本日3月2日午後6時半ごろ、土曜日9時の体験学習のお申込みいただいた「東京都文京区」の小4女子の保護者の方、お電話番号が書いてありませんでしたのでお知らせください。<(_ _)>
電話0120-22-3987(9:00-20:00)
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生徒のみなさんからこれまでにご連絡いただいた合格情報です。(50音順)
2010年3月18日追加
宇都宮女子高校
栄光学園中学校
愛媛県立松山東高等学校
延暦寺学園比叡山高等学校比叡山中学
大阪市立咲くやこの花中学校
開智中学校
香川県立高松北中学校
春日丘中学校
神奈川県立鎌倉高等学校
京華女子中学校
京都産業大学附属中学校
京都市立紫野高等学校
京都大学医学部
京都府立東稜高等学校
京都府立洛北中学校
慶應大学法学部
恵泉女学園大学
公文国際学園中等部・高等部
群馬県立中央中等教育学校
甲陽学院中学校
静岡大学教育学部附属静岡中学校
頌栄女子学院中学校
湘南白百合学園中学校
城北中学校
白百合学園中学校
西武学園文理中学校
仙台市立仙台青陵中等教育学校
玉川大学教育学部
千葉県立千葉中学校
津田塾大学英文学科
東京純心女子中学校
東京女子大学
東京大学文科一類
東京都立桜修館中等教育学校
東京都立白鴎高等学校附属中学校
東京都立三鷹中等教育学校
東北大学理学部
長崎日本大学中学校
奈良女子大学附属中等教育学校
新潟県立燕中等教育学校
新潟大学教育学部附属新潟中学校
新潟明訓中学校
一橋大学商学部
兵庫県立芦屋国際中等教育学校
宮城県仙台二華中学校
横浜市立大学医学部
早稲田大学政治経済学部
合格したみなさん、おめでとう!
しかし、第1志望に合格しなかったみなさんも、その合格しなかったことがこれからプラスになる人生を歩んでいけばいいのです。
前向きな気持ちを持っていけば、すべてはいい方向に進みます。
「けんかに勝つコツは、負けたと認めないことだ」という名言があります。名言というか何というか。(^^ゞ
新学期から、みなさん、明るい気持ちでがんばっていってください。
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漢語の同音異義語の使い分けはそれほど難しくありませんが、和語の同音異義語には難しいものがあります。
梅棹忠夫氏は、体言は漢字で用言はひらがなで書くという書き方を提唱しました。用言をひらがなで書くと、文章全体が明るい印象になります。また、和語の同音異義語の使い分けで悩むことがなくなるという利点があります。しかし、用言をひらがなで書くというのは合理的ですが、まだあまり一般的とは言えません。
なぜ日本語で同音異義語が多いかというと、1つは日本語は他の言語に比べて音素数が少ないからです。もう1つは、漢字は日本語に対する当て字として使われたからです。もともとの日本語は、音だけの言葉でした。そこに、意味を伴う漢字をあてはめたので、わかりにくい同音異義語が多くなったのです。
例えば、作る、造る、創るの使い分けは、使う人のニュアンスでかなり変わります。しかし、話をするとき、聞き手は漢字の違いを意識して聞いているわけではありません。文脈の中で自然に「あ、つくるだな」と考えてそれで済んでいます。だから、用言はひらがなで、という考え方はそれなりに自然なことなのです。
同音異義語で迷ったときは、どのようにしたらいいでしょうか。
第1は、用字用語辞典を使って調べることです。前述した「必携用字用語辞典」(三省堂)が便利です。更に同音異義語の使い分けに徹底した本は、「漢字の用法」(武部良明著 角川書店)です。今は、「漢字用法辞典」(武部良明著 角川書店)となっているようです。
第2は、インターネットで検索をしてみて、多く使われている使い分けを参考にすることです。
第3は、漢語に直して考えることです。例えば、「たつ」という言葉には、「立つ」「経つ」「建つ」「絶つ」「発つ」「断つ」「裁つ」などの漢字があります。どの漢字を使うかというときの判断として、漢語として自然なものを使うということで考えることができます。
・時間が経つ=経過する
・家が建つ=建築する
・旅に発つ=出発する
・命を絶つ=絶滅する
