ログイン ログアウト 登録
 Onlineスクール言葉の森/公式ホームページ
 
記事 935番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/11/21
暗唱用長文の誤字訂正 as/935.html
森川林 2010/06/18 13:25 
 6月の暗唱用長文でふりがなのミスがありました。訂正して読んでくださるようお願いします。<(_ _)>
○小2 6月の4番目の文章
▲洗濯物(せんたくぶつ)→◎洗濯物(せんたくもの)
○小3 6月の7番目の文章
▲クワ畑(はたけ)→◎クワ畑(ばたけ)

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
生徒父母連絡(78) 

記事 934番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/11/21
成長の途上に必要な強制と無駄―読書について as/934.html
森川林 2010/06/18 11:20 



 自由は、人間の本質的な欲求です。強制を喜ぶような人はいません。

 また、無駄のない能率のよさは、社会人にとって必須の能力です。能率の悪いことが評価されるような場所はありません。

 しかし、こういう大人の社会に長いこと属していると、成長期の子供にも同じような物差を適用してしまいがちです。


 その一つが、強制と自由についてです。自由を肯定するあまり、教育における強制の持つ意義を過小評価してしまうのです。

 大人は、自由に九九が言えます。日常生活の中で掛け算を自分の手足のように自由に使って生活しています。しかし、それは小学2年生のころに、九九を覚えさせられるという強制があったからできることです。

 日常のしつけも同様です。あいさつをする、靴をそろえる、イスをしまう、姿勢をよくする、ていねいな言葉をつかう、などは、自然に身につくものではありません。

 日本の文化に属していると、強制という意識はあまりありませんが、やはり文化的な強制によって初めてそのようなしつけが身についたのです。


 この自由と強制の問題が、現在、特徴的に表れているのが読書の分野です。それは、読書については、かつてあったような文化的、社会的な強制の環境が大きく変化しているからです。

 今の大人が子供の時代には、家庭での娯楽は、読書やテレビぐらいしかありませんでした。読書以外の娯楽が乏しいという環境に強制されて、本を読む力を身につけていったのです。

 しかし、大人になったころには、自分が強制的な環境で本を読むようになったことを忘れて自由に好きな本を読むという結果だけを読書と考えてしまうようになります。

 そのため、つい子供にも、読書は自分の好きなものを自由に読むべきだと考えてしまうのです。


 現代の社会は、テレビ、ケータイ、ゲーム、インターネットなど、読書以外の娯楽が豊富です。また、読書のような体裁を伴った、ビジュアルな絵だけで大体の理解ができる学習漫画のようなものも増えています。この豊富な娯楽の環境で、大人のレベルと同じように自由に任せていれば、読書の習慣は決して自然には身につきません。

 また、読書には、年齢による発展段階があります。幼児期に読み聞かせをたっぷりしたからといって、その後、小中高と自動的に本を読むようになるわけではありません。それぞれの学年で少しずつ難しい本もよむように読書の質が発展していくのです。


 こう考えると、読書については、しつけと同じようにある程度の強制が必要なのだということがわかります。しつけは見た目でわかりますが、読書力の有無は見た目ではわからないので、しつけ以上に意識的な強制が必要になってくるのです。

 強制という言葉はあまり印象がよくありませんが、実際にやることは次のようなことです。

 毎日、夕方の勉強が終わったら、最後に必ず本を10ページ以上読むことを生活の習慣にするということです(読む力のある子はページ数を増やしてもかまいません)。そして、夕方の時間があまりとれないときでも、宿題や習い事の時間よりも読書の時間をまず優先して確保するということです。

