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記事 735番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2025/4/13
大事なのは人間力を育てること as/735.html
森川林 2010/01/12 22:53 


 今日は、たまたま小1や小2の低学年の子のお母さんから、何件か電話相談を受けました。

 相談の内容はさまざまですが、共通しているのは、勉強のさせ方についてです。こういう勉強をさせているがいいか」「どういう勉強をさせたらいいか」という相談です。

 小1から小4にかけては、親が手をかければそれだけすぐに成果が出ます。しかし、そこで手をかける分野をわかりやすい勉強の面に絞ってしまうと問題が出てきます。

 成績というのは目に付きやすいものなので、成果が上がれば親も子もうれしくなります。しかし、その結果、花を咲かせることに気を取られて、肝心の根を育てることを忘れてしまうことがあるのです。

 自分自身の身近な人を思い浮かべてみればわかりますが、魅力のある人というのは、成績や学歴とは関係がありません。リーダーシップがあったり、ユーモアがあったり、勇気があったり、美的なセンスがあったりと、そのよさは人によってそれぞれですが、だれもが、成績という狭い尺度ではなくもっとトータルな人間的魅力を基準にして周りの人を見ています。

 しかし、学校の中だけは、現実の社会とはかなりずれた尺度で、成績のよさがほとんどすべてであるかのような価値観になっています。その成績を通して見ると、子供の本当の姿が見えなくなることがあります。

 子供の育て方に、ただ一つの基準というものはありません。どの親も試行錯誤をしながら子育てをしています。親が子供をよく見ていれば、その子にとって何が必要で何が不要かということは、自ずからわかってきます。しかし、成績の面から子供を見てしまうと、力の入れ方を勘違いしてしまうことが多いのです。

 よくある例が、子供にとって負担の大きすぎる勉強を機械的にさせてしまうことです。もう一つのよくある例が、勉強のことばかりに目を向けて、肝心の躾や情操の面をおろそかにしてしまうことです。

 大事なことは、子供にとってのよりよい人生というものを考えていくことです。成績は人生の一部ですが、成績がよければ自動的によい人生になるわけではありません。

 よりよい人生の一つの指標は、毎日が幸せだということです。たとえ口には出さなくても、子供が「今日も幸せ」と思いながら眠りにつくような過ごし方を目指していくことが、親がまず最初に子供にしてあげることだと思います。

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受験コースで公立中高一貫校の作文試験に対応 as/733.html
森川林 2010/01/11 18:52 


 公立中高一貫校では、入試問題のほとんどに作文試験があります。作文力を見ることによって、単なる知識の学力ではない、受験生の本当の学力を見るというねらいがあります。

 この作文試験の内容は年々高度化しており、現在では複数の文章や資料を見てそこから自分の考えを述べるという小論文的なものになっています。

 言葉の森では、もともと大学入試や企業の入社試験に対応した作文指導を行ってきた経緯があるので、中高一貫校の作文入試に対しても豊富なノウハウがあります。

 今後の入試は、中高一貫校にかぎらず、高校入試でも大学入試でもますます文章力の重要さが増してきます。しかし、作文力というものは、知識の量で左右される教科に比べて、身につけるのにきわめて多くの時間がかかります。

 言葉の森では、子供たちが将来社会人になったときに役立つ文章力を育てるために、小学校低学年のころから、大学入試の小論文にも対応できる長期的な展望で作文指導を行っています。

 小学校低学年から、中学生、高校生、更には大学生や社会人の作文指導までの一貫したカリキュラムを持っているのが言葉の森の作文指導の特徴です。

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記事 732番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2025/4/13
新しい暗唱法でだれでも楽に900字の暗唱ができる as/732.html
森川林 2010/01/11 18:52 
 言葉の森では、これまでの長い作文指導の経験から、作文そのものを教えるよりも、作文力の土台となる読む力を育てることが重要だと考えてきました。

 そのため、発足当初から音読や読書の自習を進めてきましたが、音読や読書は、継続してできる子とできない子の差があり、必ずしも全員の読む力を育てる方法となってはいませんでした。

 そこで、言葉の森では、これまでの音読を発展させた独自の暗唱法を開発しました。現在、暗唱用紙を使った毎日10分の暗唱で、だれでも楽に1ヶ月で900字の文章を暗唱できるようになっています。

 暗唱の効果は、単に読む力、書く力を育てることにとどまりません。暗唱力をつけることによって、思考力、発想力が伸び、学習力そのものが育つという効果もあることがわかってきています。

 文章を暗唱するという方法は、ただ文章を音読するという方法に比べて達成感のある勉強法です。一見、音読の方が簡単にできるように思われがちですが、暗唱の方法さえわかれば子供たちは音読よりも暗唱の勉強の方を好みます。

 小学校低中学年の時期から暗唱の学習に取り組むことは、作文の書き方を身につけるだけでなく、ものの見方や考え方を育てる上で大きな効果があるのです。

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