・退路を断つ=遮断する
・布を裁つ=裁断する
このように、漢語に直すと同音異義語の使い分けがわかります。
もう1つは、反対語を考えてみることです。例えば、「あの人の気持ちはあたたかい」という場合、「あたたかい」の反対語を考えてみると、「気持ちがさむい」とは言わず、「きもちがつめたい」と言います。だから、「あたたかい」は、寒暖の「暖」ではなく「温冷」の「温」になるということです。
第4は、パソコンを利用することです。日本語は、英語などに比べると誤変換の割合が非常に多い言語なので、その分日本語解析能力が磨かれてきました。
例えば、先ほどの「たつ」の使い分けでも、「たつ」という言葉を変換しただけでは、いろいろな候補が出てきますが、「じかんがたつ」と続けて打つとほぼ確実に「時間が経つ」と出てきます。「たいろをたつ」と打つとこれも確実に「退路を断つ」と出てきます。
この機能がもっと進歩すると、日本語の音声入力も、英語並みに簡単になっていくと思います。
機械に任せられることは機械に任せて、人間は人間でなければできないことに専念するというのが未来の姿です。言葉の使い分けで悩むよりも、考えの内容で悩んだ方がずっと楽しいし、意義のあることだからです。
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小学高学年向けの『同音異義語』を教えてください。
先日より、付箋読書を子どもと始めました。子どもは(小学3年生)、付箋を貼るのが、楽しくて100ページくらいの本に付箋を50枚もつけました。親としては、少々多いかなと感じるのですが、いかがでしょう。子どもは、本を読むのが大好きです。辞書に付箋を貼ったりするのも大好きです。四行詩も書こうねと誘っているのですが、今後付箋読書はどのように進めていったらよいのでしょうか。
明日のホームページの記事で載せる予定です。
小学3年生ですと、読む本も物語文のものがほとんどだと思いますから、栞がわりに貼る程度でもいいと思います。
でも、付箋を貼ると、いかにも読み終えたという感じがするので、読書の励みにはなると思います。
四行詩は、読書ノートを作って、週に何回か、それまでに読んだ本の付箋の箇所をもとに書いておくと、あとでいい記念になると思います。
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全体の流れ
家庭で作文指導をするときの全体の時間は、1時間から1時間半とします。
1、最初に暗唱のチェックをします。
1週間の自習課題として300字又は900字の暗唱をさせておきます。(
暗唱の手引のやり方を参考にしてください)
最初にその暗唱のチェックをしますが、すぐにチェックをするのではなく、先に練習をさせてからチェックをします。
300字の暗唱をしている子なら、暗唱用紙の10回分の部分を切り取り、300字を10回読む練習をさせます。
900字の暗唱をしている子なら、暗唱用紙の4回分の部分を切り取り、900字を4回読む練習をさせます。
暗唱の自習をほとんどしていないために300字の暗唱ができそうもない子については、暗唱用紙の30回分の部分を切り取り、100字を30回読む練習をさせます。
300字の暗唱の場合は、1ヶ所のミスまでなら合格です。
900字の暗唱の場合は、3ヶ所のミスまでなら合格です。
いずれもそれ以上のミスがある場合は、次回も同じ範囲を暗唱の自習とします。合格した場合は、次の範囲を指示しておきます。
2、暗唱の自習が終ったら、その週の作文を書きます。
学年別の課題は、
課題の岩に載っています。(感想文課題の長文は生徒限定ですので、題名課題を参考にして書いてください)
学年別の指導項目は、
項目の苗に載っています。(説明の部分をクリックすると、くわしい説明が読めます)
3、作文が終ったら、残りの時間を見て読書をします。
残り時間が60分で学年の100倍ページを読めるとして計算します。したがって、4年生ならば、60分で40ページ読めるので、残り時間が30分の場合は20ページ、残り時間が15分の場合は10ページなどと読むページ数を決めます。読書速度は個人差があるので、その子の大体の読書速度を見ておき、残り時間を見ながらその子供に合ったページ数を指示します。 読書は、読ませるだけでもかまいませんが、付箋を貼りながら読み、その付箋をもとに四行詩を書くという練習をさせることもできます。
