読点の打ち方は、規則として確立しているわけではありませんが、大体次のように考えておきます。
1、はのあと:「は」(主語)のあとに打つ(「は」や「も」のあとです。ただし、「が」のあとには打たないほうが自然です)
2、そしてのあと:「そして」(接続語)のあとに打つ(「そして」「しかし」「だが」などのあとです)
3、かいわのまえ:会話の前に打つ(新聞など、字数を節約する必要のある文章では打たないこともあります)
4、ときのあと:時を表す言葉のあとに打つ(「○○したとき」や「日曜日に」などのあとです)
5、とといったの間:「と、○○が言った」のように、「と」と「言った」の間に言葉が入るときに打つ(「と言った」とつながっているときには打ちません)
6、のでのあと:「のでたらからると」(条件を表す語句)のあとに打つ(「○○したので」「○○したら」「○○したから」「○○すると」などのあとです)
「はそかととの」と覚えます。
小学校低学年のころは、全部を説明すると難しくなるので、「『は』のあとには打つ、『が』『の』『を』のあとには打たない」ということだけを説明します。子供の理解に応じて、少しずつ説明を追加していきます。
「はそかととの」ルールのとおりに全部打つと、読点が多すぎて読みにくくなることもあります。そのときは、「句点『。』1つに、読点『、』は1つか2つ」ということを目安にしていきます。
声を出して読んでみて、自然に区切るところが読点です。
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言葉の森では、小学4年生から段落の指導をします。
その前段階として、小学3年生までに、「会話以外の行は全部続けて書く」という練習をします。
更に、その前段階として、小学1年生のときに、会話にカギカッコをつけ、行を変えるという練習をします。
学校では、低学年のころから一文ごとに改行して1マス空けるという書き方をしているようですが、言葉の森は反対で、低学年のころから行は全部続けて書くという書き方をしています。
学年順にくわしく説明すると、
1、小学1年生で、会話にカギカッコをつける練習をします。
カギカッコの開きには、1マス使います。カギを原稿用紙のマス目の線にそって書く子がいますが、マス目の真ん中に書くようにします。カギカッコの閉じにも、1マス使います。ひとつのマスの真ん中に句点(「。」)とカギカッコの閉じの両方を書きます。
パソコンで書くと、句点とカギカッコの閉じは2文字になるので、2マスに分けて書く書き方をする場合もあります。また、中学生以上は、句点は省略してカギカッコの閉じだけを書くことが多くなります。
小学1年生は、会話にカギをつけるというときの、会話という言葉の意味がよくわかりません。「人の言ったこと」と説明しますが、それでもその内容がなかなか理解できません。しかし、すぐにわからせる必要はなく、気長に何度も教えていくようにします。大事なのは、楽しく書くことなので、会話にカギカッコが正しくつけられるかどうかということは些細なことだからです。
2、小学1年生で、会話にカギカッコをつけられるようになったあと、カギカッコのところで行を変える練習をします。
これも、小学2年生になるころまでなかなかできない子がいますが、やはり楽しく書くことが大事なので、すぐにできるようにする必要はありません。
会話を書いてしまったあと、改行に気づく場合がありますが、そのようなときは消しゴムなどを使わずに、「改行するつもりだった」ということがわかるような記号をつけておきます。
3、会話にカギカッコがつけられるようになり、会話のところで改行ができるようになったら、そのあと、「会話以外の行は全部続けて書く」という練習をします。
4、会話以外の行が全部続けて書けるようになったら、小学4年生から段落をつける練習をします。段落指導は、小学3年生の途中から始めてもかまいません。
段落の練習は、最初は、「会話以外の『。』が3つ続いたら、行を変えて1マス空ける」という教え方をします。
5、「『。』3つで段落をつける」ということができるようになったあと、「内容の変わっているところで段落をつける」という練習をします。
小学3年生までの段落のついていない作文をコンクールなどに出すときは、どうしたらよいのでしょうか。それは、先生又はお母さんが段落をつけてあげて、それを清書させるというやり方になります。この場合、どうしてそこに段落をつけるのかという説明は必要ありません。