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
教育論文化論(255) 読書(95) 
コメント1~10件
読解問題の解き Wind
面白かった 10/11
記事 4027番
長文の暗唱のた たろー
この世で一番参考になる 9/30
記事 616番
「桃太郎」を例 匿名
役に立った 8/15
記事 1314番
日本人の対話と 森川林
ヨーロッパの対話は、正反合という弁証法の考え方を前提にしてい 8/6
記事 1226番
日本人の対話と よろしく
日本人は上に都合がよい対話と言う名のいいくるめ、現状維持、そ 8/5
記事 1226番
夢のない子供た 森川林
「宇宙戦艦ヤマトの真実」(豊田有恒)を読んだ。これは面白い。 7/17
記事 5099番
日本人の対話と 森川林
 ディベートは、役に立つと思います。  ただ、相手への共感 7/13
記事 1226番
日本人の対話と RIO
ディベートは方法論なので、それを学ぶ価値はあります。確かに、 7/11
記事 1226番
英語力よりも日 森川林
AIテクノロジーの時代には、英語も、中国語も、つまり外国語の 6/28
記事 5112番
創造発表クラス 森川林
単に、資料を調べて発表するだけの探究学習であれば、AIでもで 6/27
記事 5111番
……次のコメント

掲示板の記事1~10件
現在森リンベス 森川林
このあとの予定。 ・森リンベストを直す(直した) ・森リ 11/20
森川林日記
Re: 入会手 言葉の森事務局
 お世話になっております。  弟さんのみご入会が1週間 11/15
森の掲示板
入会手続きにつ やすひろ
お世話になっております。 個別掲示板を開けませんので、ここ 11/15
森の掲示板
Mr. 1
1 11/14
森の掲示板
Mr. 1
1 11/14
森の掲示板
Mr. 1
1 11/14
森の掲示板
Re: 項目の 1
> いつもありがとうございます。 > > こすほ 11/14
森の掲示板
Re: 項目の 1
> いつもありがとうございます。 > > こすほ 11/14
森の掲示板
Re: 項目の 1
> いつもありがとうございます。 > > こすほ 11/14
森の掲示板
Re: 項目の 1
> いつもありがとうございます。 > > こすほ 11/14
森の掲示板

RSS
RSSフィード

QRコード


小・中・高生の作文
小・中・高生の作文

主な記事リンク
主な記事リンク

通学できる作文教室
森林プロジェクトの
作文教室


リンク集
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン






小学生、中学生、高校生の作文
小学1年生の作文(9) 小学2年生の作文(38) 小学3年生の作文(22) 小学4年生の作文(55)
小学5年生の作文(100) 小学6年生の作文(281) 中学1年生の作文(174) 中学2年生の作文(100)
中学3年生の作文(71) 高校1年生の作文(68) 高校2年生の作文(30) 高校3年生の作文(8)
手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

主な記事リンク
 言葉の森がこれまでに掲載した主な記事のリンクです。
●小1から始める作文と読書
●本当の国語力は作文でつく
●志望校別の受験作文対策

●作文講師の資格を取るには
●国語の勉強法
●父母の声(1)

●学年別作文読書感想文の書き方
●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)
●国語の勉強法(言葉の森新聞の記事より)

●中学受験作文の解説集
●高校受験作文の解説集
●大学受験作文の解説集

●小1からの作文で親子の対話
●絵で見る言葉の森の勉強
●小学1年生の作文

●読書感想文の書き方
●作文教室 比較のための10の基準
●国語力読解力をつける作文の勉強法

●小1から始める楽しい作文――成績をよくするよりも頭をよくすることが勉強の基本
●中学受験国語対策
●父母の声(2)

●最も大事な子供時代の教育――どこに費用と時間をかけるか
●入試の作文・小論文対策
●父母の声(3)

●公立中高一貫校の作文合格対策
●電話通信だから密度濃い作文指導
●作文通信講座の比較―通学教室より続けやすい言葉の森の作文通信

●子や孫に教えられる作文講師資格
●作文教室、比較のための7つの基準
●国語力は低学年の勉強法で決まる

●言葉の森の作文で全教科の学力も
●帰国子女の日本語学習は作文から
●いろいろな質問に答えて

●大切なのは国語力 小学1年生からスタートできる作文と国語の通信教育
●作文教室言葉の森の批評記事を読んで
●父母の声

●言葉の森のオンライン教育関連記事
●作文の通信教育の教材比較 その1
●作文の勉強は毎週やることで力がつく

●国語力をつけるなら読解と作文の学習で
●中高一貫校の作文試験に対応
●作文の通信教育の教材比較 その2

●200字作文の受験作文対策
●受験作文コースの保護者アンケート
●森リンで10人中9人が作文力アップ

●コロナ休校対応 午前中クラス
●国語読解クラスの無料体験学習