(いかにも苦しいことがやっとできたかのように言う) | 「ようし、できた。じゃあ、見ないで言ってみよう」
(いかにもできて当然だったかのように明るく言う) |
| 「○○○、○○○○○」
(ところどころ間違えながら暗唱する) | |
「うーん、ちょっと○○のところが違ったけどね」
(できなかったところを一応注意する)
(親も子もくたびれる)
(翌日も真面目にやる)
(だんだん負担になってくる)
(親子げんかになる)
| 「すごい! よくできた。この調子」
(注意は一切せずに明るく褒める)
(親も子もさわやかな達成感)
(翌日もスポーツのように明るくやる)
(いつの間にか力がつく)
|
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小6の保護者の方から、「自由課題のときはよくできたのに感想文になると難しくなった。特に要約がなかなかできない」というご質問をいただきました。
以下は、そのお返事です。
書きにくいときは、教室にお電話をしてくだされば、更にわかりやすく説明します。
要約は、小学6年生では実はかなり難しい作業です。じっくりやろうとすると、ほとんどの子は、かなり長い要約になってしまいます。しかし、この長い要約になってしまう子は、実は国語力のある子なのです。
要約ができるかどうかは、年齢的な問題ですので、今は苦労しているように見えても、学年が上がるとずっと楽にできるようになってきます。
小6の要約では、内容を把握して大事なところを抜き出すというような高度なことを要求してもほとんどの子はできません。
要約らしい外見を整えるために、長文全体の始め、中、終わりから一文ずつ抜き書きするということで十分です。
いわゆる三文抜き書きという形で、要約らしい雰囲気を作れればいいということです。学年が上がり、文章を構造的に読む力がついてくると、その要約らしい外見に内実が伴ってきます。
このやり方であれば、どんな子でもほぼ百パーセント、要約ができるようになります。
これは、小4の段落指導も同じです。内容の変わるところで段落をつけると言っても、ほとんどの子は「内容が変わる」というあいまいなことを理解できません。そこで、言葉の森では、文が三つ続いたら段落にしておくというやり方をしています。
三文で段落にするという外見の形が自然にできるようになると、やがて子供自身が、「これ、三文じゃないけど、こっちで段落にしていい?」と聞いてきます。外見ができれば、内実はあとからついてくるのです。
ですから、小6の要約は、三文抜き書きと同じで、とりあえずはどこでもいいから三文を選んで形だけできていればいいと考えてください。
力を入れるのは、要約よりも、むしろ似た話で題材を広げることの方です。似た話で、本人の体験ばかりでなく、お父さんやお母さんの経験を取材して書くようにすると、感想文の内容が充実してきます。
要約や三文抜き書きの方法を説明するときは、あまり勉強的な話にせずに、作業的な話にするのが大事です。
実際の電話指導では、こんな感じです。
「えーと、この長文の最初の方の一文ね。ここがいいかなあ。あ、こっちでもいいや。『○○○○○……』という文を最初に書いておいてね。
それから、次はこの長文の真ん中あたり、えーと。ここでいいかな。『□□□□□……』。この文を二番目に書いておいてね。
それから最後は、この長文の終わりの方。どこでもいいけど、ここかな。『◇◇◇◇◇……』。これを三番目に書いておいてね。
今、先生が選んだところをそのまま抜き書きしていけばいいけど、○○君がもっと別のところを選びたいというのであれば、それを書いておいてもいいからね」
いかにも、簡単な勉強のように思えてきます。
一般に作文が上手に書けるのは、小4までです。小5以降は課題が難しくなるので、なかなかうまく書けません。
更に、中学生になると、小学校高学年のころよりももっとうまく書けなくなります。
小学校高学年から中学生にかけては、文章を書くための語彙が、文章を読むための語彙の比べて相対的に少なくなってしまうためです。
このことは、本人もうすうす感じるので、小5から中2にかけては、作文を書くことが負担になってきます。
しかし、この時期に、読書や長文音読などを気長に繰り返しながら作文を書いていると、また中学3年生のころからいい文章が書けるようになってくるのです。
長い展望を持って、あまり負担にならないように楽しくやっていてください。
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本日9月19日(土)午前8時30分ごろ、体験学習のファクスを送ってくださった方、送られたファクスが申し込み用紙の裏側でした。