日本語には、もともと段落という概念が希薄です。欧米では、1パラグラフに1つの内容という考え方がはっきりしています。日本語では、読みやすくするために段落をつけるという考え方が主流です。
段落の字数の平均値は、150字前後です。1文が約50字ですから、3文ぐらいで段落をつけているということになります。そこで、小学4年生の段落指導は、「会話の中の『。』は数えずに、会話以外の『。』が3つ続いたら段落をつける」という指導になります。
実際に、子供の書いた作文を「。」3つで段落をつけてみると、不思議に内容が変わっているところで段落がつきます。
最初は、内容があまり変わっていないように見えても、形の上だけで「。」が3つ続いたら段落をつけるというようにします。小学4年生の子供は、この教え方ですぐに段落の感じがつかめるようになります。
現在、小学5年生で約半数の子が段落を正しくつけられないと言われています。正しくつけられないとは、全部続けて書く形か、1文ずつ段落にしてしまう形が多いということです。これは、段落を内容面から説明して教えるのでわかりにくくなっているためです。
「『。』3つで段落をつける」という形で2、3回作文を書くと、すぐにその書き方ができるようになります。そのあと、「段落は、『。』1つでつけることもあるし、2つでつけることもあるし、4つでつけることもあるし、5つでつけることもある」という説明をします。
これをいっぺんに指導すると、次のような言い方になります。
「会話の中の『。』を数えずに、会話の外の『。』が3つ続いたら行を変えて1マス空ける。しかし、『。』は1つでも2つでも3つでも4つでも5つでもかまわない」
このように1回説明するだけで、多くの子は、すぐに段落のコツをのみこみます。
しかし、最初のうち、子供は不安なので、「ここで段落をつけていいの」と確認のために聞いてきます。感じをつかむことが大事なので、教えるときはあまり複雑に考えたり理屈で説明したりしません。子供が「いいの」と聞いてきたら、返事は「いいよ」です。
段落は、意味から説明して、子供に自分で考えさせて、結局できない子を増やすよりも、形だけ百パーセントできるようにさせたあと、意味を教えるという指導の仕方で教えていきます。
何か、自動車教習所で、縦列駐車の仕方を教えてもらうときとちょっと似ています。
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段落指導を読ませていただきました。今回大人の方に段落の説明をすることになったのですが、新聞や雑誌を見慣れていると段落の意味が泣かない伝わらなくて困ってしまい改めてネットで調べたところ森川林先生のHPがあり読ませていただきました。とても参考になりました。私の言葉でまた説明します。それと「子供がいいのと聞いてきたら、返事はいいよ」これは最高です!これもとても参考になりました。
MiOSCさん、コメントありがとうございます。
日本語の文章は、段落という意識があまり強くありません。1段落1内容と無理に考えるよりも、読みやすくするために150字ぐらいを目安に段落をつけると考えていくといいと思います。
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小4ぐらいになると、生徒の保護者からたまに相談があります。「塾に通うので忙しくなるから、言葉の森を続けるかどうか迷っている」。こういう場合は、文句なしに続けることをおすすめします。
その理由は第一に、小4からの塾はあまり必要ないからです。しかも、多忙になるような勉強はなおさら必要ありません。
塾に行くことによって小4の成績を上げることに時間をとられると、読む力、書く力、考える力を育てる時間が削られます。すると、かえって小5、小6で学力が低下します。
中学受験に合格した人の声を聞くと、「塾の勉強や宿題は最小限に絞り、できるだけ家庭でやるようにして取り組んだ」という声が意外と多いのです。
第二に、塾に行っても国語の成績は上がらないからです。算数だけの授業をとりたいのに、国語も一緒にやるように言われたということを、保護者からよく聞きます。しかし、塾の勉強で国語の成績が上がるということはまずありません。中学受験を経験した多くの人が、「やはり塾では国語は上がらなかった」と言っています。国語の成績は、家庭学習の読む勉強で上がるのです。
