遊びと行事の 実行課題集
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3月の実行課題集 1
啓蟄 春の訪れ

啓蟄とは
啓蟄とは、春の暖かさを感じて、冬ごもりしていた虫が出てくるころのことです。暦の二十四節気のひとつで、3月6日ごろに当たります。一雨降るごとに気温が上がり、寒い冬の間、ずっと土の中で春を待っていた虫たちが、そろそろ外に出ても大丈夫かなあと顔を出し始めます。
この時期に目覚めるのは、虫たちだけではありません。カエル、ヘビ、クマなども冬眠から目覚めます。田んぼでは、元気なカエルたちの合唱がもう始まっています。
朽木の中をのぞいてみたり、落ち葉の下をさがしてみたり、土を掘り返してみたりすると、冬ごもりから目を覚まそうとしている虫たちに出会えるかもしれません。いろいろな虫がかくれていそうですね。カメムシ、ゴキブリ、ダンゴムシ、コガネムシの幼虫、中には、あまり出会いたくない虫もいそうですが……。
菰外し
菰巻きとは、松の幹に藁でできた菰を巻きつけることで、マツカレハの幼虫(マツケムシ)を除去する方法のひとつです。しかし、今では、害虫駆除の効果はほとんどなく、むしろ逆効果であることがわかっていて、冬の風物詩として行っていることが多いようです。この菰を外す「菰外し」も啓蟄の恒例行事の一つです。外された菰や、菰が巻かれていた幹を観察しても、いろいろな虫と出会えそうです。
ジグモ釣りに挑戦
ジグモの巣は糸でできた細長い袋で、ブロック塀の下や木の根元などについています。外から見ると、地面から柔らかいひものようなものが伸びているように見えます。
巣を見つけたら、そっとつまんで、途中で切れないように引き上げます。力加減に気をつけながら、あせらずにゆっくり引っ張るのがコツです。土に隠れている部分まですぽっと抜ければ成功です。この袋の中にジグモが入っています。
捕まえたジグモは、乾いた細かい砂や土、巣の土台になる木と一緒にプラスチックケースに入れて飼うことができます。巣作りの様子などを観察してみましょう。
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3月の実行課題集 2
春の訪れを祝う春分の日

春の草を食べよう
外に出て、空き地や道ばたに生えている草を観察してみましょう。中には食べられる草もあります。七草粥にナズナを入れるのは有名ですが、ほかにもカラスノエンドウは、先の若いところを天ぷらやおひたしに、オオバコは、若葉を天ぷらや胡麻和えに、ハルジオンは、内側のやわらかい葉を天ぷらや和え物にすればおいしく食べられます。
ヨモギを使った草団子作りに挑戦してみるのもよいでしょう。ヨモギのやわらかい葉を集めたら、塩か重曹を入れた熱湯で茹で、水にさらします。細かく刻んですりつぶし、こねた団子の生地に混ぜて形を整えれば出来上がりです。ヨモギの葉は、天ぷらにしたり、乾燥させてお茶にしたりすることもできます。ヨモギの葉は、貧血や腹痛に効くそうですよ。
http://www.geocities.jp/usaginoseisakucho/haru.htm
春分の日とは
春分の日は、太陽が春分点を通過する日です。古来より、この日は、春の訪れを祝う日であると同時に、祖先に感謝をするお祭りを行う日でもありました。
春分の日を中日として前後3日間の合計7日間のことを彼岸といいます。
お彼岸には、もち米とアンコで作られた「ぼたもち」あるいは、「おはぎ」をお供えします。春のお彼岸にお供えするのは、「牡丹餅」で、こしあんを使用します。一方、秋にお供えするのは、「お萩」で、粒あんを使用します。
春の草で遊ぼう
カラスノエンドウを見つけたら、マメ笛を作ってみましょう。太い実を取り、ヘタを折って、筋を引きながらサヤの反った方を割きます。マメを出して、中をきれいにします。形を戻して、先の方から深くくわえて吹くと音が出ます。
ナズナは別名ペンペングサとも言いますが、これは、ハート型の実を下に引き、耳元で振るとペンペンと音がするからです。
シロツメクサで冠、腕輪、首飾りなどを作ってみるのも楽しいですね。身につけると、春の香りに包まれて幸せな気分になれます。
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3月の実行課題集 3
うれしいひな祭り

