ログイン ログアウト 登録
 Onlineスクール言葉の森/公式ホームページ
 
記事 775番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/11/30
雨の日の作文ゲーム as/775.html
森川林 2010/02/11 14:10 




 小学校3、4年生の子なら、絶対に面白がるゲームです。もちろん、大人がやっても楽しいので、雨の休日などで、子供が退屈しているときにやってみてください。

 「いつどこ作文」などと呼ぶ人もいます。「いつ、どこで、だれが、何を、どうした」という文をいったんばらばらにして、ほかの人の書いたものと組み合わせる遊びです。


 普通は、「いつ」で一つ、「どこで」でもう一つと分けるようですが、「いつ」や「どこ」だけでは創造性が発揮できないので、あまり面白くありません。そこで、次のように分けます。

1、「いつどこでだれが」

2、「何をどうしたら」

3、「何がどうなったので」

4、「どうなった」

 このほかに、「何をしながら」「何をしているときに」などをつけ加えることもできます。

 例えば、4つの言葉でやるときは、1枚の紙を4つに切って、それぞれにひとつずつ書いていきます。

A.「いつどこでだれが」……きのう、屋根の上で、お父さんが、

B.「何をどうしたら」……おどりをおどっていたら、

C.「何がどうなったので」……ネコが魚をくわえてやってきたので、

D.「どうなった」……幸せになった。

という感じです。

 元の文からでたらめに書いていく方が面白くなります。


 こう書いた紙を、AならAだけで集めてまぜます。そのあと、ばらばらに組み合わせたABCDの文をひとりずつに配って読んでもらいます。小学校低学年の子がいる場合は、スムーズに読めるように、ちょっと時間をとって自分が読む文を心の中で読むようにさせておくといいと思います。

 最初はコツがわかりにくいので、真面目なことを書く子もいますが、一度やると要領がわかり、みんながそれぞれ工夫したことを書くので盛り上がります。

 しかし、あまり長い間やっていると飽きるので、2、3回で切り上げます。


 知的な作文ゲームをしたあとは、体を動かす遊びです。(あまり知的でもありませんでしたが)

 家の中でできる運動系の楽しい遊びの筆頭は、風船バレーボールです。風船を買ってきて、軽くふくらませます。あまりふくらませると、空中にふわふわ浮いてやりにくくなるので、風船の重みですぐに落ちてくるぐらいの空気の入れ方にします。

 家の部屋の真ん中にビニールひもを1本はり、ネットがわりにします。ルールは適当です。1人が続けて打たない、3回以内に相手コートに返す、という簡単なものがいいと思います。3、4人でやると結構熱中します。もちろん、2人でもできます。その場合は、1人が続けて打てるのは3回までなどというルールにしておくとよいでしょう。


 そのほかに、もっと本格的に家の中で遊びたいときにおすすめなのが、理科実験です。インターネットに、家庭でできる理科実験のページがありますから、その中で面白そうなものをやっていきます。スライム作りなどは簡単にできて面白いと思います。


 ゲームやスポーツや実験に飽きたら、家族みんなでカラオケにでも行ってください。充実した休日になると思います。

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
子育て(117) 作文の書き方(108) 

記事 774番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/11/30
作文は楽しく書ける小学校低学年から as/774.html
森川林 2010/02/10 05:03 




■小学校低学年の作文は学校でも家でも教えられそうだが……


 小学校低学年のころの作文は、学校でも教えられますし、家庭でも教えられます。それは、低学年のころの作文は、直すところが多いからです。

 しかし、作文の書き方の間違いを全部直していって、上手な作文は書けるようになるのでしょうか。おかしいところを直していけば自然にうまくなるというのであれば、作文の苦手な子は一人もいなくなります。しかし、現実には、作文の得意な子はごく一部で、大多数の子供が高学年や中学生になると作文が苦手になってきます。それは、作文を直すことと、上達させることは違う指導だからです。


■直す指導よりも、どう書いたらいいか教える指導が大事


 言葉の森の作文指導は、直す指導よりも、どう書いたらいいかを教える指導を中心にしています。小学校低学年のころは、その指導内容も簡単です。小学校1年生の作文は、「会話を思い出してみよう」「たとえをつかってみよう」「思ったことを書いてみよう」などが指導項目ですから、だれでも簡単にできます。