付箋の作り方と付箋読書の方法は、
付箋の作り方というところで見ることができます。
4、全部の勉強が終ったら、次回の課題を指示して終了とします。
評価の仕方
子供の書いた作文については、よいところを褒めて明るく励ますことを中心にします。
直す指導は、1つの作文について1ヶ所かせいぜい2ヶ所にとどめるようにします。
ただし、誤字や誤表記については、一応すべてに赤ペンを入れておきますが、それをことさらに直すための指導はしないということです。
褒めるところは、項目指導でよくできたところが中心です。つまり、子供が意識的に努力してできたところを褒めるようにします。
例えば、「会話を入れる」という項目があって、会話が書いてあれば、そこを褒めます。
また、指導していないことでもいいところがあればどんどん褒めます。面白いところ、その子らしいところなど、褒めるところはいくつあってもかまいません。
直すところは、指導の上で事前に説明したことが中心です。事前に何も言っていないことについて後から注意することはできるだけ避けます。注意する場合は、次の週の事前指導として説明したあとに注意するようにします。
作文用紙には、あまり講評は書きません。よいところには◎をつけ傍線を引いておきます。間違えているところには△をつけて正しい字を書いておきます(同じ間違いがたくさんあるときは、正しい書き方は代表的なところ1ヶ所だけでかまいません)
作文用紙にくわしい講評を書くと、講評を書くという事後的なことが指導の中身になってしまい、肝心の子供の指導をすることがおろそかになります。
指導の中心は、作文を書く前に子供に直接口頭で話すことです。
指導を充実させるために、作文用紙の講評は簡単にし(傍線を引いた箇所に数語の短いコメントを入れる程度)、そのかわり別の先生用のメモ用紙などに、口頭で指導する中身をメモしておくようにします。そのメモが指導の記録になります。
明るい指導
子供は、明るい雰囲気が好きです。
子供が教室に来たら、明るく楽しい雰囲気で声をかけましょう。
勉強している間に、ときどき書いている様子を見て、じゃまにならない程度に声をかけて励ましてあげましょう。
勉強が終わって作文を提出したら、いいところをたっぷり褒めてあげましょう。
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前回は、暗唱が、発想力や思考力という応用分野に生きてくることを説明しました。
暗唱は、理解力や読解力にも役立ちますが、その説明の前に、暗唱の仕方を説明します。
滑らかな暗唱は、どのようにしたらできるのでしょうか。
暗唱は、繰り返せばだれでもできるようになります。繰り返しとは、1日に30分も40分もやることではありません。3日続けて10分ずつやることです。これで、何の苦労もなく暗唱ができます。
暗唱が苦痛になるのは、毎日続けてやらずに、まとめてやろうとするからです。
言葉の森の暗唱法は、1日10分の練習で、1ヶ月で900字の文章が暗唱できるようになる方法です。これは、
暗唱の手引というページに書いてあるやり方です。
この暗唱の練習は、できればお父さんやお母さんも試しに毎日10分、1ヶ月やってくださるとよいと思います。しかし、大人は、すぐに覚えようとしてしまうために、かえって虚心坦懐に音読を繰り返すことができないという傾向があります。これは、中学生や高校生も同じで、何度か音読を繰り返して覚えられそうになると、すぐに直接覚えようとしてしまうのです。覚えるのではなく、音読を続けるということが大事です。
親が暗唱の仕方というものになじんでいないと、子供に対する暗唱の指導もどうしてもピントのはずれたものになりがちです。よくあるのが、口だけで「やりなさい」と言って、本人に任せるやり方です。これでできるのは、既に暗唱が軌道に乗っている子だけです。
暗唱は、最初のうち、親がついて一緒にやることが大事です。しかし、これは決して親にとって負担のあるものではありません。
