ログイン ログアウト 登録
 Onlineスクール言葉の森/公式ホームページ
 
記事 685番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/12/1
言葉の森の未来展望―日本語作文教室 as/685.html
森川林 2009/11/21 21:33 


 言葉の森は、作文小論文指導が出発点です。他の国語関係の教室では、作文指導は最終到達点のようなものになっていると思います。

 言葉の森では、最初から作文(特に大学3、4年生に対する作文)を教えていましたが、その土台となる、漢字力、読解力、国語力などは、基本的に学校で済ませているものと見なしていました。国語力の土台は、学校、家庭、又は独学で十分だと考えていたからです。

 しかし、小中学生の生徒の中には、国語力の土台を求めるニーズもかなりありました。また、実際に子供たちに作文を教えていると、読む力の土台ができていて初めて作文力が伸びるということも分かってきました。

 そこで現在、作文指導のほかに、音読、暗唱、付箋読書、問題集読書、漢字書き取りなどのオプション教材を開発しています。これらの国語力の土台を今後強化していくと、それは作文にとどまらず、日本語教育ということになってきます。

 すでに中国や韓国の人から、言葉の森で日本語を受講したいという問い合わせが何件も来ています。しかし、言葉の森の教材は日本語が母語でないと勉強は難しいとしてそのつどお断りしてきました。

 一方、韓国や中国以外に、オーストラリアやニュージーランドでも、近年日本語学習熱が盛んになっています。なぜ外国の人が日本語を学ぶ学びたいかというと、日本にそれだけの文化的発信力があるからです。例えば、アニメの文化、ブログの情報、出版物の情報などです。また、日本の科学技術力や経済力も、日本文化の魅力となっています。

 更に最近わかってきたことですが、日本語における表意文字と表音文字の混在が理解力と創造力を高める言語的OSになっているのではないかということがあります。日本では、幼児期に英語のRとLの区別をする力をつけるための英語教育が行われているところがあります。同じように、世界の各地で今後、頭をよくするための言語的OSとして、子供のころから日本語を学ばせるという動きが出てくることも考えられます。

 このように考えると、世界にわかりやすく日本語を広めることが日本語教育のこれからの役割の一つになるのではないかと思いました。

 言葉の森は現在日本で作文教室を運営していますが、将来は世界で日本語作文教室を広めるような展望を考えています。

 春と夏は日本で勉強をして、秋と冬は暖かいオーストラリアで勉強する、というようなことができれば個人的には理想です。なんだか渡り鳥みたいですが。



(この文章は、構成図をもとにICレコーダーに録音した原稿を音声入力ソフトでテキスト化し編集したものです)

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
教育論文化論(255) 作文教育(134) 

記事 684番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/12/1
10月の森リン大賞決まる(生徒のみなさんへ) as/684.html
森川林 2009/11/20 22:15 


 10月の森リン大賞が決まりました。

 11.4週の「山のたより」に、自分の学年の森リン大賞の清書作品が載っています。

 全学年の分は、下記のページで見ることができます。
https://www.mori7.net/oka/moririn_seisyo.php

 この清書作品は、テキストデータとして保存されているので、賞に入った作品の表示ばかりでなく、個人個人の清書の記録のような形で表示することもできます。

 小学校低学年の生徒の清書をパソコンで入力していただいたお父さんお母さん方、どうもありがとうございました。

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
森リン(103) 生徒父母向け記事(61) 
コメント201~210件
……前のコメント
日本の教育を根 森川林
 書き忘れましたが、オンライン4人クラスの受講料は、週1回4 11/30
記事 4582番
世の中で活躍す 森川林
 母親が子育てでできる最も大事なことは、対話と愛情です。 11/29
記事 4581番
意味ある競争は 森川林
 意味ある競争は、相手の失敗を喜ぶ競争ではなく、相手の成功を 11/28
記事 4580番
STEM教育か 森川林
 STEM教育より進んだ日本版創造発表クラスの教育。  こ 11/27
記事 4579番
水をやらなけれ 森川林
 子育ては、「忙しいからあとでまとめて」というわけにはいきま 11/27
記事 4578番
オンラインクラ 森川林
この記事を読むと、言葉の森の現在のオンラインクラスの状況と今 11/23
記事 4576番
文章が「書けな 森川林
 しばらく前に、子供たちの読解力が低下していることが話題にな 11/23
記事 4574番
暗唱の意義―― 森川林
 私の知っている限りの話ですが、優れた創造的な仕事をした多く 11/21
記事 4575番
未来の国際対話 森川林
 これからの英語教育は、英語を学ぶ教育ではなく、英語圏の人と 11/18
記事 4573番
実力をつけるた ガチャピ
中根先生、ありがとうございました。 単に勉強方法の話で 11/17
記事 4571番
……次のコメント