 しかし、この指導の先に、小学校3年生で感想文の指導が入ってきます。また、小学校5年生で説明文の感想文の指導になります。中学生になると、意見文の指導が入ってきます。学年が上がって課題が難しくなると、書ける子と書けない子の差が激しくなってきます。こうなると、言葉の森以外の作文指導では、書ける子の指導しかできなくなってくるのです。


■言葉の森以外の作文指導は、指導ではなく評価だけ


 例えば、小学校高学年や中学生での読書感想文の指導は、学校ではほとんど行いません。夏休みの家庭での宿題になっているだけです。同様に、言葉の森以外の通信指導では、公立中高一貫校の受験作文指導でも、生徒が全員一律のテキストを見て自力で書くしかありません。書いた作文に対して赤ペンは返ってきますが、書く前にどう書いたらいいかをその子の実力に応じて教える指導はしていません。

 言葉の森の作文指導は、担当の先生がそれぞれの子供に電話で説明する形の指導ですから、課題が難しくなればなるほど本領を発揮してきます。小学校低学年のころは、課題が易しいので電話指導の有無はそれほど大きな差とは感じられないかもしれませんが、高学年になると、個別の電話指導があることが決定的な差になってくるのです。


■難しい文章を読む力をつける


 作文力は、作文の指導をすることだけで伸びるものではありません。作文を植物の花にたとえると、その根にあたるものが読書力や読解力で、葉にあたるものが多様な経験や知識です。作文という花に表れた結果だけを見て、その結果を直したり褒めたりするだけでは作文力はつきません。根にあたる読む力や考える力を育て、葉にあたる経験や知識という作文の材料を豊富にすることで、初めて作文の花の部分がしっかりと咲いてくるのです。

 言葉の森の作文指導の特徴は、長文音読や長文暗唱や読書指導で読む力を育てることを重点にしていることです。


■低学年から始めると生活習慣の一部になる


 作文の勉強を始める時期として小学校低学年(できれば1年生)からがよいというのは、実際に、低学年から始めた子の方が、圧倒的に勉強が長続きし上達しているからです。

 作文力の必要性を感じるようになるのは、受験で作文が必要になる小学校高学年や中学生になってからです。高校生になって大学入試の小論文で必要になるということもあります。しかし、作文力が必要になるころには、作文の課題も難しくなっているので、難しくなってから始めた子は、作文の面白さを感じることができません。その結果、上達も遅く、長続きもしなくなってきます。

 小学校低学年から作文の勉強を始めると、毎週1回作文を書くということが生活習慣の一部として定着します。また、課題の長文を読むことも毎日の勉強の習慣となっていきます。簡単にできるころから始めていると、課題が難しくなっても、それまでの延長で苦もなく書いていくことができるのです。


■作文の勉強で得られる豊富な副産物


 作文の勉強には、作文だけにとどまらない副産物があります。第一は、書くことに抵抗がなくなり、書くことが好きになり得意になることです。文章を書くことに抵抗がなくなるということは、大学生や社会人になったときに、大きな力になります。

 第二は、小さいころから書き続けた作文が、楽しい思い出になることです。子供が小学校1年生のころにどんなことを感じたり考えたりしていたかということは、大きくなってしまうと忘れられてしまいます。しかし、作文という形で残っていれば、それがそのままその子の成長の記録となります。

 第三は、作文を通して親子の知的な対話が増えることです。子供が課題の長文を音読していれば、その長文をもとに似た例や感想などが話せます。作文や感想文の課題に合わせて、両親の小さいころの経験を話してあげれば、子供の視野が広がります。小学校低学年のうちからこのような親子のコミュニケーションを大事にしていると、子供が大きくなってからも対話のある親子関係ができてくるのです。

