遊びと行事の 実行課題集
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2月の実行課題集 1
節分はみんなで豆まき
元気に、福はあー内
2月3日は節分です。まず、豆まき用の豆を用意します。お店で買ってきても、家で大豆を炒ってもいいでしょう。ついでにポップコーンも。なんて言っていると何をやるかわからなくなるので、とりあえずは豆だけね。
一家の主人や年男、年女が豆をまきます。年男、年女というのは、年をとっている男の人や女の人のことではありません。生まれた年と同じ十二支の年を迎えた人のことです。十二支というのは、子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥、のことです。早口で言えるかな。もちろん、家で豆まきをするときは誰がやってもいいでしょう。
外に向かって、「鬼はあー外」。家の中に向かって、「福はあー内」。
このとき「福は内」を「鬼は外」より1回多く言うと、福が毎年1つずつ増えていきます。
鬼が外に行ったらかわいそうだと思う人は、「鬼もおー内」と言ってもいいかもしれません。鬼だって人間だからね。(じゃないか。)
鬼は外、福笑い
鬼の顔を、福笑いの要領で作ります。用意するものは普通の画用紙、ボール紙が数枚程度でいいでしょう。あとはカラーのマジック、色鉛筆などで絵を描いて、ハサミでパーツごとの形を作っていきます。
作るパーツは、大元の顔のほかに、両目、鼻、口。それにいかにも鬼らしい太い眉毛や髭があっても面白いでしょう。もちろん、角や牙も欠かせません。
準備ができたら、あとは普通の福笑いと同じです。目隠しをして、部品を顔の上に並べていきましょう。
注意するのは、豆をあまり力いっぱい投げつけないこと。ぶつけるたびに、ぽろぽろと顔のパーツが落っこちて、のっぺらぼうの鬼という新種になってしまうことがあります。
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2月の実行課題集 2
初午って知ってる?
初午ってなあに?
初午とは、2月最初の午(うま)の日(今年は2月4日)のことを言います。本来は、農作業が始まる旧暦の2月に行われていました。
711年のこの日に、京都の伏見稲荷大社に稲荷大神が鎮座されたといわれています。この日をしのび、伏見稲荷大社をはじめ全国の稲荷神社でお祭り(初午大祭)が行われます。
江戸時代には、初午の日に子どもが寺子屋へ入門したという記録が残っているようです。
また、地域によっては独特な風習が残るところもあるようです。自分の住んでいる地域の初午はどのようなものか、調べてみるのもよいでしょう。おじいちゃんやおばあちゃんに聞いてみるのもよいですね。
全国には、32000もの稲荷神社があるそうです。これだけ数があるということは、みなさんのおうちの近くにもありそうですね。今年は、家族みんなで初午詣にでかけてみてはいかがでしょうか。
午の刻は正午
立春を
迎える2月の
最初の
午の
日は、一
年のうちで
最も運気の
高まる日とされています。
「
午(うま)」は
方位の
南を
示し、
時間は
正午を
表わします。
今でも
お昼の12
時のことを
正午と
言いますね。
下の
写真にあるように、
昔の
時間の
数え方では
十二支を
使っていました。
午の
刻は
太陽が
最も高く上がり、一
日のうちで
陽光の
力が
最も強まる時といわれています。
お父さんお母さんと
一緒に
日時計を
作ってみましょう。もちろんひとりでも
作れるくらい
簡単です。
使う材料もおうちにあるものばかりです。
http://www.jst.go.jp/csc/virtual/live/monosashi/time/tt_080.htm
いなりずしに挑戦
稲荷神社といえばきつねですが、きつねは
稲荷神のお
使い役で
油揚げが
大好物です。
初午の
日には、
油揚げやいなりずしを
お供えする
地域があります。
いなりずしは、
東日本では
米俵に
見立てた
俵型ですが、
西日本ではきつねの
耳に
見立てた
三角が
主流です。
みなさんは、いなりずしは
好きですか? おうちでいなりずしを
作ってみませんか。
http://tinyurl.com/ladu5fe
アイデア
次第で