掲示板の記事1~10件
標準新演習算数 あかそよ
3の1はできました。 2は、答えを見るとなんとか理解できま 11/23
算数数学掲示板
標準新演習算数 あかそよ
3の1はできました。 2は、答えを見るとなんとか理解できま 11/23
算数数学掲示板
2024年11 森川林
●サーバー移転に伴うトラブル  本当に、いろいろご 11/22
森の掲示板
現在森リンベス 森川林
このあとの予定。 ・森リンベストを直す(直した) ・森リ 11/20
森川林日記
Re: 入会手 言葉の森事務局
 お世話になっております。  弟さんのみご入会が1週間 11/15
森の掲示板
入会手続きにつ やすひろ
お世話になっております。 個別掲示板を開けませんので、ここ 11/15
森の掲示板
Mr. 1
1 11/14
森の掲示板
Mr. 1
1 11/14
森の掲示板
Mr. 1
1 11/14
森の掲示板
Re: 項目の 1
> いつもありがとうございます。 > > こすほ 11/14
森の掲示板

RSS
RSSフィード

QRコード


小・中・高生の作文
小・中・高生の作文

主な記事リンク
主な記事リンク

通学できる作文教室
森林プロジェクトの
作文教室


リンク集
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン






小学生、中学生、高校生の作文
小学1年生の作文(9) 小学2年生の作文(38) 小学3年生の作文(22) 小学4年生の作文(55)
小学5年生の作文(100) 小学6年生の作文(281) 中学1年生の作文(174) 中学2年生の作文(100)
中学3年生の作文(71) 高校1年生の作文(68) 高校2年生の作文(30) 高校3年生の作文(8)
手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

主な記事リンク
 言葉の森がこれまでに掲載した主な記事のリンクです。
●小1から始める作文と読書
●本当の国語力は作文でつく
●志望校別の受験作文対策

●作文講師の資格を取るには
●国語の勉強法
●父母の声(1)

●学年別作文読書感想文の書き方
●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)
●国語の勉強法(言葉の森新聞の記事より)

●中学受験作文の解説集
●高校受験作文の解説集
●大学受験作文の解説集

●小1からの作文で親子の対話
●絵で見る言葉の森の勉強
●小学1年生の作文

●読書感想文の書き方
●作文教室 比較のための10の基準
●国語力読解力をつける作文の勉強法

●小1から始める楽しい作文――成績をよくするよりも頭をよくすることが勉強の基本
●中学受験国語対策
●父母の声(2)

●最も大事な子供時代の教育――どこに費用と時間をかけるか
●入試の作文・小論文対策
●父母の声(3)

●公立中高一貫校の作文合格対策
●電話通信だから密度濃い作文指導
●作文通信講座の比較―通学教室より続けやすい言葉の森の作文通信

●子や孫に教えられる作文講師資格
●作文教室、比較のための7つの基準
●国語力は低学年の勉強法で決まる

●言葉の森の作文で全教科の学力も
●帰国子女の日本語学習は作文から
●いろいろな質問に答えて

●大切なのは国語力 小学1年生からスタートできる作文と国語の通信教育
●作文教室言葉の森の批評記事を読んで
●父母の声

●言葉の森のオンライン教育関連記事
●作文の通信教育の教材比較 その1
●作文の勉強は毎週やることで力がつく

●国語力をつけるなら読解と作文の学習で
●中高一貫校の作文試験に対応
●作文の通信教育の教材比較 その2

●200字作文の受験作文対策
●受験作文コースの保護者アンケート
●森リンで10人中9人が作文力アップ

●コロナ休校対応 午前中クラス
●国語読解クラスの無料体験学習