例えば、朝起きたら、お母さんが食事の支度をしている間に、子供が食卓について10分間暗唱の練習をするという形です。日曜日であれば、昼食前や夕食前でも、このようなやり方でできます。親はほかのことをしているが、子供は近くで暗唱の練習をしている、というのが暗唱や音読の練習の理想の形です。
いちばんよくないのは、子供部屋でやらせることや、親が、「時間のあるときにやっておきなさい」と口で言うだけで済ませてしまうことです。
暗唱するための音読の仕方は、句読点で区切らずに、なるべく早口で、しかしはっきりと、どちらかと言えば棒読みで、比較的大きな声で読むことです。暗唱がすっかりできるようになったら、句読点で区切り、抑揚をつけて上手に読むこともできますが、覚えている最中は、早口で棒読みの方がいいのです。
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剣道や野球やテニスの素振りという練習がありますが、振り方を覚えることが目的ではありません。形などは、だれでもすぐに覚えられます。
大事なことは、その形ができることではありません。その形が身につき、いつでもどこでも自然に必要な動きができるようになることです。
形が身につくと、いくら繰り返しても疲れなくなり、動作が美しくなり、いつでも自然にその形が出せるようになります。ですから、暗唱も、「えーと」と考えなら思い出してやっと言えるようになっても、できたことにはなりません。
水が流れるように、よどみなく滑らかにつっかえずに言えることが大事です。暗唱の目安は、滑らかに言えるようになるということです。覚えることを目安にするのではなく、無意識のうちに言葉が出てくるように言えることを目安にしていきます。そのために、同じ文章を繰り返し音読するのです。
では、繰り返し音読をするという暗唱によってどういう効果があるのでしょうか。
一般によく考えられているものは、覚えた文を自分の作文にそのまま使うという効果です。しかし、これは試験のときの暗記とあまり変わりません。覚えた表現を作文に使えるようになるということはもちろんありますが、それはごく一部の効果です。
また、暗唱をしていると記憶力がつくというだけでもありません。記憶に自信がつくということはありますが、記憶する技術だけを考えれば、記憶術という方法を使った方がはるかに効果があります。
では、暗唱によってどういう力がつくのでしょうか。
暗唱によって本当に身につくのは、思考力、発想力、作文力という応用力の分野です。どのようなテーマが出ても、そのテーマに関連する考えが出てくるようになります。
暗唱の練習をしている子は、作文の字数が増えるという調査結果が出ています。これは、暗唱によって発想力が豊かになり、書くことが次々と出てくるからです。
このようになるのは、文章を丸ごと自分のものにすることによって、言葉が持つ関連性の手足が増えるからです。
ある言葉、例えば、「桃」という言葉を思い浮かべたときに、ほかのどういう言葉を連想するでしょうか。普通は、「桃」「ピンク」「梅」「果物」「木」「八百屋」「甘い」「柔らかい」「種」など、桃の実体に関連した言葉だけでしょう。しかし、昔話の「桃太郎」を知っている子供は、「桃」という言葉から、「おじいさん」「山」「柴刈り」「おばあさん」「川」「洗濯」「犬」「猿」「キジ」「鬼」「島」なども連想します。「桃」という言葉が持つ関連性の手足が増えるのです。
普通、文章は逐語的に理解していきます。「桃太郎」という昔話を1回読んだだけならば、桃が登場するのは、おばあさんが川で洗濯をしているときから、家に持ち帰って中から桃太郎が出てくるところまでですから、桃の役割はそれで終わりです。理解のための桃は、せいぜい「おばあさん」「川」「子供」という関連性の手足を持つだけです。しかも、そこには何も桃である必然性はないので、やがて時間がたつにつれて、桃太郎が生まれたという結論だけが残り、どこから生まれたのかという桃の存在は記憶から消えていきます。
桃太郎の場合は、名前の上からも桃のイメージが強力なので記憶からは消えにくいのですが、ほとんどの物事の場合、そこで使われた言葉は単なる手段であり、理解のための道具としての役割を果たしたあとは、記憶には残らないのです。