第三に、忙しいからといって簡単に1ヶ月休むということをすると、学年が上がるにつれて作文の勉強は難しくなるので、必ず子供が「また休みたい」と言うようになるからです。親が、休んでもいいという程度の二次的な勉強だと位置づけてしまうことによって、苦しいときにがんばるということができなくなるのです。
忙しいときは、題名と要約だけで150字まで書いて提出する(つまり、似た例、感想、いろいろな表現項目は省略)ということで取り組めば、何とかやっていけます。忙しさにもかかわらず作文を出し続けたということが子供の気持ちの張りになるのです。そして、子供の生活パターンが塾の勉強に慣れてくると、忙しくても時間のやりくりはできるようになってきます。
ただし、どうしても両立できなくなる時期はあります。小6の後半から、作文の試験が特にない受験では、作文の勉強のための時間がとれなくなるということはあります。そのときは、子供に理由をはっきり説明し、再開する予定の月日を決めて休んでください。
「受験勉強が忙しくなって時間がとれないから、来月から作文の勉強はいったん休むけど、書く力をつけておくことは大事だから、試験が終わって3月になったら、また再開しようね」という言い方です。
漠然と休むのではなく、休んでいるときでも意識の上では勉強が続いているという気持ちを持たせておくことが大事です。
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4月から新しく学校に通う1年生は、いろいろな可能性を持っています。そこで、親は、どのような習い事をさせようかと考えます。
英語、算数、国語、ピアノ、水泳、習字、算盤、バレー、体操教室、理科教室、自然体験教室、サッカー、野球、バスケットなどなど。いろいろなことをやらようと思いますが、その半面のびのび育てたいという気持ちもあります。しかし、学校の勉強が遅れては困ります。
そういうときにいちばんおすすめしたいのが言葉の森の作文の勉強です。
なぜでしょうか。
言葉の森で小学校1年生から作文の勉強を始めると、まず毎日の暗唱の習慣がつきます。そして、長文を読む力がつきます。もちろん、書く力もつきます。親子の対話ができます。書いたものが記念に残ります。国語力もつきます。何よりも、言葉の森で勉強をすることによって思考力がつき、学力の土台がつくのです。
思考力さえついていれば、英語、数学、国語などの勉強は、基本的には学校だけで十分です。
このように考えれば、毎日楽しく遊んで余裕のある生活が送れます。
幼稚園や小学校低学年で勉強を先取りすると、小学生の間は学校より先に進んでいるので、勉強がよくできるような錯覚を持ちます。英語の勉強では、中学生の最初のころまでよくできるような感じがします。
しかし、それが高校生に進むころには、みんな同じところに落ち着くのです。小学校低学年や中学年で先に進んだことは、高校生になるとすべて解消してしまいます。すると、そのために小さいころから苦労した勉強は何だったのかということになります。
勉強の習慣がついただけいいと思えば、そう言えないこともありません。しかし、毎日30分も1時間も勉強をすることによって圧迫されてしまうのは、思考力に最も必要な読書と対話の時間なのです。
小学校1年生のころは、花を咲かせる時期ではなく、根を張る時期です。その根とは、読む力と考える力です。
だから、読む力を重視した言葉の森の作文の勉強をするのが、小学校低学年ではいちばんいいのです。
さて、小学校の勉強は、基本的には学校だけで十分だと書きましたが、勉強の定着まで考えると、学校だけでは十分ではありません。先取りまでする必要はないが、定着だけはしっかりしていく必要があります。
今の小学校は、行事に追われています。勉強の合間に行事があるのではなく、行事の合間に勉強があるという形になっています。勉強はできなくても生徒の問題だから仕方ない、しかし行事がうまくいかないと先生の責任になる、ということになりがちなのです。
また、学校の授業は、理屈の説明が中心になるので、実際の練習量が不足してきます。練習量の不足が如実に表れるのは、漢字書き取りの間違いと計算間違いです。漢字や計算ができないのは、練習量の不足ですから、学校で宿題が出ないとしたら、その分を家庭で補う必要があります。
家庭での練習は、市販の問題集でかまいません。しかし、家庭での勉強は完璧にやる必要はなく、苦手にならない程度までできていれば十分です。