もう一度お送りくださるようお願い申し上げます。
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言葉の森は、なぜ暗唱に力を入れているのでしょうか。
第一は、作文力をつけるためです。作文力は、借文力です。
第二は、読解力をつけるためです。「韋編三絶(いへんさんぜつ)、意(い)自(おのずか)ら通ず」と言われているように、繰り返し読むことによって理解の質が変わります。
第三は、勉強力をつけるためです。暗唱をしていると覚えることが苦にならないという気持ちになってきます。どんなに難しいことでも、気長に反復すればできるという確信がわくようになるのです。
そして第四に、暗唱は発想力もつけることができます。これは暗唱によって、左脳の言語脳と右脳のイメージ脳の連係がよくなるためだと思われます。
よく、丸暗記ではなく考える力をつけることが大事だということが言われます。しかし、
そこで言われるような丸暗記が役に立たないのは、それが断片的で量も少ないものだからです。
学力の本質は、全体の構造を丸ごと把握するぐらいまでレベルを高めた記憶です。その全体把握された記憶の土台の上に、様々な知識が蓄積され、自分なりの思考のが可能になるのです。
さて、長文暗唱では、覚える文そのものはかなり長くても、ひとまとまりの歌のようにすらすら言えるようになります。しかし、文の書き出しのところがなかなか覚えられません。書き出しの言葉を覚えるための方法が、イメージ記憶です。
イメージ記憶で大事なことは、第一に、単純な語呂合わせをすることです。
第二に、できるだけ絵になるようなイメージ化をすることです。
第三に、自分のよく知っているもの、例えば体の一部などにオーバーに結びつけるということです。
体の部分に結びつける方法では、数が限られていますが、これを自分の住んでいる場所などと組み合わせることによって、結びつけるパターンはもっと増やすことができます。
体と場所とイメージを結びつけるというのは、一種のエピソード的な記憶です。例えば、「あの道の角を曲がったときに頭の上に鳥のフンが落ちてきた」という経験をしたことがあれば、「道の角」と「頭の上」と「鳥のフン」が、しっかりと一つの全体的な経験として結びつきます。
「道の角」で「頭の上」に落ちてきたのは何ですか。「鳥のフン」です。
「頭の上」に「鳥のフン」が落ちてきたのはどこですか。「道の角」です。
「道の角」で「鳥のフン」が落ちてどこにですか。「頭の上」です。
「道の角」と「頭の上」と「鳥のフン」が、三つの異なる事象として結びついているのではなく、初めから一つのトータルな経験の三つの側面として把握されているのです。つまり
部分を組み合わせるのではなく、全体を先に把握するというのがイメージ記憶の方法です。
勉強とは、学問のトータルの全体を様々な知識や方法に分解し、その知識や方法を自分の頭の中で改めて全体に組み立て直すという過程です。これは人間が、食べ物を消化することになぞらえることもできます。食べ物の対象は、ご飯や味噌汁という全体です。それが消化作用によって、アミノ酸やブドウ糖に分解され、自分自身の体の中で改めて全体的なものとして構成され直します。
この消化の過程を細分化して消化しやすくするのが、スモールステップの学習法です。これに対して、
暗唱というのは、食べ物を丸ごと飲み込んで、あとでゆっくり消化するという方法です。
以下は、イメージ記憶の具体例として、港南台で生徒に説明した資料です。
イメージ記憶
1、まず、自分の体に順番(じゅんばん)をつけてみましょう。
2、書き出しの言葉をイメージ化して、自分の体にできるだけオーバーにくっつけましょう。
【小1・小2】の
の長文
ドッカーン…… | 休み時間に…… | ぼくたちの先生も…… | そのうちに…… | クレーンカーが…… |
| | | | |
頭(あたま)のてっぺんがドカーンと爆発(ばくはつ)した。 | 休んでいる小人がピューンと飛んできておでこにつきささった。 | バク(ぼく)が走ってきてひだり目にドスーンとぶつかってきた。 | | |
【小3・小4】の
の長文
一学期の…… | 今度の…… | 自分で…… | そのとき…… | ところが…… |
| | | | |
1個の楽器があたまにドーンとぶつかってきた。 | コンドルが飛んできて、おでこをガスガスとつっついた。 | 自動車(じ)がブンブン(ぶん)と走ってきて左目にドシンとぶつかった。 | | |
【小5・小6】の
の長文
先生は…… | 私は…… | 小さな目ですが…… | しわの中の…… | でも、先生の…… |