例えば、「おじいさんは山へ柴刈りに行きました」という場合の、「山」も「柴」も、「桃太郎」のその後の物語の展開に何の影響も与えていません。だから、「桃太郎」の話を1回読むだけでは、おじいさんがどこへ何をしに行ったのかということは、記憶されません。そういう細かいことまで記憶に残っていたのでは、日常生活の肝心なことがかえって思い出しにくくなって困るからです。
しかし、「桃太郎」の話を何度も読んだり聞いたりして、文章が丸ごと頭に残っている場合はそうではありません。「むかし、むかし」という出だしの言葉を聞いただけで、「あるところに、おじいさんとおばあさんがおりました。おじいさんは山へ柴刈りに、おばあさんは川へ洗濯に行きました。すると、川上から……」という文章が一挙に想起されるのです。
これは、テストに、「おじいさんの行った場所はどこで、そこでした仕事は何か」というものが出るから、「場所=山」「仕事=柴刈り」と記憶したのではありません。そういうテスト的な記憶ではなく、文章を丸ごと何度も読んだり聞いたりしたことで、その文章に書かれていることが一つの全体として丸ごと自分のものになったからできるようになったことなのです。
暗唱も、同様です。ある文章を暗唱していると、その文章のどの言葉も、その文章全体との関連性を持ってきます。それは、「桃太郎」の最初に登場する「桃」が、物語の最後に登場する「鬼」と結びつけて考えることができるということと同じです。これが、言葉が関連性の手足を多く持つということです。
関連性の手足を多く持つ言葉とは、会議でたくさんの発言する参加者と同じです。司会があることを聞くと、多くの参加者が次々と挙手をして発現する会議では議論は盛んになります。司会が指名してもなかなか話をしない参加者ばかりでは、会議は進みません。言葉も同じです。手足をたくさん持っている言葉は、次々と連想を広げていきます。
しかし、会議でも、司会が上手にコントロールしないと発言ばかりが増えて混乱するように、言葉も関連性の手足をたくさん持つだけでは、次々と話題が広がって脱線していくことなります。会議をコントロールする強力な司会と同じものが、文章における構成力です。
さて、暗唱によって言葉の持つ関連性が豊かになると、発想や思考が豊かになるだけではありません。言葉の関連性が豊かになることは、理解力、読解力を高めることにもつながっています。
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送り仮名のつけ方についてのくわしい説明は、前述の「必携用字用語辞典」(三省堂)に「昭和四八年内閣告示第二号『送り仮名の付け方」として載っています。
送り仮名のつけ方は、4つに分けて考えます。
第1に、「-ない」をつけて変わるところから送るという送り方です。活用語尾を送るということです。
例えば、「みじかい→みじかくない」なので、「みじか」までが漢字で、そのあとが送り仮名になり、「短い」となります。
同様に、憤る(いきどおる→いきどおらない) 承る(うけたまわる→うけたまわらない) 返す(かえす→かえさない)と考えます。
これに関連して、「当たる」「落ちる」「終わる」「変わる」「集まる」「暮らす」などが、なぜ、「あたる→あたらない→当る」とならないかというと、それは同じ漢字を使った似た言葉があるからです。「当たる-当てる」「落ちる-落とす」「終わる-終える」「変わる-変える」「集まる-集める」「暮らす-暮れる」。ただし、「終る」と書いても間違いではありませんが、わかりにくくなるので「終わる」と書いた方がよいということです。
第2は、「しい」「か」「やか」「らか」から送るという送り方です。
例えば、「著しい」「惜しい」「悔しい」「恋しい」「珍しい」
「暖か」「温か」「静か」
「穏やか」「健やか」「和やか」
「明らか」「滑らか」「柔らか」
などという例です。
例外が少しあります。「懐かしい-懐く」「恐ろしい-恐れる」「憎らしい-憎い」などは、同じ漢字を使った似た言葉があるので、送り仮名が多くなっています。
第3は、わかりやすくするために、又は簡単にするために、どちらで送ってもよいという送り方です。
例えば、「表す-表わす」「現れる-現われる」「行う-行なう」「断る-断わる」「賜る-賜わる」などです。「行った」というときに「いった」のか「おこなった」のかわかりにくなるので、「行(い)った」「行(おこ)なった」と書き分けるという考え方です。