最初はおきよめだった
3月3日は、ひな祭り。お雛さまを飾って、春の彩りのごちそうを楽しむ女の子のお祭りです。桃の花がほころぶころなので、「桃の節句」とも言われます。
ひな祭りはいつごろ始まったのでしょう。大昔の中国で、季節の変わり目の時期に、川で体を清める行事がありました。それが日本に伝わると、人形を作り、そこによくないものを移して川に流すようになったそうです。その儀式と、京の貴族の子どもの間にはやったひいな遊び(紙の人形でおままごとをする)がいっしょになって、江戸時代になってから今のようなひな祭りとなったそうです。
女の子が生まれると、元気に成長し、幸せになるようにとの願いをこめてひな人形を用意し、毎年飾ってお祝いします。おだいりさまは天皇、おひなさまは皇后を表し、おつきの人やお嫁入り道具もいっしょに飾られます。
ひな祭りのごちそう
◆ひしもち、ひなあられ……ピンクは桃の花、白は雪、緑は若草を表すと言われます。
◆ハマグリのお吸い物……はまぐりの貝がらのようにぴったりと息のあった人と幸せになれるように。
◆ちらしずし 春らしい菜の花、(腰が曲がるまで)長生きできるように海老、見通しのよいレンコン、まめに働くようにサヤエンドウなどのお豆をバランスよく。
つるしびなを作ろう
厚紙を使って、私たちも自分の好きな絵をかいてつるしびなを作ってみましょう。
伝統的なものはこういうものをつるします。数は、奇数がよいそうです。
桃、猿、三角を基本として、桜、梅、椿、犬、鳩、馬、鯛、亀、海老、でんでん太鼓、紙風船、打ち出の小づち、唐辛子、扇など。
オリジナルは、こういうのもおもしろい!
リラックマ、ポケモンなどのお気に入りのキャラクター、自分の人形、好きなフルーツ、文房具、ペットの人形など。
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3月の実行課題集 4
白熱! 限定しりとり

限定しりとりとは
前の人が言った言葉の「おしり」、最後の一文字をとって、次の人がその文字から始まる言葉を考えます。それを順番に続けていき、新しい言葉を思いつけなかったり、おしりに「ん」がついたりして、続けられなくなった人の負け。とてもシンプルな遊びです。
そんな「しりとり」をレベルアップさせ、より頭を使うようにしたのが「限定しりとり」です。つまり、「しりとり」に使っていい言葉のルールを決めてしまうのです。
例えば、しりとりする言葉の「文字数」を限定してみましょう。
「三文字限定しりとり」だとすると、「すずめ→めだか→かいこ→こぶた→たんぼ→ボール」……と、三文字の言葉だけで続けていくわけです。
「いち、に、すずめ! いち、に、めだか!」と、リズムに乗って発表していくのも楽しそうですね。頭も体もよく動きます。
いろいろな限定
限定すると面白いのは、文字数だけではありません。例えば、「種類限定」のしりとり。
「食べ物限定しりとり」であれば、「セロリ→りんご→ごま→まんじゅう→うどん……じゃなかった、うどんこ」といった具合です。
「乗り物しりとり」、「動物しりとり」、「国名しりとり」などなど、それぞれに得意なジャンルがあると盛り上がるでしょう。
ほかには、「場所限定」のしりとりです。
「おうちの居間、台所にあるもの」又は「学校にあるもの」などに限定したしりとり。これは記憶力と観察力の勝負になるので、なかなか白熱します。
ループしりとり
しりとりをしていると、必ずいじわるなことをする人が出てきます。
「月→きつつき→キムチ→ちまき→金貨→柿→金庫→国旗」……というように、毎回同じ文字で返してくるような人です。
あまりしつこいとけんかになりそうですが、お互いの限界にチャレンジ、という感じで意外と盛り上がることもあります。
これも一種の「限定しりとり」と言えるもしれませんね。
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●Online作文教室 言葉の森 実行課題作成