子供は、中学3年生になるころから初めて自覚的に勉強するようになります。その時期までに、思考力の土台をしっかり作っておくことが大事です。
小学校1年生の子供を持つお母さんお父さんは、見た目の華やかさや流行に迷わされず、本当に大切で長続きする勉強は何かということを考えて習い事の選択をしてください。
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小2の男の子の保護者から電話がありました。もともと作文をよく書ける子だそうです。先生の電話のあとなかなか作文が書けなくて、1日かかってしまうこともあるそうです。しかも、お母さんの言うことを聞きません。自分で納得するように書きたいらしいということでした。
作文の勉強に2時間も3時間もかけるというのは、やり過ぎです。中学生以上の生徒の場合は、よいものを書こうとしていろいろと推敲しながら書くことも多いので、3時間ぐらいかかることもあります。しかし、小学2年生でそんなにやるのは、やはり時間のかけ過ぎです。
しかし、同時に、作文を書くというのは、小学生の子供にとって絵をかくとか工作をするとかいうことと同じ面があるので、本人が楽しみながら書いているのであれば、それは遊びの一種として見ていても差し支えありません。
今回の相談の場合、お母さんの話では、本人も家族も時間がかかることで困っているということでしたので、アドバイスをしました。
作文が書けないという場合、書けない状態が何分かたつと、あとは時間がたつほど書けなくなっていきます。15分も書けない状態が続くと、あとは30分でも1時間でも書けません。時間がたてばたつほど、何を言っても書けなくなります。だから、親のアドバイスは最初の5分が勝負なのです。
子供が書き出せない場合は、親が、書く文章を言ってあげます。「『きょう、ぼくは朝七時におきました』。はい、書いてごらん」「よく書けたね。じゃあ、次は、『朝ごはんのおかずは、なっとうとたまごやきでした』。はい、書いてごらん」「じゃあ、次は……」このようにいくつかの文を言ってあげると、途中から子供は必ず、「あ、わかった。もう言わないで。自分で書けるから」と書き始めます。最初の呼び水だけが必要なのです。
もし、このように書かせても、子供が途中から自分で書き出せないという場合は、お母さんがずっと最後の文まで言ってあげてもかまいません。何しろ書き上げたという成功体験を積み重ねることで、作文を書く力がついてきます。
お母さんが言ってあげるかわりに、長文を学年の100倍から200倍の字数まで書くということでもかまいません。子供が、自分で考えて自分の力で書くということにこだわる必要はありません。一回一回の作文を見るのではなく、長期的に作文の力をつけるのだということを考えて、何しろ何かを書くという行動をさせることが大切なのです。
ところが、今回の相談の場合は、お母さんが手伝ってあげると言っても、子供が言うことを聞かないということでした。
この場合、アドバイスの仕方にコツがあります。それは、問題が起きたあとに対応するのではなく、問題が起きる前に対応しておくということです。
小学校で運動会の練習をするようなとき、ベテランの先生は次のような指示の仕方をします。
「これから、玉入れをします。先生が笛を吹いたらはじめてください。そして、先生が2回目の笛を吹いたら玉入れをやめて元の場所に戻ってください。はい、ピー」
子供は1回目の笛で一斉に玉入れを始め、2回目の笛で一斉に元の場所に戻ります。
若い先生は次のような指示の仕方をします。
「これから、玉入れをします。先生が笛を吹いたらはじめてください。はい、ピー」
みんながわあっと一斉に玉入れを始めます。先生がそろそろ終了にしたいと思って、
「はい、もうやめなさい」
と言ってもすぐにはやめられません。大声で、
「やめなさい」
「やめなさいったら、やめなさい」
「どうしてすぐにやめられないの!」(笑)
指示の仕方のコツは、問題の起きたあとのことを織り込んで準備しておくことです。
勉強を始めさせるときも、終わらせるときも同じです。
お母さんが突然思い出したように、
「あ、そうだ。勉強始めなさい」
と言っても、子供は素直に言うことを聞けません。
「あと、15分ぐらいしたら、そろそろ勉強を始めようね」
とあらかじめ言っておいて、それから指示をすればスムーズに言うことを聞けます。
勉強を終わらせるときも同じです。