また、読み間違えるおそれのないものは省略することができるので、「問い合わせる-問合せる」「申し込む-申込む」「引き換える-引換える」「乗り換える-乗換える」などは、どちらも使えます。したがって、「申し込み書」となる場合も、「申込書」となる場合もあります。
第4は、名詞には送り仮名をつけないが、動詞から名詞になった言葉には送り仮名をつけるものがある、ということです。ややこしい。
「恋」「恥」「光」「話」「係」「隣」「志」「組」「印」などは、「恋い」「恥じ」「光り」「話し」「係り」「隣り」「志し」「組み」「印し」などとしないのが普通です。名詞としての意識が確立しているからです。
しかし、「幸せ」「勢い」「後ろ」「便り」「情け」「気持ち」などは、送り仮名をつける方が一般的です。
「問い」「答え」「晴れ」「曇り」「祭り」「仕組み」などは、送り仮名をつけることが多いのですが、「問」「答」などと送り仮名を省略する書き方もあります。
これに関連して、よくある使い分けの混乱が、「話をしている」と「話している」の送り仮名です。「話をしている」は「話」が名詞なので送り仮名をつけませんが、「話している」の方は動詞なので「話し」と送り仮名をつけます。
いろいろと複雑ですが、原則としては、活用する語尾から送るということだけを覚えておけばいいと思います。
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たった今清書を送信しましたが、読解問題の入力ミスをしました。問1を2にしましたが、3に訂正したいです。 もし可能ならばご手配お願いします。 お手数をお掛けし、申し訳ありませんでした。
「作文の丘」の修正は、年月日のところ「 02/27 09:58 」をクリックするとできるようになっています。(こちらで直しましたが)
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ひらがなで書いた方がよい字があります。
漢字としての意味が弱い字はひらがなで書いて読みやすくするというのが原則です。
よくあるのは、次のような例です。「事、所、物、為、様、位」などは、ひらがなで書くのが一般的です。
許可しないことがある(△事)
現在のところ差し支えない(△所)
正しいものと認める(△物)
そのために(△為)
そのようだ(△様)
それぐらい(△位)
漢字とひらがなの使い分けの基本は、昭和56年10月「事務次官等会議申合せ」の「公用文における漢字使用などについて」に載っています。また、「常用漢字音訓表」で読み方が指示されていない漢字はひらがな書きになります。
こういう文字の書き方を調べるのに便利な辞書は、「必携用字用語辞典 中型版」(三省堂)です。(アマゾンで見てみると、2010年2月現在、中型版はなく、一回り小さいサイズの縦15cm横8cm厚さ2cmのものが1050円でした)
ひらがなで書いた方がよい字は、次のとおりです。(全部で約150字なので30回音読すると頭に入ります)
かなり ふと やはり よほど おって かつ
したがって ただし ついては ところが ところで
また ゆえに -ない -だけ -ほど -こと
-とき -ところ -もの -とともに -ほか -ゆえ
-わけ -とおり -がある -がいる -になる -ができる
-てあげる -ていく -ていただく -ておく -てください
-てくる -てしまう -てみる -がない -てよい
-かもしれない -にすぎない -について -げ -ども -ぶる
-み -め -ため -まで -よう -ぐらい
原則として漢字で書いた方がよい字は、次のとおりです。(全部で約110字なので30回音読すると頭に入ります)
彼 何 僕 私 我々 必ず 少し
既に 直ちに 甚だ 再び 全く 最も
専ら 余り 至って 大いに 恐らく 必ずしも
辛うじて 極めて 殊に 更に 少なくとも 絶えず
互いに 例えば 次いで 努めて 常に 初めて
果たして 割に 概して 実に 切に 大して
特に 突然 我が 及び 並びに 又は 若しくは
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