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
言葉の森の特徴(83) 小学校低学年(79) 他の教室との違い(22) 
コメント231~240件
……前のコメント
オンラインクラ 森川林
 10/16に記事を追加しました。 10/16
記事 4546番
総合学力クラス 森川林
 漢字や計算は、能力開発としてもちろんやっていく方がいいです 10/9
記事 4544番
総合学力クラス Aoha
先生はフィンランド式教育についてどう思われますか?計算などは 10/8
記事 4544番
総合学力クラス 森川林
 幼長から小2にかけて最も大事な勉強は、親子の対話と読書です 10/5
記事 4543番
スタンフォード 森川林
 読書には、感情、知識、経験、思考の4つの面があります。 10/4
記事 4542番
ランキングのペ aeni
返信ありがとうございます。 解答を送信してみます。 9/27
記事 4463番
ランキングのペ 森川林
解答はまだ送信されていないようなので、28日までに、こちらか 9/27
記事 4463番
ランキングのペ aeni
中1の9月読解検定の解答を知りたいです。 解答を送信し 9/26
記事 4463番
優しい母が減っ 森川林
 子供と同じように、親も未熟な親からだんだん成長していくので 9/26
記事 979番
優しい母が減っ _下校拒
我が家は 鬼の様な母と、仏の様に優しく聡い父がいます。 9/24
記事 979番
……次のコメント

掲示板の記事1~10件
標準新演習算数 あかそよ
3の1はできました。 2は、答えを見るとなんとか理解できま 11/23
算数数学掲示板
標準新演習算数 あかそよ
3の1はできました。 2は、答えを見るとなんとか理解できま 11/23
算数数学掲示板
2024年11 森川林
●サーバー移転に伴うトラブル  本当に、いろいろご 11/22
森の掲示板
現在森リンベス 森川林
このあとの予定。 ・森リンベストを直す(直した) ・森リ 11/20
森川林日記
Re: 入会手 言葉の森事務局
 お世話になっております。  弟さんのみご入会が1週間 11/15
森の掲示板
入会手続きにつ やすひろ
お世話になっております。 個別掲示板を開けませんので、ここ 11/15
森の掲示板
Mr. 1
1 11/14
森の掲示板
Mr. 1
1 11/14
森の掲示板
Mr. 1
1 11/14
森の掲示板
Re: 項目の 1
> いつもありがとうございます。 > > こすほ 11/14
森の掲示板

RSS
RSSフィード

QRコード


小・中・高生の作文
小・中・高生の作文

主な記事リンク
主な記事リンク

通学できる作文教室
森林プロジェクトの
作文教室


リンク集
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン






小学生、中学生、高校生の作文
小学1年生の作文(9) 小学2年生の作文(38) 小学3年生の作文(22) 小学4年生の作文(55)
小学5年生の作文(100) 小学6年生の作文(281) 中学1年生の作文(174) 中学2年生の作文(100)
中学3年生の作文(71) 高校1年生の作文(68) 高校2年生の作文(30) 高校3年生の作文(8)
手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

主な記事リンク
 言葉の森がこれまでに掲載した主な記事のリンクです。
●小1から始める作文と読書
●本当の国語力は作文でつく
●志望校別の受験作文対策

●作文講師の資格を取るには
●国語の勉強法
●父母の声(1)

●学年別作文読書感想文の書き方
●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)
●国語の勉強法(言葉の森新聞の記事より)

●中学受験作文の解説集
●高校受験作文の解説集
●大学受験作文の解説集

●小1からの作文で親子の対話
●絵で見る言葉の森の勉強
●小学1年生の作文

●読書感想文の書き方
●作文教室 比較のための10の基準
●国語力読解力をつける作文の勉強法

●小1から始める楽しい作文――成績をよくするよりも頭をよくすることが勉強の基本
●中学受験国語対策
●父母の声(2)

●最も大事な子供時代の教育――どこに費用と時間をかけるか
●入試の作文・小論文対策
●父母の声(3)

●公立中高一貫校の作文合格対策
●電話通信だから密度濃い作文指導
●作文通信講座の比較―通学教室より続けやすい言葉の森の作文通信

●子や孫に教えられる作文講師資格
●作文教室、比較のための7つの基準
●国語力は低学年の勉強法で決まる

●言葉の森の作文で全教科の学力も
●帰国子女の日本語学習は作文から
●いろいろな質問に答えて

●大切なのは国語力 小学1年生からスタートできる作文と国語の通信教育
●作文教室言葉の森の批評記事を読んで
●父母の声

●言葉の森のオンライン教育関連記事
●作文の通信教育の教材比較 その1
●作文の勉強は毎週やることで力がつく

●国語力をつけるなら読解と作文の学習で
●中高一貫校の作文試験に対応
●作文の通信教育の教材比較 その2

●200字作文の受験作文対策
●受験作文コースの保護者アンケート
●森リンで10人中9人が作文力アップ

●コロナ休校対応 午前中クラス
●国語読解クラスの無料体験学習