始める前に、「○分ぐらいまでで終わりね」と言っておき、その時間の来る15分ぐらい前になったら、「あと、15分ぐらいで終了だよ」と言っておけばスムーズに終えることができます。
この「あらかじめ」は、あらゆることに共通する大事なコツです。
中学受験で勉強している子に、
「何しろ合格までが目標だから、合格したら何をしてもいいからね」
と言っていたとします。
合格したあと、子供は解放感で遊び始めます。そして、勉強の習慣が戻らない^^;ということも多いのです。
受験勉強をしている最中に、
「合格が目標だけど、本当に大事なことは合格した学校でしっかり自分を成長させて立派な人間になっていくことだからね」
と、あとのことまであらかじめ言っておくことが大切なのです。
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1月の清書をもとにした森リン大賞です。
1月の上位入賞者(中3の部33人中)
真の実力
ゆりん
推薦入試とは、指導要録にもとづいた生徒の学校での学業成績や性格などを見て合否を決めるものだ。日常からコツコツと勉強していれば、本番の試験を受けなくて済むのだ。推薦入試は一般の試験と違って合否も大体検討がつくし、一発勝負という訳でもないのでメンタル面的には楽だろう。しかし、内申書はそれぞれ記入する人が同一でないために不平等になりやすい。それに、社会に出たときに求められるのは、コツコツと少しずつ実績を出すことではなく、短期間で大きな実績を出すことだ。学校を卒業して社会に出たときの事を考えると、推薦入試よりも、一般入試の方が良いと思う。だから私は、一般入試のように、いざという時に全力を出せるように生きて生きたい。
その為の方法は第一に、真の実力をつけておくことだ。いざ全力で何かに挑戦しようとしても、それに伴うだけの実力がなければうまくいかないだろう。私は今、英語検定に向けて勉強している。三級までは難なく合格することが出来たが、準二級になると一気にレベルが上がり途端に難しくなる。問題集を買って勉強したりもしているのだが、単語の意味がわからない為手のつけようがない状態に陥っている。「英語はまず単語を覚えることから始まる」とよく言うが、その意味を初めて痛感した。やはり何事に関しても基礎が大切なのだろう。だから私は今単語を覚えている。初歩的なことだがとても大切なことだ。単語もスペルが長く覚えづらいものも多いが一生懸命覚えていきたいと思う。タイムリミットは迫っているが、全力投球する気持ちで望んでいきたいと思う。
その為の方法は第二に、心から納得できるような目標を立てることだ。人は、本当に納得できるような目標を立てることだ。人は、本当に納得できる目標があればどんな困難でも立ち向かうことができると思う。逆に目標がしっかり定められてないと何をすれば良いかがわからず充実した日々を送れなくなってしまう。初めて動力飛行を成功させたライト兄弟は自転車店を経営しながらも空を飛びたいという夢を諦めないで研究に打ち込んだために目標を達成することが出来た。この二人のように、何かの目標に対して立ち向かった偉人は沢山いる。オリンピック選手なんてまさにその例だ。私も何か目標を立てて日々を立ち向かっていきたい。
確かに、日常からの努力も大切だ。日々の努力の積み重ねが成功につながる場合も多い。しかし、「飽きるということも、一つの能力のあらわれである。」という名言もあるように、いざという時に備えて休むことも大切だ。ぐだぐだやっていたら飽きてしまうし、集中力も途切れてしまうだろう。長い時間やっていれば良いという訳でもないのだ。だから私は、いざという時に全力を出せるような生き方をしたい。そうすれば今後行われる定期テストや入試も難なくクリアすることが出来るだろう。休むときのメリハリがしっかりつくようにしていきたい。
順位 | 題名 | ペンネーム | 得点 | 字数 | 思考 | 知識 | 表現 | 文体 |
---|
1位 | ●真の実力 | ゆりん | 87 | 1208 | 54 | 79 | 81 | 90 |
2位 | ●自然を尊重する | メグ | 86 | 1792 | 54 | 59 | 77 | 92 |
3位 | ●自信を持つ | ゆうちゃり~ | 86 | 1316 | 52 | 69 | 77 | 92 |
4位 | ●こつこつ型」で生きる | マロン | 86 | 1615 | 57 | 62 | 76 | 87 |