下の
写真にあるようなかわいいものも
作れます。
自分だけのいなりずしを
作って
撮影してみましょう。
実行課題集 https://www.mori7.com/jk/ ●Online作文教室 言葉の森
2月の実行課題集 3
道具に感謝、針供養
感謝のハリネズミ作り
こんにゃくをハリネズミの胴体に見立て、色とりどりの待ち針を刺していくときれいなハリネズミが出来上がります。
針だけではなく、毎日使っている物への感謝の言葉を折り紙に書いてみましょう。その折り紙を細長い三角の形に折り、厚紙で作ったハリネズミの胴体に貼りつけていくときれいな「感謝のハリネズミ」が出来上がります。
また、いつも使っているのものや使い古した昔のものなど「お世話になっているもの」を集めてみましょう。ランドセル、文房具、大好きだったおもちゃ。お父さんやお母さんは何を持ってくるかな? 食卓の上などにきれいな布や紙をしいて、舞台のようにしたところへそれらを並べましょう。汚れていたら少しきれいにして、リボンやお花で飾るとよいですね。「いつもありがとう。」「今まで役に立ってくれてありがとう。」という気持ちをこめて。
一年に一日、針休め
針は昔、女性が日常的に使う大事な道具でした。大切なものだからこそ、一年に一日、針を休める日がありました。関東では2月8日。関西や九州では12月8日です。
折れたり曲がったりした針を集めて、感謝の気持ちとともに供養し裁縫の上達を祈りました。
折れた針や古くなった針を豆腐や蒟蒻にさしたり、神棚に供えたあとに海や川に流して祓ったり、半紙に包んで淡島神社に納め供養したりしました。
和歌山市の淡嶋神社は、針才天女を祀る本社で各地に末社があります。東京では浅草寺境内に淡島堂があります。
針も昔は手作りでした。1本1本大切に使っていたのでしょう。
針供養一日だけの淑やかさ (川柳小関はる子)
お世話になりました
母「お母さんはパッチワークの針を供養するわ。」
父「お父さんは、ヨレヨレになるまで使ったこのネクタイを。」
妹「私は、1年生の時使っていた筆箱にしようかな。」
兄「ぼくは、たいへんお世話になったこれを……。」
父・母・妹「……。やっぱりゲーム機か。」
犬「ワンワン!」(骨ガムをくわえてくる。)
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2月の実行課題集 4
連続頭文字五七五、略して連五
連五のやり方
俳句や川柳のような「5文字・7文字・5文字」の文を、1人ずつ分担して考えます。
はじめにそれぞれの頭文字となる、「3文字の言葉」を決めましょう。
人数は、2人以上4人までで遊べます。4人の場合は、4人目がつっこみ役をやってください。(笑)
例えば、鍋を囲みながら、
「じゃあ、とうふ」
とうさんが/うんどうかいで/ふっとんだ(花火かい)
「次は、きのこ」
きのうから/のんびりしている/こまつさん(だれじゃい)
「それなら、こまつ」
こまったな/まつたけがない/つんでこよ(つめるのか)
「では、しいたけ」
しいちゃんが(だれだい)/たなからぼたもち/けっとばす(意味不明)
このような感じでやっていきます。
季節の言葉「季語」
同じ「五七五」でも、「季語」を入れる決まりがあるのが俳句。必ずしもそうでないのが川柳です。
2月の季語には、「立春」「旧正月」「雪解け」「梅」「バレンタイン」などがあります。
「初午」、「針供養」も2月の季語です。
「立春」を迎える2月は春になります。
節分は、冬の季語で、春の季語でないところが面白いですね。
みんなで作る五七五
共通の言葉で、みんなで五七五を作ることもできます。
例えば、「こ・と・ば」で。
今年度/都市の人口/倍増だ(社会派)
今度こそ/飛ばすぞボール/バット振る(野球部)
こいつには/とってもすごい/倍返し(何すんじゃい)
困ったな/父さん今日も/バスで寝る(どういう状況設定)
有名な句を逆連五してみると、
ふるいけや かわずとびこむ みずのおと
これは、「ふ・か・み」だから、カエルが飛び込んだ池は、かなり深かったようですね。
ここで一句。
ふかいいけ かわずおぼれて みずのんだ
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●Online作文教室 言葉の森 実行課題作成