| | | | |
(担任の)先生が頭のてっぺんで授業をしている。 | タワシ(わたし)がおでこをゴシゴシとこすっている。 | チーター(ちい)が走ってきて左目をひっかいた。 | ワシ(しわ)がバサバサと飛んできて右目に爪を立てた。 | 電話(で)が鼻の穴に入ってきて、もしもし(も)と言っている。 |
【中・高】の
の長文
A few…… | What is…… | That was…… | the biggest…… | Tell…… |
| | | | |
冬(few)の雪ダルマが頭のてっぺんに乗っている。 | ホワイト(What)歯みがきチューブの中身がおでこにくっついた。 | ザーッと(that)雨が左目に降ってきた。 | ビッグマック(biggest)が右目に飛び込んできた。 | |
文の書き出しだけをイメージ化して体にむすびつけていきましょう。
3、続きの文章も、書き出しの言葉をイメージ化しておきましょう。
書き出しの言葉をイメージ化しておくと、暗唱する文章が900字になってもすぐに思い出せます。
そのために、まず300字を何十回も音読してすらすら言えるようにしておくことが大事です。
このあと、1・2・3の文章の続きも、書き出しの言葉をイメージ化しておきましょう。
4、来週は、4・5・6の文章だけを暗唱してきましょう。
来週は、4・5・6の文章だけを暗唱できるようにしてきましょう。
その際、文章を暗唱をしながら書き出しの言葉のイメージも考えておきましょう。
(この文章は、構成図をもとにICレコーダーに録音した原稿を音声入力ソフトでテキスト化し編集したものです)
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受験コースの保護者の方から、「過去問は文章課題なのに、題名だけの課題をやるのはなぜか」というご質問がありました。
言葉の森では、問題の形式は二次的なもので、問題のジャンルが最も大事だと考えています。というのは、問題のジャンルに出題者の発想の傾向が出るからです。
問題の形式は、出題者の意思で時々変化することがあります。また、公立中高一貫校入試は年数が浅いので、パターンが変わる可能性があります。ですから、出題されそうなジャンルに合わせて、本人が内容を考え、父母と話をしておくことが最も大事な対策になります。
内容ができていれば、形式の変化にはすぐに対応できます。目安としては、いろいろなジャンルで10本作文を書いておくことです。そうすれば、どのような形式の問題が出ても大丈夫です。
志望校の入試説明会では、次のようなことがよく言われます。「作文をよく見て評価します」「文章が読み取れているかどうかを見ます」。
しかし、テストする立場からいうと、実際にそういう評価は時間がかかるのでなかなかできません。また、テストを受ける立場からいうと、短時間でそのような要求を満足させる作文はまずできません。
ですから、実際の試験では、
1、課題文のキーワードを押さえておく
2、文章に一貫性を持たせる、
3、できれば内容を充実させておく
ということが目標になります。
言葉の森の受験コースの指導の重点は、(3)内容、(2)一貫性、(1)キーワードの順です。
また、言葉の森の指導の特徴は、構成的に書くようにアドバイスすることです。構成を意識して書くと、出来不出来の差が小さくなるからです。
(この文章は、構成図をもとにICレコーダーに録音した原稿を音声入力ソフトでテキスト化し編集したものです)
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海外生徒の新学期用課題フォルダは、明日発送します。
なお、同封した項目シールの絵柄が少しずれてしまいました。
使いにくいかもしれませんが、貼ってあることがわかればいいので、そのままお使いくださるようお願いします。
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9月21-23日が連休になってしまうため、今回の「山のたより」は、9.3-9.4週合併号にしました。
その際、火・水・木・金曜日の生徒には、読解問題が8.4週のまま送られてしまいました。
(これは、プログラムが、9.4週になるまでは8月の問題を表示するという仕組みになっていたためです)
火・水・木・金曜日の生徒には、後日、「山のたより 9.3-9.4週合併号(読解問題9.4週)」を再送します。<(_ _)>
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