5位 | ●清書 | うずら | 85 | 1548 | 63 | 68 | 70 | 84 |
6位 | ●こつこつ | ちな | 84 | 1150 | 51 | 71 | 79 | 87 |
7位 | ●私の財産 | きへあ | 84 | 1538 | 63 | 55 | 66 | 86 |
8位 | ●ポイ捨てはいけない | 野球小僧 | 83 | 1071 | 64 | 56 | 71 | 92 |
9位 | ●清書 読解問題 | きこう | 82 | 1136 | 53 | 82 | 89 | 89 |
10位 | ●清書 | まじめさん | 81 | 1095 | 49 | 58 | 68 | 81 |
※ 高社の上位の作品で、項目のキーワードをカッコ書きで入れている作品がありましたので、キーワードをはずして採点しておきました。
清書の際は項目のキーワードは、特に入れなくて結構です。(^o^)/
1月の上位入賞者(高1高2高3社の部113人中)
民主主義(清書)
PINK
現代の日本は民主主義の国である。もちろん世界には今も独裁政権を貫いている国が存在する。独裁政権は権力が一点に絞られるため、民主主義に比べてスピーディーに物事が決まり、与党と野党のような政権を巡る争いをしなくてすむ。こういった点において能率は良いかもしれないが、やはり我々はリスクや危険を理解したうえで本当の意味での民主主義を守るべきだ。
そのための方法として第一に、民主主義の話し合いや選挙などの煩わしいと思われる手続きを面倒臭がらず、皆が参加するようにすることだ。よく選挙の後に新聞で投票率を載せているが、民主主義の原則で言えば100%に達していなければいけないはずだ。しかし、現実問題50パーセントに届いていれば『国民も注目している選挙』と書かれる始末。つまり、政治に関心を持っていない人がいるということなのだ。全国民が平等な権利を持っているのが民主主義であるのだから、真の判断が出来ているのかどうか不透明な部分があるのだ。学校の生徒会選挙も、立候補人数が少なく信任投票のみで決まってしまうケースが増えているように感じる。クラスでの話し合いも、なかなか意見が出ずしらけた空気になってしまうことが多い。友達に聞くと『別にどうでもいい…』といった参加に消極的な意見が多く、少数であろうが意見が出ればそれで決まってしまうことが多々ある。参加者全員が積極的に意見交換をすることでより良い結果に結びつくのが民主主義の長所であるにもかかわらず、それを全く生かせない状況が発生してしまっている。単なる時間の無駄、と捉えず有意義なものという認識をすることで、真の民主主義を守ることが出来るのだ。
第二の方法として、対立する勢力があるようにすることだ。日本の例で言うと自由民主党と民主党、などが分かりやすいのではないだろうか。与党と野党が常に対立しており、互いに抑制しあって均衡を保っている状態が最も理想的な民主主義の姿なのかもしれない。歴史的には、昔日本は武士と貴族が均衡を保っていた時代があった。また、戦後の日本では対抗勢力が無いために軍部の独裁に走ったこともあるそうだ。互いに拮抗する状態であることによって独裁を未然に防ぐことも出来るだろう。生徒会の選挙も、ライバルがいることでより自分の考えを有権者にアピールしたり、演説で自分の思いをより具体的に述べ、投票する側にとって非常に分かりやすい選挙になる事は間違いない。
確かに、民主主義は決して万能ではない。能率は独裁に比べて悪い場合が多く、異なった政治体制を考えることもいずれは必要になるのかもしれない。しかし、皆の総意を生かして物事を決めていくことも大切だ。一人一人の意識向上を図り、全員による支配を実現させていかなければならない。民主主義は、有効投票数の中での多数決で決まるものではなく、少数意見も含め参加者全員で決めるものだ。(自作名言)我々は、形だけの民主主義を見直して、本当の意味での民主主義を守るべきなのである。
順位 | 題名 | ペンネーム | 得点 | 字数 | 思考 | 知識 | 表現 | 文体 |
---|
1位 | ●民主主義(清書) | PINK | 92 | 1237 | 66 | 96 | 91 | 93 |
2位 | ●公園のあり方について | まいう | 91 | 1195 | 66 | 95 | 99 | 99 |
3位 | ●叱責と責任 | いさせ | 89 | 1214 | 62 | 77 | 85 | 90 |
4位 | ●言葉の文化 | しんご | 89 | 1284 | 69 | 76 | 75 | 92 |
5位 | ●周りの視線 | LOLLIPOP | 88 | 1732 | 58 | 69 | 81 | 86 |
6位 | ●神のジレンマ | カエル | 87 | 1231 | 59 | 88 | 86 | 84 |
7位 | ●世間の中で生きるということ | くま王子 | 87 | 1524 | 61 | 67 | 84 | 84 |
8位 | ●公園 | いすも | 86 | 1306 | 57 | 65 | 76 | 87 |
9位 | ●私の豊かさ | えひな | 84 | 1025 | 57 | 69 | 80 | 89 |
10位 | ●叱り方 | ピカチュウ | 84 | 1048 | 56 | 67 | 75 | 93 |
森リンの丘
2010年01月の清書記録
2009年12月の清書記録
2009年11月の清書記録
2009年10月の清書記録
2009年09月の清書記録
2006年9月-2009年8月までの清書記録
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暗唱がなかなかできない小3のI君。途中で退屈して、
「ぼくはお母さんとスーパーに買い物に行きました」
と読むところをふざけて、
「ぼくは死神と地獄へ買い物に行きました」
すると、横で聞いていた、やはり小3のT君、
「何、しりがみだって?」
真面目に黙々と書いている子がいる一方、こんなことばかり言っている子もいます。
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これまで言葉の森の生徒の作文を見ていて、森リンの得点で90点以上をとれる子の実力は、東大に合格した子たちと同じレベルだと思いました。もちろん東大だけが大学なのではありません^^;。わかりやすく言えばそうだということです。
それも、勉強だけでなく、中学高校の学生生活を個性的に過ごしてしかも勉強もできるというタイプの生徒たちでした。どの子も、自分らしい趣味の世界を豊かに持っていました。ある子は化石、ある子はガン(笑)、ある子はRPG、その分野ではそれぞれ専門家なみと言ってもいいぐらいの知識や持論を持っていました。
こういう子たちの特徴は、普通に文章が上手に書けるというだけでなく、さすがと思わせる文章が書けるという点です。共通して、書くことが好きな子たちでした。文系、理系の数は半々で、単に文章が書けるというのではなく、深く考える文章が書けるという子供たちだったのです。この子たちは、社会に出ればどこに出ても何をしても第一人者としてやっていけるはずです。
東大のレベルは、世界の基準で言うと30何位だそうです。それは、勉強だけをして東大に入る人も多いためです。自分の言葉で考える力のある人は、世界的な基準の中でも堂々と対応できる力を持っていると思います。
さて今、中学生以上で森リンの点数が90点以上を取れる生徒は同じレベルです。この子たちは、知識だけでなく、個性があり思考力があります。東大後期の小論文試験があれば、ほぼ確実に合格していたと思われる子供たちです。しかし、小論文の試験がなくても、考える力があるので、どの教科でもいくらでも成績を上げられる実力を持っています。
こういう子供たちの共通点は、苦手な教科が特にないことです。普通に授業を聞いていれば、どの教科も普通にできるようになるからです。
では、どうしたらこういう力をつけることができるのでしょうか。それは、ひとことで言えば、小学生のころから読む力、書く力、考える力を育てていくことです。小中学生のころは、その学年の勉強の成績を上げる時期ではありません。あとになって生きてくる本当の学力を育てていく時期なのです。
そのために、言葉の森へ(笑)。というのは、冗談ではなく内心本当の話です。
※森リンは、プログラムですから、技術的に得点を上げることもできます。しかし、点数を上げるために無理な書き方をすると、人間が見てもすぐに不自然だとわかります。
ここで言う東大合格レベルというのは、森リンがまだ開発されていなかった当時に、ソフトの採点などを意識せずに自然に書いた作文で、その子たちは90点以上になることがよくあった、ということです。
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